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氏名

高林 陽展 (タカバヤシ アキノブ)

TAKABAYASHI Akinobu

所属

文学部 史学科世界史学専修

文学研究科 史学専攻博士課程前期課程

文学研究科 史学専攻博士課程後期課程

職名

准教授

研究室住所

東京都豊島区西池袋3-34-1

メールアドレス

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研究分野・キーワード

近現代イギリス、社会史、医学史、精神医学史

プロフィール

立教大学で西洋史を学び、その後ロンドン大学ウェルカム医学史研究所にて博士号(医学史)を取得。主として、19世紀から20世紀のイギリスにおける精神医療の歴史に関する研究を行ってきた。近年は、痛みや感覚の文化史や現代の脳神経科学と人文社会科学の関係に研究関心を広げている。主たる業績に、『精神医療、脱施設化の起源-英国の精神科医と専門職としての発展1890-1930』(みすず書房、2017年)、"Surviving the Lunacy Act of 1890: English Psychiatrists and Professional Development during the Early Twentieth Century", Medical History, 61(2), 2017, pp. 246-269
などがある。

研究テーマ 【 表示 / 非表示

  • イギリス近現代史、特に19世紀後半から20世紀前半の医学・精神医学の歴史を専門とする。これまでに、精神医学専門職の発展やイギリス医学における痛みの理解について研究してきた。近年は、医学や精神医学の歴史にくわえて、体温計測の歴史を事例とした近代的な身体観の研究をすすめ、また比較史への関心も強めている。

 

主要研究テーマ 【 表示 / 非表示

  • 精神医学史

  • 医学史

  • イギリス史

研究経歴 【 表示 / 非表示

  • 近現代イギリスにおける精神医学と専門職の歴史
    研究期間: 2004年09月 ~ 継続中
    研究課題キーワード: 近現代イギリス、精神医学、専門職
    専門分野(科研費分類): ヨーロッパ史・アメリカ史
    研究活動内容:
    詳しくは、2017年2月に刊行された『精神医療、脱施設化の起源-英国の精神科医と専門職としての発展1890-1930』(みすず書房)をご覧いただきたい。英語論文としては、"Surviving the Lunacy Act of 1890: English Psychiatrists and Professional Development during the Early Twentieth Century", Medical History, Volume 61, Issue 2。

論文 【 表示 / 非表示

  • Surviving the Lunacy Act of 1890: English Psychiatrists and Professional Development during the Early Twentieth Century
    言語区分: 英語
    掲載誌名: Medical History  61巻  2号  (頁 246 ~ 269)
    掲載紙 発行年月: 2017年03月
    著者氏名(共著者含): Akinobu Takabayashi

    DOI: 10.1017/mdh.2017.4
    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)
    共著区分: 単著
    専門分野(科研費分類): 史学一般
    電子ジャーナル: https://www.cambridge.org/core/journals/medical-history/article/surviving-the-lunacy-act-of-1890-english-psychiatrists-and-professional-development-during-the-early-twentieth-century/3BFBFD0CCD287339EF1F1C53A625F292

  • 後期フーコーと近代史研究のこれから
    言語区分: 日本語
    掲載誌名: 史苑  76巻  2号  (頁 145 ~ 154)
    掲載紙 発行年月: 2016年04月
    著者氏名(共著者含): 高林 陽展

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)
    共著区分: 単著
    専門分野(科研費分類): ヨーロッパ史・アメリカ史

  • 第一次世界大戦期イギリスにおける医学の制度化 : 生理学の興隆をめぐって
    言語区分: 日本語
    掲載誌名: 化学史研究  43巻  3号  (頁 156 ~ 169)
    掲載紙 発行年月: 2016年
    著者氏名(共著者含): 高林 陽展

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)
    共著区分: 単著
    専門分野(科研費分類): ヨーロッパ史・アメリカ史

  • 戦争神経症の「歴史」から「文化史」へ : 戦争と神経症はなぜ結びついたのか
    言語区分: 日本語
    掲載誌名: 精神医学史研究  20巻  1号  (頁 32 ~ 36)
    掲載紙 発行年月: 2016年
    著者氏名(共著者含): 高林 陽展

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)
    共著区分: 単著
    専門分野(科研費分類): ヨーロッパ史・アメリカ史

  • 20世紀前半イングランドにおける精神病院と患者 : 規律化から統治性へ
    言語区分: 日本語
    掲載誌名: 清泉女子大学人文科学研究所紀要  36号  (頁 160 ~ 182)
    掲載紙 発行年月: 2015年
    著者氏名(共著者含): 高林 陽展

    掲載種別: 研究論文(学術雑誌)
    共著区分: 単著
    専門分野(科研費分類): ヨーロッパ史・アメリカ史

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著書 【 表示 / 非表示

  • 痛みと感情のイギリス史
    記述言語: 日本語
    出版機関名: 東京外国語大学出版会
    発行年月: 2017年03月
    著者氏名: 伊東 剛史, 後藤 はる美, 金澤 周作, 那須 敬, 赤松 淳子, 高林 陽展

    著書種別: 単行本(学術書)
    担当部分: I 神経――医学レジームによる痛みの定義
    著書形態: 共著
    専門分野(科研費分類): ヨーロッパ史・アメリカ史

  • 精神医療、脱施設化の起源 : 英国の精神科医と専門職としての発展1890-1930
    記述言語: 日本語
    出版機関名: みすず書房
    発行年月: 2017年02月
    著者氏名: 高林 陽展

    著書種別: 単行本(学術書)
    著書形態: 単著
    専門分野(科研費分類): ヨーロッパ史・アメリカ史

  • 精神医学の哲学2 精神医学の歴史と人類学
    記述言語: 日本語
    出版機関名: 東京大学出版会
    発行年月: 2016年09月
    著者氏名: 鈴木 晃仁, 北中 淳子, クリストファー・ハーディング, 佐藤 雅浩, 江口 重幸, エイミー・ボロヴォイ, アラン・ヤング, 高林 陽展

    著書種別: 単行本(学術書)
    担当部分: 第3章 専門職間闘争における精神科医――19世紀末の英米における業域の拡大
    著書形態: 共著
    専門分野(科研費分類): 史学一般

  • 国際開発と環境:アジアの内発的発展のために
    記述言語: 日本語
    出版機関名: 朝倉書店
    発行年月: 2012年09月
    著者氏名: 北脇 秀敏, 稲生 信男, 高林 陽展, 池田 誠 他

    著書種別: 単行本(学術書)
    担当部分: 1 国際開発と環境
    著書形態: 共編著

科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 近現代イギリスにおける身体観・疾病観・死生観 研究課題
    研究期間: 2014年04月 ~ 継続中
    研究種目: 若手研究(B)
    研究内容:
    本研究の目的は、19世紀後半から20世紀前半のイギリスにおける身体観・疾病観・死生観の変化を分析することである。この時期のイギリスでは、コレラや結核といった感染症の死亡率が低下し、社会の広い層で相対的な健康が実感されつつあった。その結果、人々は、以前は気にしなかった微細な身体の失調を問題視するようになった。また、感染症ではなく、生活習慣病や慢性疾患へと関心を寄せていった。その具体的な事例として、本研究では、体温計の利用法について検討を進めてきた。体温計は1870年代に携帯できる小型商品が実用化され、一般家庭にも広がりを見せた。これによって、人々は日々の体調の変化を自ら観察できるようになったのである。この点に関する、2015年度の主たる研究成果は、2015年8-9月と2016年2-3月に現地調査を行い、その調査結果をもって、2016年医療の社会史学会(Society for Social History of Medicine)大会の口頭発表に応募し、採択となったことである。現地調査においては、ウェルカム医学史図書館、大英図書館、ハックニー史料館、北ヨーク史料館、ブーツ史料部門などで各種一次史料を収集した。特に重要な一次史料としては、ハックニー史料館所蔵の医学機器製造会社キャセラの発注台帳を入手した点である。そこで得られた体温計購入者のデータを基に、北ヨーク史料館では利用者の実態分析に踏み込むことができた。また、イギリス最大の医薬品小売店であるブーツの史料部門では、小売店の体温計販売戦略を検討した。以上によって、製造業者、小売店、利用者が織りなす、健康維持の力学が徐々に明らかとなってきた。以上で述べたような、近代ヨーロッパの健康意識にかかわる歴史学的研究は乏しく、その意義を強調することができるだろう。

  • 近代イギリスにおける科学の制度化と公共圏
    研究期間: 2014年04月 ~ 継続中
    研究種目: 基盤研究(B)
    研究内容:


    本共同研究の成果公表の一つとして、研究分担者5名が研究成果を2015年7月4日に総合研究大学院大学(葉山)で開催された化学史学会年会シンポジウム「近代イギリスにおける科学の制度化:イギリス史研究の視点から」で発表した。すなわち、大野誠の「趣旨説明」に続いて、坂下史が「地方都市における農業協会の活動と草の根啓蒙」、石橋悠人が「国営天文台と科学の制度化: 19世紀のグリニッジ天文台を事例に」、高林陽展が「医学研究委員会から医学研究評議会へ: 大戦期の経験と医学研究の制度化」、奥田伸子が「ノーベル賞を受賞した「主婦」: 20世紀中葉イギリスにおける女性科学者と社会」と題して報告した。
    次の研究分担者は,それぞれが関与する学会や学術集会で本テーマに関わる研究成果を発表した。松波京子は、オランダで開催された第14回国際18世紀学会、第8回日英歴史家会議、進化経済学会で、伊東剛史はKrakowで開催されたICC-TUFS Joint Seminarやイギリス女性史研究会、歴史学研究会近代史部会で、石橋悠人は政治経済学・経済史学会と19世紀学学会で発表した。
    本共同研究内部でテーマについて理解を発展させる目的で、本年度は「公共圏」概念を取り上げ、国内の研究者2名を招聘して発表を行なってもらい、討論した。2016年1月9日に岩間俊彦(首都大学)氏が「討論による市民文化の形成: バーミンガムにおける討論団体1850-1890年、ジョン・ブライトンに関する討論を中心に」、3月13日に田中拓道(一橋大学)氏が「公と民の対抗から協調へ: 19世紀フランスの福祉史」について発表し、討論を行った。いずれも会場は愛知県立大学サテライトキャンパス(名駅)で、名古屋近代イギリス研究会にも参加を呼びかけた。
    イギリスでの史料調査を坂下史、高林陽展、椿達也が実施し、国際学会での発表を松波京子、菊池好行が行った。

研究発表 【 表示 / 非表示

  • 第一次世界大戦期英国における戦争神経症-医療の社会史の視点から
    会議名称: 日本西洋史学会大会 (2003年05月)
    会議区分: 国内会議
    開催場所: 愛知県立大学
    発表形態: 口頭(一般)
    専門分野(科研費分類): ヨーロッパ史・アメリカ史

  • Construction of ‘early treatment’ in British psychiatry, 1890-1914
    会議名称: The Fifth Anglo- Japanese Conference of Historians (2006年09月)
    会議区分: 国際会議
    開催場所: Institute of Historical Research
    発表形態: 口頭(一般)
    専門分野(科研費分類): ヨーロッパ史・アメリカ史

  • The Political Defense of English Alienists against the Economy of the Lunacy Act of 1890
    会議名称: International Congress on Law and Mental Health (2007年06月)
    会議区分: 国際会議
    開催場所: Padua, Italy
    発表形態: 口頭(一般)
    専門分野(科研費分類): 史学一般

  • イギリス精神科医プロフェッションの再検討:1890年狂気法下における職階構造の分析
    会議名称: 日本精神医学史学会大会 (2009年10月)
    会議区分: 国内会議
    開催場所: 慶應義塾大学
    発表形態: シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
    専門分野(科研費分類): 史学一般

  • 国際開発と精神医療
    会議名称: 国際開発学会第22回全国大会 (2011年11月)
    会議区分: 国内会議
    開催場所: 名古屋大学
    発表形態: 口頭(一般)

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教育活動概要 【 表示 / 非表示

  • 担当するゼミ・演習は、イギリスを中心として、近代ヨーロッパの歴史にかかわる問題を広く対象としている。

 
 
 
 

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