文化進化
言語的多様性
言語進化
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2022年9月 - 現在社会情報教育研究センター 助教
2023/05/01 更新
文化進化
言語的多様性
言語進化
人文・社会 / 図書館情報学、人文社会情報学
情報通信 / 統計科学
人文・社会 / 言語学
人文・社会 / 日本語学
ライフサイエンス / 進化生物学
国名:日本国
国名:日本国
国名:日本国
国名: 日本国
国名: 日本国
国名: 日本国
小野原彩香
地理情報システム学会講演論文集(CD-ROM)25 40 - 40 2016年10月
数理的アプローチからの言語変化と外言語的要素との関わりに関する研究 査読有り
小野原彩香
2014年3月22日
統計教育に関する授業内容の傾向と学生の授業評価 : 統計教育質保証に関する分析調査 査読有り
小野原 彩香, 谷岡 健資, 土山 玄, 大森 崇, オノハラ アヤカ, タニオカ ケンスケ, ツチヤマ ゲン, オオモリ タカシ, Onohara Ayaka, Tanioka Kensuke, Tsuchiyama Gen, Omori Takashi
文化情報学9 ( 1 ) 1 - 11 2013年3月
揖斐川上流域における語彙の類型と地理的分布 査読有り
小野原 彩香
文化情報学8 ( 1 ) 1 - 11 2012年10月
方言分布データの数理的分析(特別セッション 方言分布と計量(2))
小野原 彩香
日本行動計量学会大会発表論文抄録集40 415 - 418 2012年9月13日
揖斐川上流域の語彙に関する系統推定
小野原 彩香
研究報告人文科学とコンピュータ(CH)2012 ( 4 ) 1 - 6 2012年5月19日
岐阜県旧徳山村における地理的ネットワーク分析と言語的距離 査読有り
国立国語研究所 時空間変異研究系 合同研究発表会 JLVC2012 予稿集 43 - 46 2012年
岐阜県旧徳山村におけるアクセント様相と交通状況との関係性-ネットワーク分析を用いたアクセント分布と交通状況の類似性の算出- 査読有り
小野原彩香
情報処理学会シンポジウム論文集2011 ( 8 ) 219 - 224 2011年12月3日
岐阜県旧徳山村における言語動態についての空間的検討(2)
小野原彩香
若手技術者・研究者による技術研究発表会2011年度大会 論文集 2011年11月21日
岐阜県旧徳山村における言語動態についての空間的検討
小野原彩香
地理情報システム学会第20回研究発表大会論文集20 2011年10月
ITMAにおけるNCDの実用性とUMLを用いた分析プロセスの可視化と共有について 査読有り
藤本悠, 小野原彩香
情報処理学会シンポジウム論文集2010 ( 15 ) 239 - 246 2010年12月4日
岐阜県方言語彙による仮想的文化領域抽出と語彙変化の方向―メタモデルとNormalized Compression Distanceを用いて―
小野原彩香
学生・若手 地理空間情報フォーラム in 関西 論文集 51 - 58 2010年11月
方言分布から見た文化事象の流通と滞留―岐阜県における方言分布の事例―
小野原彩香, 藤本悠
地理情報システム学会講演論文集19 473 - 480 2010年10月
文化的情報の流通路とその滞留―岐阜県を例とした方言分布の観点から―
小野原彩香, 藤本悠, 矢野環
2010年
連携校学部シラバスの全容と同志社大学文化情報学部「データサイエンス科目」のアンケート調査
土山玄, 谷岡健資, 小野原彩香, 大森崇
統計関連学会連合大会講演報告集2013 266 2013年9月
「地図はデータ・サイエンス! 私も地図マスター 第4回 2つの統計情報を同時に地図上で確認する」. Interface 別冊付録 教科書と設計現場とのインターフェース プログラミング学園 Python部2023年5月号
小野原彩香, 岩崎亘典( 担当: 共著)
CQ出版 2023年3月25日
「地理はデータ・サイエンス! 私も地図マスター 第3回 国勢調査の人口分布データを入手して統計地図を作ってみよう」Interface 別冊付録 教科書と設計現場とのインターフェース プログラミング学園Python部2023年3月号
小野原彩香, 岩崎亘典( 担当: 共著)
CQ出版 2023年1月25日
「地理はデータ・サイエンス! 私も地図マスター 第2回 地図上の直線は本当に最短距離か?」Interface 別冊付録・プログラミング学園 教科書と設計現場とのインターフェース Python部2023年1月号
岩崎亘典, 小野原彩香( 担当: 共著)
CQ出版 2022年11月25日
「地理はデータ・サイエンス! 私も地図マスター 第1回 地図の世界へようこそ」Interface 別冊付録・プログラミング学園 教科書と設計現場とのインターフェース Python部2022年11月号
岩崎亘典, 小野原彩香( 担当: 共著)
2022年9月24日
テキストマイニングによる言語研究
小野原彩香, 矢野環( 担当: 共著 , 範囲: 雑誌「行動計量学」における言語に関する投稿論文の傾向―投稿論文の時系列変化と「計量国語学」論文との比較)
ひつじ書房 2014年12月12日 ( ISBN:9784894766952 )
Pythonを利用した地理総合実習コンテンツの作成
岩崎 亘典, 小野原彩香, 安達はるか, 野村秀樹
日本地理学会2023年春季学術大会 2023年3月25日
Inferring the temporal and spatial evolution of accent systems in Japanese dialects: a phylogeographic approach
Takuya Takahashi, Ayaka Onohara, Yasuo Ihara
Joint Conference on Language Evolution 2022年9月
Client-side Web Mapping system for vineyard suitability assessment 国際会議
Nobusuke IWASAKI, Kazunori HAYASHI, Toshihisa TANAKA, Miyuki KATORI, Ayaka ONOHARA, Takashi OGUCHI
Free and Open Source Software for Geospatial (FOSS4G) Conference 2022 2022年8月
Conditions for Japanese lexical-pitch accents to change from a complex to a simpler state
Ayaka Onohara, Takuya Takahashi, Yasuo Ihara
European Human Behavior and Evolution Association Conference 2022 2022年4月19日
Bayesian analysis of human dialects in the presence of horizontal transmission ― application of coalescent and phylogenic models 国際会議
Takuya Takahashi, Ayaka Onohara, Yasuo Ihara
BIOLOGY22 2022年2月17日
ネットワーク上の文化伝達モデルによる日本語アクセント様式の変異率・系統関係の推定
高橋拓也, 小野原彩香, 井原泰雄
日本人間行動進化学会大会 2021年12月5日
真似しにくい形質としてのアクセントの協力・協調行動における機能
小野原彩香
日本人間行動進化学会大会 2018年12月1日
言語の消失と獲得に関連する環境・社会的要因
小野原彩香
地理情報システム学会 2016年10月
Phylogenetic Analyses about Historical Dynamics of Accentual Systems in Shodo Island, Japan
Ayaka Onohara, Mami Murata, Tamaki Yano, Shinsuke Kishie
The 19th International Congress of Linguists 2013年7月
進化的アプローチによるアクセントの機能・役割解明に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援
小野原 彩香
集団構造を考慮した言語変化のプロセス解明のための数理的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
小野原 彩香
2018年4月 - 2023年3月
課題番号:18J00484
配分額:3640000円 ( 直接経費:2800000円 、 間接経費:840000円 )
本研究では、日本語の変化のプロセスと変化のメカニズムを、集団構造を考慮して数理的に解明することを中心課題としている。これを達成するために、一年目の本年度は、「協力」という観点をベースに研究を行った。内集団内における日本語のバリエーションの程度を定量化し、それと協力行動の相関関係から、言語のバリエーションの背後にあるメカニズムとして協力行動があることを明らかにすることを目的とした。また、協力行動と言語のバリエーションの程度の世代差を明らかにすることで、変化のプロセスを同時に明らかにすることができると考えた。
また、近年、大規模なデータベースを元にした言語研究におけるデータの質について、いくつかの問題があることが明らかになっているため、データ収集は、それらの問題を解決できるように綿密な調査設計を行った。データの質に起因する偽相関や分析時に想定するモデルの複雑化を避けるため、分析に必要な正しいサンプルサイズでデータの収集を行った。
このような背景の元、2018年9月25日~2018年11月17日の期間において、滋賀県米原市柏原にて108人を対象に調査を行った。調査では、対象地域における協力者のアクセントを調査するとともに、協力行動の量的指標となる協力ゲーム理論を用いた質問を協力者に回答していただいた。収集したデータを元に、一部の分析を進め、結果を2018年12月に行われた日本人間行動進化学会において、ポスター形式で発表した。
一方で、言語の機能面の違いが、言語の変化のプロセスやメカニズムに影響を及ぼすことが十分に考えられる。機能面の違いがこれらに影響を及ぼすとすれば、言語の系統を、大規模データベースを用いて明らかにするという研究アプローチに質的な言語の違いを盛り込まなければならないことになる。これを明らかにする方向性で、現在、日本国内の方言に関する大規模データを電子化中である。
言語変化の要因と系譜の定量的評価に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
小野原 彩香
2016年10月 - 2019年3月
課題番号:16J40096
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:3250000円 ( 直接経費:2500000円 、 間接経費:750000円 )
2017年度は次のような研究を行った。
前年度までに行った語彙・文法に関する世代別調査のデータからは、人口規模と世代間の項目使用・理解率の変化量との間に相関が見られた。このため、実データがどれくらい既存の数理モデルで表現可能かを検討するために、語彙・文法項目の使用および理解についての項目数の分布について、世代別、男女別、地域別などの観点から整理し、人口との関係を検討した。検討を行った数理モデルは、文化に関する伝播経路を想定したもので、いくつかの伝播経路が想定されている。この中のどれに本研究におけるデータが当てはまるのかについて検討を行った。今後の作業としては、仮説の提示とそれに即したデータの切り分け、またそれに沿ったモデルの構築が必要であると考えられる。
また、年度の後半は、日本言語地図の公開データを用いて、情動表現と行動表現の間の伝播メカニズム解明のために、系統ネットワークを作成し、両者の違いを検討した。言語系統樹を作成する際、分岐年代がどれくらいまで遡れるかが議論される。このため、基礎語彙などのできるだけ古い時代を反映できる言語要素が選択され、系統推定されることが多い。しかしながら、古さや分岐速度と同時に分岐のメカニズムを要素群内で統一しなければ、真の分岐年代を推定することは難しい。このため、地図上の分布や凡例項目数の上で違いが見られた情動表現と行動表現を取り上げ、両者の系統ネットワークの樹形の違いや分岐の確からしさを検討した。成果は、日本人間行動進化学会にて発表した。
数理的アプローチからの言語動態の可視化及びモデル化に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
小野原 彩香
2013年4月 - 2017年3月
課題番号:13J03462
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:1453982円 ( 直接経費:1326140円 、 間接経費:127842円 )
本研究は言語変化の微細な動態を明らかにするために、地域性、社会構造の異なる複数の小規模な地域を対象として、言語形式と言語外的要因との関係を定量的に明らかにし、言語動態を把握することを目的としている。以上の目的を達成するために最終年度(2016年4月1日~2016年9月30日)には、次のような調査・研究を行った。
前年度に、はびろネット(滋賀県米原市柏原の市民グループ)と共同で行った米原市及び岐阜県関ヶ原町の語彙と文法に関するアンケート調査では行わなかったアクセント調査を行った。これは、当初予定していた通り、網羅的にデータを収集し、各側面の変化や伝播の違いを明らかにするためである。この調査では、昨年度行ったアンケート調査の地域と同一地域において、調査を行い、現在も継続中である。被調査者も前回のアンケート調査で対象とした祖父母世代、親世代、中学生世代の各世代を対象とし、調査内容は、名詞、形容詞、動詞、付属語アクセントである。
また、前述の米原市及び岐阜県関ヶ原町の語彙と文法に関するアンケート調査のデータを用いて、言語変化と変化の要因についての定量的な分析を行った。このアンケート調査では、中学生、親世代、祖父母世代の3世代の言語使用状況について調査を行ったが、そのうち、祖父母世代から中学生世代への各質問項目の使用率の増減を言語変化率として利用した。この言語変化率と関連する要素として、先行研究で取り扱われてきた人口に関する要素、面積、年齢構成(高齢化率、15歳未満率)と、新たに土地の利用割合を選択し、言語変化率を目的変数、各言語外的要因を説明変数として、一般化線形混合モデルへの当てはめを行った。