2024/04/09 更新
人文・社会 / 日本語教育
国名： 日本国
国名： 日本国
日本語母語話者教師による日本語ナラティブ作文の評価観点の違い : クラスター分析の結果から—Differences in Evaluation Criteria by Native Japanese Language Teachers for Japanese Narrative Writing : Results Revealed Through Cluster Analysis 査読有り
坪根 由香里, トンプソン 美恵子, 影山 陽子, 数野 恵理
社会言語科学 = The Japanese journal of language in society / 社会言語科学会学会誌編集委員会 編25 ( 1 ) 214 - 229 2022年9月
日本人大学生が書いたナラティブ作文の評価―日本語ナラティブ作文用の評価項目を用いて 査読有り
坪根由香里, 数野恵理, トンプソン美恵子, 影山陽子
日本語／日本語教育研究12 229 - 244 2021年9月
日本語母語話者教師が考えるナラティブ作文のGood Writing : 評価の際に重視された項目より 査読有り
数野 恵理, 影山 陽子, トンプソン 美恵子, 坪根 由香里
日本語・日本語教育 = Journal of Japanese language and Japanese language teaching5 1 - 22 2021年
大学入学後一学期目の集中日本語科目とチューター制度 : 発展的評価と改善の取り組み
数野 恵理
日本語・日本語教育7 107 - 122 2024年3月
日本語母語話者教師・非母語話者教師がナラティブ作文評価で重視する項目 : 評価項目の重視度比較と順位決め自由記述の分析—Differences in Evaluating Japanese Narrative Writings by Native and Non-native Japanese Language Teachers : Determining the Valued Evaluation Criteria and Examining the Comments Given When Ranking Writing Samples 査読有り
トンプソン 美恵子, 影山 陽子, 坪根 由香里, 数野 恵理
日本語教育 = Journal of Japanese language teaching / 日本語教育学会学会誌委員会 編 ( 183 ) 1 - 17 2022年12月
藤田 恵, 金庭 久美子, 小松 満帆, 任 ジェヒ, 小林 友美, 数野 恵理, 鹿目 葉子, 丸山 千歌, 池田 伸子, フジタ メグミ, カネニワ クミコ, コマツ マホ, イム ジェヒ, コバヤシ トモミ, カズノ エリ, カノメ ヨウコ, マルヤマ チカ, イケダ ノブコ
日本語・日本語教育 = Journal of Japanese language and Japanese language teaching6 131 - 146 2022年
オンライン授業におけるグループ発表の試み―発展的評価による科目改善と再評価―
数野 恵理
日本語教育方法研究会誌28 ( 2 ) 18 - 19 2022年
研究ノート 第二言語としての日本語ナラティブ作文の評価基準とルーブリックの開発（坪根他）
坪根 由香里, トンプソン 美恵子, 影山 陽子, 数野 恵理
大阪観光大学研究論集 = Journal of Osaka University of Tourism ( 21 ) 85 - 94 2021年3月26日
日本語学習者が書いたナラティブ作文における good writing―日本語母語話者教師は評価時にどのような項目を重視するのか―
数野 恵理, 影山 陽子, 坪根 由香里, トンプソン 美恵子
日本語教育方法研究会誌28 ( 1 ) 10 - 11 2021年
新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴う日本語教育プログラムの対応 : 2020年度の立教大学日本語教育センターの取り組み
藤田 恵, 数野 恵理, 金庭 久美子, 任 ジェヒ, 小林 友美, 小松 満帆, 池田 伸子, 丸山 千歌
日本語・日本語教育 = Journal of Japanese language and Japanese language teaching4 1 - 20 2020年
数野 恵理, 金庭 久美子
日本語・日本語教育 = Journal of Japanese language and Japanese language teaching4 131 - 146 2020年
ゲストセッションを軸に展開するビジネス日本語クラス : プログラムの評価と再計画のサイクル
数野 恵理
日本語・日本語教育 = Journal of Japanese language and Japanese language teaching3 85 - 97 2019年
ある中国人留学生のレポートを書く力の変化―引用の仕方に注目して―
数野 恵理
日本語教育方法研究会誌24 ( 2 ) 64 - 65 2018年
留学生のレポートに見られる不適切な引用と学生の意識 : レポート分析とインタビュー調査から
数野 恵理
日本語・日本語教育 = Journal of Japanese language and Japanese language teaching2 57 - 72 2018年
Webによる日本語プレイスメントテストの開発 : 外国人留学生の受け入れ拡大にむけて
藤田 恵, 平山 紫帆, 栗田 奈美, 金庭 久美子, 数野 恵理
立教大学ランゲージセンター紀要 = The journal of Rikkyo University Language Center37 77 - 83 2017年1月20日
小説の理解を深める中級前半日本語の演習コースの試み
数野 恵理, 嶋原 耕一
日本語教育方法研究会誌24 ( 1 ) 40 - 41 2017年
内容を重視した日本語演習3の試み : 学習者の読みに対する意識の変化を中心に
数野 恵理, 嶋原 耕一
日本語・日本語教育 = Journal of Japanese language and Japanese language teaching1 93 - 104 2017年
松井 咲子, 桜木 ともみ, 金山 泰子, 数野 恵理, 鈴木 庸子, 尾崎 久美子, 小澤 伊久美, 田中 和美
ICU日本語教育研究 ( 11 ) 45 - 95 2015年3月31日
数野 恵理
ICU日本語教育研究 ( 10 ) 37 - 42 2014年3月31日
数野 恵理, 佐藤 由紀子, 鈴木 庸子
ICU 日本語教育研究 ( 8 ) 67 - 79 2012年3月31日
アカデミックな力を養成するためのディベート活動の試み—An Attempt to Develop Academic Skills through Debate
数野 恵理
ICU日本語教育研究 = ICU studies in Japanese language education / 『ICU日本語教育研究』編集委員会 編 ( 9 ) 75 - 85 2012年
ICU日本語教育課程シラバス中間報告—Interim report on redesigning ICU Japanese Language Program syllabi
尾崎 久美子, 小澤 伊久美, 数野 恵理
ICU日本語教育研究 = ICU studies in Japanese language education / 『ICU日本語教育研究』編集委員会 編 ( 7 ) 66 - 85 2010年
上級日本語1聴解と書き方コースの実践報告—A report on advanced Japanese 1 aural and writing
数野 恵理
ICU日本語教育研究 = ICU studies in Japanese language education / 『ICU日本語教育研究』編集委員会 編 ( 7 ) 87 - 98 2010年
成長しつづける日本語教師 - 聴解編
丸山千歌, 数野恵理
インドネシア中学校・高校日本語教師会 2023年度第3回国際セミナー・ワークショップ 2023年10月25日
ハンガリーの日本語学習者が書いたナラティブ作文の評価－上位群と下位群の比較から－
影山陽子, 坪根由香里, トンプソン美恵子, 数野恵理
第 26 回 AJE ヨーロッパ日本語教育シンポ ジウム 2023年8月20日
東南アジアの大学で教える日本語教師によるナラティブ作文の評価―総合評価と項目別評価の結 果から―
坪根由香里, 数野恵理, 影山陽子, トンプソン美恵子
タイ国日本語教育研究会第 34回年次セミナー 2022年3月19日
JF 日本語スタンダード A2〜B1 の学生のための読解指導 第 1 回読み物を選ぼう・使おう
数野恵理
イ ンドネシア中学校・高校日本語教師会 2021年度第1回国際ウェビナー・シリーズ 2021年7月
次世代に対応可能な日本語教育のための発展的評価の活用―正規学部留学生向けアカデミック・ ジャパニーズのクラスを対象に―
数野恵理, 金庭久美子, 藤田恵, 嶋原耕一, 小林友美, 丸山千歌, 池田伸, 子
第30回小出記念日本語教育研究会 2021年6月
パンデミック中の日本語オンライン授業の方針・方法・評価―立教大学の取り組み
丸山千歌, 数野恵理
インドネシア日本語中学校・高校日本語教師会 2020年度国際セミナー・ワークシ ョップ 2020年8月
開発型評価を取り入れた日本語教育プログラム評価の実践 ―新規開講の漢字クラスを対象に ―
藤田恵, 金庭久美子, 数野恵理, 嶋原耕一, 池田伸子, 丸山千歌
日本語教育国際研究大会 2018年8月4日
日本語ライティングにおけるナラティブのGood Writing探究と評価法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業
坪根 由香里, 数野 恵理, トンプソン 美恵子, 鈴木 陽子
2019年4月 - 2023年3月
課題番号：19H01274
配分額：17160000円 （ 直接経費：13200000円 、 間接経費：3960000円 ）
本研究は、第二言語としての日本語ライティング評価において「ナラティブ作文」を研究対象とし、ナラティブ作文のgood writingの探究と、評価基準・評価用フローチャート等の評価法の開発によって教師支援を行うことを目的としている。
初年度である2019年度は、まず、オンラインにより、調査の対象国である東南アジアの大学で日本語を学ぶ学習者から、「困難・大変だったこと」「忘れられない出来事」の2種類の課題文によるナラティブ作文を収集した。学習者には、日本語能力を測るためにSPOTも受験してもらい、結果を得た。内訳はタイ98名分、ベトナム99名分、インドネシア98名分である。この他、比較群として日本語母語話者（大学生）21名分、ハンガリー95名分の作文も収集した。調査で使用する評価基準の原案は、日本語のナラティブ・ディスコース研究、日本語の論証型作文の評価基準、英語のナラティブ作文評価基準を参考に作成した。
収集した作文データのうち、タイ人日本語学習者によるナラティブ作文を評価項目別に評価した上で日本語能力によって分析した。その結果、「マクロ構成」「パラグラフ意識」「結束性」「記述量のバランス」「多様性」は、日本語能力が高い学習者の作文がより高い評価を得ていること、「課題達成」「ポイントの明確さ」「一貫性」「順序立て」「スタイル」は全体的に高い反面、「過不足ない描写」「導入部とまとめ」は日本語能力に関係なく全体的に点数が低いことが明らかになった。この成果については、タイ日研究ネットワークThailand国際シンポジウム2019で口頭発表を行い、『タイ日研究ネットワークThailand研究論集』 (2020) に「ナラティブ作文の評価に関する探索的研究―タイ人日本語学習者を対象として―」（坪根由香里・影山陽子）が掲載された。
