2024/04/18 更新

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タナカ アツシ
田中 醇
TANAKA Atsushi
*大学が定期的に情報更新している項目(その他は、researchmapの登録情報を転載)
所属*
経済学部 経済学科
職名*
助教
研究キーワード
  • 日本経営史

  • 醸造業史

  • 近代日本経済史

  • 学内職務経歴*
    • 2022年4月 - 現在 
      経済学部   経済学科   助教
     

    研究分野

    • 人文・社会 / 経済史

    論文

    • 北部九州における「甘い醬油」定着過程の検討—筑豊地域醬油醸造家の「アミノ酸醬油」製造に着目して— 査読有り

      田中醇

      社会経済史学89 ( 4 ) 109 - 132   2024年2月

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      担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 明治・大正期福岡県筑豊地域における醤油醸造経営の展開と地域性 査読有り

      田中醇

      歴史と経済64 ( 2 ) 1 - 15   2022年3月

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      担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 明治期福岡における中小醤油醸造家の販路形成 −渡辺家を事例として− 査読有り

      田中醇

      九州経済学会年報58   45 - 52   2020年

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      担当区分:筆頭著者  

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    講演・口頭発表等

    • 昭和戦前・戦時期の福岡県筑豊地域における醤油醸造家の経営 −アミノ酸液製造に着目して−

      田中醇

      第 91 回 社会経済史学会全国大会  2022年4月30日 

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      開催年月日: 2022年4月30日 - 2022年5月1日

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    • 昭和戦前期の福岡県筑豊地域における醤油醸造家の経営(仮)

      田中醇

      経営史学会西日本部会11月例会  2021年11月6日 

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    • 明治大正期における地主兼業型醤油醸造経営の展開−福岡県筑豊地域許斐家の事例より−

      田中醇

      政治経済学・経済史学会 秋季学術大会  2020年10月24日 

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    • 明治大正期における地主兼業型醤油醸造経営の展開−福岡県筑豊地域許斐家の事例より−

      田中醇

      社会経済史学会九州部会7月例会  2020年7月18日 

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    • 明治大正期福岡における醤油醸造家の規模と販路展開

      田中醇

      2019年度中四国商経学会  2019年12月8日 

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    • 明治大正期福岡における醤油販路の展開-渡辺家の事例を中心に-

      田中醇

      2019年度九州経済学会  2019年12月7日 

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    • 北部九州における醤油醸造家の規模間比較―1890~1910年代の福岡の事例を中心に―

      田中醇

      経営史学会第54回全国大会  2018年9月29日 

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    • 明治・大正期北部九州における醤油醸造家の動向 ―渡辺家・古澤家の事例より―

      田中醇

      経営史学会西日本部会6月例会  2018年6月30日 

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    • 書評1『森林資源の環境経済史―近代日本の産業化と木材―』(慶應義塾大学出版会、2015年)について

      田中醇

      経営史学会西日本部会9月例会  2016年9月24日 

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    所属学協会

    共同研究・競争的資金等の研究

    • 戦後復興期の企業経営と労働者の生活環境:石炭業の事例

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C) 

      北澤 満, 木庭 俊彦, 菊池 美幸, 田中 醇

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      2022年4月 - 2026年3月

      課題番号:22K01593

      担当区分:研究分担者 

      配分額:3640000円 ( 直接経費:2800000円 、 間接経費:840000円 )

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    • 北部九州地域における戦間期醤油醸造経営の展開と戦時対応を通じた食文化形成への影響

      文部科学省  科学研究費助成事業 2021年度 / 令和3(2021)年度 研究活動スタート支援 

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      2021年10月 - 2023年3月

      課題番号:21462507

      担当区分:研究代表者 

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    • 北部九州地域における戦間期醤油醸造経営の展開と戦時対応を通じた食文化形成への影響

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      田中 醇

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      2021年8月 - 2023年3月

      課題番号:21K20151

      配分額:910000円 ( 直接経費:700000円 、 間接経費:210000円 )

      本年度(2021年度)においては、新型コロナウイルスの影響がゼロであったとは言わないが、史料閲覧へも行くことができ、購入史料についても順調に収集することができた。また、以前から撮影済みであった史料を主に用いつつ、上記の収集史料を組み合わせるようなかたちで、論文を投稿することができた(「明治・大正期福岡県筑豊地域における醤油醸造経営の展開と地域性」『歴史と経済』第254号(第64巻第 2号)、2022年、1-15頁)。
      本論文は、戦時にかけての時期における、醤油へ添加物(アミノ酸液)を加えるという製法の前史的な位置付けの事例を提示している。第一次大戦の影響によって大豆・小麦などの原材料価格が高騰し、一般的な醸造業者が醤油価格を向上させることで対応する中で、松喜醤油は販売醤油価格を相対的に安価に設定した。醤油価格を安価に抑えるために、1石の諸味から得られる醤油量である「醤油製成率」を上昇させ、甘味料を添加することで、低価格と一定の醤油品質を保とうとした。こうした選択には、炭鉱との関係が大きく影響しており、1918年の「炭鉱米騒動」で炭鉱労働者が求めた日用品の値下げが反映されていた。また、炭鉱労働者の中でも「最上品」を需要していた層の嗜好が、甘くて粘稠性のある醤油にあったことから、松喜醤油の供給と合致することで経営の拡大に繋がったことを指摘した。また、こうした嗜好の存在が、戦時にかけての時期における食文化の地域差にもつながっていくという点で、次の研究にもつながる側面を有している論文となった。
      上述の通り、論説を投稿できたことに加えて、史料購入や史料閲覧なども順調に進めることができている。次年度についても、収集済みの資料を存分に活用しつつ、新たな資料収集も行うことによって、研究報告・論文投稿につなげていきたい。

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    • 戦前期西日本地域における食文化形成と醸造家経営の相互作用−経営史の視点から−

      公益財団法人 サントリー文化財団  2020年度 若手研究者のためのチャレンジ研究助成 

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      2021年4月 - 2022年3月

      担当区分:研究代表者 

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