2022/11/25 更新

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オオサキ ヒロコ
大﨑 裕子
OSAKI Hiroko
*大学が定期的に情報更新している項目(その他は、researchmapの登録情報を転載)
所属*
社会学部 現代文化学科
社会学研究科 社会学専攻 博士課程前期課程
職名*
特任准教授
学位
博士(学術) ( 2016年6月   東京工業大学 )
研究キーワード
  • 信頼,社会関係資本,制度的規範,ウェルビーイング,分断,教育,親子

  • 学内職務経歴*
    • 2022年4月 - 現在 
      社会学部   現代文化学科   特任准教授
    • 2022年4月 - 現在 
      社会学研究科   社会学専攻 博士課程前期課程   特任准教授
     

    研究分野

    • 人文・社会 / 社会学  / 社会関係資本,制度,社会意識

    経歴

    • 2022年4月 - 現在 
      立教大学   社会学部 現代文化学科

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    • 2018年4月 - 2022年3月 
      東京大学社会科学研究所

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    学歴

    • - 2016年6月 
      東京工業大学大学院社会理工学研究科社会工学専攻 博士取得

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      備考: 博士(学術)

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    • - 2007年3月 
      東京工業大学大学院社会理工学研究科社会工学専攻修士課程修了

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      備考: 修士(学術)

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    • - 2005年3月 
      東京工業大学工学部社会工学科卒業

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      備考: 学士(工学)

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    委員歴

    • 2021年4月 - 2023年3月 
      数理社会学会   研究活動委員

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      団体区分:学協会

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    • 2018年4月 - 2021年3月 
      日本行動計量学会   広報委員

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      団体区分:学協会

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    • 2017年4月 - 2020年3月 
      公益財団法人たばこ総合研究センター   「噌好品と豊かさや幸福に関する社会学研究」研究会委員

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      団体区分:その他

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    • 2015年4月 - 2019年3月 
      数理社会学会   編集委員

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      団体区分:学協会

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    受賞

    • 2018年8月  
      数理社会学会  論文賞 
       
      大﨑裕子・坂野達郎,2016,「一般的信頼のマルチレベル規定構造の変化―社会の工業化,ポスト工業化による価値変化の影響―」『理論と方法』31(1): 20-38.

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    • 2017年9月  
      日本計画行政学会  論文賞 
       
      大﨑裕子・坂野達郎,2016,「道徳的信頼の形成における制度的公正と社会的平等の役割」『計画行政』39(2): 56-64.

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    • 2015年3月  
      第13回日本NPO学会優秀賞 
       
      辻竜平・佐藤嘉倫編,2014,『ソーシャル・キャピタルと格差社会:幸福の計量社会学』東京大学出版会

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    論文

    • こだわりが結ぶサポートネットワーク:嗜好品とソーシャルキャピタル

      大﨑裕子

      小林盾編『嗜好品の社会学:統計とインタビューからのアプローチ』   2020年12月

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      掲載種別:論文集(書籍)内論文  

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    • 子どもの自律的な進路選択に親への信頼が与える影響

      大﨑裕子

      東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所編『子どもの学びと成長を追う: 2万組の親子パネル調査の結果から』   166 - 184   2020年9月

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      掲載種別:論文集(書籍)内論文  

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    • 学会賞受賞講演 一般的信頼の形成に関する規範的制度アプローチ 招待有り

      大﨑 裕子

      理論と方法34 ( 2 ) 190 - 205   2019年9月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • フィリピンの社会関係資本――首長の社会関係資本は自治体パフォーマンスを向上させるのか――

      小林 盾, 大﨑 裕子

      永井史男・岡本正明・小林盾編『東南アジアにおける地方ガバナンスの計量分析――タイ,フィリピン,インドネシアの地方エリートサーベイから――』   173 - 185   2019年7月

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      掲載種別:論文集(書籍)内論文   出版者・発行元:晃洋書房  

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    • 恋愛から結婚:恋愛は結婚へのパスポートか

      小林盾, 大﨑裕子

      小林盾・川端健嗣編『変貌する恋愛と結婚:データで読む平成』   2019年4月

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      掲載種別:論文集(書籍)内論文  

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    • 結婚と信頼:未婚化は不信社会をもたらすか

      大﨑 裕子

      小林盾・川端健嗣編『変貌する恋愛と結婚:データで読む平成』   142 - 151   2019年4月

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      掲載種別:論文集(書籍)内論文   出版者・発行元:新曜社  

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    • Does Trust Moderate the Effect of Relative Income on Happiness? 査読有り

      大﨑 裕子

      The Senshu Social Well-being5   51 - 61   2018年12月

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • ロマンティック・ラブ・イデオロギーを分解する─2015年社会階層とライフコース全国調査(SSL-2015)による,恋愛・結婚・出生心理の計量分析─

      小林 盾, 大﨑 裕子, 川端 健嗣, 渡邉 大輔

      アジア太平洋研究42   115 - 126   2017年11月

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      掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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    • 首長のソーシャル・キャピタルは自治体パフォーマンスを向上させるのか―フィリピンを事例とした300市町調査の計量分析―

      小林 盾, 西村 謙一, 大﨑 裕子

      アジア太平洋研究41   63 - 77   2017年3月

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      掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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    • ソーシャル・キャピタルは主観的ウェル・ビーイングにおける経済的豊かさの限界を補完するか:満足と信頼の分析 査読有り

      大﨑 裕子

      理論と方法32 ( 1 ) 35 - 48   2017年3月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 個人化する社会における一般的信頼の規定構造に関する研究―制度の道徳的信頼形成効果に着目して― 査読有り

      大﨑 裕子

      東京工業大学博士論文   2016年6月

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      記述言語:日本語   掲載種別:学位論文(博士)  

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    • 道徳的信頼の形成における制度的公正と社会的平等の役割 査読有り

      大﨑 裕子, 坂野 達郎

      計画行政39 ( 2 ) 56 - 64   2016年5月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 恋愛経験は結婚の前提条件か―2015年家族形成とキャリア形成についての全国調査による量的分析―

      小林 盾, 大﨑 裕子

      成蹊人文研究24   1 - 15   2016年3月

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      掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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    • 一般的信頼のマルチレベル規定構造の変化――社会の工業化,ポスト工業化による価値変化の影響―― 査読有り

      大﨑 裕子, 坂野達郎

      理論と方法31 ( 1 ) 20 - 38   2016年3月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 健康サービス利用にたいする地域組織参加の効果―マルチレベル分析による市区町村間の違いの検討―

      大﨑 裕子, 辻 竜平

      辻竜平・佐藤嘉倫編『ソーシャル・キャピタルと格差社会:幸福の計量社会学』   169 - 182   2014年3月

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      掲載種別:論文集(書籍)内論文   出版者・発行元:東京大学出版会  

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    • 「主観的階層帰属意識」,「満足感」と「信頼感」――社会調査における質問項目の尺度についての留意点―― 査読有り

      吉野諒三, 大﨑 裕子

      行動計量学40 ( 2 ) 97 - 114   2013年9月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    MISC

    • 『危機対応学―明日の災害に備えるために』を読んで――信頼(周辺)研究からのコメント

      大﨑裕子

      東京大学社会科学研究所危機対応学プロジェクトウェブページ,エッセイ,https://web.iss.u-tokyo.ac.jp/crisis/essay/post-14.html   2019年3月20日

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      掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等  

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    • 今期編集委員会を振りかえって : オープンな雑誌を目指すとは,どのようなことか

      小林 盾, 大﨑 裕子, 大林 真也

      理論と方法 = Sociological theory and methods : official journal of the Japanese Association for Mathematical Sociology32 ( 1 ) 188 - 191   2017年

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      記述言語:日本語   出版者・発行元:大阪経済大学人間科学部 ; 1986-  

      CiNii Article

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    書籍等出版物

    • 数理社会学の理論と方法

      小林盾・海野道郎編( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 第8章 統計―データを分析する)

      勁草書房  2016年7月 

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    • 社会学入門:社会をモデルでよむ

      小林盾・金井雅之・佐藤嘉倫・内藤準・浜田宏・武藤正義編( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 第5章 コミュニティ なぜ地域に違いがあるのか―ソーシャル・キャピタル)

      朝倉書店  2014年11月 

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    講演・口頭発表等

    • 学校信頼の規定要因に関する基礎的分析―「子どもの生活と学びに関する親子調査」から―

      大﨑裕子

      第70回数理社会学会大会  2021年3月 

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      会議種別:ポスター発表  

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    • Social Distrust in Divided Societies: Evidence from Factorial Survey Experiment

      IV ISA Forum of Sociology, Porto Alegre, Brazil (virtual conference)  2021年2月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • 大卒者・高卒者間の相互不信と大学教育への支持──科学観・高等教育観の計量社会学──

      大﨑 裕子

      第92回日本社会学会大会  2019年10月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • Does Generalized Trust Moderate the Effect of Relative Income on Happiness? 国際会議

      Hiroko OSAKI

      The International Society for Quality-of-Life Studies 17th Annual Conference, Granada, Spain  2019年9月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • 公園の維持管理が行政以外の団体に委託される要因─効率化,管理能力,支援,自治基本条例に着目して─

      堂免 隆浩, 大﨑 裕子

      日本計画行政学会第42回全国大会  2019年9月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • 進路希望に関する親子の意識の分析―JLSCP2015‐2018をもちいて―

      大﨑 裕子

      日本教育社会学会第71回大会  2019年9月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • 大卒者・非大卒者の間の相互不信の分析

      大﨑 裕子

      第68回数理社会学会大会  2019年8月 

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      会議種別:ポスター発表  

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    • なぜ公園でボール遊びが禁止されるのか(2)─首長の否定的姿勢, および, トラブルの存在に着目して─

      堂免 隆浩, 大﨑 裕子

      第68回数理社会学会大会  2019年8月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • Comparison between Children’s and Parents’ Educational Aspirations Based on Longitudinal Dyadic Data 国際会議

      Hiroko OSAKI

      The European Survey Research Association 8th Conference, Zagreb, Croatia  2019年7月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • パネルデータをもちいた親子の教育アスピレーションの分析

      大﨑 裕子

      第67回数理社会学会大会  2019年3月 

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      会議種別:ポスター発表  

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    • 嗜好品とソーシャル・キャピタル

      大﨑 裕子

      第67回数理社会学会大会  2019年3月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • なぜ公園でボール遊びが禁止されるのか─ボール使用者のマナー遵守と行政の運営管理に着目して─

      堂免 隆浩, 大﨑 裕子

      第67回数理社会学会大会  2019年3月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • 数理社会学会論文賞受賞講演「一般的信頼の形成に関する規範的制度アプローチ:ミクロマクロ構造から見えるもの」 招待有り

      大﨑 裕子

      第66回数理社会学会大会  2018年8月30日 

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      開催地:会津大学  

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    • Comparative Analysis of the Effects of Income and Trust on Happiness in Asian Countries 国際会議

      Hiroko OSAKI

      The Fourth Conference of International Consortium for Social Well-Being Studies “Social Well-Being in the Asian Context: From a Comparative Perspective,” Seoul, Korea  2018年6月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • How Does Social Capital Affect the Relationship Between Economic Affluence and Subjective Well-being? 国際会議

      Hiroko OSAKI

      The Third Conference of International Consortium for Social Well-Being Studies “Social Well-Being, Social Policy, and Social Transformation,” Magelang, Indonesia  2018年3月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • Trust and Life Satisfaction in Japan, Korea, and Vietnam 国際会議

      Hiroko OSAKI

      The 10th International Convention of Asia Scholars, Chiang Mai, Thailand  2017年7月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • Do Mayors’ Social Networks Increase Local Governments’ Performance? Network Analyses of 300 Local Governments in the Philippines 国際会議

      Jun KOBAYASHI, Kenichi NISHIMURA, Hiroko OSAKI

      Sunbelt conference of the International Network for Social Network Analysis, Beijing, China  2017年6月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • 一般的信頼は主観的ウェル・ビーイングをどのように高めるか―媒介効果の検討―

      大﨑 裕子

      第63回数理社会学会大会  2017年3月 

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      会議種別:ポスター発表  

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    • Institutional Conditions for the Creation of Moralistic Trust 国際会議

      Hiroko OSAKI, Tatsuro SAKANO

      Third ISA Forum of Sociology, Vienna, Austria  2016年7月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • 一般的信頼は生活満足感を高めるか?――理論的検討

      大﨑 裕子

      第58回数理社会学会大会  2014年8月 

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      会議種別:ポスター発表  

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    • Moralistic Trust and Rationality: The Individualization of Trust 国際会議

      Hiroko OSAKI

      XVIII ISA World Congress of Sociology, Yokohama, Japan  2014年7月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    • Multi-level Effects of the Qualitative Aspect of Social Capital on Self-rated Health 国際会議

      Hiroko OSAKI

      The Fifth Joint Japan-North America Mathematical Sociology Conference, Denver, USA  2012年8月 

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      会議種別:口頭発表(一般)  

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    共同研究・競争的資金等の研究

    • アジア型ウェルビーイングの社会的メカニズムを解明する国際共同研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B) 

      金井 雅之, 山田 昌弘, 大矢根 淳, 嶋根 克己, 飯沼 健子, 佐藤 嘉倫, 小林 盾, ホメリヒ カローラ, 大崎 裕子, 矢崎 慶太郎

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      2019年4月 - 2022年3月

      課題番号:19H01570

      担当区分:研究分担者 

      配分額:15860000円 ( 直接経費:12200000円 、 間接経費:3660000円 )

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    • 日本社会の分断における学歴間相互不信と教育意識の連関構造:信頼論アプローチ

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 研究活動スタート支援 

      大崎 裕子

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      2018年8月 - 2020年3月

      課題番号:19K20924

      担当区分:研究代表者 

      配分額:2990000円 ( 直接経費:2300000円 、 間接経費:690000円 )

      本研究では,大卒層と非大卒層の間の対立や相互不信,およびそれらと教育意識の関連を明らかにすることを目的としている.2018年度は,2019年度に実施予定の本調査の予備調査として,「学歴間相互不信と教育意識の関係に関する調査」を行った.具体的には,様々な社会属性パターンをもつ他者に対する信頼およびそれらの他者との付き合いの有無,自身と学歴が同様または異なる他者への信頼と共感,子どもに希望する進路,教育に関する意識,領域別不公平感,学歴不平等感,対人的信頼等について尋ねるインターネット調査を実施し,全国の25-64歳男女計1800名から回答を得た.
      収集したデータの基礎分析を行った結果,以下のことが明らかになった.
      1)自分より低い学歴の人を信頼する人よりも,自分と同程度以上の学歴の人を信頼する人の方が多い.後者のように考える人は,非大卒層よりも大卒層に多い.
      2)自分より低い学歴の人の意見が参考になると考える人よりも,自分と同程度以上の学歴の人の意見が参考になる・共感できると考える人が多い.後者のように考える人は,非大卒層よりも大卒層に多い.
      3)一方,自分より低い学歴の人と話が合わないと感じる人よりも,自分より高学歴の人と話が合わないと感じる人が多い.後者のように考える人は,大卒層よりも非大卒層に多い.
      これらの結果から,確かに大卒層と非大卒層の人々の間に相互不信や分断が生じていることが明らかとなった.引き続きデータ構造の精査と質問項目の改訂をおこない,2019年度の本調査の設計,実施にむけて研究を進める.

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    • 一般的信頼の概念測定の普遍性と協力行動に対する効果に関する研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 特別研究員奨励費 

      大崎 裕子

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      2009年 - 2010年

      課題番号:09J09386

      担当区分:研究代表者 

      配分額:1400000円 ( 直接経費:1400000円 )

      22年度の研究課題としては、インドネシアバニュマス県の住民参加型森林管理を事例として、地域における住民間のソーシャルネットワーク(以下SN)をベースとした一般的信頼の協力行動促進の効果の検証を主な目的とした。そこで地域住民のSNと森林管理の実態について、バニュマス県の4村においてフィールド調査を行った。住民へのインタビューの結果、住民達が属する主要4組織(近隣組織、回転信用組合、宗教組織、農業組織)とそれらに関わる集合行為・社会的制裁の実態について確認することができた。主に以下のことが明らかとなった。
      まず近隣組織(RT)は、あらゆる地域活動の基礎となる地域組織であり、住民間の集合行為(例.道路の補修)は主にRT単位で行われている。そして、RTによる地域活動の資金源および相互扶助機能として回転信用組合が存在する。また、宗教組織は、集合行為に参加しない者や違法行為者に対する社会的制裁機能を持つ。以上の3組織が地域自治の基礎となる一方で、森林管理を行う組織であるLMDHという農業組織は、地方政府林業公社の下部組織として、アグロフォレストリー(林業と農業を合わせて行うこと)を行っている。先の3組織のような地域単位の組織とは異なり、LMDHは,国主導の垂直的構造のもとで地域単位を超えた森林管理を目的とするアソシエーション型組織である。
      以上から、地域単位のコミュニティ型SNによって住民間の一般的信頼感が安定的に維持・醸成されることにより、地域を超えたアソシエーション型組織への協力的参加が促進される可能性が示された。このように地域組織の中に異なる2形態のSNの存在を指摘し、前者に依拠した一般的信頼が後者のもとで協力行動を促進する仮説を新たに示したことは、社会関係資本研究におけるSN・一般的信頼・協力行動の三要素の因果関係探索の新展開として、意義あるものであったと考えている。

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    その他

    • 専門社会調査士(第002289号)

      2016年10月
       

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