Graduate School of Sociology Doctoral Program in Sociology
Graduate School of Sociology Master's Program in Sociology
「消費社会化」は、1)人びとの暮らしや欲望のあり方を過去においていかに変え、2)また現在、いかに揺さぶっているのか。フォーディズム的大量生産を前提に形成された労働・消費のシステム化が変容をみせつつある現在、それらを測量することは、社会を具体的に知るために肝要になると考えられる。それをあきらかにするために、1)18、19世紀日本の家族関係のあり方や商業環境にかかわる私的な欲望の変容を歴史的に分析するとともに、2)住宅や生命保険、地方都市の暮らし、マンガやアニメを中心とするサブカルチャーといった臨界的または境界的な大衆現象から、現在の消費社会の可能性と限界を探ることに努めている。
消費社会論
歴史社会学
サブカルチャー
地方都市論
東京論
言説分析
アート論
-
4 2021 - PresentCollege of Sociology Department of Contemporary Culture and Society Professor
-
4 2021 - PresentGraduate School of Sociology Master's Program in Sociology Professor
-
4 2021 - PresentGraduate School of Sociology Doctoral Program in Sociology Professor
-
4 2017 - 3 2021College of Sociology Department of Contemporary Culture and Society Associate Professor
-
4 2017 - 3 2021Graduate School of Sociology Master's Program in Sociology Associate Professor
-
4 2017 - 3 2021Graduate School of Sociology Doctoral Program in Sociology Associate Professor
専門は社会学、消費社会論、歴史社会学、地方都市論、東京論。
著書に『消費社会を問いなおす』(筑摩書房、2023年)、『サブカルチャーを消費する : 20世紀日本における漫画・アニメの歴史社会学』(玉川大学出版部、2021年)、『地方都市を考える 「消費社会」の先端から』(花伝社、2015年)、『消費は誘惑する 遊廓・白米・変化朝顔~一八、一九世紀日本の消費の歴史社会学~』(青土社、2015年)、共著に『自殺の歴史社会学 「意志」のゆくえ』(青弓社、2016年)、訳書にダニエル・ミラー『消費は何を変えるのか:環境主義と政治主義を超えて』(法政大学出版局、2022年)、論考に「アートと地方の危険な関係〜「アートフェス」はいつまで続くのか?」(「現代ビジネス」2016/9/24)、「「地方創生」とは何だったか?」(「現代ビジネス」2018/8/7)など。