コミュニティ福祉学研究科 コミュニティ福祉学専攻 博士課程前期課程
コミュニティ福祉学研究科 コミュニティ福祉学専攻 博士課程後期課程
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2011年4月 - 現在コミュニティ福祉学部 コミュニティ政策学科 教授
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2011年4月 - 現在コミュニティ福祉学研究科 コミュニティ福祉学専攻 博士課程前期課程 教授
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2011年4月 - 現在コミュニティ福祉学研究科 コミュニティ福祉学専攻 博士課程後期課程 教授
2025/04/17 更新
人文・社会 / 社会学
The Spread of Disparities and Inequality due to the Coronavirus Disease 2019 (COVID-19):The Conditions Faced by Essential Immigrant Workers in New York City
Suzuki Yayoi
Bulletin of the College of Community and Human Services, Rikkyo UniversityVol. 25 87 - 108 2023年3月
バングラデシュにおける社会開発とSGDs――現地NGOの子どものメイドへの識字・教育活動――
鈴木弥生
Rikkyo ESD JournalNo.7 23 - 30 2023年3月
アラブ首長国連邦におけるバングラデシュ出身女性の労働実態 査読有り
鈴木弥生
ジェンダーフォーラム ( 23 ) 21 - 34 2022年3月
Syria, what happened and why it happened : Once-beautiful ancient cities that were my homeland
Ghamra Rifai, Yayoi Suzuki
まなびあい(14) 184 - 197 2021年11月
The Less Known Side of the Beautiful Atolls in the Maldives; The Actual Working Conditions of Bangladeshi Migrant Labourers
Yayoi Suzuki
Journal of the Institute of Community & Human Services, Rikkyo University(9) 77 - 99 2021年11月
A Study on the Background of Bangladeshi Migrant Labourers to the United Arab Emirates
Yayoi Suzuki
Journal of the Institute of Community and Human Services, Rikkyo University(8) 53 - 78 2020年11月
Local People's Perspectives in Social Development; An Analysis of the Contents of a Collaborative Learning Class
Yayoi Suzuki, Zane Ritchie, Masaru Yamazaki
Bulletin of the College of Community and Human Services Rikkyo University(22) 53 - 84 2020年3月
A Study of the Living Conditions of Bangladeshi Women Migrants in New York City
Yayoi Suzuki, Zane Ritchie
Journal of the Institute of Community & Human Services, Rikkyo University(7) 35 - 56 2019年11月
An Analysis of A Course Taught in English on Local People's Perspectives in International Culture and Social Problems in the University-wide Liberal Arts Course
Yayoi Suzuki, Zane Ritchie
Bulletin of the College of Community and Human Services Rikkyo University(21) 17 - 46 2019年3月
ニューヨーク市におけるバングラデシュ出身の移民労働者
鈴木弥生
まなびあい(11) 160 - 179 2018年10月
A Study of the living conditions of Bangladeshi migrants in New York City
Yayoi Suzuki, Kazuhiko Sato, Zane Ritchie
Journal of the Institute of Community & Human Services, Rikkyo University(5) ( 5 ) 69 - 89 2017年11月
アラブ首長国連邦における子どものラクダ騎手:その背景と解放への道のり
鈴木弥生
まなびあい(10) 172 - 180 2017年11月
Yayoi Suzuki, Zane Ritchie
Journal of the Institute of Community & Human Services, Rikkyo University ( 4 ) 97 - 114 2016年11月
バングラデシュ・ダウドゥカンディ郡農村の社会開発――貧困女性のエンパワメントに向けたASAの取り組み―― 査読有り
鈴木弥生, 佐藤一彦
國際開発研究22 ( 1 ) 67 - 85 2013年6月
バングラデシュ農村の社会開発――BRACによる貧困女性の組織化 査読有り
鈴木弥生, 佐藤一彦
國際開発研究20 ( 1 ) 43 - 66 2011年6月
グラミン銀行による貧困女性の組織化とエンパワメント」 査読有り
鈴木弥生
社会福祉学会51 ( 3 ) 44 - 63 2010年11月
鈴木弥生
國際幼児教育研究 ( 17 ) 45 - 54 2009年
バングラデシュクミッラ県における貧困層の生活状態――モデル農村開発計画によるインパクト―― 査読有り
鈴木弥生
社会福祉学49 ( 2 ) 135 - 149 2008年8月
ダッカのストリートチルドレンに関する研究
鈴木弥生
日本の地域福祉17 87 - 98 2004年3月
バングラデシュにおける子どものメイドへの支援ー-現地NGOの理念と活動を通して
日本の地域福祉
16 89 - 98 2003年3月
バングラデシュの農村開発における「コミラモデル」の役割(1960-71年)--緑の革命導入期における農村組織化の分析 査読有り
鈴木 弥生
アジア太平洋研究科論集 ( 11 ) 171 - 190 2006年6月
鈴木 弥生, 佐藤 一彦, Yayoi SUZUKI, Kazuhiko SATO, 仙台大学, 仙台大学, Sendai College, Sendai College
仙台大学紀要 = Bulletin of Sendai College34 ( 2 ) 47 - 65 2003年3月1日
バングラデシュにおける子どもの労働:メイドとして労働することを余儀なくされている子どもの現状
鈴木 弥生, 佐藤 一彦, Yayoi Suzuki, Kazuhiko Sato, 仙台大学, 秋田桂城短期大学
仙台大学紀要 = Bulletin of Sendai College32 ( 2 ) 40 - 56 2001年3月1日
バングラデシュ農村にみる外国援助と社会開発
鈴木弥生( 担当: 単著)
日本評論社 2016年2月8日
コミュニティ政策学入門
坂田, 周一(監修)三本松, 政之, 北島, 健一(編著)( 担当: 分担執筆 , 範囲: 社会開発とコミュニティ)
2014年3月 ( ISBN:9784414603323 )
社会科学を再構築する : 地域平和と内発的発展 : 西川潤+早稲田大学・大学院西川ゼミ記念論文集
西川, 潤, 八木, 尚志, 清水, 和巳( 担当: 分担執筆)
明石書店 2007年1月 ( ISBN:9784750324692 )
社会福祉の理論的・実証的研究
森健一編( 担当: 分担執筆 , 範囲: バングラデシュ農村における貧困と子どもの労働ー-現地での調査を通してー-)
青踏社 2002年
ニューヨーク市の移民労働者:新型コロナウィルス感染の影響についての国際共同研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
鈴木 弥生, ダッフィル ポール, 鈴木 亜望
2022年10月 - 2028年3月
課題番号:22KK0025
配分額:20020000円 ( 直接経費:15400000円 、 間接経費:4620000円 )
本研究は、新型コロナウィルス感染拡大が「移民労働者とその家族構成員」に及ぼしている影響に着目している。そのため、研究代表者が1997年から2012年まで、12回に及んで現地調査を継続してきたバングラデシュ出身者を中心に据えながら、彼女・彼らがイスラームを拠り所として移住先で関係を構築しているインド、パキスタン出身者からも聞き取り調査を実施する。移住先(受入国)としての調査対象地域は、グローバルな展開を見せる多国籍企業と金融機関の一大拠点であり、これら周辺領域に関わる労働需要が移民を集中させるグローバル都市(Sassen)として関心を集めてきたニューヨーク市を選定している。また、送出国での現状をより明らかにすることを目的として、主としてバングラデシュでの現地調査を予定している。
まず、上記の研究概要と目的、助成期間、配分予定額、調査担当領域等について、各研究者との確認を行った。ニューヨーク市での現地調査を担当するダッフィル、佐藤とは、新型コロナウィルス蔓延以降の状況、治安、今後の調査方法に関する打合せをそれぞれ複数回実施している。また、拙著(Suzuki, 2022)の分析に加えて、専門的な助言を受けている。バングラデシュでの現地調査を担当する鈴木(亜)とは、本研究での役割、バングラデシュでの調査日程(日数を含む)について、電子メール及び電話での確認を密に行った。鈴木は、別途採択された助成金(研究スタート支援)に基づき、夏季休暇中に現地調査(24 泊 25日)を実施して当該研究にも備えている。
ニューヨーク市在住のアリ・シャイド(ロングアイランド大学、教授)と連携して情報や資料を収集している。さらに、ジェームズ・マンディバーグ(ニューヨーク市立大学ハンター校、准教授)を講師として研究会「A Study of Structural Inequality in the USA and New York City」(対面)を開催しているが、ダッフィルと佐藤が参加した。
ニューヨーク市におけるバングラデシュ出身の移民:移民第二世代の生活実態調査
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
鈴木 弥生
2018年4月 - 2023年3月
課題番号:18K11792
配分額:4290000円 ( 直接経費:3300000円 、 間接経費:990000円 )
本研究は、グローバリゼーションの進展に伴い重視されている移民研究のなかで「移民第二世代」の現状を明らかにすることを目的とする。調査対象地域は、研究代表者が1997年から研究・調査を継続しているバングラデシュからの移民が増加傾向にあるアメリカ合衆国のニューヨーク市を選定している。具体的には、ニューヨーク市への移住が貧困問題の解決や本人および家族構成員のウェルビーイング向上に結びついているのか否かといった視点から現状を分析する。この問題視覚から、イスラム教徒が大多数を占めるバングラデシュ出身の移民第二世代が、アメリカの社会構造のなかでどのような問題を抱えているのかを現地調査を通して明らかにする。そうした点から、国際間における移民政策の課題を明らかにし、移民のウェルビーイング向上に求められる政策を国際社会に提起することを目的とする。
2020年度は新型コロナウィルスによる影響から現地調査を行うことが出来なかったが、先行研究の収集と分析、質問項目の検討を行ってきた。ニューヨーク在住の研究者等から現地の状況について適宜情報を収集してきた。また、これまでの現地での調査内容をまとめて執筆したり、各国・地域で行ってきた調査内容との比較検討を行ったりしている。
さらに、Centre for Refugee Studies Student Caucus(CRS),York University - Centre for Research on Latin America and the Caribbean(CERLAC) Virtual Student Conference, Recognition, Agency, and Deservingness: (Re)framing Refugee, Black, and Indigenous Movements (February 26-27, 2021) のほか、国内外のオンラインセミナーにも参加している。
グローバリゼーションと国際労働移動:バングラデシュ女性労働者の実態調査
科学研究費補助金
バングラデシュの貧困と国際労働移動に関する実態調査
日本学術振興会 科学研究費補助金
鈴木 弥生
2011年4月 - 2014年3月
課題番号:23530697
資金種別:競争的資金
本研究は、バングラデシュの国際労働移動に焦点をあて、受入国におけるバングラデシュ移動労働者の労働実態を明らかにした。また、貧困問題と関連した国際労働移動の背景について分析した。バングラデシュ独立以降の国際労働移動は、湾岸協力会議(GCC)諸国の労働力需要に応じて1976年に開始され、それ以降、GCC諸国への労働移動は急増している。その背景には、受入国の労働力需要のみならず、外貨獲得のために海外送金を増額しようとするバングラデシュ政府の海外雇用政策がある。2006年以降はアラブ首長国連邦への移動労働者数が最多であり、職種をみると、その半数は、低賃金かつ重労働の建設労働者が占めている。
バングラデシュの内発的発展-クミッラ県ダウドゥカンディ郡での実態調査
日本学術振興会 科学研究費補助金
鈴木 弥生
2008年4月 - 2011年3月
課題番号:20530489
資金種別:競争的資金
本研究は、日米主導による援助によって農村の近代化が促進されたクミッラ県ダウドゥカンディ郡での内発的発展の地域展開の解明を課題とする。我々の調査からは、日米主導による援助では参加機会を剥奪されてきた貧困女性が、市民社会による社会開発プログラムへの参加を通して社会開発への関心を高めたり、自らと家族のwell-beingを向上させたりしている状況がみてとれた。ここに我々は、トリックル・ダウン仮説をよりどころとする近代化論とは対抗関係にある内発的発展の事例を見出すに至った。
バングラデシュの農村における援助と社会開発-クミッラ県での実態調査
科学研究費補助金
バングラデシュの児童労働とその対策に関する実態調査
日本学術振興会 科学研究費補助金
鈴木 弥生, 佐藤 一彦
2002年4月 - 2005年3月
課題番号:14510210
資金種別:競争的資金
平成14年8月、平成15年8月、平成16年3月、平成16年12月から平成17年1月までの計4回バングラデシュに滞在し、現地での調査を実施した。訪問先は、ユニセフ・バングラデシュ、BGMEA(Bangladesh Garment Manufacturers and exports Association)、Garment Factory、現地NGO、Ministry of Finance、LGED(Local Government Engineering Department)、Bangladesh Bureau of StatisticsとBBSの統計資料・刊行物販売所、University Press Limited、ブック・センター、アガルガオン地区スラム跡地(以上ダッカ市内)、BARD(Bangladesh Academy for Rural Development)とBARD付属図書館、KTCCA(Kotowali Thana Central Co-operative Association)、BRDB(Bangladesh Rural Development Board)、ダウドゥカンディ郡の郡長・統計局、ゴーリプールユニオンと同評議会の前ユーオン評議会議長宅、ショルポペンナイ村の貧困層宅とスラム・スラム跡地、ノゴルパール村と同村のTCCAメンバー宅(以上クミッラ県)である。調査方法は、農村に居住する貧困層やスラムを追われた貧困層、各関係機関のスタッフからの聴き取り調査による。バングラデシュの首都ダッカでは、「子どもの労働」(特に子どものメイドや衣類縫製工場で労働する子ども)や路上での生活を余儀なくされる「ストリートチルドレン」の問題が深刻化しており、子どもたちは多くの困難を余儀なくされている。そして、それらが生み出される要因を考察・分析すると、そのいずれもが「農村の貧困」と連動している。つまり、「農村に居住する貧困層が抱える問題」が解決されなければ、これらの根本的な解決はあり得ない。それゆえ、今回の現地調査では、子どもの労働の現状と現地NGOによる活動のみならずクミッラ県の農村に滞在し、これまで実施されてきた援助や開発が農村居住者に及ぼしている影響について、貧困層や各関係機関スタッフから聴き取り調査を実施した。また、BARD付属図書館で関係資料・文献収集に努めた。クミッラ県は、コミラモデルによって「緑の革命」が他県に先がけて実施され、また日本のODAによる「モデル農村開発計画」が供与された地域である。こうした援助・開発が農村居柱者に及ぼす影響については、必ずしも明らかにされてこなかった。現在、調査結果を研究成果として執筆中である。
バングラデシュへの援助と社会開発-識字への取り組みを中心として-
日本学術振興会 科学研究費補助金
鈴木 弥生, 佐藤 一彦
1999年4月 - 2002年3月
課題番号:11610229
資金種別:競争的資金
バングラデシュは、1971年の独立以降、諸外国から膨大な額の資金が投入され、さまざまな開発と援助が行われてきた。特に二国間援助を見ると、バングラデシュは日本の無償資金協力の最大の援助受入れ国である。にも関わらず、今日でも半数の人々が絶対的貧困の状態にあり、その約80%が農村に居住している。また、5歳から14歳までの子どもたちの約20%が、家族を助けるために労働を強いられ、これらの子どもたちの約90%が未就学である。それゆえ、貧困を背景とした多くの非識字者が存在し、識字率は低いままである。こうしたことは、バングラデシュの社会問題の1つとして挙げられている。
本研究では、こうした貧困と非識字の問題へのアプローチといった視点から、農村開発、都市スラム、子どもの労働(特に子どものメイド)を主要な社会開発問題として取り上げ、バングラデシュへの支援について考察している。その内容は、以下のとおりである。第1に、日本の無償資金協力が農村の貧困層に及ぼした影響という視点から、農村開発の現状と貧困層の生活状態を調査し、その諸成果を報告している。具体的には、「モデル農村開発プロジェクト」による技術協力と小学校供与を取り上げ、その実施状況や諸成果を考察している。第2に、首都ダッカのスラム居住者の生活状態を、スラム強制排除がスラム居住者に及ぼした影響という視点から現地調査し、考察している。第3に、農村の親元を離れ、首都ダッカで他人の家に住み込み、メイドとして労働している子どもたちの生活状態とこのメイドの雇用主、保護者、保証人の三者の関係を、現地NGOの協力を得ながら現地調査し報告している。バングラデシュでは、貧困問題や識字獲得への支援が主として現地NGOによって行われてきたが、ここでは政府の役割が小さいことが特徴である。しかし、いずれの取り組みも、諸外国の政府やNGO、国際機関等からの援助に依存している。そのため、援助のあり方がそれらに大きく影響している。そして、日本のODAには、現地NGOに対して継続的な支援をもっと増やしていくことが求められている。また、バングラデシュ政府の政策や対外援助の取り組みにしても、農村に居住する最貧困層を優先して継続的な支援を実施するべきである。