2024/04/24 更新

写真b

オオクボ シン
大久保 心
OKUBO SHIN
*大学が定期的に情報更新している項目(その他は、researchmapの登録情報を転載)
所属*
コミュニティ福祉学部 コミュニティ政策学科
職名*
助教
学位
博士(社会学) ( 2022年12月   慶應義塾大学 )
研究キーワード
  • 教育格差

  • 子ども

  • 生活習慣

  • 生活時間

  • 社会階層

  • 社会化

  • 学内職務経歴*
    • 2024年4月 - 現在 
      コミュニティ福祉学部   コミュニティ政策学科   助教
     

    研究分野

    • 人文・社会 / 社会学

    • 人文・社会 / 教育社会学

    経歴

    • 2024年4月 - 現在 
      立教大学   コミュニティ福祉学部 コミュニティ政策学科   助教

      詳細を見る

    • 2023年1月 - 2024年3月 
      独立行政法人日本学術振興会   特別研究員PD

      詳細を見る

    • 2018年4月 - 2020年3月 
      日本学術振興会   特別研究員DC2

      詳細を見る

    学歴

    • 2017年4月 - 2022年9月 
      慶應義塾大学   社会学研究科 後期博士課程

      詳細を見る

    • 2015年4月 - 2017年3月 
      慶應義塾大学大学院   社会学研究科 修士課程

      詳細を見る

    • 2010年4月 - 2014年3月 
      筑波大学   社会・国際学群   社会学類

      詳細を見る

    受賞

    • 2023年12月  
      公益社団法人程ヶ谷基金  第14回(令和5年度)男女共同参画・少子化関連顕彰事業,論文の部 優秀賞  (論文「子どもの時間的社会化の研究」)
       
      大久保 心

      詳細を見る

    • 2021年6月  
      日本子ども社会学会  2021年度 研究奨励賞  (論文「私立幼稚園の選択が園外教育費に及ぼす効果:傾向スコアマッチングを用いた計量分析」)
       
      大久保心

      詳細を見る

    • 2018年6月  
      日本時間学会  第1回『時間学研究』最優秀論文賞  (論文「就学前教育で生じるタイムマネジメントの分析視点」)
       
      大久保 心

      詳細を見る

    論文

    • 子どもの生活時間の趨勢(1970-2020) 査読有り

      大久保 心

      時間学研究12   31 - 51   2021年12月

    • 時間意識と進学期待:中学生の時間厳守への注目 査読有り

      大久保 心

      理論と方法35 ( 2 ) 184 - 197   2020年9月

      詳細を見る

      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

      DOI: 10.11218/ojjams.35.184

      researchmap

    • 私立幼稚園の選択が園外教育費に及ぼす効果:傾向スコアマッチングを用いた計量分析 査読有り

      大久保 心

      子ども社会研究26   67 - 87   2020年6月

    • 就学前教育で生じるタイムマネジメントの分析視点 査読有り

      大久保 心

      時間学研究8 ( 0 ) 1 - 17   2017年

      詳細を見る

      記述言語:日本語   出版者・発行元:日本時間学会  

      本稿は,園児と保育者の相互作用で形成される就学前教育の生活時間に生じるタイムマネジメントを分析する視点の基礎的な構築を目的とする. まず,これまでのタイムマネジメントに関わる研究から時間厳守と時間調整について検討し,小学校教育と比較した就学前教育の時間的特徴を整理し,事例分析を行う意義を示す.次に,研究方法を提示し,認定こども園と保育所での質的調査のデータをもとにした分析を行う.データの分析を通じて,タイムマネジメントの分析を行うために園生活における〈時間の区切り〉に着目することで,就学前教育で保育者が細やかな配慮を行い,個々の園児の主体性を尊重しながら園児集団のまとまりも維持しようとしているという実態が明らかにされる.その結果は,家庭と学校を結ぶ位置にある就学前教育の時間的特徴が,その後の学校生活や社会生活に関わる効果と関連している可能性を示唆する.

      DOI: 10.20740/timestudies.8.0_1

      CiNii Article

      researchmap

    MISC

    講演・口頭発表等

    • いかなる少子化対策が未婚者の出生・結婚意欲を高めるか:要因配置実験による検証

      麦山亮太, 松田茂樹, 大久保心, 藤間公太, 余田翔平

      第76回数理社会学会大会(大阪大学)  2024年3月17日 

      詳細を見る

      開催年月日: 2024年3月16日 - 2024年3月17日

      記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

      researchmap

    • 高校進学格差のメカニズム:JLSCPの分析から

      大久保心

      日本教育社会学会第75回大会(弘前大学)  2023年9月10日 

      詳細を見る

      会議種別:口頭発表(一般)  

      researchmap

    • 再生産的/非再生産的な子どもの生活時間 招待有り

      大久保心

      日本子ども社会学会第29回大会(J:COM ホルトホール大分)  2023年6月3日 

      詳細を見る

      会議種別:ポスター発表  

      researchmap

    • 就学前における認知スキルと社会情動的スキル

      大久保 心

      日本子ども社会学会第26回大会(東京成徳大学)  2019年6月30日 

      詳細を見る

    • 小学生の睡眠パターンと学習姿勢

      大久保 心

      日本時間学会第11回大会(山口大学)  2019年6月8日 

      詳細を見る

    • 時間規律の社会化過程:ある認定こども園のルーティンの転換に着目して

      大久保 心

      日本教育社会学会第70回大会(佛教大学)  2018年9月4日 

      詳細を見る

    • 中高生の時間規律・時間管理が成績と進学期待に与える影響

      大久保 心

      日本時間学会第10回大会(千葉大学)  2018年6月9日 

      詳細を見る

    • 就学前教育における子どもの時間的社会化

      大久保 心

      日本教育社会学会第69回大会(一橋大学)  2017年10月21日 

      詳細を見る

    • 保育者のタイムマネジメントと保幼小接続

      大久保 心

      日本時間学会第9回大会(山口学芸大学)  2017年6月12日 

      詳細を見る

    • 就学前教育のタイムマネジメント:現場実践における〈社会的時間〉の事例検討から

      大久保 心

      慶應義塾大学人類学研究会2016年度修士論文発表会(慶應義塾大学)  2017年2月7日 

      詳細を見る

    • 園児と保育士の社会的時間とタイムマネジメント:就学前教育における発表会に向けた活動の検討から

      大久保 心

      日本社会学会第89回大会(九州大学)  2016年10月8日 

      詳細を見る

    • 就学前教育における社会的時間の形成:質的調査による園児と保育士の相互作用分析から

      大久保 心

      日本時間学会第8回大会(京都工芸繊維大学)  2016年6月11日 

      詳細を見る

      会議種別:口頭発表(一般)  

      researchmap

    • 就学前教育における食事と時間意識:認定こども園でのフィールドワークから

      大久保 心

      関東社会学会第64回大会(上智大学)  2016年6月5日 

      詳細を見る

      会議種別:口頭発表(一般)  

      researchmap

    ▼全件表示

    担当経験のある科目(授業)

    • 2024年4月 - 現在 
      社会調査実習 ( 立教大学 )

      詳細を見る

    • 2024年4月 - 現在 
      統計学入門 ( 立教大学 )

      詳細を見る

    • 2024年4月 - 現在 
      社会調査入門 ( 立教大学 )

      詳細を見る

    • 2024年4月 - 現在 
      基礎演習 ( 立教大学 )

      詳細を見る

    • 2023年9月 - 現在 
      社会階層論I ( 日本女子大学 )

      詳細を見る

    所属学協会

    共同研究・競争的資金等の研究

    • 子どもの生活時間と教育格差に関する基礎的研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      大久保 心

      詳細を見る

      2023年1月 - 2025年12月

      課題番号:22KJ1193

      担当区分:研究代表者 

      配分額:4420000円 ( 直接経費:3400000円 、 間接経費:1020000円 )

      2022年度の研究期間が2023年1月からの3か月間と短期間だったこともあり、学会報告や論文の投稿には至らなかった。しかし、内外の階層研究や貧困研究、生活時間研究に関する論文や書籍を整理、および社会調査データの二次分析を通じて、2023年度の研究の推進に向けた準備は十分に整えることができた。成果は大きく以下の2点として挙げられる。
      成果1:「放課後の生活時間調査,2013」(ベネッセ教育総合研究所)の二次分析を行い、小中学生の生活時間と成績格差との関連を探索的に検討した。記述的分析の結果、低階層かつ好成績、高階層かつ低成績の子どもの場合、低階層かつ低成績な子どもよりも教育的時間は長く、享楽的時間は短い傾向が見られた。また、それは小学生よりも中学生において顕著な傾向であった。この結果について、2月に開催された学外の研究会(2023年6月開催予定である日本子ども社会学会大会の企画に向けた研究会)にて報告を行い、学外の若手研究者との分野横断的な議論に至った。これらの成果をもとに、学術誌に投稿予定の論文を執筆中である。
      成果2:「放課後の生活時間調査,2013」の二次分析により、親が高学歴であるほど学校外学習時間が長く、テレビやゲーム、スマートフォンなどのスクリーンタイムが短い、という先行研究に整合的な結果が得られた。また、短時間の学校外学習時間、および長時間のスクリーンタイムの学業成績との負の関連も確認され、これも先行研究に整合的な結果だった。一方、「親学歴→学校外学習時間・スクリーンタイム→成績」というモデルにおいて、成績の階層間格差について生活時間の説明力は大きいとはいえないことが確認された。この点については、今後別のデータでも確認されるかを検討する予定である。

      researchmap

    • 生活時間・時間意識をめぐる子どもの語りと社会階層の関連

      慶應義塾大学  2021年度博士課程学生研究支援プログラム(研究科推薦枠) 

      大久保心

      詳細を見る

      2021年4月 - 2022年3月

      担当区分:研究代表者 

      researchmap

    • 子どもの社会化プロセスと階層:社会性の階層差に着目して

      慶應義塾大学  2020年度博士課程学生研究支援プログラム(研究科推薦枠) 

      大久保 心

      詳細を見る

      2020年4月 - 2021年3月

      researchmap

    • 子どもの成績・教育アスピレーションにおける時間的社会化の役割に関する研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 特別研究員奨励費 

      大久保 心

      詳細を見る

      2018年4月 - 2020年3月

      課題番号:18J11909

      配分額:1900000円 ( 直接経費:1900000円 )

      2018年度での研究成果は、(1)子どもが時間規律や時間調整を身につける過程、および(2)中学生の時間意識が成績や教育アスピレーションに与える影響についての2点に集約される。(1)は就学前教育施設(認定こども園Aと保育所Bの2園)での園児と卒園児の事例調査・分析、(2)はベネッセ教育総合研究所「放課後の生活時間調査,2013」の個票データの二次分析により明らかにした。その成果については以下の通りである。
      (1)については、就学前教育施設での観察調査から、時間厳守の身体化過程において、園児はそれぞれの生活の文脈に臨機応変に合わせることを学習する様子が明らかになった。結局、この点に就学後や就業後の時間規律や時間管理との密接なつながりを見出すことができると思われる。この結果は、学会発表(報告済)および論文投稿(査読中)に至った。就学前教育における、社会的な時間感覚の標準化役割の可能性が示唆される。さらに、保育所Bの卒園児の中高生5名への聞き取りの結果、「時間を守る」という意識は友人関係に依拠しており、自分のためという意識はあまりない。また、平日に比して、休日の生活時間の規則正しさは本人の学習意欲や進学志向が強く反映されるようであり、休日の生活時間のほうが階層性や学業との関連が強く反映される可能性がある。この結果は、次年度にて論文化する予定だ。
      (2)については、時間厳守の意識が高いほど、学習時間、勉強姿勢、成績、教育アスピレーションがプラスになりやすい傾向が明らかになった。時間厳守の態度は、中学生における学業や進学展望、友人関係と関連する一方で、親の学歴や世帯構造によりあまり影響されない傾向も明らかになった。つまり、学歴の世代的な再生産という格差の再生産を抑制する効果を、時間意識が担っている可能性がある。この結果は、学会報告(報告済)および論文投稿(査読中)に至った。

      researchmap

    • 子どもの時間的社会化:就学前教育のフィールド調査から

      慶應義塾大学  平成29年度博士課程学生研究支援プログラム(研究科推薦枠) 

      大久保 心

      詳細を見る

      2017年4月 - 2018年3月

      researchmap

    社会貢献活動

    • 現代日本の子どもと時間

      パネリスト

      山口大学時間学研究所  時間学公開学術シンポジウム2021 ―働き方・子育て・時間―(オンライン)  2021年6月19日

      詳細を見る

      種別:講演会

      researchmap

    その他

    • 専門社会調査士

      2020年10月
      -
      現在
       

      詳細を見る

     

    お問い合わせ先
    外部の方
    学内の方