2025/06/11 更新

写真b

ミノウラ マオ
箕浦 真生
MINOURA Mao
*大学が定期的に情報更新している項目(その他は、researchmapの登録情報を転載)
所属*
理学部 化学科
理学研究科 化学専攻 博士課程後期課程
理学研究科 化学専攻 博士課程前期課程
職名*
教授
学位
博士(理学) ( 東京大学 )
連絡先
メールアドレス
研究キーワード
  • 有機元素化学

  • 環境化学

  • 有機金属化学

  • 有機化学

  • 結晶学

  • 物理有機化学

  • 学内職務経歴*
    • 2013年4月 - 現在 
      理学部   化学科   教授
    • 2013年4月 - 現在 
      理学研究科   化学専攻 博士課程前期課程   教授
    • 2013年4月 - 現在 
      理学研究科   化学専攻 博士課程後期課程   教授
     

    研究分野

    • ナノテク・材料 / グリーンサステイナブルケミストリー、環境化学  / 環境化学

    • ライフサイエンス / 生物有機化学  / 有機元素化学

    • ナノテク・材料 / 構造有機化学、物理有機化学  / 有機元素化学

    経歴

    • 2021年4月 - 現在 
      立教大学 副総長

      詳細を見る

    • 2013年4月 - 現在 
      立教大学   理学研究科 化学専攻博士課程後期課程   教授

      詳細を見る

    • 2013年4月 - 現在 
      立教大学   理学研究科 化学専攻博士課程前期課程   教授

      詳細を見る

    • 2013年4月 - 現在 
      立教大学   理学部 化学科   教授

      詳細を見る

    • 2008年4月 - 2013年3月 
      北里大学理学部   准教授

      詳細を見る

    • 2008年4月 - 2009年3月 
      京都大学化学研究所   客員准教授

      詳細を見る

    • 1999年9月 - 2008年3月 
      北里大学理学部   講師

      詳細を見る

    • 2003年9月 - 2004年8月 
      米国コロンビア大学化学科   客員研究員

      詳細を見る

    • 1995年4月 - 1999年8月 
      広島大学理学部   助手

      詳細を見る

    ▼全件表示

    学歴

    • - 1995年3月 
      東京大学   理学系研究科   化学専攻

      詳細を見る

      国名: 日本国

      researchmap

    • - 1990年9月 
      埼玉大学   理学研究科   化学専攻

      詳細を見る

      国名: 日本国

      researchmap

    • 1984年4月 - 1988年3月 
      埼玉大学   理学部   化学科

      詳細を見る

      国名: 日本国

      researchmap

    論文

    ▼全件表示

    MISC

    • Sn<sub>2</sub>C<sub>2</sub>四員環1,3-ビススタンニレンの合成とその構造

      浅川哲平, 菅又功, 箕浦真生

      日本化学会春季年会講演予稿集(Web)104th   2024年

      詳細を見る

    • 新規ホスホラミド配位子の合成と金属有機構造体への応用

      小林翔, 菅又功, 天野倉夏樹, 天野倉夏樹, 白井昭宏, 白井昭宏, 箕浦真生

      日本化学会春季年会講演予稿集(Web)104th   2024年

      詳細を見る

    • 橋頭位に硫黄官能基を有するトリプチセン配位子を用いた金属有機構造体の合成とガス吸着特性

      山田翔子, 菅又功, 天野倉夏樹, 天野倉夏樹, 箕浦真生

      日本化学会春季年会講演予稿集(Web)104th   2024年

      詳細を見る

    • フェノチアジン配位子を有する新規金属有機構造体の合成とガス吸着特性

      古川璃子, 菅又功, 天野倉夏樹, 天野倉夏樹, 箕浦真生

      日本化学会春季年会講演予稿集(Web)104th   2024年

      詳細を見る

    • 2-スタンナプロパジエンから誘導される新規スズ化合物の構造と反応

      浅川哲平, 菅又功, 箕浦真生

      有機典型元素化学討論会講演要旨集51st (Web)   2024年

      詳細を見る

    • トリプチセンヘキサカルボン酸を用いた新規水素結合性有機構造体の構造と性質 査読有り

      菅又功, 飯濱照幸, 箕浦真生

      日本化学会春季年会講演予稿集(Web)96 ( 9 ) 977 - 979   2023年8月8日

      詳細を見る

    • 直線アレン型構造を示す2-スタンナプロパジエンの合成と性質

      浅川哲平, 菅又功, 箕浦真生

      有機典型元素化学討論会講演要旨集50th (Web)   2023年

      詳細を見る

    • 高水素貯蔵能を有する新規ホスホラミド亜鉛MOFの合成と構造

      小林翔, 菅又功, 天野倉夏樹, 天野倉夏樹, 白井昭宏, 白井昭宏, 箕浦真生

      有機典型元素化学討論会講演要旨集50th (Web)   2023年

      詳細を見る

    • フェノチアジン配位子を有する金属有機構造体の合成とガス吸着挙動

      菅又功, 古川璃子, 天野倉夏樹, 天野倉夏樹, 箕浦真生

      有機典型元素化学討論会講演要旨集50th (Web)   2023年

      詳細を見る

    • ゲルマニウムを中心とする直線アレン分子の合成とその構造

      浅川哲平, 菅又功, 箕浦真生

      日本化学会春季年会講演予稿集(Web)103rd   2023年

      詳細を見る

    • 新規有機リン配位子の合成とMOFへの応用

      小林翔, 菅又功, 白井昭宏, 白井昭宏, 箕浦真生

      日本化学会春季年会講演予稿集(Web)103rd   2023年

      詳細を見る

    • ゲルマニウムを中心とする直線アレン分子の反応性

      浅川哲平, 菅又功, 箕浦真生

      基礎有機化学討論会要旨集33rd (CD-ROM)   2023年

      詳細を見る

    • 分子内水素結合を活用したヒドロキサム酸MOFの合成・構造・多孔性評価

      菅又功, ZHANG Yanhua, 天野倉夏樹, 天野倉夏樹, 白井昭宏, 白井昭宏, 箕浦真生

      基礎有機化学討論会要旨集33rd (CD-ROM)   2023年

      詳細を見る

    • 新規ヘテロアレン分子2-stannapropadieneの合成・構造

      浅川哲平, 菅又功, 箕浦真生

      基礎有機化学討論会要旨集33rd (CD-ROM)   2023年

      詳細を見る

    • 官能基化カルバゾール配位子を用いたMOFの柔軟性制御とガス吸着挙動

      菅又功, 天野倉夏樹, 天野倉夏樹, 白井昭宏, 白井昭宏, 箕浦真生

      日本吸着学会研究発表会講演要旨集36th   2023年

      詳細を見る

    • ガス貯蔵材料を指向した新規トリプチセンMOFの合成と性質

      山田翔子, 菅又功, 白井昭広, 天野倉夏樹, 箕浦真生

      日本吸着学会研究発表会講演要旨集36th   2023年

      詳細を見る

    • C=Ge=C結合を有する2-ゲルマプロパジエンの構造と結合状態

      橋爪大輔, 浅川哲平, 箕浦真生, 菅又功

      日本結晶学会年会講演要旨集2023   2023年

      詳細を見る

    • 橋頭位にアルキル基を導入したトリプチセン配位子を用いた金属有機構造体の合成とガス吸着特性

      山田翔子, 菅又功, 箕浦真生

      日本化学会春季年会講演予稿集(Web)102nd   2022年

      詳細を見る

    • アルコキシ基を有するヒドロキサム酸配位子の合成と金属有機構造体への応用

      ZHANG Yanhua, 菅又功, 白井昭広, 白井昭広, 箕浦真生

      基礎有機化学討論会要旨集32nd (CD-ROM)   2022年

      詳細を見る

    • トリアリールメタン骨格を有する新規金属有機構造体の合成とガス吸着特性

      滝口空, 菅又功, 白井昭宏, 白井昭宏, 箕浦真生

      基礎有機化学討論会要旨集32nd (CD-ROM)   2022年

      詳細を見る

    • ジベンゾチオフェンジヒドロキサム酸を配位子とする新規金属有機構造体の合成,構造とガス吸着特性

      小林翔, 菅又功, 白井昭宏, 白井昭宏, 箕浦真生

      基礎有機化学討論会要旨集32nd (CD-ROM)   2022年

      詳細を見る

    • カルバゾール骨格を活用した柔軟な金属有機構造体の合成と性質

      菅又功, 白井昭宏, 白井昭宏, 箕浦真生

      基礎有機化学討論会要旨集32nd (CD-ROM)   2022年

      詳細を見る

    • ビスシリルカルベノイドを用いた環状ポリセレニドの合成・構造・反応

      浅川哲平, 菅又功, 箕浦真生

      有機典型元素化学討論会講演要旨集49th (CD-ROM)   2022年

      詳細を見る

    • ジベンゾチオフェンジカルボン酸誘導体を用いた新規金属有機構造体の合成・構造・性質

      小林翔, 菅又功, 白井昭宏, 白井昭宏, 箕浦真生

      有機典型元素化学討論会講演要旨集49th (CD-ROM)   2022年

      詳細を見る

    • ターフェニル型有機配位子を用いた新規金属有機構造体の合成とガス吸着特性

      小林翔, 菅又功, 飯濱照幸, 箕浦真生

      日本化学会春季年会講演予稿集(Web)101st   2021年

      詳細を見る

    • 含テルルヘテロアレン型分子R<sub>2</sub>C=Te=CR<sub>2</sub>の反応性

      浦尾有紀子, 菅又功, 箕浦真生

      日本化学会春季年会講演予稿集(Web)101st   2021年

      詳細を見る

    • PCP/MOFの水素貯蔵量向上のための有機合成的アプローチ

      菅又功, 白井昭宏, 白井昭宏, 箕浦真生

      水素エネルギーシステム46 ( 4 )   2021年

      詳細を見る

    • 橋頭位にハロゲン原子を有するトリプチセン配位子を用いた新規金属有機構造体の合成と性質

      山田翔子, 菅又功, 箕浦真生

      有機典型元素化学討論会講演要旨集48th (CD-ROM)   2021年

      詳細を見る

    • 官能基化されたトリプチセン配位子を用いた金属有機構造体の合成とガス吸着特性

      山田翔子, 菅又功, 箕浦真生

      日本吸着学会研究発表会講演要旨集34th (CD-ROM)   2021年

      詳細を見る

    • ジベンゾチオフェン配位子を用いた新規MOFの合成とガス吸着特性

      小林翔, 菅又功, 箕浦真生

      日本吸着学会研究発表会講演要旨集34th (CD-ROM)   2021年

      詳細を見る

    • ヒドロキサム酸を活用した柔軟な金属有機構造体の合成とガス吸着特性

      菅又功, 飯濱照幸, 箕浦真生

      日本吸着学会研究発表会講演要旨集34th (CD-ROM)   2021年

      詳細を見る

    • PCP/MOFの水素貯蔵量向上のための有機合成的アプローチ—Approach toward Improving Hydrogen Storage of PCP/MOF Using Synthetic Organic Chemistry—特集 社会実装のステージを迎えた水素貯蔵技術

      菅又 功, 白井 昭宏, 箕浦 真生

      水素エネルギーシステム = Journal of the Hydrogen Energy Systems Society of Japan / 水素エネルギー協会 編46 ( 4 ) 263 - 268   2021年

      詳細を見る

      記述言語:日本語   出版者・発行元:水素エネルギー協会  

      CiNii Article

      researchmap

    • ヒドロキサマートを配位部位とする金属有機構造体の合成

      菅又功, 飯濱照幸, 箕浦真生

      日本化学会春季年会講演予稿集(CD-ROM)100th   2020年

      詳細を見る

    • フタル酸ユニットを持つホスホン酸エステルの合成と性質

      西野龍平, 柳沢大地, 菅又功, 猪原英樹, 山本和俊, 箕浦真生

      日本化学会春季年会講演予稿集(CD-ROM)100th   2020年

      詳細を見る

    • トリプチセン誘導体を用いた金属有機構造体の合成とガス吸着特性

      柳沢大地, 菅又功, 飯濱照幸, 箕浦真生

      日本化学会春季年会講演予稿集(CD-ROM)100th   2020年

      詳細を見る

    • シリル置換テレフタル酸を用いた金属有機構造体の合成とガス吸着能

      小林翔, 菅又功, 飯濱照幸, 箕浦真生

      日本化学会春季年会講演予稿集(CD-ROM)100th   2020年

      詳細を見る

    • (カルコゲノ)(シリル)カルベン金錯体(I)の合成と構造

      浦尾有紀子, 菅又功, 箕浦真生

      日本化学会春季年会講演予稿集(CD-ROM)100th   2020年

      詳細を見る

    • テレフタル酸誘導体を用いた金属有機構造体のガス吸着特性評価

      菅又功, 飯濱照幸, 箕浦真生

      日本化学会春季年会講演予稿集(CD-ROM)100th   2020年

      詳細を見る

    • 累積多重結合の中心にセレン(IV)を有する化合物の合成と性質

      浦尾有紀子, 菅又功, 箕浦真生

      Fundamental Toxicological Sciences (Web)7 ( Supplement )   2020年

      詳細を見る

    • 高周期16族元素を中心とする新規ヘテロアレンの合成と性質

      浦尾有紀子, 菅又功, 箕浦真生

      日本化学会春季年会講演予稿集(CD-ROM)99th   2019年

      詳細を見る

    • 硫黄・セレンを含む累積多重結合化合物の合成と構造

      浦尾有紀子, 菅又功, 箕浦真生

      基礎有機化学討論会要旨集30th   2019年

      詳細を見る

    • トリプチセン骨格を有する新規多孔性配位高分子の合成と構造

      柳沢大地, 菅又功, 飯濱照幸, 箕浦真生

      基礎有機化学討論会要旨集30th   2019年

      詳細を見る

    • 2,5-ジアルキルテレフタル酸を配位子とする金属有機構造体の合成とガス吸着特性

      菅又功, 飯濱照幸, 箕浦真生

      日本吸着学会研究発表会講演要旨集33rd   2019年

      詳細を見る

    • トリプチセン骨格を有する新規金属有機構造体の合成とガス吸着特性

      柳沢大地, 菅又功, 飯濱照幸, 箕浦真生

      日本吸着学会研究発表会講演要旨集33rd   2019年

      詳細を見る

    • ビス(メチレン)-λ<sup>4</sup>-セランの反応性

      浦尾有紀子, 菅又功, 箕浦真生

      有機典型元素化学討論会講演要旨集46th   2019年

      詳細を見る

    • セレンを中心とする新規ヘテロアレンの合成

      浦尾有紀子, 菅又功, 箕浦真生

      有機典型元素化学討論会講演要旨集45th   2018年

      詳細を見る

    • <i>SHELXL</i>を使って双晶を解析しよう!はじめてのMerohedral Twin

      箕浦 真生

      日本結晶学会誌57 ( 5 ) 269 - 275   2015年

      詳細を見る

      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本結晶学会  

      DOI: 10.5940/jcrsj.57.269

      CiNii Article

      researchmap

      その他リンク: http://id.ndl.go.jp/bib/026850496

    • ジメチル-9-トリプチシルスタンナン誘導体の合成と反応

      菅又功, 箕浦真生, 山本学, 真崎康博

      日本化学会講演予稿集88th ( 2 )   2008年

      詳細を見る

    • 9-トリプチシルスタンナン誘導体の合成と反応

      菅又功, 箕浦真生, 山本学

      日本化学会講演予稿集87th ( 2 )   2007年

      詳細を見る

    • 9-トリプチシル基を有する14族典型元素化合物の合成

      菅又功, 箕浦真生, 山本学, 真崎康博

      構造有機化学討論会講演予稿集37th   2007年

      詳細を見る

    • 9-トリプチシルスタンナン類とその同族体の合成と反応

      菅又功, 箕浦真生, 山本学, 真崎康博

      有機典型元素化学討論会講演要旨集34th   2007年

      詳細を見る

    • 複数の9-トリプチシル基を有する嵩高いスズ化合物の合成

      菅又功, 箕浦真生, 山本学

      有機典型元素化学討論会講演要旨集33rd   2006年

      詳細を見る

    • メチルビス(9-トリプチシル)スタンニル基を立体保護基とする典型元素化合物の合成

      菅又功, 箕浦真生, 山本学

      日本化学会講演予稿集86th ( 2 )   2006年

      詳細を見る

    • アシルトリス(9-トリプチシル)スタンナン類の構造と動的挙動

      箕浦真生, 菅又功, 金子恵美, 大熊美紀, 三上亮, 山本学

      構造有機化学討論会講演予稿集35th   2005年

      詳細を見る

    ▼全件表示

    書籍等出版物

    • ラウドン有機化学

      Loudon, G. Marc, Parise, Jim, 後藤, 敬, 豊田, 真司, 箕浦, 真生, 村田, 滋, 山本, 学

      東京化学同人  2018年  ( ISBN:9784807909438

      詳細を見る

      総ページ数:2冊   記述言語:日本語

      CiNii Books

      researchmap

    • 有機化学

      奥山 格, 石井昭彦, 箕浦真生( 担当: 共著)

      丸善出版  2016年1月29日  ( ISBN:4621089773

      詳細を見る

      記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論

      researchmap

    所属学協会

    ▼全件表示

    共同研究・競争的資金等の研究

    • ジシレンジアニオン種を鍵分子とする未踏典型元素共役系分子の創製

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C) 

      箕浦 真生

      詳細を見る

      2022年4月 - 2025年3月

      課題番号:22K05085

      配分額:4290000円 ( 直接経費:3300000円 、 間接経費:990000円 )

      researchmap

    • 高周期典型元素π電子をもつ未踏高反応性化学種の創製

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C) 

      箕浦 真生

      詳細を見る

      2019年4月 - 2022年3月

      課題番号:19K05425

      配分額:4290000円 ( 直接経費:3300000円 、 間接経費:990000円 )

      本研究課題では、高周期典型元素を含むπ電子の特性を理解するために、トリプチシル骨格を基盤とする汎用性の高いアルキル立体保護基を新たに開発し、高反応性π結合に十分な速度論的安定化を与え、第2周期元素の化学を高周期元素へ展開し、互変異性可能な高周期元素ケトン類縁体(R2E=Ch,E = Si, Ge, Sn, Pb; Ch = O, S, Se, Te)、および新規高周期典型元素不飽和結合をもつ化学種の創製を行い、基本的π結合の性質解明を目的とする。 構築した新規化学結合周辺部の反応空間を併せもつ高周期アルケン、アルキン、カルベンおよびアゾ化合物同族体を創出し、これら高反応性典型元素化学種を用いる小分子活性化を検討する他、これまで未解明であった典型元素π電子・π結合の特性解明を行い、 元素化学の学理構築に繋げ、学術的知的再生産を行うことを目的としている。
      これまでに、有用と考えられる嵩高いアルキル置換基(Trp*)を開発し、高周期カルベン同族体であるTrp*2Ge:およびTrp*Sn:を安定な化合物として単離しており、それらの更なる誘導化による高周期元素ケトン類縁体の合成単離にも成功している。アルキン同族体であるTrp*2Si2やそのジアニオン種に相当する[Trp*2Si2]K2や対応するゲルマニウム化合物についても合成単離することが出来、これまでに未知であった新しいπ電子豊富な化学結合を含む化学種を得ている。また、これらの反応性を検討すると共に結晶構造解析にも成功した。

      researchmap

    • 互変異性化可能な高周期典型元素不飽和化合物の創製

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      箕浦真生

      詳細を見る

      2015年4月 - 2018年3月

      課題番号:15K05439

      担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

      互変異性化可能な高周期ケトン類縁体に必須となるα位に水素を有する嵩高い置換基を設計開発し、その合成と高周期元素の導入を行った。トリプチシル(Trp)骨格を拡張し、かつメチレン基を有する嵩高いTrp*CH2基を新規アルキル立体保護基として用い、α位に水素を有するケイ素―硫黄二重結合化学種であるシランチオン、ならびに中間体として得られるシリレンの合成検討を行った。嵩高いTrp*CH2とTrp基を用いることで、溶液中安定なシランチオンおよび熱的に極めて安定なジシレンに誘導することに成功した。ケイ素上に導入したTrp*CH2とTrp基の噛み合いによる新しい立体保護効果の発現といえる。

      researchmap

    • 多様な酸化状態を有する高周期16族元素感応性化学種の創製と反応

      文部科学省  科学研究費助成事業 

      箕浦真生

      詳細を見る

      2015年4月 - 2017年3月

      課題番号:15H00962

      担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

      含高周期カルコゲン(Te, Se, S)有機化合物には、酸素がもたない種々の酸化状態の変化に伴う多様性があり、興味が持たれているにも関わらず、化合物の合成的困難さのため、基本的性質が不明であり、十分な研究が行われていない。
      本課題は、高反応(不安定)性のため、合成が避けられていたカルコゲン化合物群の創製を行うものであり、酸素がもたない種々の酸化状態の変化に伴う多様性と感応性を解明することを目的とする。
      「感応性超原子価4および6価カルコゲン化合物」:第五周期元素であるテルルを中心元素とする四価中性有機テルル(Ar4Te)の酸化的ハロゲン化とその脱ハロゲン化により六価有機テルルジカチオン(Ar4Te2+)の一般的合成法とその官能基化手法を確立した。ジカチオン種を用いることで多様な中性六価有機テルル化合物へ誘導可能となった。
      「感応性2価カルコゲン化合物」:剛直な骨格を有するトリプチシル基の周縁領域をアルキル基により拡張した新規立体保護基を開発・活用し、橋頭位に硫黄、セレン、テルルをそれぞれ導入し、対応するスルフェン酸、セレネン酸、テルレン酸の合成検討を行った。テルルの場合は分解反応を抑制できなかったが、硫黄・セレンの場合には熱的に安定な二価化学種を合成単離することが出来た。

      researchmap

    • 高周期14族元素カチオン種の発生と小分子活性化に基づく複素環化合物の創製

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      川島隆幸

      詳細を見る

      2014年4月 - 2017年3月

      課題番号:26410035

      資金種別:競争的資金

      芳香環を有するヒドロシランからトリチルカチオンにより発生させたシリルカチオンと、アルキン、アルケンや二酸化炭素などから生じたカルボカチオン種を、芳香環へ反応させ、対応する含ケイ素環状化合物を合成した。また、隣接位にアルキニル基とヒドロシリル基を1または2組有する芳香族化合物へ適用し、ベンゾシロール、ナフトシロール,ジシロール類などのπ-拡張シロールを合成した。さらに、ゲルマ-Friedel-Crafts反応を開発し、ジベンゾゲルモールの合成に成功した。

      researchmap

    • 種々の酸化状態を有する高周期カルコゲン感応性化学種の創製と反応

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型) 

      箕浦 真生

      詳細を見る

      2013年4月 - 2015年3月

      課題番号:25109541

      配分額:7280000円 ( 直接経費:5600000円 、 間接経費:1680000円 )

      本課題は、高反応(不安定)性のため、合成が避けられていた感応性カルコゲン化合物群の創製を行うものであり、酸素がもたない種々の酸化状態の変化に伴う多様性を解明することを目的とし、とりわけ合成が困難とされている電子供与性置換基を有する4および6価の高酸化状態をもつ「感応性超原子価カルコゲン化合物」の創製と反応を行うことを中心課題として研究を行った。
      「感応性超原子価カルコゲン化合物」:ジメチルアミノフェニル(Ar)基を電子供与性置換基として選び、中性4価テトラアリールテルル(Ar4Te)の合成検討を行った。各種合成条件を検討し、純粋なアリールリチウムを単離し供することで、中性4価テトラアリールテルルの合成単離に成功した。酸素・水等により容易に分解し、また微量の不純物の混入が分解を促進することも明らかとなった。合成単離したAr4Teは熱的にも高反応性であり、加熱により還元的脱離反応をおこし、定量的にAr2TeとAr2を与える事が明らかとなった。
      対応する6価テトラアリールテルルジフルオリドへもXeF2による酸化的ハロゲン化により導くことが出来た。結晶構造解析により、固体中ではテルルを中心とするオクタヘドラル構造を有している。芳香族置換基のパラ位に各種置換基を導入したAr*4TeF2を合成・比較したところ、電子供与性効果が大きいほど長く弱いTe-F結合となることが認められた。
      等電子構造を有する超原子価アンチモン化合物であるAr**5Sbを合成し、Ar*4Teとの混合条件下では、配位子交換反応が速やかにおこり、続く還元的脱離が進行することを実験的に初めて証明することが出来た。この交換反応は超原子価感応性化学種が高反応性を示す要因の一つと見なすことが出来ると考えられる。

      researchmap

    • 弱い化学結合をもつ未踏16族元素化合物の創製

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C) 

      箕浦 真生

      詳細を見る

      2012年4月 - 2015年3月

      課題番号:24550063

      配分額:5590000円 ( 直接経費:4300000円 、 間接経費:1290000円 )

      高周期典型元素化合物の化学は、弱い多重結合(パイ結合)に嵩高い置換基を導入して速度論的安定化による手法により発展してきた。しかし、高周期元素を含む弱いシグマ結合の性質解明はその不安定性のため充分に行われていない。本研究では、とりわけ弱いシグマ結合をもつことで知られる高周期16族元素未踏分子群の創製を行い、それらの性質解明を目的とした。高純度試薬を調製し不安定中間体を単離することで、1)高周期16-14族元素間単結合をもつテルリド類の系統的合成と単離、2)高度に分極したイミダゾリウムカルコゲノラートの合成法の開発、3)過酸化物の酸素を高周期元素に置き換えた不飽和スルフェン酸の合成を達成した。

      researchmap

    • イソセレノシアナートおよび関連化合物を用いる有用カルコゲン含有複素環合成

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C) 

      指田 春喜, 要 衛, 箕浦 真生

      詳細を見る

      2011年 - 2013年

      課題番号:23590023

      配分額:5460000円 ( 直接経費:4200000円 、 間接経費:1260000円 )

      分子内に三重結合,あるいは適当な脱離基を有する各種求核剤とイソセレノシアナート類(関連化合物)の環化付加反応,およびその逆の組み合わせである三重結合(脱離基)を有するイソセレノシアナート類と各種種求核剤の環化付加反応,この2種の反応を駆使することにより,簡便かつ効率的にカルコゲン(セレン,テルル,硫黄)原子を含む新規な複素環化合物の創成を行った。また,得られた化合物の構造・反応性などその化学の解明を行った。環化反応として,ヨウ素環化を行うことにより,さらに官能基化された生成物がえられた。複素環合成を目的とした新規なジカルコゲニド類のヨウ素環化反応を見出した。

      researchmap

    • 炭素配位子のみからなる新規4および6価有機16族元素化合物の創製と性質の解明

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C) 

      箕浦 真生

      詳細を見る

      2008年 - 2010年

      課題番号:20550050

      配分額:4940000円 ( 直接経費:3800000円 、 間接経費:1140000円 )

      通常は不安定であると考えられていた電子供与性置換基をもつ超原子価4価テルル化合物の合成単離に成功し、4本の化学結合を持つ分子で、初めて基底状態で四角錐構造を有することを明らかにした。また、電子供与性ジメチルアミノフェニル基を持つテルロニウム塩が、高周期16族元素オニウムとして緑青色を示すことを発見し、機能性色素分子として性質を明らかにした。さらに6 価テルル化合物の置換基上での官能基導入変換方法を確立し、機能性官能基を導入可能な、重要な出発原料となる一連の典型元素オクタヘドラル化合物群の合成単離に成功した。

      researchmap

    • 安定な超原子価有機テルルアニオン種の創製とそれらの中性オクタヘドラル分子への変換

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C) 

      箕浦 真生

      詳細を見る

      2006年 - 2007年

      課題番号:18550045

      配分額:4190000円 ( 直接経費:3800000円 、 間接経費:390000円 )

      5本の化学結合を一つの元素上に有するアニオン性化学種は、アート錯体と呼ばれ重要な反応中間体として知られているが、一般に不安定であり反応性や構造は未解明であった。研究代表者は中心元素にテルルを選び、これまで未知である超原子価有機テルルアニオン種R_5Te^-を合成単離し、その性質を明らかにすることを目的として研究を行った。その結果、初めての超原子価16族元素アニオン種として、Ph_5Te^-Li^+を合成し、低温下黄色結晶として単離し、その分子構造を低温結晶構造解析により明らかにすることに成功した。超原子価アニオン種はテルル中心で四角錐構造(擬オクタヘドラル)を有しており、これまでに観測された炭素-テルル結合のうちでもっとも長い値を示した。この超原子価化アニオン種には溶液中で速やかな解離平衡が存在するものの、-100℃では安定に存在することが明らかとなった。
      テルル上の求電子試剤による官能基化を検討し、ヨウ化メチルやハロゲン等の求電子試薬との反応では、対応するオクタヘドラル構造を有する安定な中性6価有機テルル化合物群へ変換出来た。また上記研究課題の遂行途中で4-メトキシフェニル基を有するテトラアリールテルルが固体中で擬四角錐構造を有することを発見し、今後の研究の端緒も得た。
      本研究で得られた新規な知見は、16族元素のみならず他の高周期元素アニオン種へも適応可能であり、アニオン性新規化合物群の合成と性質の理解へと拡張する上で意義深いものと考えている。

      researchmap

    • 新規スタンニル基を立体保護基とする新しい典型元素化合物の創製

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C) 

      箕浦 真生

      詳細を見る

      2004年 - 2005年

      課題番号:16550043

      配分額:3700000円 ( 直接経費:3700000円 )

      第三周期以降の典型元素化合物の研究において、嵩高い置換基を導入し速度論的に安定化された種々の典型元素化合物が合成され、近年注目を集めている。我々は電気陽性なスズを中心官能基化元素に選び、剛直なトリプチセン(Trp)骨格を3つ有するトリス(9-トリプチシル)スタンニル基(Trp3Sn-)を新しい立体保護基として用いる検討を行ってきた。これまでに、スズ上に典型元素官能基の導入検討を行い、初めての安定なスタンナンチオールやアシルスタンナンなどの合成単離等が可能となった。
      チオール体の酸化反応により対応するスタンナンスルフェン酸(Trp3Sn-SOH)の合成に成功し、その結晶構造を明らかにし、このスルフェン酸の熱分解反応における速度論的検討から、Sn-S-Oの3員環を含む超原子価遷移状態を経由して対応するアルコール体を定量的に与えることを見いだした。
      一方で、この置換基のスズ原子上に導入した官能基の変換反応は、新しい官能基の性質を知る上で重要であるが、立体障害のため困難であった。例えぼ、合成したアシルスタンナン類と有機リチウム試薬との反応では、スズ上でのアート型錯体形成と続くアシルリチウムの発生を確認できたものの、カルボニル炭素上は求核試剤との反応性を示さなかった。また、Trp3Sn-基を複数個典型元素上に導入する検討は困難であったため、スズを官能基導入元素とする新たな立体保護基の開発に着手した。3つのTrp基の一つをメチル基に置き換えたTrp2MeSn-基、およびトリプチセン骨格をエテノアントラセン骨格(ジベンゾバレリル基Dbb-)に換えたDbb3Sn-基をそれぞれ合成した。これらの置換基では立体保護効果を保ったまま反応点における立体障害を軽減出来ると期待され、実際スズアニオンの発生がより温和な条件で可能となった他、ジチオエステル等の新しい化合物群の合成が可能となった。

      researchmap

    • 非古典的オニウム種Ph_5Te^+を機軸とする新規超原子価典型元素化合物の合成

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 奨励研究(A) 

      箕浦 真生

      詳細を見る

      2000年 - 2001年

      課題番号:12740352

      配分額:600000円 ( 直接経費:600000円 )

      スルホニウムに代表される16族元素オニウム化学種Ph_3Ch^+(Ch=S, Se, Te)は有機化学の発展の過程で古くから研究対象となり用いられてきた。しかしながら超原子価となる16族元素オニウム種Ph_5Ch^+は全く未知であった。本申請課題では中心元素としてテルルを選び、非古典的オニウム種として種々のPh_5Te^+Z^-の合成を行い、性質を明らかにすることを目的とした。
      オニウム種Ph_5Te^+Z^-の合成前駆体としてPh_5TeX(X=F, Cl, Br)の簡便合成法を開発し、テルルーハロゲン結合が共有結合であることを結晶構造解析により明らかにした。このPh_5TeXを用いてPh_5Te^+Z^-(Z=ClO_4, [(CF_3)_2C_6H_3]_4B)の合成をハロゲンの引き抜き反応と続くカウンターアニオン交換により行い、いずれも安定な結晶として単離した。X線結晶構造解析により固体中Ph_5Te^+カチオンのテルル周りではいずれも四角錐構造を有していることが明らかになった。通常の中性5配位典型元素化合物や遷移金属化合物が三方両錐構造を有していることとは対照的であり、これら非古典的オニウム種の特徴と言える。Ph_5Te^+Z^-と求核試剤との反応では対応する中性6価有機テルル化合物を高収率で与え、新しい6価有機テルル化合物の良い前駆体となることがわかった。さらに、容易に得られるようになった中性6価テルル化合物を出発物質として用い、対応する超原子価アニオン種R_5Te^-Y^+およびアニオン種R_4Te^<2->2Y^+(R=4-CF_3C_6H_4,4-CH_3C_6H_4;Y=KC_8)の合成にも初めて成功した。超原子価アニオン種と求電子試剤との反応により、非対称6価有機テルル化合物へ導くなど、反応性を明らかにできた。今後はここで得られた知見に基づき、新規超原子価化合物としの新しい特性の創出へ繋げたいと考えている。

      researchmap

    • 酸化数の異なる5配位有機テルル種の創製とそれらを用いる超原子価化合物の合成と反応

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 奨励研究(A) 

      箕浦 真生

      詳細を見る

      1998年 - 1999年

      課題番号:10740296

      配分額:2100000円 ( 直接経費:2100000円 )

      5つの芳香族置換基を有する15族元素(例えばEAr_5,E=P,As,Sb,Bi)や関連するAr_4E^±、Ar_3Te^±などは古くから研究されているものの、対応する超原子価16族元素化合物(Ar_5Te^+またはAr_5Te^-)は全く未知である。最近申請者らが合成した芳香族環を6つ有する元素の初めての例であるTeAr_6の新しい知見に基づき、炭素配位子から成る5配位有機テルル種Ar_5Te^±を合成し、新しい結合様式である超原子価テルルの性質を明らかにする目的で研究を行った。
      本申請課題のAr_5Te^+の合成は昨年度合成に成功した炭素配位子を5つ有するAr_5TeX(Ar=Ph-,p-CF_3C_6H_4-,X=F,Cl,Br)を用いてハロゲンを引き抜くことで合成した。この超原子価カチオン種Ar_5Te^+は驚くべきことに室温下安定に存在し、その構造はX線結晶構造解析により確定し四角錐型構造を有することを明らかにした。溶液中ではBerryの擬回転状態にあること見いだした。また古典的オニウム種Ar_3Te^+との対比から新しい反応性として還元的脱離反応、不均反応などを起こすことが明らかになった。対応するアニオン種Ar_5Te^-はAr_6Teの金属カリウムとの反応により溶液中低温下存在することを各種スペクトルデータおよび反応により確認した。この超原子価アニオン種は炭素官能基化が可能であり新しい6価有機テルル化合物へと導くことが出来た。

      researchmap

    • 炭素配位子からなる6配位有機テルル化合物の合成とリガンドカップリング反応

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 奨励研究(A) 

      箕浦 真生

      詳細を見る

      1996年 - 1996年

      課題番号:08740497

      配分額:1000000円 ( 直接経費:1000000円 )

      炭素配位子のみを有する安定な6配位化合物はこれまでに知られていなかった。本研究では超原子価有機16族元素化合物、特にテルルに注目し炭素配位子からなる安定な6配位有機テルル化合物の創製およびその反応性の解明を目的とし、中性で非共有電子対を持たない炭素配位子のみからなる安定な6配位有機テルル化合物の合成を行った。炭素配位子として芳香族置換基、特にパラ位にトリフルオロメチル基を有するp-CF3C6H4-=Arを用い、炭素配位子のみからなる安定な6配位有機テルル化合物としてTeAr6の合成に成功した。TeAr6は対応するArLiにTeCl4を反応させることでone-potで簡便に合成出来、安定な融点320℃の結晶として単離された。TeAr6はX線結晶構造解析により6つのC-Te結合はすべて等価な正八面体構造を有していることが明らかとなり、極めて希なThの対称性を有している。TeAr6は酸素、水および光に対して高い安定性を有しており、融点以下での加熱では全く分解しないものの、350℃の加熱によりラジカル分解生成物に相当する化合物が得られ、また高圧水銀灯による6時間以上の光照射によりTeAr6以外にTeAr2,Ar2等の分解生成物が得られた。これらの挙動はこれまでの2および4配位有機テルル化合物とは全く異なっている。またTeAr6のテルル原子上はハロゲン等にも不活性であり、この6配位状態を保ったまま芳香族環上の官能基化が可能である。今後、3次元的に広がる高い対称性と剛直性、安定性を合わせ持っているTeAr6を核とし、官能基修飾が可能なことを利点とする6配位構造を機軸とする、TeAr6の多修飾機能物質の合成へと展開させる予定である。

      researchmap

    ▼全件表示

    産業財産権

    • アミノ基含有化合物及びその製造方法、反応型難燃剤、並びに、組成物

      猪原 英樹, 箕浦 真生, 竹下 空澄

      詳細を見る

      出願人:東ソー株式会社

      出願番号:特願2021-134055  出願日:2021年8月19日

      公開番号:特開2023-028383  公開日:2023年3月3日

      J-GLOBAL

      researchmap

    • イソシアネート基含有化合物及びその製造方法、反応型難燃剤、並びに、組成物

      猪原 英樹, 箕浦 真生, 竹下 空澄

      詳細を見る

      出願人:東ソー株式会社

      出願番号:特願2021-134092  出願日:2021年8月19日

      公開番号:特開2023-028408  公開日:2023年3月3日

      J-GLOBAL

      researchmap

    • チアベンダゾール含有配位高分子

      箕浦 真生, 小林 大哉, 濱川 陽, 柳田 光広

      詳細を見る

      出願人:日本曹達株式会社

      出願番号:特願2020-134883  出願日:2020年8月7日

      公開番号:特開2022-030705  公開日:2022年2月18日

      J-GLOBAL

      researchmap

    • 芳香族酸ポリ無水物及びその製造方法

      猪原 英樹, 箕浦 真生

      詳細を見る

      出願人:東ソー株式会社

      出願番号:特願2019-188795  出願日:2019年10月15日

      公開番号:特開2020-063245  公開日:2020年4月23日

      J-GLOBAL

      researchmap

    • 新規有機テルロニウムおよびセレノニウム化合物

      箕浦 真生, 石井 華, 山本 学, 真崎 康博

      詳細を見る

      出願人:学校法人北里研究所

      出願番号:特願2009-210669  出願日:2009年9月11日

      公開番号:特開2011-057637  公開日:2011年3月24日

      特許番号/登録番号:特許第5515029号  登録日:2014年4月11日 

      J-GLOBAL

      researchmap

    • 新規有機テルロニウムおよびセレノニウム化合物

      箕浦 真生, 石井 華, 山本 学, 真崎 康博

      詳細を見る

      出願人:学校法人北里研究所

      出願番号:特願2009-210669  出願日:2009年9月11日

      公開番号:特開2011-057637  公開日:2011年3月24日

      J-GLOBAL

      researchmap

    • 新規超原子価テルル化合物

      箕浦 真生, 秋葉 欣哉, 石川 佳代, 小野沢 孝

      詳細を見る

      出願人:東京化成工業株式会社

      出願番号:特願2000-074902  出願日:2000年2月14日

      公開番号:特開2001-226348  公開日:2001年8月21日

      J-GLOBAL

      researchmap

    ▼全件表示

    お問い合わせ先
    外部の方
    学内の方