2024/10/07 更新

写真b

ノナカ ケンイチ
野中 健一
NONAKA Kenichi
*大学が定期的に情報更新している項目(その他は、researchmapの登録情報を転載)
所属*
文学部 史学科 超域文化学専修
文学研究科 超域文化学専攻 博士課程前期課程
文学研究科 超域文化学専攻 博士課程後期課程
職名*
教授
学位
理学博士 / 文学修士 ( 名古屋大学 ) / 博士(理学) ( 京都大学 ) / 博士(理学) ( 京都大学 )
連絡先
メールアドレス
研究テーマ*
  • 東南アジア、南部アフリカ、日本における人々の自然利用と認識、在来知識の形成を研究テーマとしている。特に身近な生き物の利用や相克に注目して、環境の多様性と変動性に対する人々の適応と文化の創出およびその活用について、地理学・生態人類学的方法による調査を行い、分析と考察を進めている。

  • 研究キーワード
  • 文化資源

  • 生き物

  • 民族生物学

  • 生態人類学

  • 環境地理学

  • 学内職務経歴*
    • 2007年4月 - 現在 
      文学部   史学科 超域文化学専修   教授
    • 2010年4月 - 現在 
      文学研究科   超域文化学専攻 博士課程前期課程   教授
    • 2010年4月 - 現在 
      文学研究科   超域文化学専攻 博士課程後期課程   教授
    • 2007年4月 - 2010年3月 
      文学研究科 地理学専攻博士課程前期課程   教授
    • 2007年4月 - 2010年3月 
      文学研究科 地理学専攻博士課程後期課程   教授
     

    研究分野

    • ライフサイエンス / 自然人類学

    • 人文・社会 / 地理学

    経歴

    • 2007年4月 - 現在 
      立教大学   文学研究科 超域文化学専攻博士課程前期課程   教授

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    • 2007年4月 - 現在 
      立教大学   文学研究科 超域文化学専攻博士課程後期課程   教授

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    • 2007年4月 - 現在 
      立教大学   文学部 史学科超域文化学専修   教授

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    • 2003年4月 - 2007年3月 
      文部科学省大学共同利用機関 総合地球環境学研究所研究部   助教授

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    • 1996年4月 - 2003年3月 
      三重大学人文学部   助教授

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    • 1994年4月 - 1996年3月 
      三重大学人文学部   講師

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    • 1993年4月 - 1994年3月 
      名古屋大学文学部   助手

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    • 1991年11月 - 1993年3月 
      北海道大学文学部   助手

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    学歴

    • - 1991年10月 
      名古屋大学   文学研究科   史学地理学専攻

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      国名: 日本国

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    • - 1989年3月 
      名古屋大学   文学研究科   史学地理学専攻

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      国名: 日本国

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    • - 1987年3月 
      名古屋大学   文学部

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      国名: 日本国

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    委員歴

    • 2005年4月 - 現在 
      生き物文化誌学会   評議員

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      団体区分:学協会

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    • 2004年4月 - 2005年3月 
      生き物文化誌学会   理事

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      団体区分:学協会

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    • 2004年4月 - 2005年3月 
      ヒトと動物の関係学会   理事

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      団体区分:学協会

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    • 2003年4月 - 2004年3月 
      生き物文化誌学会   常任理事

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      団体区分:学協会

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    受賞

    • 2008年11月  
      人文地理学会  人文地理学会賞 
       
      野中健一

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      受賞区分:国内外の国際的学術賞 

      受賞国:日本国

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    論文

    • Reviving the consumption of insects in Japan: the promising case of Vespula spp. wasps 査読有り

      Nonaka Kenichi

      Journal of insects as food and feed6 ( 1 ) 45 - 50   2020年

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 小さなジオラマで大きな世界をつく(作・創)る

      野中健一

      地理65 ( 3 ) 4 - 7   2020年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 鉄道模型レイアウトから人と自然の織りなす“ジオ”ラマへ

      野中健一

      地理65 ( 3 ) 8 - 14   2020年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • Reviving the consumption of insects in Japan: the promising case of Vespula spp. wasps 査読有り

      Nonaka Kenichi

      Journal of insects as food and feed6 ( 1 ) 45 - 50   2020年

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 小さなジオラマで大きな世界をつく(作・創)る

      野中健一

      地理65 ( 3 ) 4 - 7   2020年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 鉄道模型レイアウトから人と自然の織りなす“ジオ”ラマへ

      野中健一

      地理65 ( 3 ) 8 - 14   2020年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • ラオスの乾季の昆虫と昆虫食 招待有り

      野中健一

      昆虫と自然54 ( 3 ) 12 - 16   2019年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • ラオスの乾季の昆虫と昆虫食 招待有り

      野中健一

      昆虫と自然54 ( 3 ) 12 - 16   2019年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 森へ虫を摘みに-森林の昆虫食- 招待有り

      野中健一

      森林科学83   26 - 29   2018年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 森へ虫を摘みに-森林の昆虫食- 招待有り

      野中健一

      森林科学83   26 - 29   2018年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 地蜂が結ぶ愛知と島根の縁-「ヘボ」仲間の遠征旅行-

      野中健一

      E journal Geo12 ( 1 ) 124 - 132   2017年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 地蜂が結ぶ愛知と島根の縁-「ヘボ」仲間の遠征旅行-

      野中健一

      E journal Geo12 ( 1 ) 124 - 132   2017年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:公益社団法人 日本地理学会  

      DOI: 10.4157/ejgeo.12.124

      CiNii Article

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    • Are edible insects more or less ‘healthy’ than commonly consumed meats? A comparison using two nutrient profiling models developed to combat over-and undernutrition 査読有り

      C.L.R. Payne, Peter Scarborough, Mike Rayner, Kenichi Nonaka

      European Journal of Clinical Nutrition70   285 - 291   2016年

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:European Journal of Clinical Nutrition  

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    • Are edible insects more or less ‘healthy’ than commonly consumed meats? A comparison using two nutrient profiling models developed to combat over-and undernutrition 査読有り

      C.L.R. Payne, Peter Scarborough, Mike Rayner, Kenichi Nonaka

      European Journal of Clinical Nutrition70   285 - 291   2016年

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:European Journal of Clinical Nutrition  

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    • 熱帯農業と昆虫食-在来文化と欧米社会の注目- 招待有り

      野中健一

      熱帯農業研究8 ( 2 ) 67 - 70   2015年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • The mineral composition of five insects as sold for human consumption in Southern Africa 査読有り

      Payne C.L.R, Umemura Mitsutoshi, Dube Shadreck, Azuma Asako, Takenaka Chisato, Nonaka Kenichi

      African Journal of Biotechnology14 ( 31 ) 2443 - 2448   2015年

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 昆虫食の民族誌 招待有り

      野中健一

      生物科学66 ( 3 ) 177 - 189   2015年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 昆虫食の民族誌 招待有り

      野中健一

      生物科学66 ( 3 ) 177 - 189   2015年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本生物科学者協会 ; 1949-  

      CiNii Article

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    • The mineral composition of five insects as sold for human consumption in Southern Africa 査読有り

      Payne C.L.R, Umemura Mitsutoshi, Dube Shadreck, Azuma Asako, Takenaka Chisato, Nonaka Kenichi

      African Journal of Biotechnology14 ( 31 ) 2443 - 2448   2015年

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 熱帯農業と昆虫食-在来文化と欧米社会の注目- 招待有り

      野中健一

      熱帯農業研究8 ( 2 ) 67 - 70   2015年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本熱帯農業学会  

      DOI: 10.11248/nettai.8.67

      CiNii Article

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    • Wespen als leckerbissen in fernost [Black wasps and giant hornets: A harvest feast in central Japan]

      Payne C.L.R, Nonaka K

      Bugs magazine   2014年

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      記述言語:ドイツ語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 伝統的昆虫食と食文化-日本のハチの子食-

      野中健一

      昆虫と自然49 ( 13 ) 8 - 12   2014年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 昆虫食をテーマとした展覧会 伊丹市昆虫館企画展「昆 虫食〜ごはんやでぇ」開催報告

      坂本昇, 角正美雪, 野中健一

      伊丹市昆虫館研究報告2   27 - 40   2014年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • “山に逃げろ”となぜ言えた?-東北大震災直後の気仙小学校校長の状況判断と意思決定の背景を探る- 査読有り

      野中健一, 管野祥一郎

      史苑74 ( 2 ) 39 - 48   2014年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:立教大学史学会  

      DOI: 10.14992/00009126

      CiNii Article

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      その他リンク: http://id.nii.ac.jp/1062/00009126/

    • “山に逃げろ”となぜ言えた?-東北大震災直後の気仙小学校校長の状況判断と意思決定の背景を探る- 査読有り

      野中健一, 管野祥一郎

      史苑74 ( 2 ) 39 - 48   2014年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:立教大学史学会  

      DOI: 10.14992/00009126

      CiNii Article

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      その他リンク: http://id.nii.ac.jp/1062/00009126/

    • 昆虫食をテーマとした展覧会 伊丹市昆虫館企画展「昆 虫食〜ごはんやでぇ」開催報告

      坂本昇, 角正美雪, 野中健一

      伊丹市昆虫館研究報告2   27 - 40   2014年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 伝統的昆虫食と食文化-日本のハチの子食-

      野中健一

      昆虫と自然49 ( 13 ) 8 - 12   2014年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:ニューサイエンス社  

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    • Wespen als leckerbissen in fernost [Black wasps and giant hornets: A harvest feast in central Japan]

      Payne C.L.R, Nonaka K

      Bugs magazine   2014年

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      記述言語:ドイツ語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 昆虫食と食用昆虫—新たな食物資源としての可能性- 招待有り

      野中健一

      食品と科学55 ( 10 ) 14 - 21   2013年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 村人と調査者との共感形成による在地の知識の再認識-ラオス、ドンクワイ村の事例−

      野中健一

      E-journal8 ( 1 ) 34 - 47   2013年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 木を「生かす」・森に「生きる」-岐阜県付知町における林業と地理学の協働による山村生活への付加価値作りと活動実践-

      野中健一, 牧野義則

      地域イノベーション5 ( 5 ) 43 - 56   2013年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:法政大学地域研究センター  

      本報告は、林業業者と地理学者との協働により岐阜県 付知町で取り組んできた、小屋作り、森の資源活用、木の価値の再発見の事例を述べる。森林と山村地域の持続へ向けた「もの作り」「森林文化の再発見」「市民の共感作 り」をテーマに、木材と森林に関わる暮らしへの付加価値作りの実践例を報告する。そして、生産者と研究者の実践活動における両者の立ち位置を生かした協働による文化資源化を提案する。This report discusses case studies involving hut making, forest resource utilization, and the rediscovery of the value of trees made possible through the cooperative efforts of forestry workers and geographers in Tsukechi-cho, Gifu prefecture. These initiatives were based on themes such as "making things", "rediscovering woodland cultures", and "creating empathy among citizens". The authors propose that the creation of added value for lifestyles connected with wood and woodlands through making things and the food culture should be considered as the creation of cultural resources to promote sustainability in woodlands and mountain village areas.

      CiNii Article

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      その他リンク: http://hdl.handle.net/10114/8052

    • 木を「生かす」・森に「生きる」-岐阜県付知町における林業と地理学の協働による山村生活への付加価値作りと活動実践-

      野中健一, 牧野義則

      地域イノベーション5 ( 5 ) 43 - 56   2013年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:法政大学地域研究センター  

      本報告は、林業業者と地理学者との協働により岐阜県 付知町で取り組んできた、小屋作り、森の資源活用、木の価値の再発見の事例を述べる。森林と山村地域の持続へ向けた「もの作り」「森林文化の再発見」「市民の共感作 り」をテーマに、木材と森林に関わる暮らしへの付加価値作りの実践例を報告する。そして、生産者と研究者の実践活動における両者の立ち位置を生かした協働による文化資源化を提案する。This report discusses case studies involving hut making, forest resource utilization, and the rediscovery of the value of trees made possible through the cooperative efforts of forestry workers and geographers in Tsukechi-cho, Gifu prefecture. These initiatives were based on themes such as "making things", "rediscovering woodland cultures", and "creating empathy among citizens". The authors propose that the creation of added value for lifestyles connected with wood and woodlands through making things and the food culture should be considered as the creation of cultural resources to promote sustainability in woodlands and mountain village areas.

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      その他リンク: http://hdl.handle.net/10114/8052

    • 村人と調査者との共感形成による在地の知識の再認識-ラオス、ドンクワイ村の事例−

      野中健一

      E-journal8 ( 1 ) 34 - 47   2013年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:The Association of Japanese Geographers  

      本研究は,長期・多人数の滞在型現地調査に対する地理学的な学術成果を,いかにして村・村民に還元するのか,ラオスでの村落調査で実践した写真集制作と展示施設の制作事例について報告する.そして,それらの提示する村の暮らしを研究者や外来者との対話のプラットフォームとして活用することにより,住民の知識の価値を共感でもって見出し,村人自身の再認識に役立てることに地理学知を活用することを提案する.

      DOI: 10.4157/ejgeo.8.34

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    • 昆虫食と食用昆虫—新たな食物資源としての可能性- 招待有り

      野中健一

      食品と科学55 ( 10 ) 14 - 21   2013年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:食品と科学社  

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    • パプアニューギニア・クラインビット村における食材と村人の毛髪中の微量元素

      竹中千里, 梅村光俊, 世良耕一郎, 野中健一

      NMCC共同利用研究成果報文集1919   191 - 196   2012年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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    • 研究成果の現地還元としての展示制作—ラオス、ドンクワーイ・ヴィエンチャン平野の暮らし博物館の事例

      坂本昇, 野中健一, 柳原望, シビライ・センドゥアン, イサラー, ヤーナターン, 岡本耕平

      博物館学雑誌38 ( 1 ) 45 - 58   2012年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:全日本博物館学会  

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    • 地理学者の地理学 ―岩田修二の地理学的思考の原風景―

      野中健一

      立教大学観光学部紀要14   99 - 120   2012年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • Food-use of insects in livelihood and its regional distribution in Japan

      Kenichi Nonaka

      Promotion of underutilized food resources for food security in Asia and the Pacific   63 - 70   2012年

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

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    • 地理学者の地理学 ―岩田修二の地理学的思考の原風景―

      野中健一

      立教大学観光学部紀要14   99 - 120   2012年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:立教大学  

      DOI: 10.14992/00006321

      CiNii Article

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      その他リンク: http://id.nii.ac.jp/1062/00006321/

    • 研究成果の現地還元としての展示制作—ラオス、ドンクワーイ・ヴィエンチャン平野の暮らし博物館の事例

      坂本昇, 野中健一, 柳原望, シビライ・センドゥアン, イサラー, ヤーナターン, 岡本耕平

      博物館学雑誌38 ( 1 ) 45 - 58   2012年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:全日本博物館学会  

      CiNii Article

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    • パプアニューギニア・クラインビット村における食材と村人の毛髪中の微量元素

      竹中千里, 梅村光俊, 世良耕一郎, 野中健一

      NMCC共同利用研究成果報文集1919   191 - 196   2012年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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    • Food-use of insects in livelihood and its regional distribution in Japan

      Kenichi Nonaka

      Promotion of underutilized food resources for food security in Asia and the Pacific   63 - 70   2012年

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

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    • アジアの昆虫食-稲作との結びつきから-

      野中健一

      人と自然3   2 - 5   2011年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • ラオス北部ルアンナムター県ファイダム村における食材と村人の毛髪中の微量元素

      竹中千里, 梅村光俊, 世良耕一郎, 野中健一

      NMCC共同利用研究成果報文集1818   77 - 82   2011年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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    • サゴとサゴに付随する多様な生物資源利用-パプア ニューギニア・東セピック州クラインビット村の事例-

      野中健一, 新本万里子, 熊谷圭知

      Sago Palm19 ( 1 ) 44 - 45   2011年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • サゴとサゴに付随する多様な生物資源利用-パプア ニューギニア・東セピック州クラインビット村の事例-

      野中健一, 新本万里子, 熊谷圭知

      Sago Palm19 ( 1 ) 44 - 45   2011年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • ラオス北部ルアンナムター県ファイダム村における食材と村人の毛髪中の微量元素

      竹中千里, 梅村光俊, 世良耕一郎, 野中健一

      NMCC共同利用研究成果報文集1818   77 - 82   2011年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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    • アジアの昆虫食-稲作との結びつきから-

      野中健一

      人と自然3   2 - 5   2011年

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • Agency, Opportunity and Risk: Commercializaion and Human-nature Relationships in Laos 査読有り

      Kono Yasuyuki, Nathan Badenoch, Tomita Shinsuke, Linkham Douangvanth, Nonaka Kenichi

      Tonan Ajia Kenkyu47 ( 4 ) 365 - 373   2010年3月

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • Construction of an Asian Model for Sustainable Resource Use in Estuarine and Coastal Regions

      Nonaka Kenichi

      Kakoken International symposium proceedings   149 - 162   2010年3月

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

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    • Human-Insect Relationships in Japan

      Kenichi Nonaka

      International Seminar on the environmentalhistories of Europe and Japan Proceedings   149 - 160   2010年

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

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    • Human-Insect Relationships in Japan

      Kenichi Nonaka

      International Seminar on the environmentalhistories of Europe and Japan Proceedings   149 - 160   2010年

      詳細を見る

      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

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    • Feasting on insects 招待有り 査読有り

      Kenichi Nonaka

      Entomological Research39 ( 5 ) 304 - 312   2009年9月

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

      Insects are an important natural resource, both for self-sufficiency and as commercial food products in many parts of the world. The use of edible insects reflects regional preferences and socio-cultural significance, which can be described in terms of regional differences. This study describes some edible insects in three regions: Japan, Southeast Asia and Southern Africa, and focuses on systems of traditional practices as the socio-cultural implications of people's preferences regarding edible insects. The case studies presented here describe such insect-related customs as the continuation of the traditional practice of insect eating in Japan, Southeast Asia and Southern Africa. These case studies describe the uniqueness or special characteristics of the custom, and the significance of its existence in the social sphere. Edible insects are regarded as cultural resources reflecting a rich biodiversity. They represent an alternative source of natural food resources in remote or mountainous areas. People who eat insects have established a broad variety of methods for collecting and cooking the rich diversity of edible insect species that are available. However, increases in demand could lead to competition and overexploitation, resulting in the future decline of these resources. In areas affected by overdevelopment, insect habitats are also likely to decline. It is necessary to raise people's awareness of the importance of the use of insects for food in order to ensure that insects are used in a sustainable manner, and to promote their proper use and conservation. © 2009 The Entomological Society of Korea and Blackwell Publishing Asia Pty Ltd.

      DOI: 10.1111/j.1748-5967.2009.00240.x

      Scopus

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    • More Feared than Revered: Insects and their Impact on Human Societies (with some Specific Data on the Importance of Entomophagy in Laotian Setting)(共著) 査読有り

      Meyer-Rochow, V.B, K. Nonaka, B. Somkhit

      Entomology Heute20   3 - 25   2008年11月

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

      CiNii Article

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    • Resource use in wetland and paddy field in Vientiane Plain, Lao PDR 査読有り

      Kenichi Nonaka

      Tropics17 ( 4 ) 325 - 334   2008年10月

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:JAPAN SOCIETY OF TROPICAL ECOLOGY  

      This paper describes how the people utilize the diversified natural resources for their living and form subsistence activities connected with seasonal change. The connection of subsistence activities as well as land use and habitat is also focused on. Various subsistence activities and land use in the wetland of Lao PDR are characterized by rice farming and paddy fields. The village and land use are formed on the basis of rice cultivation. The paddy fields and their surroundings are regarded as the ecotone where creatures live in dependence on the environment in which rice growing takes place. With rice, water, trees, and wild animals and plants, the paddies in our research area have complex ecological characteristics.

      DOI: 10.3759/tropics.17.325

      CiNii Article

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      その他リンク: https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00329476821?from=CiNii

    • Indigenous Pigs Growing on Nora Land in Okinawa, Japan 査読有り

      kenichi Nonaka, Masaru Takada

      史苑68 ( 3 ) 110 - 117   2008年3月

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 雨降ればカエル、水引けばバッタ-天水田と生物利用 (共著)

      野中健一, 池口明子

      地理51 ( 12 ) 50 - 55   2006年11月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • 生き物は環 わくわく生き物地理学第9回

      野中 健一

      地理 51-2   92 - 95   2006年2月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • サルにあいに わくわく生き物地理学第6回

      野中 健一

      地理 50-11   86 - 89   2005年11月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • Harvesting of insects in South Africa and Japan-Indigenous Knowledge in the Class room.

      野中 健一

      Online Magazine Science in Africa   2005年8月

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • Subsistence Complex and Diversified Resource Use in Xaythani District

      野中 健一

      (不明)   411 - 414   2005年7月

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • わくわく生き物地理学

      野中 健一

      地理 50-6   14 - 16   2005年6月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • 刺されても好きなヒト わくわく生き物地理学第1回

      野中 健一

      地理 50-6   17 - 20   2005年6月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • 虫を食べる文化-自然への態度

      野中 健一

      科学 75-1   60 - 61   2005年1月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • 犬の散歩と地域社会

      野中 健一

      ヒトと動物の関係学会誌 14   37 - 43   2004年8月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • ブンとノン-水と生き物のミクロダイナミズム

      野中 健一

      (不明)   227 - 230   2004年6月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • ズブズブ班の概要

      野中 健一

      (不明)   206 - 213   2004年6月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • 人と生き物が作り出す関係の諸側面-フィリピン・カオハガン島の事例

      野中 健一

      三重大学人文学部 人文論叢 20   133 - 143   2003年3月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • 大学と小学校をつなぐために-小学校生活科授業体験から-

      野中 健一

      三重大学共通教育機構 大学教育研究 11   81 - 88   2003年3月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • 今時の課題レポートを考える-人文科学による知性の教育へ向けて-

      野中 健一

      三重大学共通教育機構 大学教育研究 11   89 - 97   2003年3月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • 生命の文化化”とリアリティを生かした戦略-伊勢から関西都市圏への鮮魚店の進出

      野中 健一

      三重県高等教育機関連絡会議研究報告書 伊勢湾地域の総合的利用と保全-人文科学からみた伊勢湾-   5 - 14   2002年3月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • "生きもの”からみるモンスーンアジアの人間-ベトナムのフィールドワークから地理学的展望-

      野中 健一

      三重大学人文学部 人文論叢 19   191 - 216   2002年3月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • 多人数受講生を生かしたセミナーの開講-ため池プロジェクトの事例-

      野中 健一

      三重大学共通教育機構 大学教育研究 10   29 - 36   2002年3月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • 楽しむことからはじめてみよう-音楽を取り上げてみた研究総論-

      野中 健一

      三重大学人文学部 人文社会教育研究 3   2002年3月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • インドネシア、セラム島・サフラウ村における生物資源利用

      人文論叢 ( 18 ) 161-172   2001年4月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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    • Bio-resource Use in Sahulan Village of Seram Island, Indonesia

      Jinbun Ronso ( 18 ) 161-172   2001年4月

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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    • 中央カラハリ沙漠の定住化した狩猟採集民の食物利用活動

      人文論叢 ( 17 ) 43-57   2000年4月

      詳細を見る

      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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    • 「地域研究から久間」研究へ向けて-「ハイブリッド地理学」から考える三重の可能性-

      トリオ ( 1 ) 12-17   2000年4月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • ベトナム北部における干潟の水産小動物利用

      動物考古学 ( 14 ) 55-68   2000年4月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 国境を越えるチョウ

      インセクタリウム37 ( 9 ) 10-14   2000年4月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • Food Use Activity of Settled Hunter-gatherers in the Central Kalahari Desert

      JINBUN RONSO ( 17 ) 43-57   2000年4月

      詳細を見る

      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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    • Zoobenthos Resource-use in Northern Viet Nam

      Zoo-archaeology ( 14 ) 55-68   2000年4月

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • Butterfly trade across the border

      Insectarum37 ( 9 ) 10-14   2000年4月

      詳細を見る

      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • 定住化した中央カラハリ砂漠の狩猟採集民の日常生活活動:資料

      人文論叢16   191-211   1999年4月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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    • 闘うカブトムシ -北タイのカブトムシ・レスリング

      インセクタリウム36   10-13   1999年4月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • 東南アジア大陸部における農業の変貌

        26   54-61   1999年4月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • 人文学部専門教育科目におけるフィールドワークの実践の意義

      大学教育研究 ( 7 ) 69-73   1999年4月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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    • ラオスの農業と農民生活

      熱帯農業43 ( 2 ) 115-121   1999年4月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • インドネシア,スラウェシ・マルク地方のサゴヤシのオサゾウムシ食慣行

      サゴパーム7 ( 1 ) 8-14   1999年4月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • The Daily Activities of the settled Hunter-Gathers in the Central Kalahari Desert : A Data Book

      JINBUN RONSO16   191-211   1999年4月

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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    • Fighting Beetles -Beetle-Wrestring in Northern Tailand

        36   10-13   1999年4月

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • Agriculture and Village Life in Laos

      Japanese Journal of Tropical Agriculture43 ( 2 ) 115-121   1999年4月

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • Entomophagy of Sago weevil (┣DBRhynchophorus ferrugineus(/)-┫DB) in slawesi and Maluku District in Eastern Indonesia

      SAGO PALM7 ( 1 ) 8-14   1999年4月

      詳細を見る

      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 自然を味わう -ハチの子の味わい方と村おこしへの活用-

      人文論叢 ( 15 ) 141-154   1998年4月

      詳細を見る

      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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    • 大学共通教育科目における野外科学の可能性 -「安濃川における人と自然のかかわり」セミナーから-

      大学教育研究-三重大学授業研究交流誌- ( 6 ) 13-22   1998年4月

      詳細を見る

      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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    • 新入生に対するより良いレポート作成指導に向けて -オリエンテーションセミナーでの実践から-

      大学教育研究 -三重大学授業研究交流誌- ( 6 ) 45-50   1998年4月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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    • Tasting Blackish Hornet and Its Practical Use For the Village Reneissance

      JINBUN RONSO ( 15 ) 141-154   1998年4月

      詳細を見る

      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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    • 中央カラハリ砂漠のグイ・ガナ=ブッシュマンの食生活における昆虫食の役割

      アフリカ研究 ( 50 ) 81-99   1997年4月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • The Role of Edible Insects in the Dietary Life of the "1 Gui" and "11 Gana" San in the Central Kalahari Desert

      Africa-Kenkyu ( 50 ) 81-99   1997年4月

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • Ethnoentomology of the Central Kalahari San

      African Study Monographs ( 22 ) 29-46   1996年4月

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      記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 八重山地方における人とカタツムリとのかかわり

      国立歴史民族博物館紀要 ( 61 ) 273-286   1995年4月

      詳細を見る

      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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    • 沖縄県八重山諸島および宮古諸島における内陸食用小動物

      名古屋大学文学部研究論集 ( 119 ) 169-181   1994年4月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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    • グウィ,ガナブッシュマンの狩猟道具と狩猟技術

      動物考古学 ( 3 ) 1-19   1994年4月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 大学生の原風景にみる生活環境の中の自然

      環境教育3 ( 1 ) 2-18   1993年4月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 「クマ」に挑む人々-オオスズメバチハンティングとその食用慣行

      列島の文化史 ( 8 ) 77-104   1992年4月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)  

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    • 長良川流域における淡水魚介類の漁撈と食用

      地理学評論64 ( 4 ) 244-264   1991年4月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    • 中部地方におけるクロスズメバチ食慣行とその地域差

      人文地理41 ( 3 ) 82-96   1989年4月

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      記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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    MISC

    書籍等出版物

    • 日本の食文化 第4巻 魚と肉

      藤井弘章( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 昆虫食―山里のたんぱく源―)

      吉川弘文館  2019年  ( ISBN:4642068392

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • 食と農のフィールドワーク入門

      荒木一視, 林紀代美( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 食文化・昆虫食に焦点を当ててみよう)

      昭和堂  2019年  ( ISBN:4812218098

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • フィールドワークの安全対策

      澤柿教伸, 野中健一, 椎野若菜( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 大学院生のための「フィールドワークの安心安全」支援)

      古今書院  2019年  ( ISBN:4772271309

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • L'animal nourricier

      Jane Cobbi( 担当: 分担執筆 ,  範囲: Delightful insects and their use as food in Asian culture - A merger of human world and the natural environment)

      Editions L'Harmattan  2018年  ( ISBN:2343136866

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      記述言語:フランス語 著書種別:学術書

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    • あるはずのない鉄道

      野中健一( 担当: 単著)

      たまさや  2017年 

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      記述言語:日本語 著書種別:一般書・啓蒙書

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    • 五感/五環 文化が生まれるとき

      阿部健一( 担当: 分担執筆 ,  範囲: アジアの昆虫食 稲作との結びつきから)

      昭和堂  2015年  ( ISBN:4812215064

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • 自然と人間の環境史

      宮本真二, 野中健一( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 人はいかにして住まうか)

      海青社  2014年  ( ISBN:4860992717

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • 自然と人間の環境史

      宮本真二, 野中健一( 担当: 共編者(共編著者) ,  範囲: 砂漠に住まう−カラハリ狩猟採集民の居住地選択と決定)

      海青社  2014年  ( ISBN:4860992717

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • 資源と生業の地理学

      横山智( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 自然を取り込む−日記法によるラオス3地域の野生食物摂取の比較-)

      海青社  2014年  ( ISBN:4860992741

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • 文化昆虫学事始め

      三橋淳, 小西正泰( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 食文化としての昆虫食)

      創森社  2014年  ( ISBN:4883402916

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • 干潟の自然と文化

      山下博由, 李善愛( 担当: 分担執筆 ,  範囲: ホシムシはおいしい)

      東海大学出版部  2014年  ( ISBN:4486020545

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • 民族小辞典 食

      新谷尚紀, 関沢まゆみ( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 「いなご」「蜂の子」)

      吉川弘文館  2013年  ( ISBN:4642080872

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      記述言語:日本語 著書種別:事典・辞書

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    • 生き物文化の地理学

      池谷和信( 担当: 分担執筆 ,  範囲: イヌの飼育が作り出す社会空間のとらえ方とその活用)

      海青社  2013年  ( ISBN:4860992725

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • 食べられる生きものたち 世界の民族と食文化48

      月刊みんぱく編集部( 担当: 分担執筆 ,  範囲: くさいかおいしいか、「キュー」な食べ物:カメムシ)

      丸善出版  2012年  ( ISBN:4621085662

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      記述言語:日本語 著書種別:一般書・啓蒙書

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    • 歴史と環境

      溝口常俊, 阿部康久, 服部亜由未, 富田啓介, 中川秀一, 池口明子, 李善愛, 野中健一( 担当: 分担執筆 ,  範囲: パプアニューギニア・セピック川流域のカプリマンにおける漁労活動)

      花書院  2012年  ( ISBN:4905324459

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • Donkhuai water-buffalo forests

      Nonaka Kenichi( 担当: 単著)

      Tamasaya  2010年 

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      記述言語:英語 著書種別:一般書・啓蒙書

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    • 社会環境学の世界

      竹内恒夫, 溝口常俊, 川田稔, 高村ゆかり( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 環境地理学)

      日本評論社  2010年  ( ISBN:4535556121

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • Edible Forest Insects: Humans Bite Back!!

      Durst Johnson Leslie, Shono( 担当: 分担執筆 ,  範囲: Cultural and Commercial Roles of Edible Wasps in Japan)

      FAO  2010年  ( ISBN:9251064881

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      記述言語:英語 著書種別:学術書

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    • An encyclopedia of |Gui and ||gana culture andsociety

      Tanaka J, Augawara K( 担当: 分担執筆 ,  範囲: ant, dune, dung beetle, honey, invertebrate, scorpion, termite)

      Kyoto University  2010年 

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      記述言語:英語 著書種別:その他

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    • 地球環境学事典

      総合地球環境学研究所( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 昆虫食)

      世界思想社  2010年  ( ISBN:4335750137

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      記述言語:日本語 著書種別:事典・辞書

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    • An Illustrated Eco-history of the Mekong River Basin

      Tomoya Akimichi( 担当: 分担執筆 ,  範囲: Remote Seasonal Cottages)

      White Lotus  2009年9月1日  ( ISBN:9744801492

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      記述言語:英語 著書種別:学術書

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    • An Illustrated Eco-history of theMekong River Basin

      Tomoya Akimichi( 担当: 分担執筆 ,  範囲: Eating Insects)

      White Lotus  2009年9月1日  ( ISBN:9744801492

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      記述言語:英語 著書種別:学術書

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    • タイ事典

      日本タイ学会( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 昆虫食)

      めこん  2009年9月1日  ( ISBN:4839602263

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      記述言語:日本語 著書種別:事典・辞書

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    • 人と動物の日本史3 動物と現代社会

      菅豊( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 食虫の愉悦)

      吉川弘文館  2009年3月1日  ( ISBN:4642062777

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • 昆虫食先進国ニッポン

      野中健一( 担当: 単著)

      亜紀書房  2008年12月24日 

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • 人文資料学の現在 Ⅱ

      菅谷憲興( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 文化環境学における資料-食を対象としたフィールドワークとその分析視点)

      春風社  2008年9月  ( ISBN:4861101638

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • Local Environmental Movements: A Comparative Study of the United States and Japan

      Pradyumna P. Karan, Unryu Suganuma( 担当: 分担執筆 ,  範囲: The Efforts of Japan’s Citizens and Non-Governmental Organizations (NGO) to Maintain People-Wildlife Relations in Rural Japan: A Case Study Concerning Monkeys in Mie Prefecture)

      The University Press of Kentucky  2008年7月25日  ( ISBN:0813124883

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      記述言語:英語 著書種別:学術書

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    • 生業の生態史

      河野泰之( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 五感の食生活)

      弘文堂  2008年5月16日  ( ISBN:4335520115

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • 生業の生態史

      河野泰之( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 耕耘機で森を“食べる”)

      弘文堂  2008年5月16日  ( ISBN:4335520115

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • くらしと身体の生態史

      阿部健一( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 食と栄養転換)

      弘文堂  2008年5月16日  ( ISBN:4335520131

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • 人と魚の自然史―母なるメコン河に生きる

      秋道智彌, 黒倉寿( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 平野の暮らしと魚:ラオス・ビエンチャン平野の村から)

      世界思想社  2008年3月31日  ( ISBN:4790713245

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • ヴィエンチャン平野の暮らし

      野中健一( 担当: 編集)

      めこん  2008年3月20日 

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • The Biodiversity of Edible Insects in Vientiane

      Nonaka Kenichi, Sibilay S, Boulidam S( 担当: 共著)

      RHIN  2008年 

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      記述言語:英語 著書種別:学術書

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    • 資源人類学8 資源とコモンズ

      秋道智彌( 担当: 分担執筆 ,  範囲: サルはだれのものか―三重県における猿害に対する人びとの意識と対処行動)

      弘文堂  2007年12月15日  ( ISBN:4335510985

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • Sensi/able Spaces

      Edward H. Huijbens, Olafur Pall Jonsson( 担当: 分担執筆 ,  範囲: The Use of Geographical Illustration in Representing the Relationship between People and the Environment)

      Cambridge Scholars Press  2007年10月1日  ( ISBN:1847183239

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      記述言語:英語 著書種別:学術書

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    • 虫食む人々の暮らし

      野中健一( 担当: 単著)

      NHK出版  2007年8月30日 

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      記述言語:日本語 著書種別:一般書・啓蒙書

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    • 図録メコンの世界

      秋道智彌( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 出作り小屋)

      弘文堂  2007年3月  ( ISBN:4335561148

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • 図録メコンの世界

      秋道智彌( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 昆虫食)

      弘文堂  2007年3月  ( ISBN:4335561148

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • HEBO Yellow jackets: from the fields to the dinner table A delightful culinary experience

      Nonaka Kenichi( 担当: 単著)

      Tamasaya  2007年 

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      記述言語:英語 著書種別:一般書・啓蒙書

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    • The Biodiversity of Vegetables in Vientiane

      Haruo S, Ikeguchi A, Nonaka Kenichi( 担当: 共編者(共編著者))

      RHIN  2007年 

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      記述言語:英語 著書種別:学術書

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    • わくわく生き物地理学

      野中健一( 担当: 編集)

      たまさや  2006年2月 

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      記述言語:日本語 著書種別:その他

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    • 民族昆虫学-昆虫食の自然誌-

      野中 健一( 担当: 単著)

      東京大学出版会  2005年11月 

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      記述言語:日本語 著書種別:その他

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    • 野生のナヴィゲーション-民族誌から空間認知の科学へ-

      野中 健一( 担当: 編集)

      古今書院  2004年10月 

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      記述言語:日本語 著書種別:その他

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    • ノマッド

      野中 健一( 担当: 共著 ,  範囲: カラハリ狩猟採集民の日常生活)

      昭和堂  2004年3月 

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      記述言語:日本語 著書種別:その他

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    • 環境地理学-<自然と人間>関係学をめざして

      野中 健一, 朴恵淑( 担当: 共著)

      昭和堂  2003年8月 

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      記述言語:日本語 著書種別:その他

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    • 農村空間の研究(下)

      野中 健一( 担当: 共著 ,  範囲: ブッシュマンの子どもの手描き地図)

      大明堂  2003年3月 

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      記述言語:日本語 著書種別:その他

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    • 循環型社会における「食」と「農」

      野中 健一( 担当: 共著 ,  範囲: アジア・アフリカの食材から考える「生命の文化化」と「生命のネットワーク」)

      三重大学出版会  2002年10月 

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      記述言語:日本語 著書種別:その他

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    • 総合科目・食と農

      石田正昭( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 東南アジア・アフリカ・日本の食材から考える“生命の文化化”と“生命のネットワーク”)

      三重大学出版会  2002年 

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • カラハリ狩猟採集民

      田中二郎( 担当: 分担執筆 ,  範囲: ブッシュマン百虫譜(1)-生活の中の虫との関わり-)

      京都大学学術出版会  2001年  ( ISBN:4876983259

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      記述言語:日本語 著書種別:学術書

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    • 日本民俗大辞典(下)

      福田アジオ, 湯川 洋司, 中込 睦子, 新谷 尚紀, 神田 より子, 渡辺 欣雄( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 「とんぼ」「はちのこ」)

      吉川弘文館  2000年3月1日  ( ISBN:4642013334

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      記述言語:日本語 著書種別:事典・辞書

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    • 日本民俗大辞典(上)

      福田アジオ, 湯川 洋司, 中込 睦子, 新谷 尚紀, 神田 より子, 渡辺 欣雄( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 「あぶ」「いなご」)

      吉川弘文館  1999年9月1日  ( ISBN:4642013326

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      記述言語:日本語 著書種別:事典・辞書

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    • 川はだれのものか -長良川漁業の一世紀

      野中健一( 担当: その他)

      自然はだれのものか  1999年4月 

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      記述言語:日本語 著書種別:その他

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    • 総合科目・食と農

      石田正昭( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 日本の雑穀食文化)

      三重大学出版会  1998年10月  ( ISBN:4944068271

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      記述言語:日本語 著書種別:その他

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    Works(作品等)

    • メコン河集水域における自然と文化の相互関係にかんする生態史的総合研究 その他

      1999年4月
      -
      現在

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      作品分類:その他  

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    • 東南アジアの海域世界における環境利用とその現代的変容に関する研究 その他

      1994年4月
      -
      1996年4月

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      作品分類:その他  

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    • 変容するカラハリ狩猟採集民サンの生態と社会に関する人類的研究 その他

      1993年4月
      -
      1995年4月

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      作品分類:その他  

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    共同研究・競争的資金等の研究

    • 昆虫嫌いはなぜ起こるのか?原因解明と学習環境のデザインの開発

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      吉澤 樹理, 野中 健一

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      2022年4月 - 2027年3月

      課題番号:22K02670

      配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )

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    • リンの物質循環からとらえる地域循環共生の統合的研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      野中 健一, 厚 香苗, 池口 明子, 石田 卓也, 岩井 将行, 小野 映介, 小坂 康之, 崎田 誠志郎, 冨安 卓滋, 夏原 和美, 橋本 操, Mangin Alexandre, 村山 伸子, 湯澤 規子, 吉澤 樹理

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      2021年4月 - 2026年3月

      課題番号:21H04381

      配分額:41470000円 ( 直接経費:31900000円 、 間接経費:9570000円 )

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    • 在来知識を再構築し生業道具を保存活用するための統合的研究

      科学研究費助成事業 

      野中健一

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      2019年4月 - 2023年3月

      資金種別:競争的資金

      生業道具資料から引き出せる情報を自然人文社会科学諸分野から 総合的に考察し、未来に向けて活用をめざす研究枠組みを構築するものである。さらに、 これらを発展させて、知識と技能を地域の財産として次世代に保存・継承等、相続させる方 策に結びつけることができる。それを実現するために本研究では、1)物質文化研究の学史 的検討、2)収集・保存・記載情報の再検討と新たな手法の開発(プロセス、機能、ライフ ヒストリーの付加)による在来知識の収集・保存・分析の統合的な新たな研究モデルを構 築し、3)物質文化を活用した研究の発展、社会発信の活性化をめざすことを目的とする。 そして物質文化資料から引き出せる情報を、研究代表者および研究分担者が専門とする地 理学をベースとして、これまでも物質文化研究に積極的に関わってきた人類学、民俗学、 民族生物学の統合により達成する。自然人文社会科学分野から総合的に考察し、未来に向 けて活用をめざす、すなわち、知識と技能を併せ持つ在来知識の価値を見いだし、現代社 会に生かしていく意義とパースペクティブを実証的に示す研究モデルを構築する。

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    • 日本から学ぶ南アフリカの教員の専門性向上のための有用昆虫利用の在来知識活用 の研究

      科学研究費助成事業 

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      2018年4月 - 2020年3月

      資金種別:競争的資金

      本研究は、南アフリカ共和国(以下、南アフリカ)の豊かで多様な自然の中で暮らしてきた人々が蓄積してきた「在来知識」を、環境保全に留意した持続的発展のための重要なキー概念として取り上げた。とくに人々の環境の理解と生物資源利用の知識と技能に注目し、その体系の理解と次世代への継承をめざす。そのために環境教育において実践する枠組み作りと実践プログラムにより効果を検証し、その適用モデルを構築した。日本側で在来知識研究の整理と適用、南アフリカでの在来知識研究の方法と適用に関する展望と課題に基づく現地調査を双方で実施する。日本に南アフリカ側参加者を招聘し、日本で在来知識とその実践的活用をセミナーおよび共同調査、討論、両者によるプログラムの開発、実践の検証を行った。

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    • 人力小規模金採掘が農水産物に与える水銀汚染の時空間的影響評価と対策手法

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      竹中 千里, 村尾 智, 野中 健一, 池口 明子, 冨安 卓滋, 宮川 修一

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      2016年4月 - 2019年3月

      課題番号:16H05629

      配分額:16510000円 ( 直接経費:12700000円 、 間接経費:3810000円 )

      フィリピン・カマリネスノルテ州・ホセパンガニバン市において、小規模金採掘(ASGM)の精錬所で使用されるHgが、周辺環境にどの程度拡散し、人への健康リスクにつながるかについて調査を行った。毛髪調査の結果では、ASGM周辺の住民ではなく、魚を多く摂取する住民のHg濃度が高いことが明らかになり、水系/魚を通してのHg汚染のリスクが示唆された。精錬所周辺では、大気と水系を通してのHg汚染が認められ、不均一分布しており、尾鉱のシアン化処理は、水銀の拡散を助長しているが、植物への取り込み増加は認められなかった。湾周辺でのHg汚染は湾東側に偏在しており、精錬所からの懸濁態としての流入が示唆された。

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    • 宮本馨太郎が主導した民具学の学史的検討とその地域博物館および民俗学への影響

      立教大学  立教大学人文研究センター共同研究 

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      2017年7月 - 2018年3月

      資金種別:競争的資金

      博物館における民俗資料の保存活用と民具学の発展を検証した。

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    • シロアリを利用した持続的土地・資源利用の環境地理学的研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      野中 健一, 小野 映介, 竹中 千里, 池口 明子, 宮川 修一

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      2015年4月 - 2018年3月

      課題番号:15H05132

      配分額:15340000円 ( 直接経費:11800000円 、 間接経費:3540000円 )

      アフリカ南部や東南アジアの乾燥地では、シロアリのニンフ、繁殖虫および働きアリが食べられ、シロアリによって形成される塚の土は作物肥料として利用されたり、農地そのものとして使われたりしている。さらに、シロアリ塚の土は建築材料として床や壁に利用される。
      この研究では、南部アフリカの南アフリカ・ジンバブエ、東南アジアのタイ・ラオスを中心に、農耕と結びついたシロアリおよびアリ塚の多様な利用法を明らかにすること、シロアリが現地の人々にもたらす貢献・再生力と利用可能性を実証的に調査し、自然と人間の共生関係のユニークかつ新たな持続的土地利用の地域システムとして提示する。

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    • 住民の微量元素獲得から見た土地利用と環境適応の統合的研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      野中健一

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      2015年4月 - 2018年3月

      資金種別:競争的資金

      アフリカ南部や東南アジアの乾燥地では、シロアリのニンフ、繁殖虫および働きアリが食べられ、シロアリによって形成される塚の土は作物肥料として利用されたり、農地そのものとして使われたりしている。さらに、シロアリ塚の土は建築材料として床や壁に利用される。
      この研究では、南部アフリカの南アフリカ・ジンバブエ、東南アジアのタイ・ラオスを中心に、農耕と結びついたシロアリおよびアリ塚の多様な利用法を明らかにすること、シロアリが現地の人々にもたらす貢献・再生力と利用可能性を実証的に調査し、自然と人間の共生関係のユニークかつ新たな持続的土地利用の地域システムとして提示した。

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    • 旧小川原湖民俗博物館資料と宮本馨太郎より探る立教大学が民俗学に果たした役割

      立教大学  立教大学人文研究センター共同研究 

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      2016年6月 - 2017年3月

      資金種別:競争的資金

      民俗調査と博物館資料収集との関係を宮本馨太郎の仕事から明らかにした。

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    • 住民の微量元素獲得から見た土地利用と環境適応の統合的研究

      科学研究費助成事業 

      野中健一

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      2014年4月 - 2017年3月

      資金種別:競争的資金

      本研究は、野生動植物の食物摂取を通じた自然からの微量元素摂取に着目して食物獲得の場所性と土地利用および生物資源獲得の特徴を明らかにすることと、ミクロかつ総合的な対象の研究方法の確立を目的とした。現地調査では、本研究課題の主食バリエーションの違いに着目して摂取微量元素およびその獲得戦略についてすでに調査を実施してきた、コメ、サゴヤシ、についでトウモロコシおよび雑穀を主食とする人びとの食生活と食物資源の利用実態および健康状態を南部アフリカ、ラオスにて明らかにした。

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    • 熱帯の産米林農村に在来する生物の機能を活用した農業生産と資源利用との調和

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      宮川 修一, 舟橋 和夫, 竹中 千里, 土田 浩治, 竹田 晋也, 野中 健一, 齋藤 暖生, 渡辺 一生, 星川 和俊, 川窪 伸光, 小坂 康之

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      2011年4月 - 2016年3月

      課題番号:23255008

      配分額:47450000円 ( 直接経費:36500000円 、 間接経費:10950000円 )

      水田内に有用な樹木が生育する産米林では,田面の樹木数の減少の一方で畦畔への植林が進み,樹木資源の維持に重要な役割を持っていることが明らかとなった.樹種によってはイネに損害を与えることもあり適切な管理が必要である.産米林農村ではシロアリとその塚が農業と生活に貢献している.シロアリの活動と塚に生育する樹木により土壌が肥沃となる.野菜栽培に塚を一挙採掘する農村も多いがこの方法では10年内外に塚が消滅する可能性が高い.持続的利用を図る在来技術の存在が確認されたが,一部のみの掘削は塚の再生を促す効果のあることが明らかとなった.塚採掘跡地ではイネの生育不良が顕著に表れる場合があり注意が必要である.

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    • 生物地理学的視点からみた西太平洋島嶼地域の干潟文化の比較研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      李 善愛, 江上 幹幸, 池口 明子, 鰺坂 哲朗, 佐藤 慎一, 野中 健一, 藤永 豪, 川瀬 久美子, 山下 博由

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      2011年4月 - 2015年3月

      課題番号:23401005

      配分額:18590000円 ( 直接経費:14300000円 、 間接経費:4290000円 )

      本研究は、沿岸環境のうちとりわけ看過されてきた島嶼地域干潟の漁業文化形成に関わる生物に着目し、生物地理学的な観点により文化の環境適応的側面の分析手法の進展を図った。具体的には島嶼地域干潟を地形や生物相から区分し、かつ採集・漁獲対象である生物群の分布パターンとその要因を検討した。また、適応という観点から漁業技術を明らかにすることで、各地の干潟生物とその利用に関わる文化の歴史的・地理的固有性と連続性を示すことができた。これによって生物多様性が高く、かつその規模の小ささのために脆弱性も高い西太平洋島嶼地域の干潟の保全やエコツーリズムなどの持続的開発にとって有用な文化資源を提供することができた。

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    • 東日本大震災による食用野生生物資源への影響とその食文化を守るための研究

      立教大学  立教大学学術推進特別重点資金(立教SFR) 

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      2011年6月 - 2014年3月

      資金種別:競争的資金

      震災被害を受けた住民の生活変化における野生生物資源利用の課題を検証し、野外活動での放射能想定システムを構築した。

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    • 生物による地域資源形成への地理学的貢献

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      野中健一

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      2011年4月 - 2014年3月

      資金種別:競争的資金

      本研究は、生物資源の生活文化的価値付けによる地域文化資源の創出に地理学が寄与するとともに、地理学が現実社会への応用や新たな取り組みへの積極的支援できること、理論的バックボーンとして役立つ枠組みを構築することを目的とした。
      生物を生かした地域資源の活用実践を対象として、地理学の人間-環境論の視点、地域を自然・文化・社会・経済の統合的にとらえ分析する方法論を構築し、生物の文化的特質と地域生活環境との融合を図る実践的研究を実施した。1.生息環境の保全、2.文化資源の形成、3.文化価値の普及、の3点を柱に、文献研究ならびに事例研究を実施し、それらを統合して実践地理学の体系化を行った

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    • 微量元素からとらえる環境利用と文化的適応の地理学的研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

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      2010年4月 - 2014年3月

      資金種別:競争的資金

      本研究は、生物生息と人間生活とが相まって成り立つ生物資源による微量元素摂取を、総合的な視点を統合することによって、地域人間−環境系の物質循環と、それを獲得し生存してきた文化的適応を明らかにすることを目的とする。自然環境に存在する微量元素摂取の観点から、野生生物資源の食用が、どの程度、人びとの健康および環境適応に寄与しているかを明らかにする。そして、微量元素摂取をつうじた地域の自然−人間生態系の物質循環系モデルを構築し、野生生物資源の食用が大きな役割を果たすのではないかという仮説を検証する。
      野生生物資源の利用の卓越している地域を対象とし、自然条件の差異を勘案して、異なる環境社会での共通性と差異を比較検討することによって、より一般化できる概念を提示する。
      また研究方法において、地理学的な地域諸要素を結びつける方法をミクロからマクロへつなぐものとして 栄養学、人類学、環境化学、生態学の文理にわたる多分野が統合する研究として、かつ、フィールド実証型の新たな方法論を構築する。

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    • 超域文化学専攻のフィールドワーク教育の体系化−危機管理とアシスト体制づくり−

      立教大学  立教大学学術推進特別重点資金(立教SFR) 

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      2009年6月 - 2010年3月

      資金種別:競争的資金

      大学院学生にむけたフィー得るドワークの方法教授と現地調査での危機管理システムを構築した。

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    • 沿岸河口域における持続的な水産資源利用モデルの構築とアジアへの適用に関する研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

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      2007年4月 - 2010年3月

      資金種別:競争的資金

      河口域の資源と生態の持続性を総合的に研究する。

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    • 沿岸河口域における持続的な水産資源利用モデルの構築とアジアへの適用に関する研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

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      2006年4月 - 2010年3月

      資金種別:競争的資金

      日本の河口域漁業のうち、戦後大きな変化をとげたいっぽうで河口域漁業が存続してきた木曾三川河口地域を対象として、水産資源利用(漁業)を変化させてきた要因を、生命の再生産とその地形環境といった自然環境、および河川・沿岸管理の制度や沿岸の産業立地など、社会経済的な諸要因から総合的かつ実証的に明らかにする。
      そこで明らかにされた諸関係をアジア沿岸河口域に位置づけ、地域間の差異をふまえた河口域の水産資源利用とその変化の分析枠組みを構築することによって、円滑な国際環境協力の方策を探る。

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    • 海外フィールドワークにおける地理的知の還元モデルの構築

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      岡本 耕平, 池口 池口, 野中 健一, 松本 博之, 熊谷 圭知, 田和 正孝, 森本 泉

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      2008年 - 2010年

      課題番号:20320127

      配分額:17420000円 ( 直接経費:13400000円 、 間接経費:4020000円 )

      海外フィールドワークでの研究成果を現地社会にいかに還元すべきかについて、主としてラオスを事例として、現地の様々な集団への還元方法を具体的に検討した。農村に小さな博物館を開設し研究成果を展示し、村民の評価を調査した。その結果、非識字者向けの展示方法に改善すべき点があることなどが明らかとなった。大学では、最もニーズの高いGIS教育セミナーを教員に対して実施した。また、大学地理教育カリキュラムを検討した結果、現地のフィールドワークから得た成果は、様々な現象や他地域との比較の中で位置づけられるべきだということが明らかになった。

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    • 沿岸域の水環境に残る大規模公害の痕跡の解明と環境復元モデルの構築

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      朴 恵淑, 竹中 千里, 宮岡 邦任, 長屋 祐一, 金 正仁, 野中 健一, 小野 映介

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      2007年 - 2010年

      課題番号:19310154

      配分額:18330000円 ( 直接経費:14100000円 、 間接経費:4230000円 )

      対象地域における環境実態について,四日市地域および韓国・麗水地域において,大気-地表・地下水の物質移動についての検討を行った。その結果,各地域における自然環境条件が地域の環境変化を抑制する働きを持っていることが認められた。
      環境復元モデルについては韓国麗水産業団地での生態効率性指標を開発した。電力消費量、工業用水使用量及び排水排出量を環境指標とした場合,2015年には指数が2004年比で1.158となり、約15%改善されることが予測できた。

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    • 文化環境学のフィールドワーク方法論の構築

      立教大学  立教大学学術推進特別重点資金(立教SFR) 

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      2008年6月 - 2009年3月

      資金種別:競争的資金

      文化環境学で重要な手法であるのフィールドワークの方法論を検討した。

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    • 文化環境学の構築に向けた人間-環境関係の図示表現手法の開発

      立教大学  立教大学学術推進特別重点資金(立教SFR) 

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      2007年6月 - 2008年3月

      資金種別:競争的資金

      人間-環境関係を示す新たな描画図法を提案した。

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    • 「東南アジア平原地帯における複合的な資源利用とその持続的発展に関する研究」

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      野間晴雄

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      2006年4月 - 2007年3月

      資金種別:競争的資金

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    • 「沿岸河口域における持続的な水産資源利用モデルの構築とアジアへの適用に関する研究」

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

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      2006年4月 - 2007年3月

      資金種別:競争的資金

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    • 猿害対策にむけたGISと地域社会形成に関する研究

      民間財団等  福武学術文化振興財団 

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      2005年4月 - 2007年3月

      資金種別:競争的資金

      猿害防除のためのGISを活用したシステム構築とその社会活用の実証を行った。

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    • 熱帯アフリカにおける自然資源の利用に関する環境史的研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      池谷 和信, 野中 健一, 佐藤 廉也, 飯田 卓

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      2005年 - 2007年

      課題番号:17401031

      配分額:14540000円 ( 直接経費:13400000円 、 間接経費:1140000円 )

      本研究では、熱帯アフリカを対象にして自然資源の利用に関わる現状とその変遷を環境史の視点から明らかにすることを目的とする。具体的には、この地域に展開されている狩猟、採集、漁労、牧畜、農耕などの生業活動に注目することをとおして、各々の生業の資源利用のあり方とその歴史的変遷、及びそれを引き起こした要因を明らかにすることをねらいとした。
      まず過去3年間において、4名のメンバーがそれぞれ、現地調査の成果を日本アフリカ学会、日本地理学会、日本文化人類学会などで研究発表することでアフリカの環境史的研究に関わる最新の成果を示すことができた。そのなかには、ボツワナの狩猟採集民サンを対象にして植民地時代における天然痘に代表される疾病史のあり方、および出生および死亡率が大きく関与するエチオピアの焼畑農耕民マジャンギルにおける人口動態と農耕の変遷との対応関係、それにモザンビーク北部沿岸における海洋資源利用の地域生態史などの内実が現地調査の結果をふまえて詳細に報告された。また、南部アフリカで広く食用にされるモパニガの幼虫の採集活動と流通については、南アフリカでの実態およびその周辺地域における流通生産システムと市場での販売状況が明らかにされた。このように、熱帯アフリカでは現在でも自然資源に依存した生業が活発に行われており、その生業は周辺地域の商品経済と不可分に結びついているのである。
      以上のように、これまでの熱帯アフリカの各地のフィールドにおいて自然資源利用の実態が明らかにされたのであるが、アフリカ大陸における様々な生業に関与する資源利用の変遷を土地利用の変容モデルとしてまとめることは、今後の課題として残された。

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    • 資源と生態史-空間領域の占有と共有

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      秋道 智彌, 野中 健一, 梅津 千恵子, 阿部 健一, 池谷 和信, 岸上 伸啓, 神松 幸弘, 口蔵 幸雄, 陀安 一郎, 竹内 望, 高倉 浩樹

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      2002年 - 2006年

      課題番号:14083208

      配分額:60500000円 ( 直接経費:60500000円 )

      平成18年度は、海外調査を中心として、中国における資源人類学のワークショップを実施するとともに、国内で研究集会を実施し、国内での国際シンポジウムに参加して発表を行った。
      1.調査研究
      特定領域研究のまとめの年にあたるため、成果の取りまとめのために集中的な調査活動を実施した。調査地は、インド南部のタミール・ナドゥにおける津波罹災地域における土地利用と地域社会のレジリエンスに関する調査、極北カナダのイヌイット社会における海獣狩猟と資源配分に関する調査、ロシア・チュコト半島における海獣猟の調査、ラオス南部・カンボアジア・ベトナムにおける池の所有と共有に関する調査、三重県における猿害と地域社会の対応に関する調査、北海道利尻島、新潟県佐渡島における水産資源利用の歴史に関する調査、ラオス中部のビエンチャン平原における資源利用の季節変動に関する調査、バングラデッシュにおける洪水・旱魃と農地利用の変動性に関する調査などを実施した。その成果は、現在準備中の論集にデータとして活用されている。
      2.海外シンポジウム
      2-1.平成18年6月、中国雲南省の昆明にある雲南大学において、資源利用と生態史に関するシンポジウムを開催し、日本側から5名、中国側から30名が参加し、近年のグローバル化、中国の開発政策が土地利用や交易、住民の移動にどのような影響をあたえてきたかについての討論を行った。
      2-2.平成18年6月、韓国の済州島で開催された海女に関する国際シンポジウムに秋道が参加し、沿岸地域における海女の生態戦略についての口頭発表をおこなった。
      2-3.平成18年9月、中国の広西チワン族自治区の桂林市で、中国における第1回国際生態人類学研究会の設立ワークショップに参加した。日本側からは3名、中国側からは20数名が参加した。この研究会は、日中の生態人類学の交流を目的として企画され、資源人類学の成果を公表する重要な機会となった。
      3.国内研究会と国際シンポジウム
      平成18年4月、京都において共同研究会を開催し、今年度の研究計画や出版に向けての見通しについて討論を行った。また、平成18年12月には東京外国語大学で開催された国際シンポジウムでは、班代表として口頭発表を行った。
      4.研究成果
      別紙の通り、研究発表、報告集、論文として多数の成果を公表することができた。また、中国、韓国など海外においても生態史に関連するシンポジウムなどで研究交流を達成することができた。

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    • 南部アフリカにおける昆虫利用の文化地理学的研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      野中健一

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      2001年4月 - 2003年4月

      資金種別:競争的資金

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    • 東・南シナ海の沿岸域における水産資源の利用とそれをめぐめ民族ネットワークの研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      田和 正孝, 秋道 智彌, 野中 健一, 篠原 秀一, 飯田 卓, 後藤 明

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      2001年 - 2002年

      課題番号:13480018

      配分額:9100000円 ( 直接経費:9100000円 )

      今回の調査研究では、環日本海、東・南シナ海の沿岸域(韓国・中国・台湾の東アジア諸国ならびに東南アジア諸国)において、水産資源の利用と管理についての具体的な一次資料を収集することを第一の目的とした。また、商業的漁業とともに小規模漁業が卓越する本地域においては、水産物をめぐってくりひろげられる様々な流通機構が存在する。どのような水産物が、いかにして集荷され、そこにどのようなネットワークが形成されているのか、その状況を、フィールドワークを通じて解明することが第二の目的であった。水産資源の利用と管理に関するコンフリクトやポリティックスが世界的な問題となっている。資源の枯渇に対して、いかなる知識を集積し、それにもとづいていかなる制度を確立してゆくか、自然環境に十分に配慮した持続的な資源利用と開発が図れるのかなど、課題は山積している。田和は、以上のことをふまえて、沿岸域における漁場利用と資源管理を地理学的アプローチによって明らかにしようとした。秋道も同様の問題意識から資源管理の方法論的課題を解明するとともに、グローバル化してきている水産物流通に内在する民族のかかわり方を「エスノネットワーク」とよび、その詳細を把握しようとした。篠原は、国際化する水産物流通を従来の経済地理学的なアプローチとともに文化地理学的なアプローチから解明しようとした。広域的調査と定点観測を組み合わせた調査方法の確立が意図された。野中は、文化地理学的視点から海岸小動物の利用と流通について調査を実施した。ローカルな海洋資源利用ではどのようなものがいかにして獲得されているのか。これはこれまであまり顧みられることのなかった研究の必要性を提起しようとしたものでもある。流通機構の解明が進めば、それは篠原の研究と関連性をもつし、また、後藤がこれまで続けてきた伝統産業としての海洋資源加工の実態に関する文化人類学的調査研究、さらには後藤自身が確立しようとする民俗漁業学的研究とも大いに関連しよう。飯田は、人間-環境関係に注目しながら、小規模漁村における生活様式と水産物利用を生態人類学的視点から把握することにつとめた。調査方法論の精緻化も目論まれた。

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    • メコン河集水域における自然と文化の相互関係にかんする生態史的総合研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      赤木 攻, 藤原 佐知子(武田 佐知子), 五條堀 孝, 秋道 智彌, 野中 健一, 高井 康弘, 林 行夫

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      1999年 - 2001年

      課題番号:11691019

      配分額:13910000円 ( 直接経費:12800000円 、 間接経費:1110000円 )

      本科研は平成11年度から平成13年度にかけて中国、ミャンマー、ラオス、タイ、ベトナム各国のメコン河集水域において行われたフィールドワークに基づく学際的研究である。その目的は各地における住民とメコン河との生態学的、遺伝的、社会文化的、歴史的な関わりを地域の環境史として異なる領域から総合的に明らかにすることである。
      報告書では高井はタイ北部と東北部における牛・水牛の肉食志向の変容を取り上げ、その社会的意味を探っている。野中は自然資源の一つである昆虫の食用を調査した。秋道は鶏の家禽化を取り上げ、それが必ずしも単純ではなく、自然界と人間界の複雑な交流の中に見出されると論じている。武田は「民族衣装」を問題とし、「民族衣装」そのものの存在に疑いをかけている。深尾は雲南省シーサバンナの盆地世界を中心としたゴム栽培の導入がいかに環境を変えてしまったかを丹念に追っている。
      本研究は前述の目的どおり、メコン河流城の自然と文化の関わりについて、遺伝学や動植物利用、民族間の住み分けや共同、さらに服飾や社会構造などの文化・社会的面などから総合的な調査を行うことができた。これにより、複数の国家にまたがる河川が今後どのように共同利用され、管理されうるのか、さらには国境で分かつことのできない環境問題解決の一つの糸口を得ることができたと考える。
      中国雲南省での委託調査については、調査報告書の原稿がまとまり、日本および中国で出版される予定である。

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    • 東南アジアの湿地帯における資源と経済-開発と保全の生態史的研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      秋道 智彌, 須田 一弘, 山尾 政博, 後藤 明, 田和 正孝, 口蔵 幸雄, 野中 健一

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      1998年 - 2000年

      課題番号:10041051

      配分額:14900000円 ( 直接経費:14900000円 )

      本研究の対象とする東南アジア大陸部の低湿地は,サンゴ礁,マングローブ,低地林,汽水域から河川・熱帯湖沼を含み,地域住民だけでなく政府や企業によりさまざまな形で利用されてきた。本研究を通じて,(1)湿地における天然資源が、採集狩猟民から漁撈民,農耕民,半農半漁民を含むさまざまな民族集団によって開発・利用されてきたこと,(2)歴史的に資源の利用形態が過去100年の間に大きく変容してきたこと,(3)資源の利用形態は,自給目的の場合から地域市場,域内市場,域外市場,グローバル市場まで多重的な流通機構を媒介する場合までを含むこと,(4)天然資源の管理手法において,従来の国家による上からの規制にくわえて,共同体基盤型の管理方法だけでなく,政府と共同体による共同管理(co-management)が90年代以降に新しく実施されてきたことを明らかにした。注目すべきは,河川・湖沼域から汽水域,沿岸域における資源利用が,(1)ほぼ同様な商品化過程を経過してきたこと,(2)各水域ごとに独自の変容過程を経てきたこと,(3)各水域間の対立が増加してきたことを挙げることが出来る。メコン河集水域では,ダム開発・森林伐採などをめぐる環境問題が深刻化してきた。ベトナム沿岸とタイ南部の海水・汽水域の湿地では,多様な底生小動物群集を採捕する小規模な活動が,エビ養殖池やスズ鉱山開発、農地・工業用地への転換などを通じて,衰退ないし単純化する変化が生じてきた。タイや、マラッカ海峡域の沿岸部では、底生の小型・中型動物群集を漁獲する漁撈が漁船の近代化、漁獲物の商品化、グローバル化により漁獲努力量の増加により,資源自体の枯渇と漁業紛争の激化を招いている。淡水域,汽水域,沿岸域を含む総合的な観点からの生態学的な資源管理(=eco-management)を進めることが急務であることを明らかにした。

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    • カラハリ採集狩猟民の空間利用と認知に関する研究−データベース構築と分析−

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      野中健一

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      1996年4月 - 1997年3月

      資金種別:競争的資金

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    • 東南アジア大陸部における農業の変貌

      民間財団等  石田財団 

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      1995年4月 - 1997年3月

      資金種別:競争的資金

      タイ・ラオスの農村地域の農業・社会変化と生業活動、環境変化を明らかにした。

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    • カラハリ砂漠とその植生移行帯における民族多様生に関する生態人類学的研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      田中 二郎, ビーゼリー メガン, 大野 仁美, 中川 裕, 大崎 雅一, 菅原 和孝, 野中 健一, 太田 至, 早木 薫, 池谷 和信, 早木 仁成

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      1995年 - 1997年

      課題番号:07041012

      配分額:38000000円 ( 直接経費:38000000円 )

      1.生活史に刻印された変容の歴史、定住化に伴う産業の変遷、畑の請負い耕作やヤギの委託の変化、および、グイ語、ガナ語と隣接諸言語との接触史に関する資料の収集などにより、狩猟採集民サンとカラハリ族をはじめとする近隣農牧民の交渉史、共生関係の動態が明らかにされた。
      2.サンの年長男性の生活史を収集・分析し、過去の狩猟活動、婚外性関係、成人式、農牧民より取り入れた呪術的観念等の詳細が明らかにされた。
      3.サンの食用および物質分化としての昆虫利用を調査し、とくに昆虫食が食生活に占める質的重要性を明らかにした。さらに、哺乳類、取類、爬虫類を含む動物の形状や行動に関する精密な認知が予見、凶兆、習性や形態の起源神話といった象徴的解釈と密接に相関していることを明らかにした。
      4.グイ語とガナ語の言語構造と語彙に関する記述を精密化し、正書法を提案した。
      5.過去30年間に及ぶ人口調査のデータを用いて、サンの人口動態を解明した。
      6.サンとカラハリの儀礼の比較分析から、サンはいくつかの要素をカラハリからとりいれてきたにもかかわらず、呪術的要素は伴わなかったことを明らかにした。
      7.子供の言語・身体発達と社会化の過程を、狩猟採集の衰退、平等主義の変容、学校教育の導入など「近代化」の諸問題との関連において明らかにした。
      8.カラハリ砂漠の辺縁部植生移行帯では、ジャケツイバラ科落葉喬木モパネは家畜の飼料、物質文化として重要なばかりでなく、宗教儀礼などにおいても重要な象徴的役割をもつことが明らかにされ、さらに、この土地の利用権をめぐる民族間の争いがアイデンティティーの問題との関連で生起し、総選挙など国家レベルでの問題にも深く関わっていることが明らかになった。
      9.平成9年度には、ボツワナ政府主導のサンの移住という歴史的な事件が発生し、これに伴う諸問題の解明が急がれたが、多くは将来の課題となった。

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    • 東南アジアの海域世界における環境利用とその現代的変容の研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      秋道 智彌, 須田 一弘, 野中 健一, 田和 正孝, 崎山 理, 後藤 明, 口蔵 幸雄, MANTJORO E., MASINAMBOW E

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      1994年 - 1996年

      課題番号:06041127

      配分額:16700000円 ( 直接経費:16700000円 )

      本研究は、インドネシア国東部における調査から、天然更新資源の利用と資源管理について近年における変容過程を明らかにすることを目的としている。
      3年間にわたる調査は、LIPI(インドネシア科学院)による調査許可を取得して、毎年6-7名の調査者によって実施された。
      主要な調査地は、スラウェシ島(およびその周辺の離島)、ハルマヘラ島、バチャン島、アンボン島、セラム島、マレ(ティドレ)島などである。これらの島じまのなかには、小規模なサンゴ礁島から大規模な火山島までが含まれている。環境条件のことなった地域においてどのような天然資源が利用されてきたかを明らかにするために、サンゴ礁、マングローブ、サゴヤシ地帯、熱帯雨林を選んだ。サンゴ礁としては、スラウェシ島南西部のウジュンパンダン沖のコディガレン島、北スラウェシのメナド沖のナイン島、中部スラウェシ島のバンガイ諸島である。マングローブ地帯は、北スラウェシ周辺とブナケン島、中部スラウェシのルウクなどである。サゴヤシ地帯としては、バチャン島、ハルマヘラ島、セラム島などを選んだ。熱帯雨林地帯としてはセラム島と中部スラウェシを選定した。
      調査にさいしては、資源利用に関するリストの作成、自給用の資源、商業用の資源およびその両者における使い分けに注目した。また資源獲得のための空間利用と時間配分について面接、直接観察によってさまざまな資料をあつめた。昆虫についてはとくに標本を採集し、のちの同定用とした。
      調査にかかわる集団としては、バジャウ、ブギス、マカッサル、ゴロンタロ、バンガイ、オラン・ワナ(スラウェシ島)、ティドレ、カオ(ハルマヘラ島)、バジャウ(バンガイ諸島とバチャン島)、ヌアウル(セラム島)などである。
      とくに商業用の資源利用については水産資源と森林資源に着目した。前者のなかには、ナマコ、フカひれ、高瀬貝、真珠貝、小型のイカ、アジなどとともに、ハタ科、ナポレオンの活魚、鑑賞用の熱帯魚をめぐる生産と流通について興味ある事例を得た。また90年代からはナイン島で海藻の養殖が開始され、デンマークへの輸出品とされる。
      後者の熱帯森林産物としては、ロタン、シナモン、ハチミツ、樹脂などがあり、なかでもロタンは重要な現金源であり、スラウェシ島の山岳地帯ではオラン・ワナや入植者であるバリ、ジャワ人によって採集され、華人やブギス人の商人を通じて取り引きされる。このような流通機構の中では、生産者であるバジャウとそれを第一次的に購入する仲買人であるブギス、それを買う別のブギス、ないしは華人、さらにそれを買う別のブギスや華人がおり、複雑なネットワークを形成している。これを調査の過程で議論した結果、エスノ・ネットワークとして規定することにした。そして、さまざまな事例ごとにどのような特徴のあるネットワークが形成されてきたかを地域やグローバルエコノミーとの体系のなかで調査をおこなった。
      活魚や熱帯鑑賞魚の輸送には香港からの買いつけ用の活魚船だけでなく、ウジュンパンダンやデンパサール(バリ島)経由で輸送される。こうした80-90年代以降の新しい水産品の受容に応じて東部インドネシアでは開発と保護、資源の適正利用についての議論がなされている。
      マングローブ林の保護と利用、観光地における資源保護と生活問題、移民による開発と地元民との対立構想など、資源利用をめぐる矛盾が露呈している。
      東部インドネシアではサシとよばれる資源利用規制の慣行があり注目を集めている。ただし、調査によると、共同体内部の問題としてはすぐれた機能をもつといえるが、村落間での紛争や入植者や入漁者とのいざこざには有効ではない。こうした場合に、裁判所や地方政府など公的な機関による調停や調整が必要である。とくに共有とされる海や森林の資源利用をめぐっては、詳細な事例をあつめることによってより地域に根ざした環境利用モデルを策定することが急務である。
      以上のように、現代における環境利用の研究には、地域ごとに詳細な生態学的、人類学的庵観点からの情報収集と研究が不可欠である。

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    • 変容するカラハリ狩猟探集民サンの生態と社会に関する人類学的研究

      日本学術振興会  科学研究費助成事業 

      菅原 和孝, ダッタ A., 野中 健一, 大野 仁美, 中川 裕, 池谷 和信, 大崎 雅一, 田中 二郎, 伊谷 純一郎, ダッタ A

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      1992年 - 1994年

      課題番号:04041059

      配分額:30500000円 ( 直接経費:30500000円 )

      平成4年度には、定住地における居住様式と婚姻関係の変化を分析し、周辺環境の破壊に伴う集団の分散傾向を明らかにした。さらに壮年期・青年期の男女多数が賃労働に携わることにより、現金経済の浸透が進み、伝統的な社会関係に大きな影響を及ぼしていることが判明した。学校制度の導入によりサンの多くの児童・青年が小学校を経て、近隣の中・高校にまで進学しつつあり、彼らを通じて流入する近代的価値と平等的な規範との相克が顕著になっていることがわかった。日常会話の分析からは、このような状況下での社会的葛藤の諸相が明らかになった。また広範なインタビューにより、個々人の名づけの由来となったエピソードを多数集積し、個人名が共同的な記憶装置としての役割をになっていることを明らかにした。さらに、食物規制の分析から、顕著な男女差と個人的な変異性の高さとがうかびあがり、狩猟採集文化の基盤にある自然認識の一端を把握することができた。言語学的な調査としては、グイ方言、ガナ方言の基礎語彙約2000語を採取して音声学的な観察と分析を行ない両方言の音韻組織の概略を明らかにした。また基本文型の収集と分類によって統辞研究の基礎資料を整備した。生業については、ヤギ牧畜の進展と、それに伴う社会関係の再編が観察された。また乾燥地に適応した在来の野生植物数種をサンの協力を得て実験的に栽培したが、雨量の不足と隊員帰国後の管理の不十分さのため、成功には至らなかった。
      平成5年度には、人口学的資料の収集と分析を行ない、定住化以降の出産率の増大と幼児死亡率の低下を確証した。生業については、定住村落以外の近隣地域の比較調査から、広域にわたる家畜の貸借関係を分析し、狩猟採集と混合した牧畜活動の様相を解明した。さらに雨季における農業活動の観察から、労働投下量と収穫量の概略を把握するとともに、栽培品種の多様性と乾燥への適応性を解析した。また昆虫類の名称と標本を多数収集しその認知体系を明らかにするとともに、採取・調理活動を克明に観察し、昆虫食の生態学的な意義を解明した。日常会話の分析からは、相手に依頼や要求をするときのロジックや戦略が言語行為論の視座から明らかになった。言語学的な調査では、グイ・ガナ両方言の文法記述に不可欠な形態論・統語論の基礎資料を集積するとともに、狩猟文化に特徴的な動物に関わる特殊語彙を採集した。また歌や韻文といった言語芸術を記録し、音韻論的・音声学的な解析を行なった。さらに親族名称の体系を言語学的に明らかにし、婚姻・譲渡・行動規範などとの関わりを解明した。ナミビアでの広域調査の比較からは、カラハリ砂漠の鳥類相の特性が明らかになるとともに、鳥類の認識に関わるサンの特質が明確になった。なお、ボツワナ大学のスタッフは現地調査をふまえて独立以前の歴史資料を分析し、バントゥ系農牧民とサンとの接触の特徴を明らかにした。研究代表者はロンドンにおいて、植民地時代の関連資料を検索・収集した。
      平成6年度には、人口学的資料をさらに充実させた。定住化がサンの人口動態全般に及ぼした影響を明らかにすべく、統計的解析を続行中である。また、ナミビアのサンの自治・開発方式との比較調査にもとづき、定住化にともなう生業生態、および社会=経済関係の再編成を総合的に解明した。さらにこれまで蓄積された日常会話の資料を生活史に関する語りの資料で補完し、さまざまな言語行為を語用論的に分析し、平等主義を支える意思決定の機構を明らかにした。言語学的な調査では、グイ方言とガナ方言を歴史言語学・社会言語学の視点から分析し、両方言の祖語の再構成を試みるとともに、これまでに蓄積された語彙・文法資料を再検討し、包括的な辞書の編纂を進めている。また幼児の言語獲得と二言語使用の様態を発達言語学的な観点から分析した。さらに、北部・南部サン語の資料を豊富に蓄積しているドイツと英国において資料の比較調査を行ない当該分野の専門家と討議した。民族動物学的な調査としては、昆虫をはじめとする小動物の認識と利用を体系的に分析し、雑食文化に基礎をおいた自然観を解明した。また女性の人類学の視野から女性のコミュニケーションの特質を明らかにするとともに、生活史の聞きとりを行ない、とくに初潮儀礼にかかわる精緻な文化装置系を解明した。ボツワナ大学のスタッフは現地調査をふまえ、独立後から現代に至る政府のサン政策の変遷過程を解明した。

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    • Ethno-entomology

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    • Geographical Study on the Use of Diversified Environments

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    • 民族昆虫学

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    • 環境利用に関する地理学的研究

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    • 生物資源の文化生態学的研究

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    • eco-cultural study of bie-resources

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    社会貢献活動

    • 日本における猿害対策と地域社会づくり

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    • 東南アジア、南部アフリカにおける生物多様性利用のフィールドワーク

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