研究者詳細
2025/05/27 更新
東欧史
ヨーロッパ史
ナショナル・インディファレンス
ナショナリズム
プラハ史
人文・社会 / ヨーロッパ史、アメリカ史 / チェコ史
プラハ造形芸術アカデミーの教授任命問題 招待有り 査読有り
中辻柚珠
「小さな国」からの問いかけ―チェコとスロヴァキア 歴史と文化 87 - 105 2025年4月
二〇世紀転換期プラハにおける芸術界とナショナリズム——マーネス造形芸術家協会を中心に 査読有り
中辻柚珠
史林104 ( 6 ) 1 - 35 2021年11月
《書評》Hudek, A., Kopeček, M., Mervart, J. (eds.) Czechoslovakism, New York, 2021 査読有り
佐藤ひとみ, 中辻柚珠
クァドランテ ( 25 ) 237 - 248 2023年3月
<動向・紹介>ナショナル・アイデンティティの歴史と方法論的ナショナリズム --新たな方法論の構築に向けた一考察--
中辻 柚珠
フェネストラ : 京大西洋史学報 ( 5 ) 18 - 22 2021年4月30日
タラ・ザーラ 著（三時眞貴子・北村陽子 監訳、岩下誠・江口布由子 訳）『失われた子どもたち―第二次世界大戦後のヨーロッパの家族再建』 招待有り
中辻 柚珠
女性とジェンダーの歴史8 ( 8 ) 31 - 33 2021年
歴史家ワークショップ―デジタル化時代における草の根的国際化 招待有り
市川佳世子, 中辻柚珠, 山本浩司
歴史学研究 ( 1000 ) 62 - 73 2020年9月
《書評》Maarten Van Ginderachter and John Fox (eds.): National Indifference and the History of Nationalism in Modern Europe
中辻柚珠
フェネストラ―京大西洋史学報3 2019年9月
《書評》A. Green and V. Viaene (eds.), Religious Internationals in the Modern World: Globalization and Faith Communities since 1750, Palgrave Macmillan, 2012 査読有り
中辻柚珠, 平野春花
史林101 ( 3 ) 2018年
チェコを知るための60章
薩摩, 秀登, 阿部, 賢一（ 担当： 分担執筆 , 範囲: 第14章 チェコ近代社会における芸術の制度化――ナショナルな対立の狭間で；第47章 チェコ近代芸術の発展――地域性の内外を往還しながら；コラム6 チェコ芸術界におけるミュシャ／ムハ）
明石書店 2024年3月 （ ISBN:9784750357041 ）
ナショナリズムとナショナル・インディファレンスー近現代ヨーロッパにおける無関心・抵抗・受容
マールテン=ヴァン・ヒンダーアハター, ジョン・フォックス, 金澤周作, 桐生裕子（ 担当： その他 , 範囲: トム・ヴルスハフル［中辻柚珠訳］「他のことで頭はいっぱい─19世紀ベルギーにおける国民文化プロジェクトの障害と限界」；ザカリー・ドルシャル［中辻柚珠訳］「ナショナル・インディファレンスとトランスナショナル企業─チェコの製靴会社バチャのパラダイム」；福元健之、中辻柚珠「《訳者解題》新しいナショナリズム研究への展望」）
ミネルヴァ書房 2023年6月
《合評会》M・ヴァン=ヒンダーアハター/J・フォックス編『ナショナリズムとナショナル・インディファレンス』を読む 招待有り
金澤周作, 中辻柚珠, 林孝洋, 濱口忠大, 村上亮, 谷口良生, 福元健之, 河合竜太
早稲田大学ナショナリズム・エスニシティ研究所 第18回研究会 2023年11月25日
チェコスロヴァキアにおける亡命ロシア知識人のネットワーク
中辻柚珠, 吉野浩司, 吉田耕平
第41回比較文明学会大会「混迷する世界と文明の未来～長崎で考える共生～」 2023年11月12日
前線のチェコ系芸術家たち―ハプスブルク帝国の存続と独立運動の狭間で 招待有り
中辻柚珠
広島史学研究会大会 2023年10月29日
第一次世界大戦下プラハにおける芸術家たちの自発的支援活動
中辻柚珠
第73回日本西洋史学会大会 2023年5月21日
Eliminating National Indifference in Prague Art World
Yuzu Nakatsuji
Kyoto University European History Seminar 2022年10月7日
プラハ芸術界のナショナル・インディファレンスを消す——ハプスブルク軍士官フランタ・アニーシュの事例
中辻柚珠
東欧史研究会 2022年度第2回例会 2022年7月23日
プラハ芸術界における戦争と建国の経験——マーネス造形芸術家協会を中心に
中辻柚珠
早稲田大学ナショナリズム・エスニシティ研究所 第2回WINE若手研究者研究発表会 2022年3月16日
Prague Modern Artists and Nationalism at the Turn of the Twentieth Century
Yuzu Nakatsuji
ICCEES 10th World Congress: Bridging National and Global Perspectives 2021年8月4日
ナショナル・インディファレンス研究が抱える混乱―課題と今後の展望
中辻柚珠
ナショナル・インディファレンス（national indifference）論を再考する 2020年7月18日 早稲田大学ナショナリズム・エスニシティ研究所
世紀転換期プラハ・モダニズムのナショナリズムへの応答
中辻柚珠
第87回西洋史読書会大会 2019年11月3日
Responses of the Czech Art World to the Rising Nationalism, c.1880-1918
中辻柚珠
5th Research Showcase 2018年2月
美術界のチェコ・ナショナリズムへの応答―マーネス造形芸術家協会を中心に
日本学術振興会 科学研究費助成事業
中辻 柚珠
2019年4月 - 2022年3月
課題番号：19J21071
配分額：3100000円 （ 直接経費：3100000円 ）
本研究は、ナショナリズムの利害がその他の利害との間に持った摩擦や協調関係に着目することで、ナショナリストのナラティヴに過剰に依拠したナショナリズム史の再考を目指すものである。事例として、プラハの「マーネス造形芸術家協会」（以下「マーネス協会」）というモダニスト団体の利害とナショナリズムの利害の間の関係性を扱っている。
2020年度の科研費については、新型コロナウイルス感染症の影響で繰越手続きを行ったため、ここでは2020年4月から2022年3月までの実績について報告する。
まず、2020年7月に早稲田大学ナショナリズム・エスニシティ研究所主催のオンライン・シンポジウム「ナショナル・インディファレンス（national indifference）論を再考する」に登壇した。ここでは、ナショナリズム研究の新たな方法論として近年注目されている「ナショナル・インディファレンス」についての議論を整理し、既存の研究の問題点と本理論の展望について述べた。この成果をもとに、本研究における方法論的立場を整理し、論稿「二〇世紀転換期プラハにおける芸術界とナショナリズム――マーネス造形芸術家協会を中心に」としてまとめ、査読雑誌『史林』に投稿した（104巻6号に掲載）。2020年9月から2021年6月にかけては、プラハのカレル大学で在外研究を行った。滞在中、プラハ市中央文書館に所蔵されているマーネス協会関連史料の収集にあたった。その他、2021年8月の中東欧研究国際学会での英語報告、2022年3月の早稲田大学ナショナリズム・エスニシティ研究所での口頭報告、『女性とジェンダーの歴史』8巻8号でのタラ・ザーラ『失われた子どもたち』の邦訳版の書評、『フェネストラ――京大西洋史学報』5号での「ナショナル・アイデンティティの歴史と方法論的ナショナリズム――新たな方法論の構築に向けた一考察」と題した研究動向論文の投稿が成果としてあげられる。
世紀転換期プラハ美術界のナショナリズムへの応答
講師
京都市教育委員会 京大研修2019―”勉強”から”研究”へ～私の学びの構築の仕方～ 2019年11月16日
バズる（？）アウトリーチのすすめ―公益性のある情報発信に向けて
企画
Historians' Workshop 2019年7月
