2024/10/07 更新

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マツウラ マサタカ
松浦 正孝
MATSUURA Masataka
*大学が定期的に情報更新している項目(その他は、researchmapの登録情報を転載)
所属*
法学部 政治学科
法学研究科 法学政治学専攻 博士課程後期課程
法学研究科 法学政治学専攻 博士課程前期課程
職名*
教授
学位
法学修士 ( 東京大学 ) / 博士(法学) ( 東京大学 )
連絡先
メールアドレス
研究テーマ*
  • 専攻は日本政治史・外交史である。これまで、日中戦争期における経済と政治との関係や、近代日本における財界の成立と展開、大亜細亜主義を中心とした日本のアジア主義の展開についての個別研究を行ってきた。現在は、戦後日本の財界と政治、戦後日本の対アジア政策、日本の政治権力・外交のあり方、政治システムの特徴にも関心をもっている。

  • 研究キーワード
  • 日本政治史

  • 学内職務経歴*
    • 2012年4月 - 現在 
      法学部   政治学科   教授
    • 2012年4月 - 現在 
      法学研究科   法学政治学専攻 博士課程前期課程   教授
    • 2012年4月 - 現在 
      法学研究科   法学政治学専攻 博士課程後期課程   教授
     

    研究分野

    • 人文・社会 / 国際関係論

    • 人文・社会 / 政治学

    • 人文・社会 / 日本史

    • 人文・社会 / 史学一般

    経歴

    • 2012年4月 - 現在 
      立教大学   法学研究科 法学政治学専攻博士課程前期課程   教授

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    • 2012年4月 - 現在 
      立教大学   法学研究科 法学政治学専攻博士課程後期課程   教授

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    • 2012年4月 - 現在 
      立教大学   法学部 政治学科   教授

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    • 2007年4月 - 2012年3月 
      北海道大学   公共政策学連携研究部   教授

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    • 2002年1月 - 2007年3月 
      北海道大学   法学研究科   教授

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    • 2000年4月 - 2001年12月 
      北海道大学   法学研究科   助教授

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    • 1999年4月 - 2000年3月 
      ロンドン大学   ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス   客員研究員

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    • 1995年4月 - 2000年3月 
      北海道大学   法学部   助教授

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    • 1998年2月 - 1998年2月 
      中央研究院   近代史研究所   訪問学人

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    • 1996年4月 - 1997年3月 
      東京大学   社会科学研究所   併任助教授

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    • 1994年4月 - 1995年3月 
      東京大学   法学部附属近代日本法政史料センター   助教授

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    • 1992年4月 - 1994年3月 
      東京大学   法学部附属近代日本法政史料センター   助手

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    • 1990年4月 - 1992年3月 
      日本学術振興会   研究員

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    学歴

    • 1987年4月 - 1992年3月 
      東京大学   法学政治学研究科   政治学

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      国名: 日本国

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    • 1981年4月 - 1985年3月 
      東京大学   法学部   政治コース

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      国名: 日本国

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    受賞

    • 1996年3月  
      財団法人 吉田茂国際基金  吉田茂賞 
       
      松浦正孝

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      受賞区分:国内外の国際的学術賞 

      受賞国:日本国

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    論文

    • 岡義武と明仁皇太子

      松浦正孝

      思想 ( 1153 ) 25 - 45   2020年5月

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      記述言語:日本語  

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    • 田中義一内閣(1927.4.20-1929.7.2)論

      松浦正孝

        ( 101 ) 490 - 554   2020年3月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 満洲事変後の総合開発プロジェクトと戦後日本

      松浦正孝

      立教法学 ( 100 ) 1 - 52   2019年3月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 財界人たちの政治とアジア主義ーー村田省蔵・藤山愛一郎・水野成夫

      松浦正孝

      立教法学 ( 95 ) 1 - 44   2017年3月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:立教法学会 ; 1960-  

      DOI: 10.14992/00014536

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    • ビジネス・財界と政権のあいだーー第一次伊藤博文内閣から第三次安倍晋三内閣まで

      松浦正孝

      立教法学 ( 92 ) 1 - 99   2015年12月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:立教法学会 ; 1960-  

      第一次伊藤博文内閣から第三次安倍晋三内閣に至る内閣において、ビジネス・財界からの入閣者をリストアップし、その検討から、政権とビジネス・財界との関係の変容を考察した。

      DOI: 10.14992/00011766

      CiNii Article

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      その他リンク: http://id.nii.ac.jp/1062/00011766/

    • 石井寛治著, 『帝国主義日本の対外戦略』, 名古屋大学出版会, 二〇一二・八刊, A4, 三二九頁, 五六〇〇円

      松浦 正孝

      史学雑誌122 ( 9 ) 1606 - 1615   2013年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:公益財団法人 史学会  

      DOI: 10.24471/shigaku.122.9_1606

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    • 「プラザ合意と『平成政変』」 招待有り

      松浦正孝

      「年報政治学2012―自民党と政権交代」   11 - 36   2012年6月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 日本の近代化――西洋型とアジア型 招待有り

      松浦正孝

      歴史学研究 ( 878 ) 17 - 23   2011年4月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

      2010年8月24日にオランダのアムステルダムで開かれた第21回世界歴史家会議で報告した、「近代化」についての比較研究部会の概要と、自らの論文要旨を記したもの。日本が明治維新以降追求した西洋型近代化モデルの他に、西南・裏日本などに残る土着に根ざした、西洋型とは異なる「アジア型」の「近代化」モデルがあったのではないかという問題提起を行った。

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    • 汎アジア主義における「九州要因」(下)

      松浦正孝

      北大法学論集59 ( 3 ) 61 - 106   2008年9月30日

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:北海道大学大学院法学研究科  

      汎アジア主義を形成した歴史的要因の一つに、中世以来の日本の九州・西南地方と朝鮮半島・中国大陸・東南アジアなどとの密接なヒト・モノの移動の歴史があったことに着目し、長い歴史のスパンで汎アジア主義の生成過程を「歴史的記憶」という側面から追った論文の後半である。

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    • 汎アジア主義における「九州要因」(上)

      松浦正孝

      北大法学論集59 ( 2 ) 101 - 169   2008年7月31日

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

      汎アジア主義を形成した歴史的要因の一つに、中世以来の日本の九州・西南地方と朝鮮半島・中国大陸・東南アジアなどとの密接なヒト・モノの移動の歴史があったことに着目し、長い歴史のスパンで汎アジア主義の生成過程を「歴史的記憶」という側面から追った論文の前半である。

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    • 日中戦争はなぜ南下したのか(3)

      松浦正孝

      北大法学論集58 ( 2 ) 137 - 228   2007年7月31日

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:北海道大学大学院法学研究科  

      日中戦争が南下し拡大していった過程を、司令官であった松井石根ら大亜細亜協会のメンバーを中心として分析し、それを阻もうとする勢力との対立との関係もあわせて、結果としてなぜ日中戦争が日英戦争となり、「大東亜戦争」へと発展していったのかを、具体的な過程として解明した。(1)(2)に引き続いての連載論文である。

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    • 政治史研究と現代政治分析--拙著『財界の政治経済史』をめぐって 招待有り

      松浦正孝

      レヴァイアサン ( 40 ) 57 - 65   2007年5月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

      理論研究が勢いを増す政治学の中で、政治史はどのような役割を果たしていくべきなのか、自著を題材に、分析手法や現代政治への貢献などを論じ、政治史の意味を論じた。

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    • 汎アジア主義における『インド要因』--日本帝国経済再編とディアスポラによる反英の論理 招待有り

      松浦正孝

      膨張する帝国 拡散する帝国、 東京大学出版会   3 - 53   2007年4月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

      世界大恐慌後のアジア経済再編により日本とアジア諸国との通商を担う比重が大きくなったインド商人らの存在に着目し、それと共に神戸を中心に増加したインド人を背景として、亡命インド人独立活動家らの反英の論理が、日本国内における汎アジア主義に影響を与えた。大亜細亜協会など日本の汎アジア主義者らも彼らを利用した。こうした政治経済史的観点から、汎アジア主義を「インド要因」に基づいて分析した論文である。

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    • 一国史・二国関係史から広域史へ

      松浦正孝

      国際政治 「20世紀アジア広域史の可能性」 ( 146 ) 1 - 20   2006年11月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

      これまでのアジア研究における一国史・二国関係史中心のあり方に対し、広域史の必要性と有用性を説いた。

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    • 日中戦争はなぜ南下したのか(2)

      松浦正孝

      北大法学論集57 ( 2 ) 51 - 109   2006年7月31日

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:北海道大学大学院法学研究科  

      日中戦争がなぜ勃発し、それが南下し拡大していったのかを、汎アジア主義という観点から、詳細な過程分析により解明した。

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    • 日中戦争はなぜ南下したのか(1)

      松浦正孝

      北大法学論集57 ( 1 ) 1 - 65   2006年5月31日

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:北海道大学大学院法学研究科  

      日中戦争がなぜ起こり、その中で如何に汎アジア主義が発展して日中戦争の拡大と南下とをもたらし、「大東亜戦争」へと突入していったのかを、詳細な経緯と共に、汎アジア主義という観点から分析した。

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      その他リンク: http://hdl.handle.net/2115/11373

    • 「島国」、そして「陸の帝国」から「海の帝国」へ--長崎・大連・神戸 査読有り

      松浦正孝

      国際政治 ( 139 ) 107 - 124   2004年11月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本国際政治学会  

      排日移民法への反発から起こった1926年長崎の全亜細亜民族会議が、33年の大連会議へと発展し、さらにそれが大亜細亜協会の成立を経て1939年の神戸における反英運動へとつながっていった経緯を分析することで、汎アジア主義の展開を時代的に追跡した。

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    • 汎アジア主義における『台湾要因』--両岸関係をめぐる日・英中間抗争の政治経済史的背景

      松浦正孝

      北大法学論集55 ( 3 ) 21 - 72   2004年9月15日

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:北海道大学大学院法学研究科  

      日本が植民地台湾を足場に、大亜細亜協会を中心として、台湾の対岸である広東・広西・福建などの西南地方や東南アジアに、大アジア主義イデオロギーを浸透させ、膨張していこうとした過程を解明した。

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    • 'Analysing the Relationship between Business and Politics in Pre-War Japan: Some Thoughts on the Zaikai' 招待有り

      松浦正孝

      LSE STICERD Discussion Paper ( JS/00/381 ) 21 - 45   2000年2月

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

      英国などとの比較を念頭に、英国の学界に対して、新しく提示した「財界」概念を理論的かつ具体的に紹介した。

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    • 再考・日中戦争前夜--中国幣制改革と兒玉訪中団をめぐって 査読有り

      松浦正孝

      国際政治 ( 122 ) 134 - 150   1999年9月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本国際政治学会  

      日中戦争直前に、戦争を回避するため中国に派遣された財界による児玉使節団の活動を、中国・英国側の新資料を用いて詳しく解明し、再評価した。

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    • 宗像久敬ともう一つの終戦工作(下) 招待有り

      松浦正孝

      UP26 ( 292 ) 25 - 29   1997年2月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)   出版者・発行元:東京大学出版会  

      日本銀行調査局長宗像久敬が、日中戦争期に携わった重要な対中和平工作とは別の、終戦工作についての事実を、南原繁との関わりにおいて発掘し、紹介した。

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    • 宗像久敬ともう一つの終戦工作(上) 招待有り

      松浦正孝

      UP26 ( 291 ) 16 - 20   1997年1月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)   出版者・発行元:東京大学出版会  

      日本銀行調査局長の宗像久敬が、日中戦争期に携わった和平工作とは別の、終戦工作に関する関与を、南原繁との関わりを交えて、発掘・紹介した。

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    • 「帝人事件」考--戦前日本における財界の組織化と政界・財界関係 査読有り

      松浦正孝

      年報政治学 ( 46 ) 3 - 29   1995年12月21日

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:岩波書店  

      日本における「財界」についての新たな概念・分析枠組みを提示するために、帝人事件をケースとして取り上げ、そこから「財界」という概念の具体的イメージを浮かび上がらせた。

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    • 日中戦争収拾構想と華中通貨工作 査読有り

      松浦正孝

      国際政治 97号 「昭和期における外交と経済」97 ( 97 ) 86 - 102   1991年5月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:学術雑誌目次速報データベース由来  

      日中戦争収拾のために、第一次近衛内閣のもとで行われた英国を仲介とする和平工作が、国際金融センターである華中の上海を中心として行われたことを解明した。

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    MISC

    • 書評「関智英著『対日協力者の政治構想ーー日中戦争とその前後』(名古屋大学出版会、2019年10月)) 招待有り

      史林103 ( 6 ) 60 - 66   2020年11月

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      担当区分:筆頭著者  

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    • 解説「『近代日本の政治家』執筆の発端から完成まで」

      松浦正孝

      岡義武著『近代日本の政治家』岩波書店、2019年   367 - 422   2019年10月

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      掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)  

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    • 「アジア主義」「池田成彬」「石川一郎」「石坂泰三」「石橋正二郎」「石渡荘太郎」「植村甲午郎」「各務鎌吉」「賀屋興宣」「河合良成」「串田万蔵」「郷誠之助」「五島慶太」「小林一三」「膳桂之助」「全国産業団体連合会」「大亜細亜協会」「日本経済連盟会」「吉野信次」「渡辺武」「渡辺銕蔵」 招待有り

      松浦正孝

      『アジア・太平洋戦争辞典』   2015年

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      記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)   出版者・発行元:吉川弘文館  

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    • 書評 石井裕晶著『戦前期日本における制度変革 : 営業税廃税運動の政治経済過程』

      松浦 正孝

      社会経済史学79 ( 4 ) 577 - 580   2014年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:社会経済史学会  

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    • 財界論

      松浦正孝

      日本経済の歴史--列島経済史入門   2013年5月25日

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      記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)   出版者・発行元:名古屋大学出版会  

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    • 「大亜細亜主義」系のアジア主義史料

      松浦正孝

      日本歴史 ( 757 ) 98 - 99   2011年6月

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      記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)   出版者・発行元:吉川弘文館  

      日本の大アジア主義系の雑誌として、戦前の『大亜細亜主義』と、その系譜を引く中谷武世の『民族と政治』、金子定一の『雑文クラブ』『開発クラブ』を紹介した。

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    • 松井石根と「大東亜戦争」

      松浦正孝

      中日新聞 ( 夕刊 ) 11 - 11   2010年6月11日

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      記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)   出版者・発行元:中日新聞社  

      松井石根の地元名古屋の読者に向けて、松井石根の紹介と、彼の評価の変化を紹介した。

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    • アジア主義に多方面から光を!

      松浦正孝

      外交フォーラム ( 245 ) 38 - 40   2008年12月

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      記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)   出版者・発行元:都市出版  

      アジア主義を、日本で通常考えられている、西洋列強からのアジア防衛から侵略へとつながるアジア主義というものだけではなく、アジア各地域からの視点をもって見ると、全く異なるものがあることを述べ、広域比較研究によってアジア主義を相対化する必要を説いた。

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    • 総力戦体制と財界の対応

      松浦正孝

      日本経営史の基礎知識   232 - 233   2004年10月

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      記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)   出版者・発行元:有斐閣  

      日本の戦時経済について、財界による自主統制から官僚統制強化へとつながるプロセスを、財界にも重点を置きながら解説した。

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    • 松浦正孝『日中戦争期における経済と政治』」・「松浦正孝『財界の政治経済史』

      松浦正孝

      日本史文献事典   1134 - 1135」   2003年12月

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      記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)   出版者・発行元:弘文堂  

      拙著『日中戦争期における経済と政治』、『財界の政治経済史』について、その要旨と強調したかった点について、解説を書いた。

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    書籍等出版物

    • 「戦後日本」とは何だったのかーー時期・境界・物語の政治経済史

      ( 担当: 編集 ,  範囲: 序章1-33頁、第16章(共著)429-473頁、結びにかえて661-669頁)

      ミネルヴァ書房  2024年2月28日  ( ISBN:9784623097166

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    • 邁向和解之路:中日戰爭的再検討 下冊

      黄自進主編, 松浦正孝著, 梁雯訳( 担当: 単著 ,  範囲: 「九一八事變後的綜合開發計劃與戰後日本」515-576頁(松浦著「満洲事変後の総合開発プロジェクトと戦後日本」の翻訳))

      稲郷出版社(台湾新北市)  2019年6月 

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    • 第17回日韓歴史家会議 報告書「東アジアの平和思想とその実践ー歴史的考察」

      李泰鎮, 石上英一, 崔徳洙, 斐京漢, 松浦正孝( 担当: 共著 ,  範囲: 「東アジアの戦争とアジア主義:『大東亜戦争』へ向かう日本の対中国政策と対英国政策を中心に」及び質疑応答)

      日韓文化交流基金  2018年3月15日 

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • <日中戦争>とは何だったのか--複眼的視点

      黄自進, 劉建輝, 戸部良一, 松浦正孝( 担当: 共著 ,  範囲: 12村田省蔵と実業アジア主義)

      ミネルヴァ書房  2017年9月30日  ( ISBN:9784623079957

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • 経済社会の歴史ーー生活からの経済史入門

      中西聡, 松浦正孝( 担当: 共著 ,  範囲: 解説10B「経済競争と国際紛争」)

      名古屋大学出版会  2017年  ( ISBN:9784815808938

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      記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論

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    • 第四届国際漢学会議論文集 近代中国的政治與外交

      潘光哲, 許文堂, 陳慈玉, 江夏由樹, 松浦正孝, Lin-chun Wu, 陳紅民, 黄自進( 担当: 共著)

      中央研究院  2013年10月  ( ISBN:9789860387162

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      記述言語:英語 著書種別:学術書

      松井石根の大亜細亜主義において,中国がどのように位置づけられているのかを分析した。

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    • 岩波講座 東アジア近現代通史 第六巻 アジア太平洋戦争と「大東亜共栄圏」 1935-1945年 日中戦争から第二次世界大戦へ(共著)

      松浦正孝( 担当: 共著 ,  範囲: すべて)

      岩波書店  2011年1月28日  ( ISBN:9784000112864

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

      『「大東亜戦争」はなぜ起きたのか』を2010年に刊行した後、大亜細亜協会の大亜細亜主義が、実はその後も敗戦に至るまで強く政権中枢の外交政策を規定し続けたことが明らかになった。このことを、大亜細亜主義と深いつながりを持っていた小磯国昭の内閣について、史料に基づいて実証した。

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    • 「大東亜戦争」はなぜ起きたのか--汎アジア主義の政治経済史

      松浦正孝( 担当: 単著 ,  範囲: すべて)

      名古屋大学出版会  2010年2月28日  ( ISBN:9784815806293

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

      「大東亜戦争」を引き起こした要因の一つとして、汎アジア主義を考え、その歴史的系譜と、満州事変以降における変質・発展を考察し、「大東亜戦争」に至る過程を、大亜細亜協会や軍事・経済・宗教・文化・社会などの各勢力によるネットワークと、植民地・アジア独立運動家などの周縁の視点から主に解明した。

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    • The International History of East Asia, 1900-1968 Japan and Pan-Asianism(共著)

      松浦正孝( 担当: 共著 ,  範囲: すべて)

      Routledge  2010年1月30日  ( ISBN:9780415401241

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      記述言語:英語 著書種別:学術書

      日本を「大東亜戦争」へと動かした汎アジア主義が、「インド要因」などのために日中戦争を日英戦争へと変えていった過程を、英国との関係を中心に概観した。

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    • 東亜的知識交流与歴史記憶(共著)

      松浦正孝( 担当: 共著)

      韓国東北亜歴史財団  2009年11月  ( ISBN:9788961871457

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      記述言語:中国語 著書種別:学術書

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    • 東アジアの知識交流と歴史記憶(共著)

      松浦正孝( 担当: 共著 ,  範囲: 115-176頁すべて)

      韓国東北亜歴史財団  2009年4月  ( ISBN:9788961871457

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • 『復刻版 大亜細亜主義』全26巻(共編著)

      後藤乾一, 松浦正孝( 担当: その他 ,  範囲: 解説論文)

      龍渓書舎  2008年6月  ( ISBN:9784844704874

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      記述言語:日本語 著書種別:その他

      重要な戦前の汎アジア主義を主宰した大亜細亜協会の機関誌『大亜細亜主義』が散逸していたものを、後藤と松浦とで完全な形に復刻し、これに政治学的・国際関係論的な解説を加えたものである。

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    • 政治学のエッセンシャルズーー視点と争点 (共編著)

      辻康夫, 松浦正孝, 宮本太郎( 担当: 共編者(共編著者) ,  範囲: 第一章、第十二章、あとがき)

      北海道大学出版会  2008年3月25日  ( ISBN:9784832966918

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      記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論

      政治学の様々な分野の最先端に関して、北海道大学法学部政治講座に属していた研究者が、それぞれ自らの専門から少しずらしたテーマを選び、あえて論争的なテーマについて、解説と検討を加えた異色のテキストである。

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    • 昭和・アジア主義の実像--帝国日本と台湾・「南洋」・「南支那」 (編著)

      松浦正孝他( 担当: 編集 ,  範囲: 序論、結章、あとがき)

      ミネルヴァ書房  2007年12月18日  ( ISBN:9784623049424

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

      戦前日本の対南方進出について、これまで分析が手薄であった台湾・華南・東南アジアなどと日本の植民地統治・対外膨張との関係を、アジア主義という概念をカギに、中国・台湾・英国などや日本の第一線の研究者と共に、新たな解明を行った。

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    • 膨張する帝国 拡散する帝国(共著)

      松浦正孝( 担当: 単著 ,  範囲: 汎アジア主義における「インド要因」--日本帝国経済再編とディアスポラによる反英の論理)

      東京大学出版会  2007年4月  ( ISBN:9784130301442

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

      世界大恐慌後のアジア経済再編により日本とアジア諸国との通商を担う比重が大きくなったインド商人らの存在に着目し、それと共に神戸を中心に増加したインド人を背景として、亡命インド人独立活動家らの反英の論理が、日本国内における汎アジア主義に影響を与えた。大亜細亜協会など日本の汎アジア主義者らも彼らを利用した。こうした政治経済史的観点から、汎アジア主義を「インド要因」に基づいて分析した論文である。

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    • 憲政の政治学(共著)

      松浦正孝( 担当: 共著 ,  範囲: 高橋財政下の帝国経済再編と体制間優位競争--汎アジア主義の日本帝国における政治経済基盤)

      東京大学出版会  2006年1月  ( ISBN:9784130301381

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

      世界大恐慌及び満州事変以後に展開されたいわゆる「高橋財政」が、日本帝国を中心とするアジア経済圏の再編成を行うと共に、アジア経済の発展をもたらし、その結果として汎アジア主義が発展していったことを、政治経済史的に解明した。

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    • 戦争・復興・発展--昭和政治史における権力と構想(共著)

      松浦正孝( 担当: 共著 ,  範囲: 高橋是清と「挙国一致」内閣--政党内閣崩壊後の政治経済)

      東京大学出版会  2004年4月  ( ISBN:4130301195

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

      日本が植民地台湾を足場に、大亜細亜協会を中心として、台湾の対岸である広東・広西・福建などの西南地方や東南アジアに、大アジア主義イデオロギーを浸透させ、膨張していこうとした過程を解明した。

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    • 財界の政治経済史--井上準之助・郷誠之助・池田成彬の時代

      松浦正孝( 担当: 単著 ,  範囲: すべて)

      東京大学出版会  2002年10月12日  ( ISBN:4130362119

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

      近代以降における日本の財界の生成・発展過程を、「財界世話業」という概念をカギに具体的な人物に即して分析し、従来の財閥などを中心とした経済と政治との関係について、新たな枠組みを提示した。

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    • 北大法学部ライブラリー3 情報・秩序・ネットワーク(共著)

      松浦正孝( 担当: 共著 ,  範囲: 「財界世話業」と経済システムの危機)

      北海道大学出版会  1999年4月  ( ISBN:9784832926318

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

      新たな概念・分析枠組みとして設定した「財界」により、戦前日本の経済危機が如何にして収拾されていったかを解明した。

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    • 日中戦争期における経済と政治--近衛文麿と池田成彬

      松浦正孝( 担当: 単著 ,  範囲: すべて)

      東京大学出版会  1995年7月7日  ( ISBN:4130360833

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

      日中戦争期に、財界の池田成彬を軸になされた戦時経済体制再編と、英国を仲介とする和平工作の試みを中心に、日中戦争期の政治経済史を解明した。

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    講演・口頭発表等

    • 近代日本のアジア主義と東アジア地域秩序 招待有り

      松浦正孝

      令和2年度 戦争史研究国際フォーラム「近代東アジアの安全保障環境」  2021年3月3日 

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      開催年月日: 2021年3月3日 - 2021年3月3日

      記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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    • 「東アジアの戦争とアジア主義:『大東亜戦争』に向かう日本の対中国政策と対英国政策を中心に」 招待有り

      松浦正孝

      日韓文化交流基金主催・第17回日韓歴史家会議「東アジアの平和思想とその実践―歴史的考察」  2017年11月18日 

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      記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

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    • 「1940年代新秩序構想の中のデモクラシーとヨーロッパ統合」討論 招待有り

      松浦正孝

      日本政治学会  2017年9月24日 

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      記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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    • 満洲事変後の総合開発プロジェクトと戦後日本 招待有り

      松浦正孝

      国際学術研討会「遇向和解之路:中日戦争的再検討」中央研究院近代史研究所  2017年9月14日 

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      開催年月日: 2017年9月14日 - 2017年9月14日

      記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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    • Eric C. Han, "The death of Sino-Japanese friendship: Lessons from the later political career of Inukai Tsuyoshi" に対する討論 招待有り

      Matsuura Masataka

      東京大学近代日本史研究会(JHG)  2016年10月11日 

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      開催年月日: 2016年10月11日 - 2016年10月11日

      記述言語:英語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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    • 書評:田辺明生・杉原薫・脇村孝平編『現代インド1 多様性社会の挑戦』(東京大学出版会、2015) 招待有り

      松浦正孝

      「『現代インド』全体書評会  2015年10月31日  京都大学中心拠点「現代インド地域研究」

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      記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

      開催地:京都大学稲盛財団記念館  

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    • 戦後日本財界與「大東亜共栄圏」経験 国際会議

      松浦正孝

      「遇向和解之路:中日戦争的再省思」  2015年9月16日  中央研究院近代史研究所

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      記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

      開催地:台北  

      戦後日本の財界を代表する人物を何人か取り上げ、彼らの「大東亜共栄圏」と戦後の政治的・経済的活動との関わりを検討した。

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    • 財界人達の戦前・戦争・戦後:村田省蔵・藤山愛一郎・水野成夫とアジア主義 国際会議

      松浦正孝

      日本の軍事戦略と東アジア社会 :日中戦争期を中心として  2015年4月26日  国際日本文化研究センター

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      記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

      開催地:国際日本文化研究センター、京都市  

      村田省蔵・藤山愛一郎・水野成夫という対照的な財界人の戦前から戦後に至る軌跡を、アジア主義をキーワードとして分析した。

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    • ビジネス・財界と政権のあいだーー日本政治経済史の一考察

      松浦正孝

      「20世紀と日本」研究会  2014年11月30日 

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      記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

      開催地:上廣倫理財団ビル1F、UFホール、東京都千代田区  

      第一次伊藤博文内閣から第三次安倍内閣に至るビジネス・財界からの入閣リストをもとに、日本に政治経済史を時期区分し、重要な概念を析出・整理した。

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    • The Role of Zaikai in Prewar Japanese Society from the Viewpoint of Globalization 国際会議

      Matsuura, Masataka

      経営史学会第50回全国大会  2014年9月13日  経営史学会

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      記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

      開催地:文京学院大学本郷キャンパス  

      戦前日本の財界が形成・確立していく過程を、日本の経済発展を促進した役割を解明しつつ、グローバル化への対応という側面から検討した。

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    • コメント アジア主義研究の立場から 招待有り 国際会議

      松浦正孝

      インド人による反植民地主義の越境的軌跡ーーヨーロッパと東アジアの経験  2013年12月7日  科研プロジェクト「「生半可な教育を受けた現地人」の誕生と英領ベンガルの言語・教育・官吏登用政策」

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      記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

      開催地:同志社大学今出川キャンパス  

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    • コメント 政治経済史の立場から

      松浦正孝

      シンポジウム 比較研究・実業の継承者たちーー渋沢敬三・岩崎小弥太・藤山愛一郎  2013年9月22日  渋沢史料館

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      記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

      開催地:渋沢史料館(東京都北区)  

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    • The Greater Asian War in the context of the global history 国際会議

      Matsuura, Masataka

      East Asia in World History: Dialectics between the National and the Global  2013年7月21日  科研費基盤S「ユーラシアの近代と新しい世界史叙述」、ベルリン自由大学

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      記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

      開催地:Humboldt-Universität zu Berlin  

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    • 中国與周辺国家 招待有り 国際会議

      松浦正孝

      第四届国際漢学会議  2012年6月20日  中央研究院

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      記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

      開催地:台北  

      論文Japanese ‘Greater Asianism’ and China を口頭報告する予定であったが、体調不良のため参加できず、中央研究院近代史研究所の林満紅研究員に代読・論評して頂いた。

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    • the Japanese Empire's Pan Asianism Project of the 1930s: Vision and Network" (read by adeputy) 国際会議

      松浦 正孝

      an International Conference on "Reginal International and Integration in Asia"  2011年10月14日 

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      記述言語:英語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

      開催地:University of Freiburg  

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    • 合評:渡辺純子著『産業発展・衰退の経済史―「10大紡」の形成と産業調整』(有斐閣、2010年)

      松浦 正孝

      政治経済学・経済史学会北海道部会, 経常史学会北海道ワークショップ共催「合評会:渡辺純子著『産業発展・衰退の経済紙』(有斐閣、2010年)  2011年6月25日 

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      記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

      開催地:北海道大学経済学部  

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    • 戦前日本の対アジア政策―汎アジア主義者を中心として

      松浦 正孝

      日本政治学会研究大会共通論題  2010年10月9日  日本政治学会

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      記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

      開催地:中京大学, 名古屋  

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    • Japanese Modernigation: Western and Asian 国際会議

      Matsuura, Masataka

      the 21st International Congress of Historial Sciences,  2010年8月24日 

      詳細を見る

      記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

      開催地:Amsterdam, Holland  

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    • 書評:籠谷直人・脇村孝平編『帝国とアジア・ネットワーク―長期の19世紀』(世界思想社, 2009年)

      松浦 正孝

      科研費基盤研究S「ユーラシアの近代と新しい世界史叙述」研究会  2010年3月7日  科研費基盤研究(S)

      詳細を見る

      記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

      開催地:東京大学 東洋文化研究所  

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    • 「大東亜戦争はなぜ起きたのか―汎アジア主義の政治経済史

      松浦 正孝

      東京大学政治史研究会  2009年1月24日  東京大学政治学研究会

      詳細を見る

      記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

      開催地:東京大学法学部  

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    • 近代日本における三つのアジア主義―小日本主義・民間経済提携論・大亜細亜主義 国際会議

      松浦 正孝

      東北亜歴史財団  2008年12月5日  東北亜歴史財団

      詳細を見る

      記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

      開催地:ソウル, グランド・ヒルトン・ホテル  

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    • アジア主義の比較―歴史的文脈と現実的意味

      松浦 正孝

      日本国際政治学会2008年度研究大会  2008年10月25日  日本国際政治学会

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      記述言語:日本語   会議種別:その他  

      開催地:つくばコンベンションセンター  

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    • 「大東亜戦争への道」についての一つの解釈―「新しい中世」か「西洋・近代化帝国」か

      松浦 正孝

      「二〇世紀と日本」研究会  2008年3月8日  「二〇世紀と日本」研究会

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      記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

      開催地:京都大学 時計台記念館  

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    • 日本帝国におけるアジア主義をめぐって

      松浦 正孝

      東京財団国家論研究会  2007年4月  東京財団国家論研究会

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      記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

      開催地:東京財団  

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    • 政治史研究と現代政治分析

      松浦 正孝

      日本政治研究学会第7回(2006年秋季)研究会  2006年11月18日  日本政治研究学会

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      記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

      開催地:東京大学法学部, 東京  

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    • The Indian Revolutionaries abroad and Japanese Pan-Asianism 国際会議

      Matsuura, Masataka

      An International Workshop funded by JSPS, "A Study on Empire and Network: Indian Migrants/Merchants in East Asia and Beyond," Institute for Research in Humanities, Kyoto University  2005年10月7日  京都大学人文科学研究所

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      記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

      開催地:京都大学, 京都  

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    • 基調報告「戦前戦後の連続と断絶--東アジアにおける4つの『帝国』の堆積」、「日中情報宣伝戦争」 国際会議

      松浦 正孝

      国際シンポジウム「植民地帝国をめぐる日本・中国・南洋??帝国・アイデンティティ・ネットワーク」(科研費基盤研究B「植民地台湾をめぐる中国ナショナリズム・日本の汎アジア主義・台湾ナショナリズム」主催  2005年9月2日  科研費基礎研究B

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      記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(基調)  

      開催地:北海道大学, 札幌  

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    • 高橋財政下の帝国経済再編と植民地体制優位競争

      松浦 正孝

      人文社会プロジェクト「帝国とネットワーク」研究会  2004年4月  京都大学 人文科学研究所

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      記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

      開催地:京都大学人文科学研究所, 京都  

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    • Japan and Pan-Asianism (read by a deputy) 国際会議

      Matsuura, Masataka

      the symposium on "Anglo-Japanese Relations and the International Politics of East Asia", London School of Economics and Political Science  2004年4月  LSE

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      記述言語:英語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

      開催地:London  

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    • The Indian Diaspora and Japanese Pan-Asianism 国際会議

      Matsuura, Masataka

      An International Workshop funded by JSPS, "A Study on Empire and Network:Searching Economic Order in Asia from 17th Century to 20th Century," Institute for Research in Humanities, Kyoto University  2004年4月  京都大学 人文科学研究所

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      記述言語:英語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

      開催地:京都大学, 京都  

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    • 満州事変から「大東亜戦争」へ--「汎アジア主義」の政治経済史

      松浦 正孝

      日本国際政治学会2003年度年次大会「歴史としての日中戦争」部会  2003年4月  日本国際政治学会

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      記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

      開催地:つくば国際会議場, 茨城  

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    • Race, Religion and Responsibility for Civilization 国際会議

      Matsuura, Masataka

      the International Symposium "the Role of the United Nations in International Politics" at Hokkaido University  2003年4月  北海道大学 法学研究科

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      記述言語:英語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

      開催地:北海道大学, 札幌  

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    • Rethinking the Eve of Sino-Japanese War 1937-1945 国際会議

      Matsuura, Masataka

      Postgraduate Students Seminar, International History Department, London School of Economics and Political Science  2000年4月  LSE

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      記述言語:英語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

      開催地:London  

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    • Analysing the Relationship between Business and Politics in Pre-War Japan: Some Thoughts on the Zaikai 国際会議

      Matsuura, Masataka

      the workshop at the Suntory and Toyota International Centres for Economics and Related Disciplines, London School of Economics and Political Science  1999年4月  LSE

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      記述言語:英語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

      開催地:London  

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    • 走向戦争--戦前日本的財経界与政治 国際会議

      松浦 正孝

      台湾中央研究院「戦争与社会」研究群研究会  1998年4月  中央研究院近代史研究所

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      記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

      開催地:台北  

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    • 日中戦争収拾をめぐる経済の役割ーー第一次近衛内閣の改造を中心に

      松浦 正孝

      日本国際政治学会「日中関係の構造ー戦中と戦後」部会  1995年4月  日本国際政治学会

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      記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

      開催地:修道大学, 広島  

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    所属学協会

    Works(作品等)

    • エッセイ「私の三冊」(『法学周辺』48号) その他

      2018年10月

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      作品分類:その他  

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    • 「書評「田辺明生・杉原薫・脇村孝平(編)『現代イ ンド1 多様性社会の挑戦』 東京大学出版会、2015年」(『南アジア研究』28号、2016年) その他

      2018年6月

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      作品分類:その他  

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    • 「アジア主義」「池田成彬」「石川一郎」「石坂泰三」「石橋正二郎」「石渡荘太郎」「植村甲午郎」「各務鎌吉」「賀屋興宣」「河合良成」「串田万蔵」「郷誠之助」「五島慶太」「小林一三」「膳桂之助」「全国産業団体連合会」「大亜細亜協会」「日本経済連盟会」「吉野信次」「渡辺武」「渡辺銕蔵」(『アジア・太平洋戦争辞典』吉川弘文館) その他

      2015年10月

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      作品分類:その他  

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    • 座談会「野村浩一・倉田徹・松田宏一郎・松浦正孝・吉岡知哉・神橋一彦『いま中国とどう向き合うか』」(『法学周辺』43号、2015年3月) その他

      2015年3月

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      作品分類:その他  

      野村浩一立教大学名誉教授を囲んでの座談会。

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    • 書評「石井裕晶著『戦前期日本における制度変革--営業税廃税運動の政治経済過程』(早稲田大学出版部、2012年)」(『社会経済史学』79巻4号) その他

      2014年2月

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      作品分類:その他  

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    • 書評「石井寛治著『帝国主義日本の対外戦略』(名古屋大学出版会、2012年)」(『史学雑誌』122編9号) その他

      2013年9月

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      作品分類:その他  

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    • 資料散歩「『大亜細亜主義』系のアジア主義史料」(『日本歴史』757号) その他

      2011年6月

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      作品分類:その他  

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    • 書評「鈴木多聞著『「終戦」の政治史 1943-1945』(東京大学出版会、2011年)」(『週刊読書人』第2885号(2011年4月15日付4面)) その他

      2011年3月

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      作品分類:その他  

      鈴木多聞著『「終戦」の政治史 1943-1945』(東京大学出版会、2011年)」を書評し、『週刊読書人』第2885号(2011年4月15日付、4面)に掲載した。

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    • エッセー「松井石根と『大東亜戦争』」『中日新聞』 その他

      2010年6月

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      作品分類:その他  

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    • エッセー「アジア主義に多方面の光を!」(『外交フォーラム』245号「特集 アジアはひとつか」) その他

      2008年12月

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      作品分類:その他  

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    • 書評「佐々木雄太編著『世界戦争の時代とイギリス帝国』(ミネルヴァ書房、2006年) その他

      2007年4月
      -
      2007年12月

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      作品分類:その他  

      佐々木雄太編著『世界戦争の時代とイギリス帝国』(ミネルヴァ書房、2006年)を書評し、『西洋史学』230号(2008年)80-82頁に掲載した。

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    • 項目執筆「総力戦体制と財界の対応」(柴孝夫他編『日本経営史の基礎知識』有斐閣) その他

      2004年10月

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      作品分類:その他  

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    • 文献紹介「松浦正孝『日中戦争期における経済と政治』」・「松浦正孝『財界の政治経済史』(黒田日出男他編「日本史文献辞典」弘文堂) その他

      2003年12月

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      作品分類:その他  

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    • 回顧と展望「日本(近現代) 八 外交・対外関係 2」 その他

      2001年12月
      -
      2002年3月

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      作品分類:その他  

      2001年に出た近現代後半の外交・対外関係に関する学界の業績展望を、網羅的に集めて取捨選択・評価し、『史学雑誌』111編5号(2002年)168-172頁に掲載した。

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    • 書評「秋田茂・籠谷直人編『1930年代のアジア国際秩序』(渓水社、2001年) その他

      2001年12月
      -
      2002年2月

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      作品分類:その他  

      画期的な業績である秋田茂・籠谷直人編『1930年代のアジア国際秩序』(渓水社、2001年)を書評し、京都大学『史林』85巻3号(2002年)135-141頁に掲載した。

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    • 書評「加藤陽子『模索する1930年代--日米関係と陸軍中堅層』(山川出版社、1993年) その他

      1993年12月
      -
      1995年6月

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      作品分類:その他  

      加藤陽子著『模索する1930年代--日米関係と陸軍中堅層』(山川出版社、1993年)を書評し、日本国際政治学会編『国際政治』109号「終戦外交と戦後構想」、1995年)200-205頁に掲載した。

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    • 学界展望「升味準之輔著 『戦後政治』上・下(東京大学出版会、1983年)」 その他

      1985年4月
      -
      1986年9月

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      作品分類:その他  

      升味準之輔著『戦後政治』上・下を書評し、『国家学会雑誌』99巻7・8号、1986年、95-97頁に掲載した。

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    共同研究・競争的資金等の研究

    • 戦後体制(レジーム)とは何であったか――『戦後日本』政治経済史の検証

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      松浦正孝

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      2018年4月 - 現在

      担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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    • 戦後日本の「中東」に対する認識と外交政策 ーー資源保障論を超えて

      科学研究費助成事業 

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      2017年8月 - 現在

      資金種別:競争的資金

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    • 間帝国的関係性からみた植民地支配と抵抗――比較・協力・並存・移動の史的構造

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      水谷智同志社大学グローバル地域文化学部准教授

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      2016年4月 - 現在

      資金種別:競争的資金

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    • 「平成政変」の政治経済史

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      2010年10月 - 現在

      資金種別:競争的資金

      平成に入って以後の自民党一党単独政権の崩壊を中心とする政治変動を政治経済的に分析する。

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    • 政治的人格の形成と歴史記憶・教育

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      2009年4月 - 現在

      資金種別:競争的資金

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    • グローバル・ヒストリーと近代化

      科学研究費補助金 

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      2008年4月 - 現在

      資金種別:競争的資金

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    • アジア主義の広域比較研究

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      2008年4月 - 現在

      資金種別:競争的資金

      アジア主義やアジア地域主義概念について、多様な地域を取り上げ、共同で比較研究を行っている。

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    • 日本における汎アジア主義

      科学研究費補助金 

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      2003年4月 - 現在

      資金種別:競争的資金

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    • 戦後日本における財界の確立とアジア・太平洋

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

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      2013年1月 - 2018年3月

      資金種別:競争的資金

      配分額:3800000円 ( 直接経費:2660000円 、 間接経費:1140000円 )

      本研究は、戦後の日本財界がどのように形成されたかを、日本の戦後復興や戦後賠償・対アジア経済援助などの現実の政治経済過程の中で明らかにし、財界内の権力構造、財界と国内政治・国際政治との関係を、具体的・構造的・学際的に解明することを最終的な目的とする。その際、財界を中心に、戦前・戦時から戦後にかけて日本がアメリカの対日政策に如何に対応し、アジアとの関係をどのように構想しようとしたかに留意する。

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    • ユーラシアの近代と新しい世界史叙述

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

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      2009年4月 - 2014年3月

      資金種別:競争的資金

      配分額:122980000円 ( 直接経費:94600000円 、 間接経費:28380000円 )

      国民国家や「ヨーロッパ(西洋)とアジア(東洋)」という既存の歴史叙述の単位にとらわれず、ユーラシア、さらに世界を一体と見る立場で新しい世界史を構築する方法を探る。

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    • アジア主義のビジョンとネットワークに関する広域比較研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

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      2008年4月 - 2013年3月

      資金種別:競争的資金

      アジア各地におけるアジア主義の多様なあり方を、ヴィジョンとネットワークの観点から分析し、広域比較を行った。

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    • 一党優位体制の功罪-自民党政権そしてその後

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      真渕 勝, 笠 京子, 松浦 正孝, 宗前 清貞, 南京 兌, 徳久 恭子

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      2011年 - 2011年

      課題番号:23653037

      配分額:4290000円 ( 直接経費:3300000円 、 間接経費:990000円 )

      自民党一党優位体制が終焉したことは、その正確な時期をめぐっては議論の余地はあるものの、ほぼ間違いない。そこで、政権交代が起こったという事実を前に、自民党政権とはどのような政権であったのかを検討した。研究成果は政治学会年報2012年I『自民党と政権交代』」として近く出版される。

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    • 汎アジア主義の政治経済史

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      2002年10月 - 2010年2月

      資金種別:競争的資金

      日本を「大東亜戦争」へと導いたイデオロギー要因を、大亜細亜協会を中心とした汎アジア主義の観点から分析した。

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    • 日本政治史学と現代政治学・歴史学理論との対話と交流の可能性に関する研究

      科学研究費助成事業 

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      2005年4月 - 2008年3月

      資金種別:競争的資金

      学界における歴史研究と現代政治分析との乖離という現状に鑑み、歴史学と理論研究、現代政治分析の架橋の可能性を探った。

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    • 戦間期セミ・ポリアーキー諸国における政治体制変動の研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

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      2005年4月 - 2008年3月

      資金種別:競争的資金

      戦間期のポリアーキー崩壊期における各国の動向を、東欧諸国と日本との比較の視座から分析した。

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    • 植民地台湾をめぐる中国ナショナリズム、日本の汎アジア主義、台湾人ナショナリズム

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

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      2004年4月 - 2007年3月

      資金種別:競争的資金

      植民地台湾を中心として、日本の汎アジア主義が華南や東南アジアへと進出する形態とそれへの中国・台湾・東南アジアの対応を分析した。

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    • 地球市民社会の政治学

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

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      2002年4月 - 2006年3月

      資金種別:競争的資金

      地球市民という概念を国際社会が持つ条件やそれへの保証を多くの研究者がそれぞれの専門から分析した

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    • 「対抗文明」としての「大東亜共栄圏」の政治経済学的・外交史的研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

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      2000年4月 - 2004年3月

      資金種別:競争的資金

      西洋文明、中華文明に対抗する「対抗文明」としてのアイデンティティを日本帝国が持ち、「大東亜共栄圏」を標榜するに至る過程を政治経済史の立場から分析した。

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    • 財界の政治経済史

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      1995年7月 - 2002年10月

      資金種別:競争的資金

      日本における財界の生成・発展過程を政治経済史的に分析した。

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    • 安全保障とネオ・リベラル統合-NATO=EU体制と安保=アジアフュージョンの研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      中村 研一, 清水 一史, 遠藤 誠治, 佐々木 隆生, 川島 真, 安藤 研一, 松浦 正孝, 遠藤 乾, 宮脇 淳

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      1999年 - 2001年

      課題番号:11302003

      配分額:22280000円 ( 直接経費:20600000円 、 間接経費:1680000円 )

      ヨーロッパおよび東アジアの2地域を事例として、経済統合と安全保障の関係について以下の成果を得た。
      (1)理論的成果:キンドルバーガーらの覇権安定論およびエルンスト・ハースの新機能主義の2つのモデルに対し、あらたにグローバル化を変数に加えたうえで統合=安全保障ガバナンス・モデル(仮称)を構築した。
      (2)経済学サイドからの成果:東南アジア・東アジアに関して、大規模な統計データを活用し、産業連関分析などを行い、また多国籍企業の地域統合における機能をいくつかの事例を取り上げ分析し、西ヨーロッパの分析結果と比較検討しつつ東アジアの統合潜在力に関する諸仮説を検証した。
      (3)政治学サイドからの成果:京アジアには中国という巨大な主体が存在し、地域統合の前提が西欧とは大きく異なるが、その中国のWTO加盟の経済・政治的インパクトと中国の安全保障構想の転換を分析することにより、中国を東アジアの統合の中に位置付けた。
      (4)総合的な成果:安全保障及び経済統合の多角的国際組織を有した戦後西欧に対比し、それらに相当する国際組織を持たない東アジアのフュージョン現象を体系的に分析した。

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    • 西ヨーロッパと東アジアにおける冷戦体制の比較考察

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      中村 研一, 清水 一史, 松浦 正孝, 佐々木 隆生, 遠藤 乾, 川島 真

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      1998年 - 2000年

      課題番号:10044020

      配分額:18400000円 ( 直接経費:18400000円 )

      本研究の目的は、西欧と東アジアの冷戦体制を比較考察することであった。一方で、西欧では、冷戦初期から、経済統合と安全保障の二つの次元で国際体制が形成された。そしてその二つの国際体制を軸に、相互補完し、相互強化しあう複合体が成立し、それが西欧地域の安定した枠組みを構成した。その経済と安全保障を結びつけた複合体を、本研究は「EU=NATO体制」と名付けた。
      その他方、東アジアには、それに類比しうるような経済と安全保障の複合体が生まれなかった。ここには、日米、米韓など米国を中心とした二国間の軍事的安全保障の束が形成されたが、それらの全体を政治的に包括する制度枠組みには発展しなかった。この地域では経済的相互依存が進展したが、その地理的範囲は二国間安保の束と一致していない。むしろ、軍事的安全保障の周辺に位置付けられた東南アジアにおいて、ASEANという小国主導の経済政治統合が進展した。また、一九八〇年代には、中国をめぐって、それに敵対する二国間安保とそれを包摂しようとする経済的相互依存の乖離が顕著になった。
      このような両地域の相違をもたらした要因は、第一に、米国の政策とその優先順位の差異と、それに対する欧亜の指導者の対応の差異である。また第二に、欧亜間のナショナリズムをめぐる基本的方向も違っていた。西欧では2度の大戦を経て脱国民国家化の動きがあったのに対し、東アジアでは脱植民地化が高揚した。それらのため、冷戦初期から両者の地域構想がずれており、東アジアでは、経済と安全保障の結びつき方は、各国の体制ごとに異なり、地域構想は流動化を続け、あるいは萌芽的段階にとどまり続けたのである。
      この共同研究の成果は、二年以内に一冊の本として公刊する予定である。

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    • 日本における「財界」の形成と展開の史的研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      松浦 正孝

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      1997年 - 1998年

      課題番号:09720049

      配分額:2000000円 ( 直接経費:2000000円 )

      本研究では、平成9年度・10年度の両年度にわたって、日本の「財界」の形成と展開を歴史的に解明することをその目的としている。本年度の作業の一つは、日本における「財界」の組織化を、大正昭和の経済危機に際して行われた「財界世話業」のネットワークの制度化という観点から説明するという、昨年度得られた成果を公表することであった。本年3月か4月に北海道大学図書刊行会から刊行されることになった、北大法学部ライブラリー『情報・秩序・ネットワーク』掲載の「『財界世話業』と経済システムの危機--戦前日本『財界』の形成と組織化」(再校終了)がそれである。この論文は明治初期から現在に至る「財界」のあり方について比較政治の視点から通観したものにもなっており、これまで私が発表した「帝人事件考」(日本政治学会編『年報政治学1995・現代日本政官関係の形成過程』、岩波書店、1995年)及び、脱稿・提出済みの「高橋是清と『挙国一致』内閣」(東京大学出版会から刊行される北岡・御厨編『三谷太一郎教授還暦記念論文集(仮題)』掲載予定であるが、刊行の予定は立っていない)という二つの論文とあわせて、「財界」の組織化に関する枠組みを概ね明らかにし得たと考えている。
      もう一つの作業は、こうして形成された「財界」が外交政策、特に対中国政策に対して与えた影響力について具体的に検討することである。
      本年度は数回の出張によって、日中戦争前夜の対中政策に対する「財界」の態度に関する史料を収集し、現在その成果を執筆中である。この論文は「再考・日中戦争前夜」と題し、本年中に必ず刊行される、学会機関誌に掲載されることが内定している。
      これらの論文を基に、「戦前日本の『財界』と政治」と題する単著を将来刊行したいと考えている。

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    • 日中戦争期における経済と政治

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      1987年4月 - 1995年7月

      資金種別:競争的資金

      日中戦争期の戦時経済と和平工作を、池田成彬を中心に分析した。

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    • 近代日本における「財界」の確立と国家

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      松浦 正孝

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      1995年 - 1995年

      課題番号:07852009

      配分額:900000円 ( 直接経費:900000円 )

      本研究の目的は、現代日本の政財官関係の歴史的背景を明らかにするため、「財界」に焦点を当て、その戦前における形成・確立と戦後への継続の過程を分析することにあった。私は本年度東京大学から北海道大学に異動したため、「財界」に関する基礎的データを収集・整理するためにパソコン等を購入し、東京大学・国会図書館・証券研究所等で資料収集を行い、郷誠之助の遺族らにインタビューを行った。そしてこれとあわせて、郷や池田成彬・和田豊治・井上準之助らの代表的「財界人」についてのデータを収集・分析した。
      これらの作業の結果、従来不明確だった「財界」の形成過程とその実態が、かなり明らかになった。即ち、第一次世界大戦の衝撃の結果、民間経済界の中に、政府との協議・調整機関を持とうという動きが生まれ、「八日会」という政治経済権力の核が形成された。彼らは、「財界世話人」として、公的な審議会に参加すると同時に「八日会」を中心とする私的なネットワークを形成し、政府と連絡しながら戦前日本の経済的枠組を形成・運用した。その流れは金融恐慌を経て強化され、準戦時体制期には彼らの存在が「帝人事件」として浮き彫りにされ、戦時体制期には第一次近衛内閣の池田蔵相兼商工相の下での戦時経済構築を支えた。そして、戦後の「財界」再生へとつながったのである。
      以上の成果の一部は、後述の「研究発表」に掲げた著書・論文として発表された他、東京大学社会科学研究所や北海道大学法学部の研究会で報告された。本研究は、一年間という短期間の、しかも予算の限られた研究であり、当初予定していた「財界人」についての基礎的なデータの構築等の作業はまだまだ不十分である。しかし本研究は、従来ほとんどなかった「財界」についての初めての本格的な歴史的・実証的研究であり、今後もこれを推し進めて、日本の政治経済システムの形成過程を歴史的に明らかにしていく予定である。

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    • 現代日本政官関係の形成過程

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      西尾 勝, 飯尾 潤, 松浦 正孝, 加藤 淳子, 山口 二郎, 御廚 貴, 真渕 勝

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      1994年 - 1995年

      課題番号:06301065

      配分額:10100000円 ( 直接経費:10100000円 )

      本共同研究は、現代日本の政官関係について、(1)歴史的な形成過程について歴史的事実に基づいて再考察すること、(2)国際比較の視点に立って政官関係の日本的特質を確認すること、(3)個々の政策の形成過程に関して、政策領域ごとの相違を確認すること、という3つの視点をたて、日本政治史・政治学・政治過程論・行政学の研究者を結集した。集団的な討論を繰り返して、各参加者が論文を執筆し、報告書には(1)戦前日本における財界の組織化と政財関係、(2)戦後の政府金融機関と政官業の関わり、(3)高度成長期の国土計画と開発政治における政官関係、(4)連立政権における保革対立軸を横断した連合を可能にした80年代の政策融合と政官関係との関わり、(4)政策的知識に焦点を当てた80年代の3つの政策過程の比較、(5)日本の議院内閣制における政治家と官僚の役割行動、(6)日本における内閣の作動実態、について扱った論文を収めている。

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