福祉サービス評価
障害福祉学
ソーシャルワーク論
well-being支援
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2021年4月 - 現在コミュニティ福祉学部 福祉学科 助教
研究者詳細
2024/10/07 更新
福祉サービス評価
障害福祉学
ソーシャルワーク論
well-being支援
人文・社会 / 社会福祉学
プログラム評価理論へのアプローチに基づく 福祉施設・事業所評価の枠組みの検討 ─東京都の福祉サービス第三者評価制度の視点から─
重田史絵
立教大学コミュニティ福祉研究所紀要第11 号 17 - 33 2023年12月
精神障害者を主とする就労継続支援B型事業所における利用者状態と支援時間の関係性についての実態把握 査読有り
重田 史絵
社会福祉学評論ー 2023年
福祉施設の評価項目におけるアウトカム評価に関する考察 : ドナベディアンモデルを用いた先行研究レビューより
重田 史絵, 高橋 秀人, シゲタ フミエ, タカハシ ヒデト
立教大学コミュニティ福祉研究所紀要9 37 - 49 2021年11月
福祉サービス第三者評価結果の解析からみたサービスの質向上における施設の改善意識の有用性に関する研究 査読有り
重田 史絵
東洋大学ライフデザイン学研究14 9 - 19 2019年3月
わが国の福祉サービス第三者評価制度の変遷から見る「利用者の選択に資する情報提供」に関する考察 査読有り
重田 史絵
ライフデザイン学研究 = Journal of human life design13 ( 13 ) 133 - 158 2017年
福祉サービス第三者評価による社会福祉事業所の組織統治の可能性について : 評価項目の分析を中心に 査読有り
重田 史絵
経営行動研究年報 ( 24 ) 54 - 60 2015年
知的・精神・発達障害者を対象とした地域生活を目指す生活訓練事業の現状と課題―社会生活力を高める視点から― 査読有り
重田史絵, 東海林崇, 野中猛
社会福祉学53 ( 2 ) 82 - 93 2012年8月31日
WHODAS2.0に基づく障害,主観的非健康意識に関する最適閾値の推定
高橋秀人,大夛賀政昭,山口佳小里,重田史絵
2023年1月
社会的ケア関連QOLの介護サービスの質評価への適用可能性の検討-1法人でのASCOT日本語版を用いた調査データをもとに-
大夛賀政昭,柿沼倫弘,森川美絵,森山葉子,重田史絵
2022年9月
「障害のある者」「健康から外れる者」のWHODAS2.0による最適閾値の推定―内閣府「令和元年度障害者統計の充実に関わる調査研究事業」データの二次利用から―
高橋秀人, 山口佳小里, 重田史絵
地域包括ケアシステムにおいて活用可能な国際生活機能分類(ICF)による多領域にまたがる評価手法の確立に資する研究 分担研究報告書(厚生労働科学研究費補助金(政策科学総合研究事業(統計情報総合研究事業))) 2022年
利用者のwell-beingにつながる福祉サービス評価をめざして : リサーチクエスチョンの変遷から福祉施設の研究を振り返る
重田 史絵
まなびあい ( 14 ) 147 - 152 2021年10月
Applying the ICF framework to specify outcomes in antipoverty program in Japan.
Takahashi,H.,Otaga,M.,Shigeta,F.
2020年10月
精神障害者における就労継続支援B型事業実態調査報告書
特定非営利活動法人全国精神障害者地域生活支援協議会 調査報告書 2020年4月
柳田正明, 大場龍男, 佐々木葉子, 森山拓也, 重田史絵, 星野晴彦, 小泉浩一, 奥野英子
リハビリテーション連携科学18 ( 1 ) 77 - 77 2017年6月30日
研究プロジェクト成果報告 非営利企業のコーポレート・ガバナンスの研究 : 日本の社会福祉法人を中心として
関岡 保二, 石井 和彦, 磯 伸彦, 重田 史絵
経営行動研究年報 ( 25 ) 97 - 104 2016年
障害者総合支援法における自立を高めるプログラムの課題:自立訓練事業所への実施状況全国調査から
森山拓也, 大場龍男, 興梠理, 佐々木葉子, 重田史絵, 八峠路子, 小泉浩一, 星野晴彦, 柳田正明, 奥野英子
リハビリテーション連携科学16 ( 1 ) 80 - 80 2015年6月30日
自立訓練(生活訓練)事業を活用しての若年知的障害者の「就労」、「生活」への取り組みに関する検討 職場定着と地域移行を重視したA事業所の調査を通して
小泉 浩一, 重田 史絵, 東海林 崇, 奥野 英子
リハビリテーション連携科学13 ( 1 ) 71 - 71 2012年6月
地域生活を支援する社会生活力プログラムの開発 精神障害のある人のために
関口 和子, 重田 史絵, 小泉 浩一, 森山 拓也, 八峠 路子, 藤田 英美, 野中 猛, 奥野 英子
リハビリテーション連携科学10 ( 1 ) 43 - 43 2009年6月
障害のある人のための社会生活力プログラム・マニュアル : 自分らしく生きるために
奥野, 英子
中央法規出版 2020年3月 ( ISBN:9784805881132 )
DVD見て学ぶ社会生活力プログラム : 効果的に進めるためのノウハウ//日本リハビリテーション連携科学学会社会リハビリテーション研究会編集
日本リハビリテーション連携科学学会社会リハビリテーション研究会, 日本リハビリテーション連携科学学会, 奥野 英子
中央法規出版(企画・制作) 2012年 ( ISBN:9784805837368 )
地域生活を支援する社会生活力プログラム・マニュアル―精神障害のある人のために
奥野 英子, 野中 猛, 日本リハビリテーション連携科学学会社会リハビリテーション研究会
中央法規出版 2009年6月1日 ( ISBN:4805848782 )
福祉事業所のサービス評価に関する研究 ーWHOのICF(国際生活機能分類)項目を用いたアウトカム評価の視点からー
重田史絵
経営行動研究学会第119回研究部会 2021年12月
「福祉事業評価に関わる3層D-Plus評価マトリクスの提案
高橋秀人, 重田史絵
日本社会福祉学会第69回秋季大会 2021年9月
障害福祉分野におけるICF項目を用いたサービス評価の検討 -3層D-Plusモデル評価マトリクスの枠組みから-
重田史絵, 高橋秀人
日本社会福祉学会第69回秋季大会 2021年9月
福祉領域におけるICFを用いた評価の確立に関する研究
高橋秀人, 大夛賀政昭, 重田史絵
第9回厚生労働省ICFシンポジウム 2021年2月
アウトカム指標として国際生活機能分類(ICF)を用いた福祉領域に関する文献研究
高橋秀人, 大夛賀政昭, 重田史絵
第31回日本疫学会学術総会 2021年1月
国際生活機能分類(ICF)に基づく社会統計の特徴化-生活のしづらさ調査を例に-
高橋秀人, 大夛賀政昭, 重田史絵, 田宮菜奈子
第79回日本公衆衛生学会総会 2020年10月20日
福祉事業所におけるWHODAS2.0を用いた支援効果の疫学的評価
重田史絵・高橋秀人・田宮菜奈子
第79回日本公衆衛生学会総会 2020年10月20日
就労継続支援B型事業所のアウトカム評価 -ICF項目に基づく特徴化の試み-
重田 史絵, 高橋秀人, 大夛賀政昭, 田宮菜奈子
第78回日本公衆衛生学会 2019年10月24日
福祉施設評価に関する先行研究Reviewからの考察 -国際生活機能分類(ICF)を踏まえたアウトカム評価の検討-
重田史絵, 高橋秀人
日本社会福祉学会 第67回秋季大会 2019年9月22日
福祉施設における評価の動向-現状と問題点- アウトカム評価の構築に向けて
重田史絵
経営行動研究所第6回研究会 2019年6月
障害福祉施設における改善意識の違いと福祉サービス第三者評価結果の関係
重田 史絵
第77回日本公衆衛生学会総会 2018年10月25日
福祉研究のアウトカム指標としての国際生活機能分類(ICF)の現状について
高橋秀人, 大夛賀政昭, 森山葉子, 重田 史絵
日本社会福祉学会 第66回秋季大会 2018年9月9日
研究プロジェクト成果報告 非営利企業のコーポレート・ガバナンスの研究 : 日本の社会福祉法人を中心として
関岡 保二, 石井 和彦, 磯 伸彦, 重田 史絵
経営行動研究年報 2016年
福祉サービスの質の向上における第三者評価の役割 評点分布推移の分析を通して
重田 史絵, 平川 祥子, 勝冨 裕貴
東京都福祉保健医療学会誌 2013年11月
精神障害者施設におけるサービスの質向上をめざす改善活動と組織風土の関係;障害者自立支援法の新事業体系移行への取り組みを中心に
重田 史絵, 奥野 英子
リハビリテーション連携科学 2008年6月
ICFに基づく利用者のwell-being測定による福祉施設アウトカム評価の研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業
重田 史絵, 高橋 秀人
2021年4月 - 2025年3月
課題番号:21K01982
配分額:2990000円 ( 直接経費:2300000円 、 間接経費:690000円 )
本研究の目的は、福祉施設が提供した支援により利用者が受けた効果(アウトカム)を測定することで、支援と効果の因果関係に基づく福祉施設を適切に評価する評価フレームを構築することである。本研究では利用者のアウトカムは、福祉すなわち利用者のwell-beingの高まりの測定、一方、支援の測定は「個別支援計画書」による支援量のデータ化により測定を行う。
令和3年度については、利用者アウトカムの測定方法を明確にする研究を行った。ヘルスサービスの評価の枠組みとしてポピュラーなドナベディアンの評価の枠組み(ストラクチャ、プロセス、アウトカム)にアウトプットを加えた枠組みと、マクロ(行政),メゾ(施設),ミクロ(個人)の3層構造による視点から成るマトリクス表(3層D-plusモデル)を用いて、障害福祉施設における評価項目を整理した。この評価項目をICF(国際生活機能分類)の分類項目に紐づけ、既存の評価指標との照合を行った。この結果、精神障害者を対象とする就労継続支援B型事業所においては、既存の評価指標であるGAFとWHODAS2.0の評価結果を用いて、利用者のアウトカムを測定することが適切であることが示唆された。
この3層D-plusモデルを用いた利用者アウトカムを測定する評価指標を明確にしていく方法の応用により、今後、他の福祉サービス種別の利用者アウトカムの測定のための評価指標を明確にしていくことが可能と考える。また、利用者アウトカム測定の評価指標が明確になったサービス種別において、個別支援計画書のデータによる支援量との因果関係を分析することにより、実際のサービス種別ごとの施設の支援現場において活用可能な、利用者本位の福祉施設評価の提言につなげていく予定である。