2024/10/07 更新

写真b

オクノ カツミ
奥野 克巳
OKUNO Katsumi
*大学が定期的に情報更新している項目(その他は、researchmapの登録情報を転載)
所属*
異文化コミュニケーション学部 異文化コミュニケーション学科
異文化コミュニケーション研究科 異文化コミュニケーション専攻 博士課程後期課程
異文化コミュニケーション研究科 異文化コミュニケーション専攻 博士課程前期課程
職名*
教授
学位
社会学博士(社会人類学) ( 1998年3月   一橋大学 )
連絡先
メールアドレス
研究テーマ*
  • 「人間とは何か」という問いの探究が、枢要な関心である。専攻は、文化人類学。東南アジア・ボルネオ島の焼畑稲作民のシャーマニズムと呪術の調査から始め、同じボルネオ島の狩猟民の人間と動物の関係をめぐる調査へと移行し、目下の研究は、マルチ・スピーシーズ関係を含む、人間と非人間、自然と文化をテーマとする民族誌にある。アニミズムから始まる人間の宗教実践、発情徴候を失った人間のセックスとその地球規模の多様性などにも関心がある。

  • 学内職務経歴*
    • 2015年4月 - 現在 
      異文化コミュニケーション学部   異文化コミュニケーション学科   教授
    • 2016年4月 - 現在 
      異文化コミュニケーション研究科   異文化コミュニケーション専攻 博士課程前期課程   教授
    • 2016年4月 - 現在 
      異文化コミュニケーション研究科   異文化コミュニケーション専攻 博士課程後期課程   教授
     

    研究分野

    • 人文・社会 / 文化人類学、民俗学

    経歴

    • 2015年4月 - 現在 
      立教大学   異文化コミュニケーション学部 異文化コミュニケーション学科   教授

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    • 1999年4月 - 2014年3月 
      桜美林大学   国際学部、リベラルアーツ学群   専任講師、助教授、准教授、教授

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    学歴

    • - 1998年3月 
      一橋大学   大学院博士後期課程社会学研究科   地域社会研究専攻

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      国名: 日本国

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    論文

    • 人類学は生命を論じうるのか?

      奥野克巳

      たぐい4 ( 4 ) 20 - 34   2021年10月

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    • バイオソーシャル・ビカミングス抄 ティム・インゴルドは進化をどう捉え、どう越えたか

      奥野克巳

        49 ( 12 ) 114 - 123   2021年9月

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    • 「人間」と「人間以外」を繋ぐアニミズム

      奥野克巳

      Voice ( 518 ) 114 - 121   2021年2月

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    • ティム・インゴルド『人類学とは何か』を読む

      奥野克巳, 上妻世海, 能作文徳

      たぐい3   76 - 92   2021年2月

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    • 序 (特集 マルチスピーシーズ民族誌の眺望 : 多種の絡まり合いから見る世界)

      奥野 克巳

      文化人類学 = Japanese journal of cultural anthropology86 ( 1 ) 44 - 56   2021年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本文化人類学会  

      CiNii Article

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    • ぬいぐるみとの対話 アニミズム、身体の内と外から

      奥野克巳

      ユリイカ769 ( 1 ) 158 - 166   2021年1月

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:青土社  

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    • ”Oil Palm Plantations and Bezoar Stones: An Ethnographic Sketch of Human–Naturteractions in Sarawak”

      Katsumi Okuno, Tetsu Ichikawa

      Noboru Ishikawa, Ryoji Soda(eds.) ”Anthropogenic tropical forests : human-nature interfaces on the plantation frontier“,   479 - 495   2021年

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      担当区分:筆頭著者  

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    • 2でなく3――ハイブリッド・コミュニティー論――

      奥野克巳

      『福音と世界』、新教出版社 ( 2020.5. ) 18 - 23   2020年5月

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    • 「人間以上」の世界の病原体 多種の生と死をめぐるポストヒューマニティーズ

      奥野克巳

      現代思想48 ( 7 ) 207 - 215   2020年5月

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    • リーフモンキー鳥と、リーフモンキーと、人間と

      奥野克巳, MOSA

      たぐい2   144 - 151   2020年4月

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    • プナン語 狩猟採集民の言葉を学ぶ

      奥野克巳

      わたしの外国語漂流記:未知なる言葉と格闘した25人の物語、河出書房新社   19 - 26   2020年2月

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    • アニミズムを再起動する:インゴルド、ウィラースレフ、宮沢賢治と、人間と非人間の「間」

      奥野克巳

      現代思想48 ( 1 ) 185 - 197   2020年1月

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    • 絡まりあう生命の森の新参者—ボルネオ島の熱帯雨林とプナン

      奥野克巳

      床呂 郁哉・河合 香吏編『ものの人類学2』   87 - 101   2019年6月

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    • 人類学の現在、絡まりあう種たち、不安定な「種」

      奥野克巳

      たぐい1   4 - 15   2019年3月

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    • <共異体>でワルツを踊るネコと写真家

      奥野克巳

      ユリイカ735   147 - 156   2019年3月

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    • 考える、生きる――『森は考える』と人類学のこれから

      奥野克巳

      『福音と世界』、新教出版社2019 ( 4 ) 22 - 27   2019年

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    • 明るい人新世、暗い人新世 マルチスピーシーズ人類学から眺める

      奥野克巳

      現代思想45 ( 22 ) 76 - 87   2017年12月

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    • 『森は考える』を考える : アヴィラの森の諸自己の生態学 (総特集 人類学のゆくえ) -- (人類学の「存在論的転回」)

      奥野 克巳

      現代思想44 ( 5 ) 214 - 225   2016年3月

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:青土社  

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    • 歩く家、告げ口する動物たち : 非人間の主体性をめぐる文化人類学

      奥野 克巳, オクノ カツミ, Katsumi Okuno

      異文化コミュニケーション論集 ( 13 ) 35 - 53   2015年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科  

      DOI: 10.14992/00011127

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      その他リンク: http://id.nii.ac.jp/1062/00011127/

    • 序(<特集>自然と社会の民族誌-動物と人間の連続性)

      奥野 克巳

      文化人類学76 ( 4 ) 391 - 397   2012年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本文化人類学会  

      DOI: 10.14890/jjcanth.76.4_391

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    • 名前と存在 : ボルネオ島・プナンにおける人、神霊、動物の連続性(<特集>自然と社会の民族誌-動物と人間の連続性)

      奥野 克巳

      文化人類学76 ( 4 ) 417 - 438   2012年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本文化人類学会  

      マレーシア・サラワク州(ボルネオ島)の狩猟民・プナン社会において、人は「身体」「魂」「名前」という三つの要素から構成されるが、他方で、それらは、人以外の諸存在を構成する要素ともなっている。人以外の諸存在は、それらの三つの要素によって、どのように構成され、人と人以外の諸存在はどのように関係づけられるのだろうか。その記述考察が、本稿の主題である。「乳児」には、身体と魂があるものの、まだ名前がない。生後しばらくしてから、個人名が授けられて「人」と成った後、人は、個人名、様々な親名(テクノニム)、様々な喪名で呼ばれるようになる。その意味において、身体、魂、名前が完備された存在が人なのである。人は死ぬと、身体と名前を失い、「死者」は魂だけの存在と成る。これに対して、身体を持たない「神霊」には魂があるが、名前があるものもいれば、ないものもいる。「動物」は、身体と魂に加えて、種の名前を持つ。「イヌ」は、イヌの固有名とともに身体と魂を持つ、人に近い存在である。本稿で取り上げた諸存在はすべて魂を持つことによって、内面的に連続する一方で、身体と名前は多様なかたちで、諸存在の組成に関わっている。諸存在とは、身体と魂と名前という要素構成の変化のなかでの存在の様態を示している。言い換えれば、諸存在は、時間や対他との関係において生成し、変化するものとして理解されなければならない。人類学は、これまで、精神と物質、人間と動物、主体と客体という区切りに基づく自然と社会の二元論を手がかりとして、研究対象の社会を理解しようとしてきた一方で、複数の存在論の可能性については認めてこなかった。そうした問題に挑戦し、研究対象の社会の存在論について論じることが、今日の人類学の新たな課題である。本稿では、身体、魂、名前という要素の内容および構成をずらしながら諸存在が生み出されるという、プナン社会における存在論のあり方が示される。

      DOI: 10.14890/jjcanth.76.4_417

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    • Natural Disaster, Men and Animals among the Penan : Beyond "Thunder Complex"

      奥野 克巳

      マレーシア研究 = Malaysian studies journal ( 1 ) 59 - 72   2012年

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      記述言語:英語   出版者・発行元:日本マレーシア学会  

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    • ヒトのセックスの多様なあり方 (性とこころ--女と男のゆくえ) -- (性と文化)

      奥野 克巳

      現代のエスプリ ( 521 ) 158 - 170   2010年12月

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:ぎょうせい  

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    • ペニス・ピン--サラワク・プナン社会における民主的な快楽

      奥野 克巳, Katsumi OKUNO

      国際学レヴュー ( 19 ) 87 - 122   2008年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:桜美林大学国際学部  

      This paper describes and examines the penis pin (uteng nyi) among the Penan. The Penan are the nomadic and formerly nomadic groups of hunter-gatherers of Borneo's tropical rain forest in Southeast Asia. Part of the problem concerning the study of the penis pin among the indigenous societies in Malaysian Sarawak is that we still do not know what the penis pin is all about. Western pornographic fantasy that primitive Bornean women crave an augmented penis for sexual pleasure has principally retarded the field research on the topic. In light of the shortage of the field research, this paper primarily focuses on the ethnographic description of sexual behaviors of the Penan as the background data of the sexual device. This paper is based on the anthropological field research conducted between April 2006 and March 2007. This paper concludes that the penis pin is a democratic device that enhances sexual pleasure for both men and women. They share democratic pleasure, based on the relatively free sexual relations.

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      その他リンク: http://id.nii.ac.jp/1598/00001394/

    • 特集にあたって (特集1 グローバル化する近代医療)

      池田 光穂, 奥野 克巳

      地域研究7 ( 2 ) 5 - 11   2006年2月

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:人間文化研究機構国立民族学博物館地域研究企画交流センター  

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    • 座談会 開発途上国における帝国医療の光と影 (特集1 グローバル化する近代医療)

      池田 光穂, 奥野 克巳, 中村 安秀

      地域研究7 ( 2 ) 13 - 37   2006年2月

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:人間文化研究機構国立民族学博物館地域研究企画交流センター  

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    • 近代医療を待ちながら--サラワクの辺境から眺める (特集1 グローバル化する近代医療)

      奥野 克巳

      地域研究7 ( 2 ) 129 - 148   2006年2月

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:人間文化研究機構国立民族学博物館地域研究企画交流センター  

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    • 邪術と嫉妬--ボルネオ島カリス社会の事例から

      奥野 克巳, Katsumi OKUNO

      国際学レヴュー ( 17 ) 35 - 55   2005年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:桜美林大学国際学部  

      This paper examines the relationship between sorcery and envy, focusing on the Kalis of Borneo. According to Kazuyoshi SUGAWARA, envy is permitted within the action space of baboons and chimpanzees, as well as human beings. SUGAWARA argues that envy appears automatically without body expression (including speech action) away from the action space, if sorcery as a cultural device exists in human society. Based on this theoretical orientation, this paper focuses on situations in which envy automatically appears in Kalis society : a village gathering to seek out sorcerers and a ritual setting for treating a sick person suffering from poisoning (a kind of sorcery). Kalis people, however, feel envy is omnipresent in their society. The Kalis attempt to extract part of envy, by explaining misfortune with sorcery or dealing with misfortune in a ritual setting. They believe envy never transforms itself into goodwill or friendliness. Envy, therefore, should be broken into pieces so as not to generate another victim of sorcery. Such practices perpetuate sorcery as a cultural device. ln this sense, sorcery and envy reflexively intensify each other. As shown in this paper, the evolutional theory of emotion will help develop anthropological study on magic, sorcery and misfortune.

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      その他リンク: http://id.nii.ac.jp/1598/00001362/

    • 医療の帝国--人類学にひそむ近代医療

      奥野 克巳

      熊本文化人類学 ( 4 ) 1 - 15   2005年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:熊本大学  

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    • 医療のポストコロニアルとコロニアル--人類学の近代医療研究の可能性をめぐって (特集(1)帝国医療研究の地平)

      奥野 克巳

      熊本文化人類学 ( 3 ) 1 - 6   2004年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:熊本大学  

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    • サラワク先住民プナン社会における疾病,林道封鎖,NGO (小特集 バイオエコノミクス)

      奥野 克巳

      経済学雑誌104 ( 2 ) 37 - 52   2003年9月

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:大阪市立大学  

      1. はじめに : 20世紀前半の植民地主義時代には宗主国が植民地の領土を拡張し, 20世紀の後半には旧植民地が独立して国民国家を建設する中で, 国家がそこにもとから住んでいた人びとを統治するようになり, 人びとの土地を奪い, 諸権利を制限するようになった。……

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      その他リンク: https://dlisv03.media.osaka-cu.ac.jp/il/meta_pub/G0000438repository_KJ00000327354

    • 邪術師を暴き出す--インドネシア辺境における差異と同一化

      奥野 克巳, オクノ カツミ, OKUNO Katsumi

      アジア・アフリカ言語文化研究 ( 64 ) 37 - 74   2002年9月

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所  

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      その他リンク: http://hdl.handle.net/10108/20160

    • 土着の実践から民族医療へ : 近代医療との交差を中心として(<特集>民族医療の再検討)

      奥野 克巳

      民族學研究67 ( 3 ) 249 - 268   2002年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本文化人類学会  

      本稿は、民族医療が近代医療の都合で生み出されたという見方を手がかりとして、民族医療の研究において使われる分析モデルや概念、用語が近代医療によって規定されるようになった歴史を明らかにし、その現状の問題点を指摘した上で、民族医療研究を再構想するための見通しを示す。19世紀に植民地政府によって帝国医療が行われることで周縁化された非西洋の土着の実践に対して20世紀初頭に目が向けられることを通じて、民族医療というカテゴリーが生み落とされた。植民地政府が、民族医療の調査と管理に乗り出したのではない。民族医療の研究を統合し、発展させたのは、人類学とその周辺領域であった。マラヤにおける民族医療研究の事例が示すように、19世紀末から20世紀後半にかけて、土着の現象や実践は病理現象であると捉えられ、近代医療の分析モデルを用いて語られるようになった。土着の実践が非西洋におけるもう一つの医療として概念上医療化されたことを受け継いで、民族医療研究は今日、近代医療の分析モデルや概念を所与のものとして用いることで様々な困難に直面している。今後、民族医療というカテゴリーを用い続けるのであれば、民族医療研究の構制の組み換えが行われなければならない。そのためには、第一に、帝国医療以降、近代医療のグローバル化の過程に並行して、土着の実践に付加されていった西洋近代の側から発する期待や思惑を、整理した上でときほぐさなければならない。第二に、民族医療の研究者は、土着の実践が近代医療の道具的合理性を通じて組織される点を考慮して、用いられる分析モデルや概念が研究対象にとって適正であるかどうかを検討しておかなければならない。近代医療と交差する地点において民族医療研究を省察的に見究めることを通じて、民族医療と近代医療との間の距離を測る手続きを民族医療の研究過程の中に組み込んでいかなければならないのである。

      DOI: 10.14890/minkennewseries.67.3_249

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    • 森林伐採からエコツーリズムへ : マレーシア・サラワク州の森へのまなざし

      奥野 克巳

      アジア・アフリカ言語文化研究所通信101   20 - 24   2001年3月26日

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:東京外国語大学  

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    • 唇のあやまち--ボルネオ島カリスの「サラババ」について

      奥野 克巳

      言語27 ( 2 ) 80 - 85   1998年2月

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:大修館書店  

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    • シャーマニズム研究における「治療効果」再考 : ボルネオ島カリス社会のバリアン儀礼を事例として

      奥野 克巳

      民族學研究63 ( 3 ) 326 - 337   1998年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本文化人類学会  

      DOI: 10.14890/minkennewseries.63.3_326

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    • バリアン儀礼--ボルネオ島カリス社会における病気治療

      奥野 克巳

      季刊民族学22 ( 1 ) 76 - 89   1998年1月

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:千里文化財団  

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    • ラオラオとマウノ--ボルネオ島カリスの狂気の分類について

      奥野 克巳

      アジア・アフリカ言語文化研究 ( 54 ) 77 - 103   1997年9月

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:東京外国語大学  

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    • ボルネオ島のカリスにおける災いの説明と災いへの対処--民俗知識としてのカタベアアン

      奥野 克巳

      一橋論叢118 ( 2 ) 375 - 390   1997年8月

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本評論社  

      論文タイプ||論説(社会学部号 = Social Sciences)

      DOI: 10.15057/10726

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      その他リンク: https://hdl.handle.net/10086/10726

    • ボルネオ島カリスの言語習慣--なぜ森の中で食べ物・飲み物に関わる語彙を発してはいけないのか?

      奥野 克巳

      言語26 ( 7 ) 102 - 107   1997年7月

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:大修館書店  

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    MISC

    • TASCサロン 旺盛な食欲、制御される財欲 : ボルネオ島の狩猟民プナンの生

      奥野 克巳

      TASC monthly ( 538 ) 6 - 13   2020年10月

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:たばこ総合研究センター  

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    • 人間の〈外から〉「成熟を生きる」を見つめる : マルチスピーシーズ民族誌/人類学の射程 (特集 成熟の年齢)

      奥野 克巳

      談 : speak, talk, and think ( 118 ) 53 - 68,71-80   2020年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:たばこ総合研究センター ; 1973-  

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    • 浅井優一(著)『儀礼のセミオティクス:メラネシア・フィジーにおける神話/詩的テクストの言語人類学的研究』三元社,2017

      奥野 克巳

      社会言語科学21 ( 1 ) 388 - 391   2018年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:社会言語科学会  

      DOI: 10.19024/jajls.21.1_388

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    • ヤマアラシと人とものをめぐるコンタクト・ゾーン:サラワクにおける複数種のランドスケープ

      奥野 克巳

      日本文化人類学会研究大会発表要旨集2017   F04   2017年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本文化人類学会  

      マレーシア・サラワク州(ボルネオ島)の森林開発の果てに現れた油ヤシ農園を餌場としてヤマアラシが生き延びる一方で、先住民たちがヤマアラシを野生下で狩猟したり、飼育下で殺したりして、その胃石を市場へと売っている。コンタクト・ゾーンの観点から見れば、複数種とものとの創発的な出会いが、市場経済、相互依存、権力関係、野生と飼育などの諸要素を孕みながら、予期できないランドスケープを生みだしていることになる。

      DOI: 10.14890/jasca.2017.0_F04

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    • 他種と「ともに生きる」ことの民族誌:マルチスピーシーズ人類学の展望と課題

      奥野 克巳

      日本文化人類学会研究大会発表要旨集2017   F01   2017年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本文化人類学会  

      マルチスピーシーズ人類学は、人類の営為を他の生物種との関わりにおいて、また人間社会を複数種によって構成されると捉えなおすことによって、近年になって新たな学問ジャンルとして登場した。そのジャンルの重要な柱が、ハラウェイの他種「ともに生きる」というアイデアである。本分科会では、「ともに生きる」という洞察を、民族誌の中に検討することをつうじて、マルチスピーシーズ人類学の展望と課題を示してみたい。

      DOI: 10.14890/jasca.2017.0_F01

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    • 鳥から見た森の生きものたち――ボルネオ島・狩猟民プナンの環境中心主義世界

      奥野克巳, オクノ カツミ, OKUNO Katsumi

      Field+ : フィールドプラス : 世界を感応する雑誌 / 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 [編] ( 15 ) 6 - 7   2016年1月20日

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所  

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    • プナンのイヌ:人の道具でもあり、人に近い非人間

      奥野 克巳

      日本文化人類学会研究大会発表要旨集2015   B13   2015年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本文化人類学会  

      本発表では、マレーシア・サラワク州(ボルネオ島)の熱帯林に住む狩猟民・プナン(Penan)を取り上げて、狩猟の主要な道具であり、また、人に最も近い非人間でもあるイヌとともに/イヌによって生きてきた人とその世界を、民族誌のなかに描きだす。

      DOI: 10.14890/jasca.2015.0_B13

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    • 感じてしまう不思議―文化とロボットから探るアニミズム―

      伴 碧, 高橋 英之, 池内 裕美, 大澤 博隆, 奥野 克巳, 笠木 雅史, 小嶋 秀樹

      日本心理学会大会発表論文集79   SS - 065-SS-065   2015年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:公益社団法人 日本心理学会  

      DOI: 10.4992/pacjpa.79.0_SS-065

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    • 殺される動物、殺す人の出現:サラワク・プナンにおける狩猟の組織化

      奥野 克巳

      日本文化人類学会研究大会発表要旨集2014   22 - 22   2014年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本文化人類学会  

      マレーシア・サラワク州のプナンの狩猟者は、一方で、野生動物の行動特性を把握し、模倣するという、動物との間で感覚的な連続性を保ちながら、他方で、狩猟場面では、動物を自己から断絶し、客体化した上で、獲物としてしとめる。本発表では、そうした一見すると矛盾するような二つの態度の往還の先に、狩猟が組織化される舞台へと接近して、「殺される動物」と「殺す人」が立ち現われるさまを民族誌のなかに描きだす。

      DOI: 10.14890/jasca.2014.0_22

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    • 動物殺しの論理と倫理:種間/種内の検討

      奥野 克巳

      日本文化人類学会研究大会発表要旨集2013   116 - 116   2013年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本文化人類学会  

      動物殺しは、一般に、人によって行われる動物殺しの面の問題検討に大きく傾いている。本分科会では、動物による動物殺し、動物による人殺し、人による人殺し、人の動物殺しを相互に比較検討することによって、動物殺しの論理と倫理について考察する。そのことは、動物殺しが人による動物殺しを中心に語られてきたことへの補正でもある。本分科会の目的は、動物殺しに関して、その人類学的な課題を浮かび上がらせることである。

      DOI: 10.14890/jasca.2013.0_116

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    • 森との交感の民族誌:プナンにおける人と自然

      奥野 克巳

      日本文化人類学会研究大会発表要旨集2012   35 - 35   2012年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本文化人類学会  

      本発表では、マレーシア・サラワク州の狩猟採集民プナン(Penan)を取り上げて、<痕跡(uban)>、<過去の実在を想う(tawai)>、<控えめで、慎み深い(ngeluin)>というプナン語の三つのキーワードを手がかりとしながら、彼らが、どのように人と人だけでなく、人と森のなかの自然の景観や事物との間で深い情緒的な交感関係を築いているのかを民族誌のなかに描き出し、考察検討する。

      DOI: 10.14890/jasca.2012.0.35.0

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    • 人と動物、まみえず

      奥野 克巳

      日本文化人類学会研究大会発表要旨集2011   32 - 32   2011年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本文化人類学会  

      本発表では、マレーシア・ボルネオ島の狩猟民プナンが、狩猟などの実践の場面で、人の身体と動物の身体との間に、どのように、非連続的な関係を築いているのかを記述する。そのことによって、プナンにおける人と動物の駆け引きの実相を描き出すことが、本発表の目的である。

      DOI: 10.14890/jasca.2011.0.32.0

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    • 自然と社会の民族誌:動物と人間の連続性

      田所 聖志, 奥野 克巳

      日本文化人類学会研究大会発表要旨集2010   4 - 4   2010年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本文化人類学会  

      本分科会では、動物と人間の連続性についての民族誌を踏まえて、文化人類学の観点から自然と社会のインターフェースについて議論する。私達の目的は、連続性の概念に注目し、自然-社会の分断に基づく二元論とは異なる視点から、自然と社会の関わりについて問題提起をすることである。発表では、神経生理学の実験室の活動、ボルネオ島狩猟民の動物と人間の関わり、チベットの動物のシンボリズム、ニューギニアの漁撈等が扱われる。

      DOI: 10.14890/jasca.2010.0.4.0

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    • ボルネオ島狩猟民プナン社会における動物と人間:近接の禁止と魂の連続性

      奥野 克巳

      日本文化人類学会研究大会発表要旨集2010   53 - 53   2010年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本文化人類学会  

      マレーシア・サラワク州(ボルネオ島)ブラガ川沿いの、人口約500人の狩猟民プナンは、動物と人間の近接の禁止と魂の連続性をつうじて、動物に対する生殺与奪をいわば反省なしに行う西洋とも、動物を殺生する宿命を認めながらも、動物の魂に感謝する日本とも異なる動物との関わり方を発達させてきた。本発表では、プナン社会における動物と人間の関係を民族誌的に記述した上で、自然と社会の二元論について再検討する。

      DOI: 10.14890/jasca.2010.0.53.0

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    • 倫理の起源:サラワク・プナン社会における人間、雷神、動物

      奥野 克巳

      日本文化人類学会研究大会発表要旨集2008   257 - 257   2008年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本文化人類学会  

      サラワクの狩猟民プナンにとって、雷鳴は雷神の怒りである。どこかで誰かが動物をさいなんだことに憤激した雷神は、人を石に変え、大水で人を押し流す。人は、そのような動物に対する「間違ったふるまい」の報いを受ける。逆に、動物に対する「正しいふるまい」とは、動物を無言で、解体・料理して食べることである。それは、動物を殺生してしか生きられない、ちっぽけな人間にできる、せめてもの動物への倫理的態度である。本発表では、プナン社会で、人間、雷神、動物の関わりのなかで組み立てられる倫理とその起源について考察する。

      DOI: 10.14890/jasca.2008.0.257.0

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    • 医療人類学を学ぶこと/教えること

      池田 光穂, 奥野 克巳

      日本文化人類学会研究大会発表要旨集2008   309 - 309   2008年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本文化人類学会  

      この分科会では、我が国の高等教育における医療人類学のあり方について考える。全国の大学における教育改革が「わかりやすい」と「役に立つ」という二大スローガンによって推進されるなかで、はたして人類学教育はブレイクスルーできるのか?日本において応用実学として見なされてきた(それゆえ期待と蔑みの眼差しが交錯する)医療人類学に、生き方と認識を大転換させる「毒」をどのように埋め込むことができるのか?

      DOI: 10.14890/jasca.2008.0.309.0

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    • 医療人類学の原液

      奥野 克巳

      日本文化人類学会研究大会発表要旨集2008   314 - 314   2008年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本文化人類学会  

      日本では、過去15年間に、看護・福祉系の大学が急増している。それは、医療人類学にとって、教育現場から社会へと、医療人類学の考えを流通させるチャンスである。しかし、医療人類学は、その<原液>を、医療教育の現場へと注入できていない。医療人類学は、注入すべき濃い<原液>をもたなくなったからである。医療人類学が求められる現状に対して、<原液>が薄まっているというジレンマ。どのような突破が可能かについて、文化人類学の現状と交差させながら考えてみたい。

      DOI: 10.14890/jasca.2008.0.314.0

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    書籍等出版物

    • はじめての人類学

      奥野, 克巳

      講談社  2023年8月  ( ISBN:9784065328576

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      総ページ数:230p   記述言語:日本語

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    • 人類学者と言語学者が森に入って考えたこと

      奥野, 克巳, 伊藤, 雄馬

      教育評論社  2023年8月  ( ISBN:9784866240848

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      総ページ数:222p   記述言語:日本語

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    • 応答、しつづけよ。

      Ingold, Tim, 奥野, 克巳

      亜紀書房  2023年6月  ( ISBN:9784750517643

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      総ページ数:415p   記述言語:日本語

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    • ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと

      奥野, 克巳

      新潮社  2023年5月  ( ISBN:9784101045719

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      総ページ数:377p, 図版 [4] p   記述言語:日本語

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    • 人類学者K : ロスト・イン・ザ・フォレスト

      奥野, 克巳

      亜紀書房  2023年1月  ( ISBN:9784750517780

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      総ページ数:215p   記述言語:日本語

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    • これからの時代を生き抜くための文化人類学入門

      奥野, 克巳

      辰巳出版  2022年6月  ( ISBN:9784777828739

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      総ページ数:269p   記述言語:日本語

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    • 絡まり合う生命 : 人間を超えた人類学

      奥野, 克巳

      亜紀書房  2022年1月  ( ISBN:9784750517247

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      総ページ数:370p   記述言語:日本語

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    • 今日のアニミズム

      奥野, 克巳, 清水, 高志

      以文社  2021年11月  ( ISBN:9784753103669

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      総ページ数:342p   記述言語:日本語

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    • 『たぐい』Vol.4.

      奥野克巳, 近藤祉秋共編

      亜紀書房  2021年9月 

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    • モア・ザン・ヒューマンーーマルチスピーシーズ人類学と環境人文学

      奥野克巳, 近藤祉秋, ナターシャ・ファイン編

      以文社  2021年9月 

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    • コロナ禍をどう読むか : 16の知性による8つの対話

      奥野克巳、近藤祉秋、辻陽介共編

      亜紀書房  2021年2月  ( ISBN:9784750516820

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      総ページ数:429p   記述言語:日本語

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    • 『たぐい』Vol.3.

      奥野克巳、近藤祉秋共編

      亜紀書房  2021年2月  ( ISBN:9784750516813

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      総ページ数:153p   記述言語:日本語

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    • ひび割れた日常 : 人類学・文学・美学から考える

      奥野克巳、吉村萬壱、伊藤亜紗

      亜紀書房  2020年12月  ( ISBN:9784750516745

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      総ページ数:187p   記述言語:日本語

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    • モノも石も死者も生きている世界の民から人類学者が教わったこと

      奥野, 克巳

      亜紀書房  2020年10月  ( ISBN:9784750516615

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      総ページ数:235p   記述言語:日本語

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    • マンガ人類学講義 : ボルネオの森の民には、なぜ感謝も反省も所有もないのか

      奥野克巳、MOSA

      日本実業出版社  2020年10月  ( ISBN:9784534058102

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      総ページ数:246p   記述言語:日本語

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    • 『談』no.118

      たばこ総合研究センター, 内田, 樹, 長谷川, 真理子, 奥野, 克巳( 範囲: 「人間の〈外から〉「成熟を生きる」を見つめる……マルチスピーシーズ民族誌/人類学の射程」)

      たばこ総合研究センター,水曜社 (発売)  2020年8月  ( ISBN:9784880654898

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      総ページ数:86p   記述言語:日本語

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    • 人類学とは何か

      Ingold, Tim著、奥野克巳、宮崎幸子共訳

      亜紀書房  2020年3月  ( ISBN:9784750515953

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      総ページ数:187p   記述言語:日本語

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    • 『たぐい』Vol.2.

      奥野克巳、近藤祉秋共編

      亜紀書房  2020年2月  ( ISBN:9784750516318

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      総ページ数:159p   記述言語:日本語

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    • 人喰い : ロックフェラー失踪事件

      Hoffman, Carl著、古屋美登里訳、奥野克巳解説・監修( 範囲: 解説 pp.421-431)

      亜紀書房  2019年4月  ( ISBN:9784750515731

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      総ページ数:431p   記述言語:日本語

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    • 『たぐい』Vol.1.

      奥野克巳、シンジルト、近藤祉秋共編

      亜紀書房  2019年3月  ( ISBN:9784750515793

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      総ページ数:162p  

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    • 移動する人々 : 多様性から考える

      石井正子、中川理、Caprio, Mark、奥野克巳

      晃洋書房  2019年3月  ( ISBN:9784771031500

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      総ページ数:vi, 280p   記述言語:日本語

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    • ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと

      奥野克巳

      亜紀書房  2018年6月  ( ISBN:9784750515328

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      総ページ数:331p, 図版 [6] p   記述言語:日本語

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    • ソウル・ハンターズ : シベリア・ユカギールのアニミズムの人類学

      Willerslev, Rane著、奥野克巳、近藤祉秋、古川不可知共訳

      亜紀書房  2018年4月  ( ISBN:9784750515410

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      総ページ数:379p   記述言語:日本語

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    • Lexicon : 現代人類学

      奥野克巳、石倉敏明共編

      以文社  2018年2月  ( ISBN:9784753103447

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      総ページ数:223p   記述言語:日本語

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    • 動物殺しの民族誌

      シンジルト、奥野克巳編著( 担当: 共編者(共編著者))

      昭和堂  2016年10月31日 

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • 鳥と人間をめぐる思考:環境文学と人類学の対話

      野田研一、奥野克巳編著( 担当: 共編者(共編著者))

      勉誠出版  2016年10月31日 

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • 森は考える : 人間的なるものを超えた人類学

      Kohn, Eduardo著、奥野克巳、近藤宏共監訳、近藤祉秋、二文字屋脩訳

      亜紀書房  2016年1月  ( ISBN:9784750514628

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      総ページ数:492p   記述言語:日本語

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    • 改訂新版 文化人類学

      内堀基光, 奥野克巳( 担当: 共編者(共編著者))

      放送大学教育振興会  2014年3月 

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      記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論

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    • わたしのフォークロア

      民俗学を語る集い, 杉嶋, 俊夫, 奥野, 克巳, 関根, 秀樹, 金子, 雅是, 野口, 祥子, 保延, 佳世子, 木村, 悟朗, ナカムラ, ユウコ, 山下, 宗久, 勝田, 信明, 塩澤, 珠江

      桜美林大学・奥野克巳オフィス  2014年2月 

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      総ページ数:104p   記述言語:日本語

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    • 人と動物の人類学

      奥野克巳、山口未花子、近藤祉秋共編著( 担当: 共編者(共編著者))

      春風社  2012年9月 

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • 人と動物、駆け引きの民族誌

      奥野克巳編著

      はる書房  2011年9月  ( ISBN:9784899841234

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      総ページ数:274p   記述言語:日本語

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    • 増補版 文化人類学のレッスン : フィールドからの出発

      奥野, 克巳, 花渕, 馨也

      学陽書房  2011年1月  ( ISBN:9784313340213

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      総ページ数:xiii, 288p   記述言語:日本語

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    • セックスの人類学

      奥野克巳, 椎野若菜, 竹ノ下祐二( 担当: 共編者(共編著者))

      春風社  2009年4月 

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • 医療人類学のレッスン:病いの文化を探る

      池田光穂, 奥野克巳( 担当: 共編者(共編著者))

      学陽書房  2007年10月 

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      記述言語:日本語 著書種別:教科書・概説・概論

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    • 帝国医療と人類学

      奥野克巳

      春風社  2006年2月  ( ISBN:4861100623

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      総ページ数:229p   記述言語:日本語

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    • 文化人類学のレッスン : フィールドからの出発

      奥野克巳、花渕馨也共編著

      学陽書房  2005年4月  ( ISBN:9784313340145

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      総ページ数:xi, 265p   記述言語:日本語

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    • グローバル化する近代医療と民族医学の再検討

      奥野克巳編著

      [桜美林大学国際学部]  2005年3月 

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      総ページ数:74p   記述言語:日本語

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    • 「精霊の仕業」と「人の仕業」 : ボルネオ島カリス社会における災い解釈と対処法

      奥野克巳

      春風社  2004年2月  ( ISBN:4861100003

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      総ページ数:313p   記述言語:日本語

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    講演・口頭発表等

    • 文化人類学と現在性からみる「ありうる共同体」の形とは? 招待有り

      宇川直宏, 奥野克巳

      META CITY、幕張メッセ  2019年1月19日 

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      会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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    • 「ヤマアラシと人とものをめぐるコンタクト・ゾーン―サラワクにおける複数種のランドスケープ」

      奥野克巳

      神戸大学 第51回日本文化人類学会研究大会分科会「他種『とともに生きる』ことの民族誌―マルチスピーシーズ人類学の展望と課題」  2017年5月27日 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • “Porcupine Stones and Oil Palm Plantations:An Ethnographic Sketch of Changing Environmental Landscapes in Sarawak” 招待有り

      Katsumi Okuno

      UMS-TUFS Exchange Lecture on Culture and Society of Asia and Africa, Kota Kinabalu, Sabah , Malaysia  2017年3月9日 

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      会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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    • 「人新世におけるマルチスピーシーズ民族誌」 招待有り

      奥野克巳

      国立民族学博物館 2016年度学術潮流サロン「人と動物――つながりとその変化」  2017年1月20日 

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      会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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    • 「リーフモンキー鳥のシャーマニック・パースペクティヴ的美学:ボルネオ島狩猟民プナンの鳥と人間の民族誌」

      奥野克巳

      第156回東北人類学談話会「鳥と人間の関係学をめぐって:文化人類学と環境文学の対話」(於:東北大学)  2016年2月18日 

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      会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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    • 「『あまりに動物的な』:サラワク州の狩猟民プナンを手がかりとして『食』を考える」

      奥野克巳

      日本マレーシア学会第24回研究大会(於:立教大学新座キャンパス)  2015年12月12日 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • コメント 招待有り

      奥野克巳

      「獣害問題を民俗学から考える―在来知と科学的管理の交錯」現代民俗学会第29回研究会(於:東京大学東洋文化研究所大会議室)  2015年11月14日 

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      会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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    • 「人は鳥を食べ,鳥は獣を助ける:ボルネオ島・プナンのパースペクティヴィズムの一断面」 招待有り

      奥野克巳

      AA研共同利用・共同研究課題 「もの」の人類学的研究(2)人間/非人間のダイナミクス 第3回研究会(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)  2015年11月8日 

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      会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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    • 「アニミズムからロボットを考える:マルチスピーシーズ民族誌の可能性」 招待有り

      奥野克巳

      第79回日本心理学会・公募シンポジウム「感じてしまう不思議:文化とロボットから探るアニミズム」(代表:伴碧・高橋秀之)(於:名古屋国際会議場)  2015年9月23日 

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      会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)  

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    • コメント 招待有り

      奥野克巳

      「基幹研究『人類学におけるミクロ・マクロ系の連関』公開セミナー『狩り狩られる経験の現象学』の著者菅原和孝氏を囲んで」(於:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)  2015年6月7日 

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    • 「プナンのイヌ―人の道具でもあり、人に近い非人間」

      奥野克巳

      第49回日本文化人類学会研究大会・分科会「文化空間において我々が犬と出会うとき―狗類学(こうるいがく)への招待」(代表:池田光穂)於:大阪国際交流センター  2015年5月31日 

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    • 「動物は自然的存在か?:狩猟民プナンの魂の存在論」

      奥野克巳

      熊本大学大学院社会文化科学研究科・フィールドリサーチセミナー「自然と文化のインター フェイス」(於:熊本大学大学院)  2009年12月 

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      会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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    • 「医療人類学の原液」

      奥野克巳

      第42回日本文化人類学会研究大会(於:京都大学)、分科会「医療人類学を学ぶこと/教えること」(代表者:池田光穂・奥野克巳)  2008年6月 

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      会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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    • 「倫理の起源~サラワク・プナン社会における人間、雷神、動物」

      奥野克巳

      第42回日本文化人類学会研究大会(於:京都大学)  2008年6月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • "The Penis Pin--Democratic Pleasure among the Penan of Sarawak--"

      Katsumi Okuno

      The International Workshop on Cultural Diversity (or Multi-Cultural Traditions)in Sabah and Neighboring Areas, Kota Kinabalu  2008年3月 

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      会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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    • "Ordeals Today--Accusation of Sorcery and State Power among the Kalis of West Kalimantan"

      Katsumi Okuno

      8th International Conference of Borneo Research Council, Kuching , Sarawak, Malaysia.  2006年7月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • 「他者の病気/病気の他者-植民地における医療と人類学-」

      奥野克巳

      日本文化人類学会第39回研究大会分科会、 「周縁化される他者の身体:帝国医療の諸相」(於:北海道大学)  2005年5月 

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      会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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    • 「サラワク先住民とグローバルな医薬品市場ーー生物資源、メガダイバーシティーの発見、帝国医療の現在--」

      奥野克巳

      日本文化人類学会第38回研究大会、分科会「帝国医療の問題系」(於:東京外国語大学)  2004年6月 

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      会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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    • 「セッション2・熱帯医学の歴史と現在・コーディネータ」 招待有り

      奥野克巳

      地域研究コンソーシアム主催『熱帯医学と地域研究:知の実践と構築』(於:京都市国際交流会館)  2004年2月 

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      会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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    • 「趣旨説明~医療のコロニアルとポストコロニアルを視野に入れて~」

      奥野克巳

      「帝国医療の逆襲:21世紀ポストコロニーの医療を考える」、第37回日本民族学会研究大会、分科会「帝国医療の逆襲:21世紀ポストコロニーの医療を考える」(於:京都文教大学)  2003年5月 

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      会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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    • 「帝国医療の人類学研究に向けて」

      奥野克巳

      第36回日本民族学会研究大会(於:金沢大学)  2002年6月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • "Katabea'an: Explanation for and Prevention of Misfortune among the Kalis of West Kalimantan"

      Katsumi Okuno

      The Six Biennial International Conference of the Borneo Research Council at Kuching, Malaysia  2000年7月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • 「病いの人類学の脱『西洋』化を図る」

      奥野克巳

      第34回日本民族学会研究大会(於:一橋大学)  2000年5月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • 「銀の頭飾りをつけたイバン女性--19世紀のムマローの旅から現代のサラワク州観光へ」 招待有り

      奥野克巳

      第6回旅の文化研究フォーラム、旅の文化研究所(於:飯田橋エドモンドホテル)  2000年4月 

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      会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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    • 「シャーマニズムを医学の呪縛から解き放つ」

      奥野克巳

      、第33回日本民族学会研究大会・分科会「呪術とは何だったのか?」(於:東京都立大学)  1999年5月 

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      会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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    • 「ラオラオとしての狂気、マウノとしての狂気--ボルネオのカリスの知覚秩序の社会学--」 招待有り

      奥野克巳

      第566回東京都立大学社会人類学研究会  1997年1月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • 「不可視のリアリティへの跳躍--カリス族のシャーマニズム」

      奥野克巳

      第30回日本民族学会研究大会(於:静岡大学)  1996年5月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • "Describing the Japanese Occupation: A Case of West Kalimantan"

      Katsumi Okuno

      The Third Biennial International Conference of the Borneo Research Council at Pontianak, Indonesia  1994年7月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • 「ボルネオの銀細工職人:民族工芸品の特化に関する予備的考察」

      奥野克巳

      第46回日本人類学会・日本民族学会連合大会(於:大阪大学)  1992年10月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • 「西ボルネオ・タマン族の民族意識の形成」

      奥野克巳

      日本民族学会第27回研究大会(於:南山大学)  1992年5月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    担当経験のある科目(授業)

    •  
      文化人類学およびその関連科目

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    所属学協会

    共同研究・競争的資金等の研究

    • ものの人類学的研究―技芸複合の視点から

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B) 

      床呂 郁哉, 吉田 ゆか子, 金子 守恵, 丹羽 朋子, 奥野 克巳

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      2020年4月 - 2025年3月

      課題番号:20H01403

      配分額:17030000円 ( 直接経費:13100000円 、 間接経費:3930000円 )

      本研究「ものの人類学的研究―技芸複合の視点から(An Anthropological Study on Things-A Perspective from technology-arts complex) 」はアジアとアフリカにおける人間と非人間の「もの」(広義の物質文化)の関係の諸相を、その関係における広義の技術・芸術的実践(「技 芸」)に焦点を当てる視点から、文化人類学を中心としつつ他分野の研究者の参加・協力を通じて学際的に検討することを主な目的としている。2020年度も本目的に沿った研究を実施した。同年度は新型コロナ・パンデミックの影響により、当初に計画していた海外での現地調査・フィールドワークの実施が不可能になったことから、分担者と協力者の各メンバーは文献やオンラインなどの代替的な手法を含む調査研究を実施した。さらに年度後半には、オンライン形式による研究会を開催し、そこで研究分担者の奥野による研究報告と質疑応答に続いてメンバーの研究成果の進捗報告を実施して、メンバー間での情報共有を行い、コロナ状況に対応する形での調査研究を推進した。より具体的な内容としては、近代西欧的な技術観に還元できない技 術や技能実践の在り方を研究する際の方策であるとか、これまでの先行研究における「近代的/伝統的(在地的)」技術、「技術/芸術」とい った通念的な二分法自体を相対化していくといった問題意識などをめぐりメンバー間での知見の共有と交換を実施した。

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    • 種の人類学的転回:マルチスピーシーズ研究の可能性

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(A) 

      奥野 克巳, シン ジルト, 近藤 祉秋, 相馬 拓也

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      2017年4月 - 2022年3月

      課題番号:17H00949

      配分額:42900000円 ( 直接経費:33000000円 、 間接経費:9900000円 )

      本科研のメンバーは、海外では、ブータン・北東インド地域・チベット・モンゴル・コロンビア・パナマ・アメリカ・カナダ・マレーシア・台湾、国内では、沖縄・北海道・関西地方・宮崎で、現地調査研究に従事した。これまで、多種間の関係の動態の考察を進めてきたが、とりわけ捕食・被捕食に焦点をあてて、シンポジウム「食と肉の種的転回」(熊本大学、2018年12月)を開催した。そこでの発表内容を含め、本科研の年次報告の一環として、『たぐい』Vol.1.を公刊した(亜紀書房、2019年3月)。その号では、マルチスピーシーズ研究のこれまでの系譜を踏まえ、当該研究の枠組みと今後の展望を明示し、学問領域を横断しながら、広く一般読者に向けて研究の途中経過を発信した。また、一部の研究メンバーによって、犬と人間に焦点をあてて考察検討が進められ、その成果として『犬からみた人類史』(勉誠出版、2019年5月)が公刊予定である。さらに、マルチスピーシーズ研究の国際的な動向との連携を視野に入れ、近年この領域で顕著な業績を挙げている海外の研究者との間で、研究交流と情報交換を進めた。本科研を母体とするマルチスピーシーズ人類学研究会で開催した研究会は以下のとおり。第17回研究会「犬と人の関わり」。第18回研究会「環境文学/環境人文学を読む」。第19回「肉のポリティクス 人獣関係における産業化・権力・宗教」。第20回「マルチスピーシーズ民族誌の近年の成果から」。第21回「『実在への殺到』の波紋」。第22回「上妻世海『制作へ』を読む」。第23回「食と肉の種的転回」。第24回「ジビエブームを科学する」。第25回「ドメスティケーションを複数種化せよ」。第26回「種社会の記述法をめぐって」。

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    • 動物殺しの比較民族誌研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(A) 

      奥野 克巳, シン ジルト, 西本 太, 山口 未花子

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      2012年4月 - 2017年3月

      課題番号:24251019

      配分額:31070000円 ( 直接経費:23900000円 、 間接経費:7170000円 )

      本科研は、人間と動物の関係の中でも際立った局面である「動物殺し」に焦点をあてて、狩猟民・牧畜民・農耕民などの様々な生業形態に生きる人々を取り上げて、地球上の各地で人類学的なフィールドワークを行い、そのようにして得られたフィールドデータを先行諸文献に照らして民族誌として記述し、動物殺しの民族誌の比較検討を行った。

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    • 人間と動物の関係をめぐる比較民族誌研究:コスモロジーと感覚からの接近

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B) 

      奥野 克巳, シン ジルト, 田川 玄, 花渕 馨也, 西本 太, 池田 光穂, 吉田 匡興

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      2008年 - 2011年

      課題番号:20401048

      配分額:16250000円 ( 直接経費:12500000円 、 間接経費:3750000円 )

      地球上の幾つかの生業を異にする社会を取り上げて、文化人類学的な参与観察とインタヴューを組み合わせた調査手法をつうじて、とりわけ、人間が動物をコスモロジカルにどのように表象しているのかに焦点を当てて、人間と動物をめぐる関係について考察した。

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    • ボルネオ島における「自然災害」の人文学的研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(A) 

      津上 誠, 内堀 基光, 石川 登, 奥野 克巳, 祖田 亮次, ジャイル ラングブ

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      2005年 - 2008年

      課題番号:17251015

      配分額:21450000円 ( 直接経費:16500000円 、 間接経費:4950000円 )

      5名がボルネオ先住民社会を各々担当し、「自然災害」の受容の仕方を調査研究した。イバン社会で河岸浸食を調査した祖田は、その複合的要因を明らかにし、人々の語る因果論との齟齬を指摘した。クメナ川流域社会を調査した石川は、地域史にも目を向け、自然災害への可塑性を人々の生存戦略のあり方から説明した。カヤン人の移住時の災いを調査した津上は、森と精霊・死霊・人間の関連の仕方を明らかにし、災いは「自然」侵犯へのしっぺ返しなどではないことを示した。スクラン川の鉄砲水に関するイバン住民の言説を調査した内堀は、鉄砲水についての今日的説明のあり方を詳細に描き、また民族学的に有名なタブー侵犯と洪水との因果論が成り立たないことを示した。動物への不適切な扱いが雷雨や洪水を引き起こすというプナン人の言説と儀礼を調査した奥野は、その観念が人間/動物の対等・対称的な関係を維持していることを指摘した。最終年度には現地大学に成果を持ち寄り、内外研究者を交えたセミナーを開いた。

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    • 価値の多元化状況における保健システムの変貌

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B) 

      池田 光穂, 奥野 克巳, 佐藤 純一, 田口 宏昭, 慶田 勝彦

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      2003年 - 2006年

      課題番号:15320121

      配分額:8200000円 ( 直接経費:8200000円 )

      本研究は、近現代社会のさまざまな政治経済的変動のもとで保健システムが変貌する様子を文化人類学(医療人類学)の観点から考察した。M・フーコーの〈統治性〉の概念を通してモデル化し、彼の構想した西欧の局所的な歴史モデル[仮説]から、非西洋を含む論理的展開モデル[過程]への改訂を「多元的医療化」モデルの提示を通して試みた。
      グローバル化による価値の多様化の影響を最もつよく受けるのは、人々の固有の身体であり、ひいては人の生き方にほかならない。身体のあり方に介入し、また治療やケアを通して、人々の価値観や生き方に影響を与えるのは、医療や保健制度である。つまり、医療や保健制度に着目することが、グローバル化という現象のもとで起きている変化をもっとも適確にとらえる指標となる。
      本研究から、個人(=主体)の健康への配慮(anatomo-politic)と人口統計や公衆衛生などの集団的管理技術(bio-politic)という異なる2つの社会管理の技法とその相互連関の様態についての問題が主題化された。多くの文化人類学が対象にするかつての植民地の社会-ポストコロニアル社会と総称される-や近現代史にみられる帝国医療の実施状況のもとでは、理想=西欧的な統治性のタイプに綻びが生じ、さまざま異型の医療と保健の実践が生まれていることが示唆された。
      グローバル化が合理化や近代化を通して日常生活の場にもたらすものは、単一の変化ではなく、現地との対応のなかでうまれる動態的な文化的過程の結果であり「多元的医療化」の概念で明確に把握されることが明らかになった。

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    • グローバル化する近代医療と民族医学の再検討

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C) 

      奥野 克巳, 池田 光穂, 花渕 馨也, 信田 敏宏

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      2002年 - 2004年

      課題番号:14510339

      配分額:3800000円 ( 直接経費:3800000円 )

      (1)研究調査活動
      研究代表者の奥野克巳は、平成17年3月12日から3月27日までの間、イギリス国ロンドン市において、近代医療のグローバル化と帝国医療に関する文献調査研究を行った。主な調査機関は、ウェルカム財団(Welcome Institute)図書館、ロンドン大学東洋アフリカ学院(School of Oriental and African Studies, University of London)図書館、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(London School of Economics)図書館である。特に、大英帝国領時代のマラヤ(現マレーシア)における医療と人類学の活動をめぐる歴史文献・資料を調査した。
      (2)パネル
      平成16年6月5日〜6日に東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所において開催された日本文化人類学会第38回研究大会において、研究分担者・池田光穂が代表者となって分科会「帝国医療の問題系-近代化のレッスン-」を組織した。研究代表者の奥野克巳、研究分担者の花渕馨也、研究協力者の西本太、山崎剛がパネリストとして参加して、口頭発表を行った。各メンバーの演題は、以下のとおり。
      池田光穂 「後発帝国医療-ファントム・メディシンの諸相」
      奥野克巳 「サラワク先住民とグローバルな医薬品市場-生物資源、メガダイバーシティーの発見、帝国医療の現在-」
      花渕馨也 「現地人看護師の仕事-コモロ諸島における帝国医療の教育と実践-」
      西本太 「蚊帳をめぐる受容と反発-公衆衛生事業による辺境住民の主体化-」
      山崎剛 「文明の病、熱帯の病-ヨーロッパ人の身体を通してみる帝国医療-」
      (3)研究成果の公表
      以下の11.研究発表にあるように、研究代表者の奥野克巳と研究分担者の池田光穂は、『熊本文化人類学』の第3号と第4号の連続する2号に渡って、合計4本の研究成果を公表した。

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    • サラワク先住諸民族社会における自然環境認識の比較研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(A) 

      内堀 基光, 石川 登, 増田 美砂, 津上 誠, 奥野 克巳, 井上 真

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      2000年 - 2003年

      課題番号:12371003

      配分額:20720000円 ( 直接経費:16700000円 、 間接経費:4020000円 )

      本研究の研究代表者および研究分担者は、研究期間中、毎年サラワク州内の諸地域で「自然環境認識」という研究課題に基づき調査研究を蓄積し、最終年度は、サラワク州のクチン市にて本研究の成果を公表すべく、現地研究協力者を含め、国際ワークショップを開催した。州内における調査対象民族(地域)は、以下の通りである。現地での協力機関はサラワク開発研究所であった。
      内堀:スリアマン省スクラン川上流のイバン人村落にて生業の変化と環境認識についての調査。
      津上:カピツト省ブラガ町周辺のカヤン人を中心とするリロケーション村落での社会的再編成と環境認識の調査。
      増田美砂:ミリ省内陸部のケラビット人村落にて稲作に関する環境認識の調査。
      石川登:ビントゥル省内陸部のクマナ川沿いの民族混住地域での社会環境と自然環境の調査。
      サラワク博物館の前館長ピーター・ケディットは、研究協力者として、クチン市周辺およびスリアマン省のルボックアントゥ町周辺にてイバン人のキリスト教改宗と環境認識の変化の相関を調査した。
      本研究の成果は、急激に変化しつつあるサラワクの景観および自然環境と、それに対処する人間の営みに焦点を当てた諸論考として結実した。そのうちいくつかは、森林の商業的伐採をめぐる現在のサラワク州政治的問題と国際状況にも深く関係し、微妙な議論を展開せざるをえなくなっている。

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