2024/10/07 更新

写真b

ナカムラ ユリコ
中村 百合子
NAKAMURA Yuriko
*大学が定期的に情報更新している項目(その他は、researchmapの登録情報を転載)
所属*
学校・社会教育講座 司書課程
文学研究科 教育学専攻 博士課程後期課程
文学研究科 教育学専攻 博士課程前期課程
職名*
教授
学位
博士(教育学) ( 東京大学 )
研究テーマ*
  • 図書館および図書館専門職の社会的な意義を、教育学の視点から検討している。特に、学校図書館とその専門職に関心がある。具体的には、20世紀における日本とまた米国の学校図書館の理論的発展と専門職の成立に関する歴史研究を進めている。

  • 研究キーワード
  • Histories of Libraries

  • Comparative Librarianship

  • 比較学校図書館学

  • 情報リテラシー

  • 学校図書館

  • 学校教育

  • 教育学

  • 学内職務経歴*
    • 2017年4月 - 現在 
      学校・社会教育講座   司書課程   教授
    • 2017年4月 - 現在 
      文学研究科   教育学専攻 博士課程前期課程   教授
    • 2017年4月 - 現在 
      文学研究科   教育学専攻 博士課程後期課程   教授
    • 2011年4月 - 2017年3月 
      文学部   学校・社会教育講座司書課程   准教授
    • 2011年4月 - 2017年3月 
      文学研究科   教育学専攻 博士課程前期課程   准教授
    • 2011年4月 - 2017年3月 
      文学研究科   教育学専攻 博士課程後期課程   准教授

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    研究分野

    • 人文・社会 / 教育学

    • 人文・社会 / 図書館情報学、人文社会情報学

    経歴

    • 2017年4月 - 現在 
      立教大学   文学部 学校・社会教育講座司書課程   教授

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    • 2017年4月 - 現在 
      立教大学   文学研究科 教育学専攻博士課程前期課程   教授

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    • 2017年4月 - 現在 
      立教大学   文学研究科 教育学専攻博士課程後期課程   教授

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    • 2011年4月 - 2017年3月 
      立教大学   文学部 学校・社会教育講座司書課程   准教授

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    委員歴

    • 2023年4月 - 2026年3月 
      日本図書館情報学会   理事

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      団体区分:学協会

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    • 2012年4月 - 2014年3月 
      国立国会図書館国際子ども図書館「中高生向け調べものの部屋の準備調査プロジェクト」   主査

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      団体区分:政府

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    • 2011年4月 - 2014年3月 
      日本図書館情報学会研究委員会   委員

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      団体区分:学協会

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    • 2005年3月 - 2013年3月 
      国際図書館連盟学校図書館分科会   常任委員

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      団体区分:学協会

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    • 2009年8月 - 2011年8月 
      国際図書館連盟学校図書館分科会   広報主任

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      団体区分:学協会

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    • 2003年5月 - 2005年3月 
      日本図書館協会国際交流事業委員会   第29期委員

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      団体区分:学協会

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    受賞

    • 2009年11月  
      日本図書館情報学会  日本図書館情報学会賞  『占領下日本の学校図書館改革:アメリカの学校図書館の受容』(慶應義塾大学出版会)
       
      中村百合子

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      受賞区分:国内外の国際的学術賞 

      受賞国:日本国

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    • 2003年10月  
      日本図書館情報学会  日本図書館情報学会奨励賞  戦後日本における学校図書館改革の着手:1945-47
       
      中村百合子

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      受賞区分:国内外の国際的学術賞 

      受賞国:日本国

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    • 1997年9月  
      皇太子明仁親王奨学金日本委員会  皇太子明仁親王奨学金奨学生 

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    論文

    • Education about Children's Literature in the Rikkyo University Librarian Course

      St. Paul's Librarian ( 36 ) 5 - 12   2022年3月

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • Introduction: Road to the Future Discussion for Developing the International Children's Literature Course 国際共著

      St. Paul's Librarian36   1 - 4   2022年3月

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • A quantitative review of LIS programs accredited by ALA and CILIP under contemporary technology advancement 査読有り

      Andrew Chean Yang Yew, Dickson K.W. Chiu, Yuriko Nakamura, King Kwan Li

      Library Hi Tech   2022年2月15日

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:Emerald  

      Purpose

      Advancements in technology have led to many changes in the field of Library and Information Science (LIS). As global communications and technology continue to become more available and sophisticated, LIS programs need to prepare students for employment in rapidly changing and globalized LIS professions.

      Design/methodology/approach

      Data from a total of 63 programs from the American Library Association (ALA) and 32 programs from the Chartered Institute of Library and Information Professionals (CILIP) was collected through openly accessible websites of these programs. Areas explored include program name, name and level of the academic unit offering the program, credit hours, required courses, percentage of required courses and capstone measurements used within the different LIS programs.

      Findings

      A majority of programs still preserve the keyword “Library” in their name, but not the academic units offering them. Most programs in ALA and CILIP follow a semester-based program. Research methods, internships, practical experience, combined with traditional library core and information technology requirements were found to constitute the major subjects in general. Comprehensive exams were replaced by e-portfolios among ALA programs while a dissertation remains the preferred choice of capstone requirement for CILIP.

      Originality/value

      Scant studies compare accredited LIS programs worldwide, motivating the study of the similarities, differences and trends of LIS programs under the current globalized technology-driven knowledge economy. This paper seeks to fill the literature gap and promote a global discussion and understanding of LIS curricula in different regions of the world, guiding potential students to select their suitable LIS programs.

      DOI: 10.1108/lht-12-2021-0442

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      その他リンク: https://www.emerald.com/insight/content/doi/10.1108/LHT-12-2021-0442/full/html

    • 夏の司書教諭講習の実態 : 歴史的変遷と2016年の事例調査から 査読有り

      中村 百合子

      図書館文化史研究 = Journal of the Japan Association of Library and Information History ( 37 ) 79 - 112   2020年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日外アソシエーツ  

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      その他リンク: http://id.ndl.go.jp/bib/030779189

    • 日本での学校図書館関係教職員の英語による専門学習ニーズ:ISLF 2018の事後調査を通して

      中村 百合子, 森田 英嗣

      St. Paul's Librarian33   166 - 181   2019年

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      掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 日本での学校図書館関係教職員の英語による専門学習ニーズ : ISLF 2018の事後調査を通して

      中村 百合子, 森田 英嗣

      St.Paul's librarian ( 33 ) 197 - 211   2018年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:立教大学学校・社会教育講座司書課程  

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    • 学校図書館コレクション形成に関する2000年以降の議論の概観

      中村 百合子, 橋詰 秋子

      日本図書館情報学会研究大会発表論文集61   105 - 108   2013年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本図書館情報学会  

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    • 教育・リテラシー 米国の学校図書館の概況--NCLB法の影響を中心に (2006年度 国立国会図書館調査研究報告書 米国の図書館事情2007) -- (社会的な論点と図書館)

      中村 百合子

      図書館研究シリーズ ( 40 ) 318 - 321   2008年10月

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本図書館協会  

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    • 滑川道夫の読書指導論の形成 : 戦前から戦後へ 査読有り

      中村 百合子

      日本図書館情報学会誌54 ( 3 ) 204 - 221   2008年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本図書館情報学会  

      本研究では,戦後の日本において読書指導の実践および理論の発展を導いた滑川道夫の読書指導論がいかに形成されたかを,氏の読書指導の定義の戦前と戦後に注目して検証した。具体的には,1950年までの氏の著述を時系列に整理・検討した。結果,滑川の読書指導の定義の戦前から戦後への連続と断絶の各面が明らかになった。滑川は1930年代後半期に,児童文化運動の広まりのなかで,読書指導への関心を深めており,1941(昭和16)年に出版された共著書『児童文化論』中に,戦後の同氏の読書指導論の本格形成につながる端緒が認められた。その後,終戦後の占領下にあって,CIE教育課側の指示を契機に滑川の読書指導論は具体化され,指導要項として整理された。そして1949(昭和24)年になる頃までには,戦後をとおして氏がもちつづけた,生活指導に統合される読書指導という考えを構成する重要な要素が見出されていた。

      DOI: 10.20651/jslis.54.3_204

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    • 占領下日本における学校図書館改革:初期から中期の日米の協働の分析

          2007年3月

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      掲載種別:学位論文(博士)  

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    • 学校図書館協議会による学校図書館基準の作成--1948(昭和23)年10月22日付案の検討

      中村 百合子

      教育文化 ( 15 ) 132 - 109   2006年3月

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:同志社大学文学部教育学研究室  

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    • 米占領下日本における学校図書館職員養成の着手:1946-49

      中村 百合子

      文化学年報54   17 - 48   2005年3月

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:同志社大学文化学会  

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    • 學校圖書館協議會の活動:1948-49

      中村 百合子

      教育文化 ( 14 ) 43 - 74   2005年3月

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:同志社大学文学部教育学研究室  

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    • 『学校図書館の手引』にみる戦後初期の学校図書館論の形成 査読有り

      中村 百合子

      日本図書館情報学会誌51 ( 3 ) 105 - 124   2005年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本図書館情報学会  

      本稿では, 1947年から1948年に, 日米の関係者の協働によって編集された『学校図書館の手引』の内容・記述を, 複数の日本人の編修委員が当時目にしたと述べていた米国の8冊の図書と対照させながら, 分析した。特に第2章第1節「設置の基準」と第4章第2節「図書および図書館利用法の指導」には, 当時の米国の図書の影響がはっきりと認められた。しかしその他の章や節, たとえば第3章「学校図書館の設備」;第4章第1節「図書委員の構成と活動」;同第3節「読書指導の実施」;同第5節「学級文庫の指導」;同第6節「読書会・発表会の開催と読書クラブの奨励」;同第9節「図書の増加と図書費の問題」では, 日本人執筆者の判断によると考えられる記述が目立った。つまり, 『学校図書館の手引』には, 米人ライブラリアンの指示や, 当時の米国の学校図書館に関する図書の内容・記述が反映されていたが, そればかりではなく, 日本人の執筆者各人の経験や専門分野の知識も少なからず反映されていた。

      DOI: 10.20651/jslis.51.3_105

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    • 研究文献レビュー 学校図書館に関する日本国内の研究動向

      中村 百合子

      カレントアウェアネス ( 282 ) 24 - 28   2004年12月20日

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本図書館協会  

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    • 『学校図書館の手引』編集における日米関係者の協働 査読有り

      中村 百合子

      日本図書館情報学会誌50 ( 4 ) 142 - 158   2004年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本図書館情報学会  

      本研究では,1948年12月,米軍占頷下日本で出版された『学校図書館の手引』の編集における日米の関係者の協働を,両国で発見された一次資料に基づいて明らかにした。編集作業のためには,文部省に「「学校図書館(室)運営の手引」編修委員会」が設置され,それに所属した7名の日本人が執筆者を分担した。そして彼らが執筆した原稿に,米側の担当者が目をとおし意見するというかたちで,基本的な作業が進められた。また,『手引』に盛り込まれた内容の変化を検討するべく,発見された目次案を時系列に並べて分析した。すると,1947年4月17日付けの目次案がすでに出版された『手引』の目次とほぼ同内容であったことが明らかになった。この段階で,「図書委員」「読書指導」といった,戦後の日本の学校図書館で一般化した活動が新たに加えられていた。また,『手引』の目次作成においては,米人関係者から提供された,数冊の当時の米国の図書が参照された可能性が認められた。

      DOI: 10.20651/jslis.50.4_142

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    • 米国における学校図書館職員養成の動向

      中村 百合子

      カレントアウェアネス ( 275 ) 9 - 10   2003年3月20日

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本図書館協会  

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    • 戦後日本における学校図書館改革の着手 : 1945-47 査読有り

      中村 百合子

      日本図書館情報学会誌48 ( 4 ) 147 - 165   2003年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本図書館情報学会  

      本稿では,終戦から1947年5月までの,米軍による占領の初期における学校図書館改革の着手ついて,日米に残された史料と当時を生きた先駆者のインタビューによって明らかにした。教育改革,新教科課程の成立,学校教育法施行規則の立案,学校図書館コンサルタント招聘に関する文書によれば,1946年の秋には,すでに日米双方の中央の関係者に,学校図書館の必要性が認識されるに至っていた。またインタビューの証言によれば,学校教育現場においても,1947年の春までに,現場の教師や児童・生徒の間に読書を支える施設を求める動きが生まれてきていた。そして,1947年春に学校図書館コンサルタントのグラハムが来日したことを契機に,改革の動きは両国関係者の協同作業へと展開した。グラハムは「学校図書館の手引き」の編集作業その他を通して,日本の教育者や図書館関係者に積極的に学校図書館に関する指導および啓蒙を行い,改革の着手のためにリーダーシップを発揮した。

      DOI: 10.20651/jslis.48.4_147

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    • 公立図書館と学校図書館におけるインターネット・フィルタリングの利用に対する合衆国憲法修正第1条の制限 : 図書館員はどんな内容を排除することができるのか?

      中村 百合子

      日本図書館情報学会誌47 ( 4 ) 163 - 167   2002年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本図書館情報学会  

      DOI: 10.20651/jslis.47.4_163

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    • 千葉県市川市における学校図書館への複数職種の配置とその連携 : 学校図書館関係職員の意識調査から 査読有り

      中村 百合子, 黒沢 学

      日本図書館情報学会誌48 ( 1 ) 17 - 33   2002年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本図書館情報学会  

      本研究では,学校図書館法附則第2項改正に併せて今後問題となるであろう,学校図書館への複数職種の配置下での職員間の職務分担を取り上げた。複数職種配置の先進地域である千葉県市川市において,質問紙法を用い,学校図書館関係職員に対して,学校図書館機能の重要度及び実現度の認知や社会通念上の職種別の役割認知を尋ね,教諭と非教諭の回答を比較した。すると,両群間で学校図書館の機能についての理解はほぼ一致していた。他方,職務分担に関しては,特に教育的な要素の強い一部の職務の認識に群間で差がみられるとともに,全般に非教諭群が自らの責任を高めに評定する傾向があった。また,回答者の保持資格は現在就いている職種ほどには役割認知に影響を与えておらず,学校図書館に関する認識は就職後に形成または修正されることが示唆された。最後に,特に非教諭の職員の意欲をふまえ,全国的に参照されるより詳細な職務分担と協同の指針を作成することと,就職後の研修を通して,職務分担の実際に関する意思の統一が果たされることの重要性について論じた。

      DOI: 10.20651/jslis.48.1_17

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    • インターネット時代の学校図書館員の情報検索 査読有り

      中村 百合子, 芳鐘 冬樹

      情報の科学と技術52 ( 12 ) 624 - 633   2002年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 情報科学技術協会  

      インターネットは,学校図書館において,レファレンス・サービスの可能性を大きく広げるツールになりうる。ただし,それを使いこなすには,検索システムの仕組みを理解し,検索の思考法を身に付けなければならない。加えて,インターネット上の情報は必ずしもその質が保障されていないため,丁寧な情報の評価が不可欠である。また,学校図書館においては,レファレンス・サービスへのインターネット上の情報の活用だけではなく,児童・生徒らに情報活用能力の育成の中で検索を指導することも重要である。その検索能力育成の取り組みにおいては,検索の思考法(特に,準備過程の思考法)の指導が強調されるべきである。

      DOI: 10.18919/jkg.52.12_624

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    • 図書館関連団体文書にみる米国における「インフォメーション・リテラシー」の変遷

      中村 百合子

      日本教育工学雑誌26 ( 2 ) 95 - 104   2002年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本教育工学会  

      本稿では,米国における「インフォメーション・リテラシー」の定義と教授法開発の展開を,そのイニシアチブをとってきた図書館関連団体の公式文書に基づいて展望した.早くは1970年代に,情報の激増の時代にむけてインフォメーション・リテラシーの教授の重要性が指摘されていた.1989年に,ALAインフォメーション・リテラシーに関する会長諮問委員会報告書の中で,その後広く参照されることとなった定義が示され,以降は特に教授法の開発が進められることとなった.インフォメーション・リテラシーを情報探索のプロセスに基づいて考える,プロセス・アプローチによる教授法が広く認められるようになった.そして,1998年にAASLとAECTによって発表された新しい学校図書館基準『インフォメーション・パワー : 学習のためのパートナーシップの構築』は,インフォメーション・リテラシーの教授を学校図書館メディア・プログラムの核にすえるに至った.

      DOI: 10.15077/jmet.26.2_95

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    • 占領期における教育使節団からの「本の贈り物」 査読有り

      中村 百合子, 三浦 太郎

      図書館文化史研究 ( 18 ) 43 - 77   2001年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日外アソシエ-ツ  

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    • "Teachers' Perceptions of School Libraries: Comparisons from Tokyo and Honolulu" 査読有り

      School Libraries Worldwide6 ( 1 ) 66 - 87   2000年1月

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 政策文書に見るGHQ/SCAP民間情報教育局の図書館政策

      根本 彰, 三浦 太郎, 中村 百合子, 古賀 崇

      東京大学大学院教育学研究科紀要39 ( 39 ) 453 - 478   1999年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:東京大学大学院教育学研究科  

      12 policy statements, in which 4 are during the former, 3 during the middle, 5 during the later Occupation Period (1945-1952) in Japan, are analyzed to investigate the course of library policies at the Education Division of the Civil Information and Education Section (CIE). General Headquarters, Supreme Commander of the Allied Powers (GHQ/SCAP). In result we indicate that the national plan with public libraries made by P. O. Keeney was not taken over by his successors after his dismissal in April 1947,and that important library policies were begun by those except the libraries officers. And we consider that there was a concept of library developments among those of the CIE but there was no single continuing policy with the library.

      DOI: 10.15083/00031585

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      その他リンク: http://hdl.handle.net/2261/910

    • 学校図書館と公共図書館の協力・連携に関する歴史的研究:学校図書館史を軸として 査読有り

      中村百合子

          1997年3月

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      掲載種別:学位論文(修士)  

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    MISC

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    書籍等出版物

    • 図書館情報学事典

      日本図書館情報学会( 担当: 分担執筆 ,  範囲: フィルタリング,p. 466-467;図書館情報学教育,p. 556-557)

      丸善出版  2023年7月  ( ISBN:9784621308202

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      総ページ数:xxiii, 726p   記述言語:日本語

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    • 改訂 学校経営と学校図書館 (司書教諭テキストシリーズII)

      中村 百合子, 河野 哲也, 朝比奈, 大作

      樹村房  2022年3月14日  ( ISBN:4883673618

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      総ページ数:247   記述言語:日本語

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    • たね[どっと]いんふぉ

      森田英嗣( 担当: 共編者(共編著者) ,  範囲: 発起人,編集者,著者)

      https://tane.info  2021年7月 

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    • AASL学習者基準フレームワーク

      東山由依, 瀧上幸子, 手島善人, スタルクキリアン, 西村あす実, 木下真希, 加藤結衣, 狩野瑞穂, 小泉徹, 布施芳一, 中山美由紀, 青栁啓子, ハモンドエレン, 中村百合子( 担当: 共訳)

      立教大学司書課程  2021年2月 

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      総ページ数:8  

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    • メディア用語基本事典 = Encyclopedia of media & communication studies

      渡辺, 武達, 金山, 勉, 野原, 仁( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 図書館の変容,p. 304-305)

      世界思想社  2019年5月  ( ISBN:9784790717324

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      総ページ数:xiv, 352p   記述言語:日本語

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    • 学校図書館への研究アプローチ

      日本図書館情報学会研究委員会( 範囲: 「学校図書館への歴史研究からのアプローチ」( pp.59-74))

      勉誠出版  2017年11月  ( ISBN:9784585205043

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      総ページ数:183p   記述言語:日本語

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    • 学校経営と学校図書館

      中村, 百合子, 河野, 哲也, 朝比奈, 大作

      樹村房  2015年11月  ( ISBN:9784883672516

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      総ページ数:xiv, 224p   記述言語:日本語

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    • 図書館情報学教育の戦後史 : 資料が語る専門職養成制度の展開

      中村, 百合子, 松本, 直樹(図書館情報学), 三浦, 太郎, 吉田, 右子, 根本, 彰

      ミネルヴァ書房  2015年3月  ( ISBN:9784623072125

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      総ページ数:viii, 1039p   記述言語:日本語

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    • 私の学校図書館半生記:司書として,司書教諭として

      私の学校図書館半生記, 司書として, 司書教諭として, 編集委員会

      中村百合子  2013年8月 

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      総ページ数:170  

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    • 情報資源の社会制度と経営

      根本, 彰( 範囲: 「学校における情報資源経営」(pp.192-214))

      東京大学出版会  2013年6月  ( ISBN:9784130034937

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      総ページ数:viii, 286p   記述言語:日本語

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    • LIPER3 シンポジウム記録 : 日本の学校図書館専門職員はどうあるべきか:論点整理と展望

      東京大学大学院教育学研究科生涯学習基盤経営コース図書館情報学研究室  2013年3月 

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      総ページ数:54  

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    • 情報を判断する力

      中村, 百合子

      立教大学学校・社会教育講座司書課程  2013年2月 

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      総ページ数:104p   記述言語:日本語

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    • Youth-serving libraries in Japan, Russia, and the United States

      Farmer, Lesley S. J., Gendina, N. I. (Natal'i︠a︡ Ivanovna), 中村, 百合子

      Scarecrow Press  2012年  ( ISBN:9780810882256

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      総ページ数:vi, 372 p.   記述言語:英語

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    • Here Comes Everybody : 足立正治の個人史を通して考える教育的人間関係と学校図書館の可能性

      Here Comes Everybody編集委員会, 足立, 正治, 中村, 百合子

      中村百合子  2011年5月 

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      総ページ数:223p   記述言語:日本語

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    • メディア用語基本事典 = Encyclopedia of media & communication studies

      渡辺, 武達, 山口, 功二, 野原, 仁( 範囲: 「図書館の活用」(pp.53-57))

      世界思想社  2011年1月  ( ISBN:9784790714996

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      総ページ数:xv, 342p   記述言語:日本語

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    • 占領下日本の学校図書館改革 : アメリカの学校図書館の受容

      中村, 百合子

      慶應義塾大学出版会  2009年3月  ( ISBN:9784766416060

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      総ページ数:viii, 394p   記述言語:日本語

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    • 図書館情報学用語辞典

      日本図書館情報学会用語辞典編集委員会( 範囲: 「情報教育」(p.107))

      丸善  2007年12月  ( ISBN:9784621079287

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      総ページ数:vii, 286p   記述言語:日本語

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    • 占領下日本における学校図書館改革 : 初期から中期の日米の協働の分析

      中村, 百合子

      [中村百合子]  2006年3月 

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      総ページ数:269枚   記述言語:日本語

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    • 教育文化学への挑戦 : 多文化交流からみた学校教育と生涯学習

      同志社大学教育文化学研究室( 範囲: 「図書館の国際文化交流」(pp.238-261))

      2005年12月 

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    • 学校図書館メディアセンター論の構築に向けて : 学校図書館の理論と実践

      日本図書館情報学会研究委員会( 範囲: 「1990年代以降の日本およびアメリカにおける学校図書館研究の概観の試み」(pp.207-227))

      勉誠出版  2005年10月  ( ISBN:458500288X

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      総ページ数:viii, 233p   記述言語:日本語

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    • 「情報専門職の養成に向けた図書館情報学教育体制の再構築に関する総合的研究(LIPER)」学校図書館班中間報告 : 「学校内情報メディア専門家」の可能性

      根本, 彰, 堀川, 照代, 河西, 由美子, 片岡, 則夫, 中村, 百合子, 平久江, 祐司

      東京大学大学院教育学研究科図書館情報学研究室  2005年9月 

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      総ページ数:75p   記述言語:日本語

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    • 図書館情報学の地平 : 50のキーワード

      根本, 彰, 三浦, 逸雄( 範囲: 「情報教育:日本の学校図書館の未来を決める重要な一要素」(pp.177-182);「総合的な学習の時間:学校カリキュラムの再編と学校図書館」(pp.183-188))

      日本図書館協会  2005年3月  ( ISBN:4820404431

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      総ページ数:x, 353p   記述言語:日本語

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    • 生涯学習時代における学校図書館パワー : 渡辺信一先生古稀記念論文集

      渡辺信一先生古稀記念論文集編集委員会( 範囲: 「20世紀前半期の米国における学校図書館職員養成:1940年代の到達点に注目して」(pp.11-24)))

      渡辺信一先生古稀記念論文集刊行会,日本図書館協会 (発売)  2005年3月  ( ISBN:482040444X

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      総ページ数:vi, 331p   記述言語:日本語

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    • 図書館概論

      北嶋, 武彦( 範囲: 「学校図書館における課題」(pp.164-168))

      東京書籍  2005年1月  ( ISBN:9784487714926

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      総ページ数:286p   記述言語:日本語

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    • インフォメーション・パワーが教育を変える! : 学校図書館の再生から始まる学校改革

      Public Education Network, American Association of School Librarians, 足立, 正治, 中村, 百合子

      高陵社書店  2003年8月  ( ISBN:477110039X

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      総ページ数:x, 211p   記述言語:日本語

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    • インターネット時代の学校図書館 : 司書・司書教諭のための「情報」入門

      堀川, 照代, 中村, 百合子, 芳鐘, 冬樹, 北村, 由美, 坂井, 千晶, 古賀, 崇, 根本, 彰

      東京電機大学出版局  2003年2月  ( ISBN:4501619708

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      総ページ数:vii, 173p   記述言語:日本語

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    • 学校図書館におけるコレクション形成:国際子ども図書館の中高生向け「調べものの部屋」開設にむけて

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      「はじめに」(pp.3-6);「コラム 英語テキストの読みの難易度指数について」(p.25);「おわりに:「調べものの部屋」のコレクション形成に向けて」(pp.101-104)

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    講演・口頭発表等

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    担当経験のある科目(授業)

    所属学協会

    •  
      情報科学技術協会

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    •  
      International Association of School Librarianship

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    •  
      日本学校図書館学会

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    •  
      日本図書館情報学会

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    共同研究・競争的資金等の研究

    • 学校図書館司書教諭養成の持続的質向上の基盤形成

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B) 

      中村 百合子

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      2023年4月 - 2027年3月

      課題番号:23H00973

      配分額:18590000円 ( 直接経費:14300000円 、 間接経費:4290000円 )

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    • グローバル水準の学校図書館専門職養成カリキュラムの開発研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C) 

      中村 百合子, 森田 英嗣

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      2018年4月 - 2022年3月

      課題番号:18K02592

      資金種別:競争的資金

      配分額:4030000円 ( 直接経費:3100000円 、 間接経費:930000円 )

      2019年8月4日(日)に,札幌のモエレ沼公園で国際シンポジウム「Road to the Future: School and Children's Librarianship 子どものための図書館サービス専門職養成の国際動向」を開催した。続く5日,6日にも登壇者らと協議の機会をもつことができ,2020年度秋学期に各登壇者が責任者である4大学のプログラムで「International Children's Literature」の授業実施において連携することが決まり,シラバス作成を手はじめに,共同授業計画に着手した。
      シンポジウムの登壇者には,前年度までの調査をふまえ,学校図書館で,また公共図書館で児童向けのサービスに携わる専門職員を全面的にオンラインで養成し修士号を授与するアメリカ合衆国,カナダ,スペインの大学のプログラムの責任者を迎えた(加えて研究代表者も登壇した)。それぞれのプログラムは組織構造,カリキュラム,双方向性,学生数,学費等に特徴があったが,共通して,履修生の国籍は多様であり,国際的な視野をもった教育内容で,学校図書館の専門職については教育学と図書館情報学をともに学修することを求めていた。
      各プログラムの特徴は次のとおりである。サンノゼ州立大学は図書館情報学大学院の"情報専門職"養成という大きな目標のもとでプログラムが運営されていて大変,未来志向である。アルバータ大学のプログラムはカナダで唯一の学校図書館専門職養成の修士号プログラムといってよい存在で,教育学のもとに置かれる。毎年約10名が修了する規模ゆえ,小クラスの授業や演習が実現している。バルセロナ自治大学は,児童文学や学校図書館についての五つのプログラムに関わっている。うち三つが修士号の学位を授与するものである。三つがオンラインのプログラムで,二つはブレンディッド・ラーニングの形態である。

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    • 諸外国および日本における文化・情報専門職養成の比較研究

      立教大学  立教大学学術推進特別重点資金(立教SFR) 

      中村百合子

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      2017年4月 - 2018年3月

      資金種別:競争的資金

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    • 学校図書館専門職養成のためのeラーニングを活用した大学間国際連携の可能性

      立教大学  立教大学学術推進特別重点資金(立教SFR) 

      中村百合子

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      2016年4月 - 2017年3月

      資金種別:競争的資金

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    • 図書館情報学教育を高度化するための研究基盤形成

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(A) 

      根本 彰, 影浦 峡, 青柳 英治, 海野 敏, 小田 光宏, 河西 由美子, 岸田 和明, 倉田 敬子, 古賀 崇, 鈴木 崇史, 竹内 比呂也, 谷口 祥一, 研谷 紀夫, 中村 百合子, 野末 俊比古, 松本 直樹, 三浦 太郎, 三輪 眞木子, 芳鐘 冬樹, 吉田 右子, 今井 福司, 河村 俊太郎, 浅石 卓真, 常川 真央, 南 亮一

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      2010年4月 - 2015年3月

      課題番号:22240024

      配分額:49010000円 ( 直接経費:37700000円 、 間接経費:11310000円 )

      5年間にわたる本プロジェクト(通称LIPER3)では、過去2回のLIPER研究で抽出した図書館情報学教育の問題構造に変化を与えるために次の実践研究を行った。
      <br>
      第一に、図書館情報学教育の教育内容を見直すために、新しい標準的な教科書シリーズを執筆し刊行した。第二に、この標準的な教育内容に沿って各教育機関がどのような教育成果を上げているかを自己評価できるように、図書館情報学検定試験を4年間にわたり実施した。第三に、外国の図書館情報学教育の状況を把握し関係者と交流するために、アメリカの標準的教科書を翻訳・刊行し、国際学会で日本の図書館情報学教育について発表し、欧米の教育機関での聞き取り調査を実施した。

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    • 多様な資料の活用に対する教諭の認識に関する研究:モロッコでのアクション・リサーチ

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B) 

      中村 百合子

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      2010年 - 2012年

      課題番号:22700249

      資金種別:競争的資金

      配分額:3900000円 ( 直接経費:3000000円 、 間接経費:900000円 )

      本研究では、モロッコ王国およびインドネシア共和国の教師と生徒の、学習と教授における多様な資料の活用と学校図書館の充実についての認識を検討した。モロッコ王国では、東部の町ウジダ、南部の町エルラシディアで、現地の教育行政担当者、小学校教師らに対してインタビュー調査を行った。また、インドネシア共和国のジャワ島のイスラーム寄宿学校2校の女性見習い教師と女子高校生に調査に協力してもらい、約1年間のアクション・リサーチを実施した。これらの調査で入手したデータに基づき、開発途上国の学校図書館開発援助に関するモデルの構築を進めた。

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    • 米国における近代学校図書館の成立に関する研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B) 

      中村 百合子

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      2008年 - 2009年

      課題番号:20700226

      資金種別:競争的資金

      配分額:1950000円 ( 直接経費:1500000円 、 間接経費:450000円 )

      本研究では,米国における近代学校図書館の成立,具体的には19世紀末から20世紀初頭の米国の学校図書館の理論的変遷と実践の展開について,当時の米国で出版されていた図書と,教育と図書館に関する主な雑誌の記事を用いて検証した。しかし,記録と記述が決定的に欠如しており,それは学校図書館の理論的成立を19世紀末から20世紀初頭の学校図書館史の初期に求めることはできない可能性を示唆していると考えられた。むしろ初期には,ライブラリアンの専門職確立の運動とその配置の広まり,そして彼らによる学校図書館運営の実践が,それらにまつわる言説はたまた理論に先行していたのではないかと思われた。

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    • 「読書指導」の歴史に関する研究:その戦前と戦後の連続と断絶に注目して

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B) 

      中村 百合子

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      2006年 - 2007年

      課題番号:18700243

      配分額:900000円 ( 直接経費:900000円 )

      2007年度は,前年度に収集・整理した滑川道夫の戦前から戦後初期(1950年代頃まで)の資料をもとに,学会発表(第17回教育文化学会)と論文の執筆・学会誌への投稿をした。研究結果の概要は次のとおりである。城戸幡太郎についての資料の収集も継続して行い,戦後初期に氏が「図書教育」を唱えたことを複数の資料に改めて確認したが,その数は少なく,論文として整理するには至らなかった。これについては,継続して関連資料をあたっていくこととした。
      ・滑川の読書指導論の形成について検討すべく,著述を整理・検討した本研究では,氏の読書指導の理論形成の作業の戦前と戦後の連続と断絶の両面が明らかになった。戦中期の1930年代後半期に,児童文化運動の広まりとともに,滑川は読書指導への関心を深め,かつて桑原隆が指摘していたとおり,1941(昭和16)年に出版された『児童文化論』中に,戦後の氏の読書指導論の本格形成につながる端緒が認められた。そして,占領下にあって,1947(昭和22)年春のCIE教育課側の指示を契機に滑川の読書指導論は具体化され,指導のための要項が作成されるなどした。そして,1949(昭和24)年になるころまでには,戦後の滑川の読書指導論の重要な構成要素が見出されていた。
      ・滑川の読書指導論は戦前から継続して形成・発展させられてきたが,一方で読書指導の要項作成は,占領軍側からの指示に端を発した戦後教育改革の進展の中で取り組まれていた。そうして作成された要項が,作成者の意図は別にして,戦後日本において,読書指導の形式化や人びとのそれに対する表層的な理解を呼んだ可能性がある。これは,綴方教育の自由選題論争,言語技術教育の是非の論争にもつながる論点であり,今後さらなる検討が必要である。

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