教育学
教育制度
教育史
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2024年4月 - 現在立教学院史資料センター 助教
2024/10/07 更新
教育学
教育制度
教育史
人文・社会 / 教育学 / 日本教育史、教育制度史、高等教育
実務家教員の課題と展望―実務家教員養成課程における実践をふまえて― 査読有り
吉岡 三重子
人間発達研究 ( 34 ) 97 - 106 2020年
1918年高等学校令による学科課程の変革―高等普通教育機関への転換に着目して― 査読有り
吉岡 三重子
中等教育史研究24 ( 24 ) 1 - 16 2017年4月
高等学校令施行前後の高等学校の変容 査読有り
吉岡 三重子
人間文化創成科学論叢19 235 - 243 2017年3月
七年制高等学校案の展開過程と『高等普通教育』概念の再検討 査読有り
吉岡 三重子
日本教育史研究34 ( 34 ) 41 - 64 2015年8月
新制大学における一般教育導入の再検討 ―戦前の高等普通教育との関連性に着目して―
吉岡 三重子
教育史学会第66回大会 2022年9月
戦後一般教育の導入による大学教育の実際
吉岡 三重子
関東教育学会第69回大会発表 2021年11月
実務家教員の課題と展望―実務家教員養成課程における実践をふまえて―
吉岡 三重子
日本教育学会第78回大会 2019年8月
高等学校令施行後における高等学校改革の実際
吉岡 三重子
第62回教育史学会大会 2018年9月
高等学校令施行後における高等普通教育の変容
吉岡 三重子
第60回教育史学会大会 2016年10月
明治後期における高等学校改革構想―『高等普通教育』の制度化に着目して―
吉岡 三重子
第59回教育史学会大会 2015年9月
1930年代における高等学校の高等普通教育論議-教育審議会・大学制度(臨時)審査委員会を中心に-
吉岡 三重子
第74回日本教育学会大会 2015年8月
1918年高等学校令による高等学校の『高等普通教育』―大学予科教育からの転換に着目して―
吉岡 三重子
第58回教育史学会大会 2014年10月
七年制高等学校案の展開過程よりうかがえる『高等普通教育』の変容とその意味
吉岡 三重子
教育史学会第57回大会 2013年10月
戦前から戦後の日本の教養教育 ー高等普通教育による一般教育への影響ー
日本学術振興会 科学研究費助成事業
吉岡 三重子
2019年8月 - 2023年3月
課題番号:19K23349
配分額:1430000円 ( 直接経費:1100000円 、 間接経費:330000円 )
本研究は、戦後の新制大学で新しく導入された一般教育について、戦前の旧制高等学校や大学予科で行われていた高等普通教育と異なるものだったのか、異なるとすればどのような違いがあったのか、その一端を明らかにすることを目的とする。これまで一般教育は、米国の教育をモデルとした新しい教育とされてきたが、戦前にも旧制高等学校や大学予科において高等普通教育が教授されており、戦後、一般教育は戦前の旧制高等学校や大学予科を改編した組織によって担当されていた。また一般教育は、戦前の高等普通教育と同様に専門教育と対義的に捉えられ、新制大学の前期2年の教育として位置づけられていた。
2年目の当該年度においては、一般教育に関する報告書や一般教育に関する新制大学の資料を検討対象とし、一般教育がどのように理解され、受容されていたのかを明らかにすることを課題とした。一般教育の目的や方法、組織に関する研究および普及を行った一般教育委員会による報告書からは、戦前の高等普通教育および高等校育機関の教育の「欠陥」を「是正」することが主となる目的となっており、戦前の高等普通教育が十分に検討されていたわけではなかったことを明らかにした。また戦前、大学予科を有していた一橋大学の学生新聞『小平学報』では、一般教育の理念や戦前との違いが強調されていたが、実際には新しい教育方法がとられていたわけではなかったこと、また実際の教員組織や図書館等の設備では抜本的な授業内容の改編は難しいことなどが指摘されていた。
以上の研究成果については、今年度開催された関東教育学会第69回大会(オンライン開催)で発表した。そのほか、早稲田大学において資料調査を実施した。