2024/10/07 更新

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カタカミ ヘイジロウ
片上 平二郎
KATAKAMI Heijiro
*大学が定期的に情報更新している項目(その他は、researchmapの登録情報を転載)
所属*
社会学部 社会学科
社会学研究科 社会学専攻 博士課程後期課程
社会学研究科 社会学専攻 博士課程前期課程
職名*
准教授
連絡先
メールアドレス
研究テーマ*
  • 専門は理論社会学と現代文化論である。テオドール・アドルノに代表されるフランクフルト学派の批判的社会理論に依拠しながら、社会的暴力や権力に対する問題、アイデンティティとコミュニケーションの問題、現代文化や芸術の可能性などに対する考察を組み合わせながら研究を行ってきた。社会理論的視座を用いて、現代文化について考察する作業も行っている。

  • 研究キーワード
  • 理論社会学(主に批判的社会理論) 現代文化論

  • 学内職務経歴*
    • 2018年4月 - 現在 
      社会学部   社会学科   准教授
    • 2018年4月 - 現在 
      社会学研究科   社会学専攻 博士課程前期課程   准教授
    • 2018年4月 - 現在 
      社会学研究科   社会学専攻 博士課程後期課程   准教授
    • 2010年4月 - 2015年3月 
      文学部   文学科 文芸・思想専修   助教
    • 2013年4月 - 2015年3月 
      文学研究科   比較文明学専攻 博士課程前期課程   助教
    • 2013年4月 - 2015年3月 
      文学研究科   比較文明学専攻 博士課程後期課程   助教

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    研究分野

    • 人文・社会 / 社会学

    経歴

    • 2018年4月 - 現在 
      立教大学   社会学部 社会学科   准教授

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    • 2018年4月 - 現在 
      立教大学   社会学研究科 社会学専攻博士課程前期課程   准教授

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    • 2018年4月 - 現在 
      立教大学   社会学研究科 社会学専攻博士課程後期課程   准教授

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    • 2010年4月 - 2015年3月 
      立教大学   文学部 文学科文芸・思想専修   助教

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    学歴

    • 2002年4月 - 2007年3月 
      立教大学   文学研究科   比較文明学専攻博士課程後期課程

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    • 2000年4月 - 2002年3月 
      慶應義塾大学   社会学研究科   社会学専攻(修士課程)

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      国名: 日本国

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    • 1994年4月 - 1998年3月 
      上智大学   理工学部   化学科

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      国名: 日本国

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    論文

    • 〈民意〉な国のアドルノ (特集 〈民意〉の世紀)

      片上 平二郎

      Rikkyo American studies ( 43 ) 32 - 52   2021年3月

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:立教大学アメリカ研究所  

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    • 差別の社会学理論としての『啓蒙の弁証法』 : 同化とミメーシスの弁証法 (木下康仁先生退職記念号)

      片上 平二郞, カタカミ ヘイジロウ, Heijiro Katakami

      応用社会学研究 = The journal of applied sociology : 立教大学社会学部研究紀要 ( 61 ) 55 - 65   2019年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:立教大学社会学部  

      DOI: 10.14992/00017771

      CiNii Article

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      その他リンク: http://id.nii.ac.jp/1062/00017771/

    • 愉しいアドルノ :「文化産業論」における「娯楽」と「技術」の可能性 (間々田孝夫先生・阿部珠理先生退職記念号)

      片上 平二郎, カタカミ ヘイジロウ, Heijiro Katakami

      応用社会学研究 = The journal of applied sociology : 立教大学社会学部研究紀要 ( 60 ) 123 - 133   2018年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:立教大学社会学部  

      DOI: 10.14992/00016296

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      その他リンク: http://id.nii.ac.jp/1062/00016296/

    • 『啓蒙の弁証法』におけるオデュッセウス論の問題圏 (服部孝章先生・成田康昭先生退職記念号)

      片上 平二郎, カタカミ ヘイジロウ, Heijiro Katakami

      応用社会学研究 ( 58 ) 145 - 157   2016年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:立教大学社会学部  

      DOI: 10.14992/00012027

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      その他リンク: http://id.nii.ac.jp/1062/00012027/

    • 肯定のまぶしさ、そして、あやうさ : 「危険な思想家」として見田宗介を読む (総特集 見田宗介=真木悠介 : 未来の社会学のために)

      片上 平二郎

      現代思想43 ( 19 ) 162 - 179   2016年1月

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:青土社  

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    • 転回点としての『宮沢賢治』:1980年代と見田宗介

      片上 平二郎

      現代社会学理論研究9   105 - 116   2015年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本社会学理論学会  

      見田宗介の『宮沢賢治』は文学者に関する著作であり、また直接的に社会事象や社会学理論を扱った書物ではないこともあり、社会学者としての見田宗介の仕事の中では前面に出して論じられることは少ない。だが本論では、1990年代以降の見田宗介の思考の「転回」の萌芽を含むものとして、見田社会学の展開の中での『宮沢賢治』という著作の位置付けをとらえなおしてみたい。この作業は、文学を語るということが、社会学にどのような意味をもたらすことになるのかを考えることにもつながるものであるだろう。<br>「近代社会」の内在的な価値分析からその思索を開始した見田宗介は徐々にその作業の力点を「近代」の批判や相対化に向けていく。だが、1990 年代後半以降は、人類史という観点から「現代」という時代のポテンシャルを再評価するに至っている。ここには、「現代」という時代に内在する「転回」の可能性を読み取ること、および、そのようなかたちで「現代」に対する評価を「転回」することというかたちで、見田社会学の中に二重の「現代社会」に対する態度の「転回」が生じている。本論文は、このような二重の「転回」を見田の思想の中にもたらしたものとしての『宮沢賢治』という書物の意味の再評価を試みる。"ゆたかさ"というものの意味を見田宗介はこの本の中で捉え返そうとしていた。

      DOI: 10.34327/sstj.9.0_105

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    • 断片化された世界へのまなざしと弁証法:ベンヤミンの「救済」, アドルノの「批判」

      片上 平二郎

      社会学評論66 ( 2 ) 313 - 330   2015年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本社会学会  

      <p>本稿の目的は, ヴァルター・ベンヤミンとテオドール・W. アドルノの思想の関係を「弁証法」に関する両者の議論から考えることにある. 両者の「弁証法」は両極にあるものを並列させるという方法論において共通する点をもつが, アドルノがベンヤミンの「弁証法」における「媒介」の欠如を強く指摘するように, 無視できない相違点をもつものでもある. 本稿では, このような「弁証法」に対する態度の違いに着目することで, 両者の「近代的時間」に対するとらえ方の差異について考察していきたい.<br>ベンヤミンは時間の中から「因果」論的要素を削ぎ, 瞬間的な「イメージ」の中に新たな「弁証法」の可能性を見ようとしていた. ベンヤミンは多様なものが同時に存在できるという「イメージ」の包括的性格を「救済」と結びつけようとする. それに対して, アドルノの「弁証法」観は, 従来の「弁証法」理解がもつ目的論的な構図に対して批判的態度を保ちながら, その乗り越えのために「因果」論的な意味での時間的動態性を重視している. この動態性を呼び起こすものとして, 個的なものがもつ「否定」性の契機が重要視される.<br>ベンヤミンは「救済」という方向に向けて, アドルノは「批判」という方向に向けて, 「弁証法」という哲学的方法を刷新することを考えた. 本稿ではこのような両者の思想の違いから生まれる思想的布置こそを「弁証法」的なものとしてとらえている.</p>

      DOI: 10.4057/jsr.66.313

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    • アドルノの「概念」論と社会学:&mdash;&mdash;批判の対象としての概念、批判の媒体としての概念&mdash;&mdash;

      片上 平二郎

      年報社会学論集2010 ( 23 ) 12 - 23   2010年

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      記述言語:英語   出版者・発行元:関東社会学会  

      According to Adorno, &ldquo;identity thinking&rdquo; is the predominant mode of thinking in modern society. In this mode, the &ldquo;subject&rdquo; controls &ldquo;others&rdquo; through &ldquo;instrumental reason&rdquo;. Adorno claims that the modern form of violence derives from the subject's mastery over the &ldquo;object&rdquo;. Adorno defends the &ldquo;non-identity thinking&rdquo; and &ldquo;non-identifiable&rdquo; thing against &ldquo;identity thinking&rdquo;. From this perspective, Adorno criticizes &ldquo;positivism&rdquo; in which &ldquo;concepts&rdquo; retain control over &ldquo;objects.&rdquo; On the other hand, Adorno emphasizes that the &ldquo;concept&rdquo; has potentiality to grasp the essence of &ldquo;non-identifiable&rdquo; thing. There can be no thinking without conceptions. The purpose of this paper is to consider the dualism of Adorno's thesis on the &ldquo;concept&rdquo;. While the concept is the &ldquo;object&rdquo; of criticalness, it is also the &ldquo;medium&rdquo; of thinking in critical theory. I would analyze Adorno's argument about the &ldquo;concept&rdquo; and examine his ambiguous attitude toward &ldquo;modern reason&rdquo;.

      DOI: 10.5690/kantoh.2010.12

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    • 「教養」の機能低下と消費社会における知

      片上 平二郎

      横浜市立大学論叢 人文科学系列61 ( 3 ) 205 - 230   2010年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:横浜市立大学学術研究会  

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    • アドルノの「伝統」概念:文化的保守主義は,批判理論に接続可能か?

      片上 平二郎

      社会学評論59 ( 3 ) 600 - 618   2008年

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      出版者・発行元:日本社会学会  

      アドルノによれば,近代的「主体」は,「同一性思考」を通じて「他者」を制御し,物象化していく.アドルノは,近代的な暴力を,「主観性」や「理性」が「客観」や「経験」に対して優位にある状態に由来するものであると考えた.よって,アドルノは「同一性」思考に対立する「非同一的」な立場として「客観の優位」という態度を,批判理論の基盤に置こうとする.<br>アドルノは,「伝統」を,この「客観」概念の一形態として考えている.「過去」は「主観」にとって所与的なものであり,恣意的に扱えないものとして存在している.よって,「伝統」を通じて「過去」に触れることで,主観的な「理性」は自らの限界に気付き,反省作用の契機を取り戻す.「伝統」は「同一的理性」に対して「非同一」的なものとして存在する.<br>アドルノは,イデオロギー的な「伝統主義」と「伝統」概念とを区別している.「伝統主義」とは,「伝統」に本来,内在しているはずの多様な性格や複雑な性格を消去した結果,成立するものであり,すでに「同一化」原理の中に組み込まれてしまっている.アドルノは「伝統」が持つ「非同一的」な性格を主張することで,「伝統主義」を批判する.<br>アドルノは「あらゆる物象化は忘却である」と述べている.このような観点から,アドルノは「伝統」という概念が持つ,社会の「同一性」への批判的可能性を模索している.

      DOI: 10.4057/jsr.59.600

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    • アドルノ「客観性」概念の諸位相

      片上 平二郎

      現代社会理論研究 = The journal of studies in contemporary social theory : official journal of the Society for Contemporary Social Theory ( 13 ) 23 - 37   2003年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:『現代社会理論研究』編集委員会事務局 ; 1991-2005  

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    MISC

    書籍等出版物

    • 戦後日本の社会意識論 : ある社会学的想像力の系譜

      奥村, 隆

      有斐閣  2023年11月  ( ISBN:9784641174900

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      総ページ数:xiv, 384p   記述言語:日本語

      CiNii Books

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    • 現代ミステリとは何か : 二〇一〇年代の探偵作家たち

      限界研, 蔓葉, 信博, 孔田, 多紀

      南雲堂  2023年2月  ( ISBN:9784523266112

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      総ページ数:341p   記述言語:日本語

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    • 加速する社会 : 近代における時間構造の変容

      Rosa, Hartmut, 出口, 剛司

      福村出版  2022年7月  ( ISBN:9784571410697

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      総ページ数:xxxi, 522, 40p   記述言語:日本語

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    • 理性の病理 : 批判理論の歴史と現在

      Honneth, Axel, 出口, 剛司, 宮本, 真也, 日暮, 雅夫, 片上, 平二郎, 長澤, 麻子

      法政大学出版局  2019年5月  ( ISBN:9784588010934

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      総ページ数:x, 311, 5p   記述言語:日本語

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    • アドルノという「社会学者」 : 社会の分光と散乱する思想

      片上, 平二郎( 担当: 単著)

      晃洋書房  2018年2月  ( ISBN:9784771029828

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      総ページ数:v, 223, 5p   記述言語:日本語

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    • 「ポピュラーカルチャー論」講義 : 時代意識の社会学

      片上, 平二郎( 担当: 単著)

      晃洋書房  2017年7月  ( ISBN:9784771028982

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      総ページ数:xi, 270, 3p   記述言語:日本語

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    • 作田啓一vs.見田宗介

      奥村, 隆( 担当: 共著)

      弘文堂  2016年11月  ( ISBN:9784335551833

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      総ページ数:398p   記述言語:日本語

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    • 戦後思想の再審判 : 丸山眞男から柄谷行人まで

      大井, 赤亥, 大園, 誠, 神子島, 健, 和田, 悠, 池田, 雄一( 担当: 共著)

      法律文化社  2015年10月  ( ISBN:9784589036988

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      総ページ数:vi, 266, xvip   記述言語:日本語

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    所属学協会

    • 2004年6月 - 現在 
      日本社会学会

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    • 2019年5月 
      立教社会学会

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    • 2006年7月 
      日本社会学理論学会

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    • 2005年1月 
      関東社会学会

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    • 2004年10月 
      日本社会学史学会

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