文化進化
言語的多様性
言語進化
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2022年9月 - 現在社会情報教育研究センター 助教
2024/10/02 更新
文化進化
言語的多様性
言語進化
人文・社会 / 図書館情報学、人文社会情報学
情報通信 / 統計科学
人文・社会 / 言語学
人文・社会 / 日本語学
ライフサイエンス / 進化生物学
国名:日本国
国名:日本国
国名:日本国
国名: 日本国
国名: 日本国
国名: 日本国
Takuya Takahashi, Ayaka Onohara, Yasuo Ihara
Journal of Language Evolution8 ( 2 ) 169 - 191 2024年7月22日
対話型AIモデル並びにAI音声を活用した教育コンテンツ作成 ―AI技術の新たな展開―
小野原彩香
社会と統計 ( 10 ) 27 - 44 2024年2月
機械学習を用いたワイン用ブドウ栽培適地の推定
岩崎亘典, 田中聡久, 小野原彩香, 林和則, 鹿取みゆき, 小口高
地理情報システム学会講演論文集2023 2023年10月
小野原彩香
地理情報システム学会講演論文集(CD-ROM)25 40 - 40 2016年10月
数理的アプローチからの言語変化と外言語的要素との関わりに関する研究 査読有り
小野原彩香
2014年3月22日
統計教育に関する授業内容の傾向と学生の授業評価 : 統計教育質保証に関する分析調査 査読有り
小野原 彩香, 谷岡 健資, 土山 玄, 大森 崇, オノハラ アヤカ, タニオカ ケンスケ, ツチヤマ ゲン, オオモリ タカシ, Onohara Ayaka, Tanioka Kensuke, Tsuchiyama Gen, Omori Takashi
文化情報学9 ( 1 ) 1 - 11 2013年3月
揖斐川上流域における語彙の類型と地理的分布 査読有り
小野原 彩香
文化情報学8 ( 1 ) 1 - 11 2012年10月
方言分布データの数理的分析(特別セッション 方言分布と計量(2))
小野原 彩香
日本行動計量学会大会発表論文抄録集40 415 - 418 2012年9月13日
小野原 彩香
研究報告人文科学とコンピュータ(CH)2012 ( 4 ) 1 - 6 2012年5月19日
岐阜県旧徳山村における地理的ネットワーク分析と言語的距離 査読有り
国立国語研究所 時空間変異研究系 合同研究発表会 JLVC2012 予稿集 43 - 46 2012年
岐阜県旧徳山村におけるアクセント様相と交通状況との関係性-ネットワーク分析を用いたアクセント分布と交通状況の類似性の算出- 査読有り
小野原彩香
情報処理学会シンポジウム論文集2011 ( 8 ) 219 - 224 2011年12月3日
岐阜県旧徳山村における言語動態についての空間的検討(2)
小野原彩香
若手技術者・研究者による技術研究発表会2011年度大会 論文集 2011年11月21日
岐阜県旧徳山村における言語動態についての空間的検討
小野原彩香
地理情報システム学会第20回研究発表大会論文集20 2011年10月
ITMAにおけるNCDの実用性とUMLを用いた分析プロセスの可視化と共有について 査読有り
藤本悠, 小野原彩香
情報処理学会シンポジウム論文集2010 ( 15 ) 239 - 246 2010年12月4日
岐阜県方言語彙による仮想的文化領域抽出と語彙変化の方向―メタモデルとNormalized Compression Distanceを用いて―
小野原彩香
学生・若手 地理空間情報フォーラム in 関西 論文集 51 - 58 2010年11月
方言分布から見た文化事象の流通と滞留―岐阜県における方言分布の事例―
小野原彩香, 藤本悠
地理情報システム学会講演論文集19 473 - 480 2010年10月
文化的情報の流通路とその滞留―岐阜県を例とした方言分布の観点から―
小野原彩香, 藤本悠, 矢野環
G空間EXPO/地理空間情報フォーラム 学生フォーラム2010 論文集 89 - 96 2010年9月
機械学習を用いたワイン用ブドウ栽培適地の推定
岩崎 亘典, 田中 聡久, 小野原 彩香, 林 和則, 鹿取 みゆき, 小口 高
GIS-理論と応用31 ( 2 ) 78 - 78 2023年12月
岩崎亘典, 小野原彩香, 安達はるか, 野村英樹
日本地理学会発表要旨集2023s P007 2023年3月
Takuya Takahashi, Ayaka Onohara, Yasuo Ihara
Proceedings of the Joint Conference on Language Evolution 2022年9月5日
CLIENT-SIDE WEB MAPPING SYSTEM FOR VINEYARD SUITABILITY ASSESSMENT
N. Iwasaki, K. Hayashi, T. Tanaka, M. Katori, A. Onohara, T. Oguchi
XLVIII-4/W1-2022 223 - 228 2022年8月5日
Classification of land use/cover change in the Kanto region, Japan using FOSS4G and Open Data 査読有り
Iwasaki, Nobusuke, Spraguea, David, Onohara, Ayaka
Free and Open Source Software for Geospatial (FOSS4G) Conference Proceedings13 ( 16 ) 2016年
連携校学部シラバスの全容と同志社大学文化情報学部「データサイエンス科目」のアンケート調査
土山玄, 谷岡健資, 小野原彩香, 大森崇
統計関連学会連合大会講演報告集2013 266 2013年9月
第2章 同志社大学文化情報学部「データサイエンス科目」のアンケート調査
小野原彩香, 谷岡健資, 土山玄, 大森崇
大学間連携共同推進事業連携大学(編) カリキュラム策定委員会 報告書 第2部 連携大学における統計学の学部授業実態調査 31 - 58 2013年
第1章 連携校学部シラバスの全容
小野原彩香, 谷岡健資, 土山玄, 大森崇
大学間連携共同推進事業連携大学(編) カリキュラム策定委員会 報告書 第2部 連携大学における統計学の学部授業実態調査 1 - 30 2013年
「初/中/上級レベル別オープンデータの入手先」Pythonでデータサイエンス 第3部 データ活用のための基礎知識 2023年10月号
岩崎亘典, 小野原彩香( 担当: 共著)
CQ出版 2023年8月25日
「地図はデータ・サイエンス! 私も地図マスター 第5回 ワインの味と品質,気象条件の関係」. Interface 別冊付録 教科書と設計現場とのインターフェース プログラミング学園 Python部2023年7月号
小野原彩香, 岩崎亘典( 担当: 共著)
CQ出版 2023年5月25日
「地図はデータ・サイエンス! 私も地図マスター 第4回 2つの統計情報を同時に地図上で確認する」. Interface 別冊付録 教科書と設計現場とのインターフェース プログラミング学園 Python部2023年5月号
小野原彩香, 岩崎亘典( 担当: 共著)
CQ出版 2023年3月25日
「地理はデータ・サイエンス! 私も地図マスター 第3回 国勢調査の人口分布データを入手して統計地図を作ってみよう」Interface 別冊付録 教科書と設計現場とのインターフェース プログラミング学園Python部2023年3月号
小野原彩香, 岩崎亘典( 担当: 共著)
CQ出版 2023年1月25日
「地理はデータ・サイエンス! 私も地図マスター 第2回 地図上の直線は本当に最短距離か?」Interface 別冊付録・プログラミング学園 教科書と設計現場とのインターフェース Python部2023年1月号
岩崎亘典, 小野原彩香( 担当: 共著)
CQ出版 2022年11月25日
「地理はデータ・サイエンス! 私も地図マスター 第1回 地図の世界へようこそ」Interface 別冊付録・プログラミング学園 教科書と設計現場とのインターフェース Python部2022年11月号
岩崎亘典, 小野原彩香( 担当: 共著)
2022年9月24日
テキストマイニングによる言語研究
小野原彩香, 矢野環( 担当: 共著 , 範囲: 雑誌「行動計量学」における言語に関する投稿論文の傾向―投稿論文の時系列変化と「計量国語学」論文との比較)
ひつじ書房 2014年12月12日 ( ISBN:9784894766952 )
機械学習を用いたワイン用ブドウ栽培適地の推定
岩崎 亘典, 田中 聡久, 小野原 彩香, 林 和則, 鹿取 みゆき, 小口 高
地理情報システム学会 第32回学術研究発表大会 2023年10月29日
Pythonを利用した地理総合実習コンテンツの作成
岩崎 亘典, 小野原彩香, 安達はるか, 野村秀樹
日本地理学会2023年春季学術大会 2023年3月25日
スマート風土産業 -ワイン用ブドウの栽培適地評価を例として- 招待有り
岩崎亘典, 林 和則, 田中聡久, 鹿取みゆき, 小野原彩香, 小口 高
一般社団法人フードビジネス推進機構第4回フードビジネス研究会 2022年12月12日
Inferring the temporal and spatial evolution of accent systems in Japanese dialects: a phylogeographic approach 国際会議
Takuya Takahashi, Ayaka Onohara, Yasuo Ihara
Joint Conference on Language Evolution 2022年9月6日 Evolang, Protolang, and Evolinguistics
Client-side Web Mapping system for vineyard suitability assessment 国際会議
Nobusuke IWASAKI, Kazunori HAYASHI, Toshihisa TANAKA, Miyuki KATORI, Ayaka ONOHARA, Takashi OGUCHI
Free and Open Source Software for Geospatial (FOSS4G) Conference 2022 2022年8月 Free and Open Source Software for Geospatial
Conditions for Japanese lexical-pitch accents to change from a complex to a simpler state 国際会議
Ayaka Onohara, Takuya Takahashi, Yasuo Ihara
European Human Behavior and Evolution Association Conference 2022 2022年4月19日 the Max Planck Institute for Evolutionary Anthropology
Bayesian analysis of human dialects in the presence of horizontal transmission ― application of coalescent and phylogenic models 国際会議
Takuya Takahashi, Ayaka Onohara, Yasuo Ihara
BIOLOGY22 2022年2月17日 Swiss Botanical Society, the Swiss Society for Systematics and the Swiss Zoological Society.
ネットワーク上の文化伝達モデルによる日本語アクセント様式の変異率・系統関係の推定
高橋拓也,小野原彩香,井原泰雄
第14回 日本人間行動進化学会 2021年12月5日
日本人はアクセントで内集団を見分けるか?また、どう振舞うか?
小野原彩香
文部科学省科研研究費補助金新学術領域研究共創的コミュニケーションのための言語進化学若手の会「非言語的コミュニケーションと言語的コミュニケーション」 2020年9月20日 文部科学省科研研究費補助金新学術領域研究共創的コミュニケーションのための言語進化学若手の会「非言語的コミュニケーションと言語的コミュニケーション」
「意味を伝える語彙」と「意味を伝えることもあるけれど伝わらなくても構わないアクセント」の違いが示すものとは?
小野原彩香
文部科学省科研研究費補助金新学術領域研究共創的コミュニケーションのための言語進化学第6回領域全体会議 2020年9月15日 文部科学省科研研究費補助金新学術領域研究共創的コミュニケーションのための言語進化学
真似しにくい形質としてのアクセントの協力・協調行動における機能
小野原彩香
第11回日本人間行動進化学会 2018年12月1日
使用目的別に見る言語進化の速度と分岐メカニズム解明のために
小野原彩香
文部科学省科研研究費補助金新学術領域研究共創的コミュニケーションのための言語進化学第1回領域全体会議 2018年3月18日
日本列島における情動表現と行動表現についての系統復元と分岐メカニズム
小野原彩香
第10回日本人間行動進化学会 2017年12月9日 日本人間行動進化学会
語彙・文法の獲得/損失における人口規模の役割
小野原彩香, 井原泰雄
第9回 日本人間行動進化学会 2016年12月10日 日本人間行動進化学会
言語の消失と獲得に関連する環境・社会的要因
小野原彩香
地理情報システム学会第25回研究発表大会 2016年10月15日
Classification of land use/cover change in the Kanto region, Japan using FOSS4G and Open Data 国際会議
Nobusuke Iwasaki, David S. Sprague, Ayaka Onohara
Free and Open Source Software for Geospatial (FOSS4G) Conference 2016年8月24日 FOSS4G
言語変化を統計学的観点から考える
小野原彩香
人類学演習/人類学セミナーⅠ・Ⅱ(人類学談話会) 2015年1月9日
連携校学部シラバスの全容と同志社大学文化情報学部「データサイエンス科目」のアンケート調査
土山玄,谷岡健資,小野原彩香,大森崇
2013年度統計関連学会連合大会 2013年9月10日
The dialect accent of Shodo Island in Kagawa Prefecture, Shikoku, Japan 国際会議
Mami MURATA, Ayaka Onohara, Shinsuke Kishie
The 19th International Congress of Linguists 2013年7月22日 the governance of the Permanent International Committee of Linguists
Phylogenetic Analyses about Historical Dynamics of Accentual Systems in Shodo Island, Japan 国際会議
Ayaka Onohara, Mami Murata, Tamaki Yano, Shinsuke Kishie
The 19th International Congress of Linguists 2013年7月 the governance of the Permanent International Committee of Linguists
方言分布データの数理的分析
小野原彩香
日本行動計量学会第40回大会(セッション名:特別セッション方言分布と計量) 2012年9月16日
Geometrical and Topological Analysis for Dialect Distribution: A Mathematical Approach in Tokuyama District 国際会議
Ayaka ONOHARA
7th SIDG(International Society for Dialectology and Geolinguistics) CONGRESS 2012年7月24日 International Society for Dialectology and Geolinguistics
揖斐川上流域の語彙に関する系統推定
小野原彩香
第94回人文科学とコンピュータ研究会発表会 2012年5月26日
定量的側面からの言語形式と外言語的要素の関係―岐阜県徳山村の地理的要因と民俗的要因を例として―
小野原彩香
変異理論研究会 2012年4月14日 変異理論研究会
岐阜県旧徳山村における地理的ネットワーク分析と言語的距離
国立国語研究所 時空間変異研究系 合同研究発表会 JLVC2012 2012年3月20日 国立国語研究所
旧徳山村周辺地域の語彙に関する数理的側面からの再検討
小野原彩香
知識・芸術・文化情報学研究会 2012年1月21日
岐阜県旧徳山村におけるアクセント様相と交通状況との関係性―ネットワーク分析を用いたアクセント分布と交通状況の類似性の算出―
小野原彩香
情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会「じんもんこん2011―「デジタル・アーカイブ」再考」 2011年12月11日
岐阜県旧徳山村における言語動態についての空間的検討
小野原彩香
地理情報システム学会 第20回研究発表大会 2011年10月16日
ITMAにおけるNCDの実用性とUMLを用いた分析プロセスの可視化と共有化について
藤本悠, 小野原彩香
人文科学とコンピュータシンポジウム 「じんもんこん2010」 人文工学の可能性 ~異分野融合による「実質化」の方法~ 2010年12月12日 人文科学とコンピュータ研究会
岐阜県方言語彙による仮想的文化領域抽出と語彙変化の方向―メタモデルとNormalizedCompressionDistanceを用いて―
小野原彩香
学生・若手地理空間情報フォーラム in 関西 2010年11月23日 学生・若手地理空間情報フォーラム in 関西
方言分布から見た文化事象の流通と滞留―岐阜県における方言分布の事例―
小野原彩香, 藤本悠
地理情報システム学会第19回研究発表大会 2010年10月23日
文化的情報の流通路とその滞留―岐阜県を例とした方言分布の観点から―
小野原彩香,藤本悠,矢野環
G空間EXPO/地理空間情報フォーラム学生フォーラム 2010年9月21日 G空間EXPO/地理空間情報フォーラム学生フォーラム
総合的観点からの文化事象の流通路と滞留―岐阜県方言をベースとして―
小野原彩香
日本写真測量学会. 関西支部 若手による技術研究発表会 2010年8月27日
科目区分:学部教養科目 国名:日本国
進化的アプローチを用いた音声と場所の感情的関連性の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業
小野原 彩香
進化的アプローチによるアクセントの機能・役割解明に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援
小野原 彩香
集団構造を考慮した言語変化のプロセス解明のための数理的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業
小野原 彩香
2018年4月 - 2023年3月
課題番号:18J00484
配分額:3640000円 ( 直接経費:2800000円 、 間接経費:840000円 )
本研究では、日本語の変化のプロセスと変化のメカニズムを、集団構造を考慮して数理的に解明することを中心課題としている。これを達成するために、一年目の本年度は、「協力」という観点をベースに研究を行った。内集団内における日本語のバリエーションの程度を定量化し、それと協力行動の相関関係から、言語のバリエーションの背後にあるメカニズムとして協力行動があることを明らかにすることを目的とした。また、協力行動と言語のバリエーションの程度の世代差を明らかにすることで、変化のプロセスを同時に明らかにすることができると考えた。
また、近年、大規模なデータベースを元にした言語研究におけるデータの質について、いくつかの問題があることが明らかになっているため、データ収集は、それらの問題を解決できるように綿密な調査設計を行った。データの質に起因する偽相関や分析時に想定するモデルの複雑化を避けるため、分析に必要な正しいサンプルサイズでデータの収集を行った。
このような背景の元、2018年9月25日~2018年11月17日の期間において、滋賀県米原市柏原にて108人を対象に調査を行った。調査では、対象地域における協力者のアクセントを調査するとともに、協力行動の量的指標となる協力ゲーム理論を用いた質問を協力者に回答していただいた。収集したデータを元に、一部の分析を進め、結果を2018年12月に行われた日本人間行動進化学会において、ポスター形式で発表した。
一方で、言語の機能面の違いが、言語の変化のプロセスやメカニズムに影響を及ぼすことが十分に考えられる。機能面の違いがこれらに影響を及ぼすとすれば、言語の系統を、大規模データベースを用いて明らかにするという研究アプローチに質的な言語の違いを盛り込まなければならないことになる。これを明らかにする方向性で、現在、日本国内の方言に関する大規模データを電子化中である。
言語変化の要因と系譜の定量的評価に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業
小野原 彩香
2016年10月 - 2019年3月
課題番号:16J40096
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:3250000円 ( 直接経費:2500000円 、 間接経費:750000円 )
2017年度は次のような研究を行った。
前年度までに行った語彙・文法に関する世代別調査のデータからは、人口規模と世代間の項目使用・理解率の変化量との間に相関が見られた。このため、実データがどれくらい既存の数理モデルで表現可能かを検討するために、語彙・文法項目の使用および理解についての項目数の分布について、世代別、男女別、地域別などの観点から整理し、人口との関係を検討した。検討を行った数理モデルは、文化に関する伝播経路を想定したもので、いくつかの伝播経路が想定されている。この中のどれに本研究におけるデータが当てはまるのかについて検討を行った。今後の作業としては、仮説の提示とそれに即したデータの切り分け、またそれに沿ったモデルの構築が必要であると考えられる。
また、年度の後半は、日本言語地図の公開データを用いて、情動表現と行動表現の間の伝播メカニズム解明のために、系統ネットワークを作成し、両者の違いを検討した。言語系統樹を作成する際、分岐年代がどれくらいまで遡れるかが議論される。このため、基礎語彙などのできるだけ古い時代を反映できる言語要素が選択され、系統推定されることが多い。しかしながら、古さや分岐速度と同時に分岐のメカニズムを要素群内で統一しなければ、真の分岐年代を推定することは難しい。このため、地図上の分布や凡例項目数の上で違いが見られた情動表現と行動表現を取り上げ、両者の系統ネットワークの樹形の違いや分岐の確からしさを検討した。成果は、日本人間行動進化学会にて発表した。
数理的アプローチからの言語動態の可視化及びモデル化に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業
小野原 彩香
2013年4月 - 2017年3月
課題番号:13J03462
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:1453982円 ( 直接経費:1326140円 、 間接経費:127842円 )
本研究は言語変化の微細な動態を明らかにするために、地域性、社会構造の異なる複数の小規模な地域を対象として、言語形式と言語外的要因との関係を定量的に明らかにし、言語動態を把握することを目的としている。以上の目的を達成するために最終年度(2016年4月1日~2016年9月30日)には、次のような調査・研究を行った。
前年度に、はびろネット(滋賀県米原市柏原の市民グループ)と共同で行った米原市及び岐阜県関ヶ原町の語彙と文法に関するアンケート調査では行わなかったアクセント調査を行った。これは、当初予定していた通り、網羅的にデータを収集し、各側面の変化や伝播の違いを明らかにするためである。この調査では、昨年度行ったアンケート調査の地域と同一地域において、調査を行い、現在も継続中である。被調査者も前回のアンケート調査で対象とした祖父母世代、親世代、中学生世代の各世代を対象とし、調査内容は、名詞、形容詞、動詞、付属語アクセントである。
また、前述の米原市及び岐阜県関ヶ原町の語彙と文法に関するアンケート調査のデータを用いて、言語変化と変化の要因についての定量的な分析を行った。このアンケート調査では、中学生、親世代、祖父母世代の3世代の言語使用状況について調査を行ったが、そのうち、祖父母世代から中学生世代への各質問項目の使用率の増減を言語変化率として利用した。この言語変化率と関連する要素として、先行研究で取り扱われてきた人口に関する要素、面積、年齢構成(高齢化率、15歳未満率)と、新たに土地の利用割合を選択し、言語変化率を目的変数、各言語外的要因を説明変数として、一般化線形混合モデルへの当てはめを行った。
関東地方の過去130年間の土地利用・景観変遷データベースの構築と公開
日本学術振興会 科学研究費助成事業
岩崎 亘典, 藤田 直子, SPRAGUE David, 寺元 郁博, 山口 欧志, 小野原 彩香
2013年4月 - 2016年3月
課題番号:25292213
配分額:17420000円 ( 直接経費:13400000円 、 間接経費:4020000円 )
本研究では、明治時代初期に作成された迅速測図を元に、高解像度・高位置精度のラスタデータを作成するとともに、このデータを元に100mグリッドでの明治時代初期土地利用データベースを構築、公開した。次に、視図,断面図などの図郭外図についてデジタル化と位置の特定を行い、KML形式とCesiumを使ったWebページで公開した。視図が描かれた地点のうち、27地点において高解像度パノラマ写真を撮影し、現在の景観と比較が可能なデータベースを構築、公開した。さらに、国土数値情報との比較により過去130年間の土地地利用・被覆変化を類型化した。これらのコンテンツはライセンスは、CC BY 4.0 国際とした。
Google colaboratoryを用いたe-Stat APIの使い方
企画立案・運営等
立教大学社会情報教育研究センター ( 立教大学 ) 2023年6月20日
柏原アクセント及びGame theory 調査
学術調査立案・実施
( 滋賀県米原市柏原 ) 2018年9月25日 - 2018年11月17日
岐阜県関ケ原町今須中学校アクセント調査
学術調査立案・実施
2016年9月21日 - 2016年10月4日
滋賀・岐阜県境方言調査
学術調査立案・実施
はびろネット ( 米原市、関ヶ原市 ) 2015年11月21日 - 2015年12月20日
空間自己回帰モデルの方言データへの応用例
企画立案・運営等
Kyotanabe.R+#1 ( 同志社大学 ) 2012年5月12日
企画立案・運営等
Osaka.R #7 ( 大阪大学 ) 2012年2月12日
GIS+R勉強会GIS and r 015 チュートリアル
企画立案・運営等
2011年7月23日
学生・若手 地理空間情報フォーラム 2011年度大会「若手技術者・研究者のための技術研究発表会 2011年度大会」実行委員(準備責任者)
企画立案・運営等
2011年
学生・若手 地理空間情報フォーラム 2010年度大会「学生・若手 地理空間情報フォーラム in 関西 2010年度大会」実行委員
企画立案・運営等
2010年9月
方言はヒトにとって、 どんな役割を担っているか?
出演, 講師
滋賀県米原市柏原生涯学習センター 2019年1月25日 - 2019年1月25日
助言・指導, 報告書執筆, 寄稿
2015年度「まいばら協働事業提案制度」採託事業 2016年
滋賀・岐阜県境を越えた方言アンケート調査報告
報告書執筆
2015年度「まいばら協働事業提案制度」採託事業 2016年
イベントレポート(1)「日本行動計量学会 第40回大会」
イベントレポート(1)「DIALEKT 2.0 & WBOE100」
イベントレポート(3)第1回「知識・芸術・文化情報学研究会」